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− | : | + | :英語に次いで世界で二番目に普及しているとされる言語。ロボット作品ではドイツ語が定番化してきた頃から徐々に使用率が増えている。スパロボでは『[[スーパーロボット大戦D|D]]』より登場する「[[エール・シュヴァリアー]]」、「[[ブランシュネージュ]]」などがフランス語由来である。 |
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− | : | + | :現在のイタリアを中心として使用されている言語。ジョークで揶揄されるように、あまり強力な「軍」としてのイメージはないためか使用率はさほど高くない。スパロボでは『D』より登場する「[[ストレーガ]]」、『OG』の「[[ジガンスクード]]」などがイタリア語由来である。 |
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− | : | + | :古代ローマ時代に使用されていた言語であり、現在では日常会話ではほとんど使われていない学術専門言語である。その由来の古さから、歴史をイメージさせる際に使用されることがある。スパロボでは『D』より登場する[[ルイーナ]]所属の機体・武器・人物名として使用されている。版権作品では『[[勇者王ガオガイガー]]』に出てくる浄化の呪文がラテン語である。また、黄道12星座の名称はラテン語を由来としている。 |
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− | : | + | :現実世界をモチーフとする作品では「軍」のイメージとしてソ連やロシアが存在することがあり、機体・人物名として使用される。また、その背景上リアル系であることが多い。スパロボでは「[[ツェントル・プロジェクト]]」関連で使用されている。AAや顔文字でお馴染みのДはキリル文字(ロシア文字)である。 |
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− | : | + | :「ギリシア語」とも呼ばれ、インドやヨーロッパで古くから使用されている言語である。ラテン語同様、歴史をイメージさせる際に使用されることがある。スパロボでは『[[スーパーロボット大戦W|W]]』に登場する「[[ザ・データベース]]」の機体名で用いられる。また、様々な作品で使用されるα、β、γなどはギリシャ文字である。 |
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− | : | + | :古代のヘブライ人の言葉、旧約聖書などを記した。長らく使われなかったが現代では再構成された物がイスラエルで使われている。スパロボでは[[ゼ・バルマリィ帝国|バルマー帝国]]関係や[[巨人族]]の機体・用語に用いられている。 |
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+ | :話者の数で言えば最も多いかもしれない言語。ロボット作品にも古代中国のイメージであったり、ロシア同様「軍」のイメージであったりなどで散発的に登場することがある。スパロボでは「[[超機人]]」が古代中国をモチーフとしている。また、中国人として[[ホワン・ヤンロン]]、ハーフとして[[リオ・メイロン]]など中国系の人物が登場しており、中国語の名前がつけられている。 | ||
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+ | :19世紀代に言語学者のルドヴィコ・ザメンホフにより考案された人工言語。スパロボでは「[[クレディオ]]」関連で使用されている。 | ||
+ | :版権作品でもしばしば使用例があり、『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[TERRA]]の正式名称がエスペラント語の言葉で、[[地球連合]]の公用語としても採用されている設定。『[[宇宙戦士バルディオス]]』の小説版(コバルト文庫版)ではネオ・エスペラント語が地球人の公用語になっている設定で、[[S-1星|S-1星人]]である[[マリン・レイガン|マリン]]が地球側の公用語を喋っていた事が終盤の伏線となっている。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *スパロボに限らず版権作品においても、様々な国籍・人種、それどころか[[異星人]]や[[異世界]]人の混在する作品中において、'''作中の人物達がどんな言語で会話しているのか'''は気にしてはいけない。どう考えても母国語以外を話せなさそうなキャラクターが外国籍の人物と流暢に会話できるのは、プレイヤーや視聴者に対する配慮、あるいは製作上の労力の軽減などの「'''大人の事情'''」というやつである。 | |
+ | **ただし、中にはリアリティーの重視や作劇上でなんらかの意図があって、あえて外国語を使用(あるいは[[タップ・オセアノ|台詞中で自分達は日本語以外の言語を話していることを示す]]など)したり、架空の言語を考案してキャラクターに喋らせたりするケースも少なからず見られる。後者はスパロボに参戦している作品では[[マクロスシリーズ]]の[[ゼントラーディ]]語が代表例として挙げられる。 | ||
+ | **また、ファンタジー作品では「何らかの不思議な力が働いて、違う言語の話者同士でも問題なく会話で意思疎通ができる」と設定されている場合も存在し、『[[聖戦士ダンバイン]]』や[[魔装機神シリーズ]]がそれにあたる。 | ||
+ | **一部のスパロボでは異星人との会話に翻訳機を用いていることが示されている。作品によっては翻訳機が地球製の場合もあるので、地球人同士でも普段から翻訳機を用いている可能性も考えられる。 | ||
+ | **他にも、外国語を日本語で表現していることを前提に、逆に外国語が不自由である日本人キャラが片言の日本語を話している作品や、関西弁や九州弁などの「方言」を用いることで英語における「訛り」を表現するなど、クリエイターによる創意工夫も行われている。 | ||
