「V-MAX」の版間の差分

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V-MAX発動時には、特殊フィールド(強電磁界とLCMパウダーによる一種の[[バリア]]のようなもの)が発生して機体を守っている。その為、実際には非常戦闘もしくは高速戦闘に使用されることが多い。しかし、V-MAX終了時には、機体の冷却の為に各部ハッチが開き、数分間に渡ってシステムがダウンしてしまう。
 
V-MAX発動時には、特殊フィールド(強電磁界とLCMパウダーによる一種の[[バリア]]のようなもの)が発生して機体を守っている。その為、実際には非常戦闘もしくは高速戦闘に使用されることが多い。しかし、V-MAX終了時には、機体の冷却の為に各部ハッチが開き、数分間に渡ってシステムがダウンしてしまう。
  
ゲームの影響でV-MAX=体当たりの印象が強いが、ナックルショットや腕部クローなど格闘をする事は多いものの、劇中ではそれほど体当たり攻撃を多用してはいない。また原作では機体のみならず人間を守る(保護対象者の周りに機体保護時と同じバリアを付与させる)用途で使用された事もある。
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ゲームの影響でV-MAX=体当たりの印象が強いが、ナックルショットや腕部クローなど格闘をする事は多いものの、劇中ではそれほど体当たり攻撃を多用してはいない。
  
== SRWシリーズにおける扱い ==
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また原作では機体のみならず人間を守る(保護対象者の周りに機体保護時と同じバリアを付与させる)用途で使用された事もある。V-MAXは上記の通りの成分と性能であるが人体に害は全く無いようで、レイズナーが何度も横切ることで重ね掛けも可能。高所から落ちている[[アンナ・ステファニー|アンナ]]にV-MAXのバリアを付与させた時には[[死鬼隊]]のMFのレーザードライフル一斉発射を完全に防ぎきり、さらに落下速度を軽減、衝撃も少なくし無傷でル・カインの前までたどり着かせた。
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なお本来の用途は「緊急脱出システム」の枕詞が示すように、'''危なくなった時に発動し、目の前の障害を破壊しながら安全圏まで全速力で逃げるためのシステムである。'''
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本来は第二世代型SPTの標準装備として開発され、レイズナーに試作型が搭載されたのだが、超高速化に伴うパイロットへの負担の問題(37話でのDr.ニゾンの談によれば'''「テストパイロットは5人が死亡し、搭乗訓練だけで7人が死んだ」'''とのこと)が解決しきれておらず、量産のめどは立っていない。
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== SRWでの扱い ==
 
原作のような時間制限があるのは初出の『新』並びに『スペシャルディスク』だけで、基本的には[[スーパーモード]]のような機体能力の向上効果になっている。
 
原作のような時間制限があるのは初出の『新』並びに『スペシャルディスク』だけで、基本的には[[スーパーモード]]のような機体能力の向上効果になっている。
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
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;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
:今回は機体能力ではなく武装「V-MAX」の武器特性となっており、使用時に防御・回避の双方を向上させる。
 
:今回は機体能力ではなく武装「V-MAX」の武器特性となっており、使用時に防御・回避の双方を向上させる。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:武装扱い。レイズナーおよびニューレイズナーのSSR必殺技ユニットパーツとして実装され、後者には[[マップ兵器]]版も存在する。
  
 
== 主なユニット ==
 
== 主なユニット ==
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:V-MAX発動時は殆ど無敵だが、レイズナーに隠されたもう一つの思考回路「[[フォロン]]」がこれを発動する権限を握っていた。
 
:V-MAX発動時は殆ど無敵だが、レイズナーに隠されたもう一つの思考回路「[[フォロン]]」がこれを発動する権限を握っていた。
 
:その圧倒的パワーを初めて目の当たりにした[[アンナ・ステファニー]]は「'''レイズナーに魔物が憑いたような'''」と評している。
 
:その圧倒的パワーを初めて目の当たりにした[[アンナ・ステファニー]]は「'''レイズナーに魔物が憑いたような'''」と評している。
;[[強化型レイズナー]]
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;[[ニューレイズナー]]
 
:機動性の向上に合わせてV-MAXの限界出力も上昇しており、強化前を上回るパワーを発揮する。
 
:機動性の向上に合わせてV-MAXの限界出力も上昇しており、強化前を上回るパワーを発揮する。
 
;[[レイズナーMk-II]]
 