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2023年8月22日 (火) 13:27時点における最新版
- スパロボで用いられている言語について取り上げる。
- 各項目内では、主にスパロボで用いられている各種の言葉の出典である原語の列挙を中心とする。
リスト[編集 | ソースを編集]
- 日本語
- ご存じ日本の言葉。ゲーム上では当然だが日本語で表記・発音されることや、研究所などが日本に集中していることもあって、スパロボでも使用率は大変高い。日系人のキャラクターが日本語を使っている、あるいは使えるのかは不明。
- 英語
- 現実世界では世界で最も普及していると言われる言語。ロボット作品でもほとんどのネーミングは英語に沿った発音やスペリングがされていると言っても過言ではない。宇宙世紀世界では、英語を改良した「世界標準語」があることが明らかになっている。地球連邦が普及させたのだろう。
- ドイツ語
- スパロボではゲシュペンスト時代からネーミングに用いられており、OG世界の機動兵器の多くがドイツ語で命名される傾向にある。日本人の好みに合う語感の言葉が多いため他のロボット作品でもよくネーミングに用いられており、リアル系に多い。また無限のリヴァイアスの地球ではドイツ語が宇宙分野でよく使われているらしく、艦名や施設名はほぼドイツ語である。
- フランス語
- 英語に次いで世界で二番目に普及しているとされる言語。ロボット作品ではドイツ語が定番化してきた頃から徐々に使用率が増えている。スパロボでは『D』より登場する「エール・シュヴァリアー」、「ブランシュネージュ」などがフランス語由来である。
- イタリア語
- 現在のイタリアを中心として使用されている言語。ジョークで揶揄されるように、あまり強力な「軍」としてのイメージはないためか使用率はさほど高くない。スパロボでは『D』より登場する「ストレーガ」、『OG』の「ジガンスクード」などがイタリア語由来である。
- スペイン語
- スペインを中心とする地域で使用されている言語であり、英語、フランス語、アラビア語についで4番目に普及しているとされる。スパロボでは『D』より登場する「ガナドゥール」などがスペイン語由来である。
- ラテン語
- 古代ローマ時代に使用されていた言語であり、現在では日常会話ではほとんど使われていない学術専門言語である。その由来の古さから、歴史をイメージさせる際に使用されることがある。スパロボでは『D』より登場するルイーナ所属の機体・武器・人物名として使用されている。版権作品では『勇者王ガオガイガー』に出てくる浄化の呪文がラテン語である。また、黄道12星座の名称はラテン語を由来としている。
- ロシア語
- 現実世界をモチーフとする作品では「軍」のイメージとしてソ連やロシアが存在することがあり、機体・人物名として使用される。また、その背景上リアル系であることが多い。スパロボでは「ツェントル・プロジェクト」関連で使用されている。AAや顔文字でお馴染みのДはキリル文字(ロシア文字)である。
- ギリシャ語
- 「ギリシア語」とも呼ばれ、インドやヨーロッパで古くから使用されている言語である。ラテン語同様、歴史をイメージさせる際に使用されることがある。スパロボでは『W』に登場する「ザ・データベース」の機体名で用いられる。また、様々な作品で使用されるα、β、γなどはギリシャ文字である。
- ヘブライ語
- 古代のヘブライ人の言葉、旧約聖書などを記した。長らく使われなかったが現代では再構成された物がイスラエルで使われている。スパロボではバルマー帝国関係や巨人族の機体・用語に用いられている。
- 中国語
- 話者の数で言えば最も多いかもしれない言語。ロボット作品にも古代中国のイメージであったり、ロシア同様「軍」のイメージであったりなどで散発的に登場することがある。スパロボでは「超機人」が古代中国をモチーフとしている。また、中国人としてホワン・ヤンロン、ハーフとしてリオ・メイロンなど中国系の人物が登場しており、中国語の名前がつけられている。
- エスペラント語
- 19世紀代に言語学者のルドヴィコ・ザメンホフにより考案された人工言語。スパロボでは「クレディオ」関連で使用されている。
- 版権作品でもしばしば使用例があり、『ラーゼフォン』のTERRAの正式名称がエスペラント語の言葉で、地球連合の公用語としても採用されている設定。『宇宙戦士バルディオス』の小説版(コバルト文庫版)ではネオ・エスペラント語が地球人の公用語になっている設定で、S-1星人であるマリンが地球側の公用語を喋っていた事が終盤の伏線となっている。
余談[編集 | ソースを編集]
- スパロボに限らず版権作品においても、様々な国籍・人種、それどころか異星人や異世界人の混在する作品中において、作中の人物達がどんな言語で会話しているのかは気にしてはいけない。どう考えても母国語以外を話せなさそうなキャラクターが外国籍の人物と流暢に会話できるのは、プレイヤーや視聴者に対する配慮、あるいは製作上の労力の軽減などの「大人の事情」というやつである。
- ただし、中にはリアリティーの重視や作劇上でなんらかの意図があって、あえて外国語を使用(あるいは台詞中で自分達は日本語以外の言語を話していることを示すなど)したり、架空の言語を考案してキャラクターに喋らせたりするケースも少なからず見られる。後者はスパロボに参戦している作品ではマクロスシリーズのゼントラーディ語が代表例として挙げられる。
- また、ファンタジー作品では「何らかの不思議な力が働いて、違う言語の話者同士でも問題なく会話で意思疎通ができる」と設定されている場合も存在し、『聖戦士ダンバイン』や魔装機神シリーズがそれにあたる。
- 一部のスパロボでは異星人との会話に翻訳機を用いていることが示されている。作品によっては翻訳機が地球製の場合もあるので、地球人同士でも普段から翻訳機を用いている可能性も考えられる。
- 他にも、外国語を日本語で表現していることを前提に、逆に外国語が不自由である日本人キャラが片言の日本語を話している作品や、関西弁や九州弁などの「方言」を用いることで英語における「訛り」を表現するなど、クリエイターによる創意工夫も行われている。