;[[レイズナーMk-II]]
:'''V-MAXIMUM'''を搭載。レイズナー系統のV-MAXで最も高い出力を発揮可能とされる。
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:段階式V-MAX(モードI、モードII)及びその最高段階「モードIII」である'''V-MAXIMUM'''を搭載。レイズナー系統のV-MAXで最も高い出力を発揮可能とされる。
 
;[[ザカール]]
 
;[[ザカール]]
:レイズナーを基に開発されているためV-MAXを標準装備している他、特殊な強化剤を加えることで従来より15%以上出力を増した'''V-MAXレッドパワー'''を実装した。
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:レイズナーを基に開発されているためV-MAXを標準装備している他、特殊な強化剤を加えることで従来より15%以上出力を増した'''V-MAXレッドパワー'''を実装しておりある意味Mk-II同様に「段階式V-MAX」を採用した機体でもある。
 
;[[ガッシュラン]]
 
;[[ガッシュラン]]
 
:外装型V-MAXを与えられ善戦するも、レイズナーとの相討ちを狙うDr.ニゾンの奸計に陥れられ自爆する。
 
:外装型V-MAXを与えられ善戦するも、レイズナーとの相討ちを狙うDr.ニゾンの奸計に陥れられ自爆する。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*同時期にヤマハからほぼ同名のバイク・VMAXが発売されており、それがネーミングの由来と思われがちだが、SF小説『戦闘妖精・雪風』に登場する同名のシステムが実際のモチーフとされる。
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*同時期にヤマハからほぼ同名のバイク・VMAXが発売されており、それがネーミングの由来と思われがちだが、SF小説『戦闘妖精・雪風』に登場する同名のシステムが実際のモチーフとされる。この作品における主役機『雪風』は正体不明の異星体との戦争において確実に偵察記録を持ち帰る事を求められている最強の戦闘偵察機であり、V-MAXはあらゆるリミッターを解除した限界駆動状態を指していた。
*スクウェア・エニックスが発売したRPG『サガ・フロンティア』にてV-MAXという直接すぎるコマンドがある。これを使用すると3ターンの間だけ超強化され、必殺技として体当たりも可能。3ターンで効果が終了し全パラメーターが下がる所まで再現されている。
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*スクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したRPG『サガ・フロンティア』にてV-MAXという直球すぎるコマンドがある。これを使用すると4ターンの間だけ超強化され、必殺技として「コズミックレイヴ」という体当たりも可能(ちなみにもう一つの必殺技は「[[重戦機エルガイム|スターライトシャワー]]」)。4ターンで効果が終了し全パラメーターが下がる所まで再現されている。
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*現実にも一部の戦闘機にVMAXスイッチが設けられているようである。ただしこちらと違い劇的な効果があるわけではなく、F-15だと推力の上昇はわずか4%で、一度の使用で持続時間は6分。その引き換えに使用したら必ずエンジンの内視鏡検査を行う、60分使用ごとにエンジンの全整備の必要があるなど、(現実世界では)デメリットが激しく、機体マニュアルにも'''Vmaxスイッチの使用を禁ず。'''と1行目から書いてあるレベルである。
  
 
[[Category:戦略・戦術兵器]]
 
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[[Category:特殊能力]]
 
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[[Category:蒼き流星SPTレイズナー]]
 
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2024年8月13日 (火) 20:06時点における最新版

V-MAX(ブイ・マックス)とは、『蒼き流星SPTレイズナー』に登場するシステム。

概要[編集 | ソースを編集]

あらゆる事態に対処出来る緊急脱出システム。機体とパイロットの生存を最優先させる機能で、発動させるとレイズナーは「蒼き流星」となり、各スラスターの推進力を最大限に引き上げ、機体の機動性を一時的にアップさせる。

V-MAX発動時には、特殊フィールド(強電磁界とLCMパウダーによる一種のバリアのようなもの)が発生して機体を守っている。その為、実際には非常戦闘もしくは高速戦闘に使用されることが多い。しかし、V-MAX終了時には、機体の冷却の為に各部ハッチが開き、数分間に渡ってシステムがダウンしてしまう。

ゲームの影響でV-MAX=体当たりの印象が強いが、ナックルショットや腕部クローなど格闘をする事は多いものの、劇中ではそれほど体当たり攻撃を多用してはいない。

また原作では機体のみならず人間を守る(保護対象者の周りに機体保護時と同じバリアを付与させる)用途で使用された事もある。V-MAXは上記の通りの成分と性能であるが人体に害は全く無いようで、レイズナーが何度も横切ることで重ね掛けも可能。高所から落ちているアンナにV-MAXのバリアを付与させた時には死鬼隊のMFのレーザードライフル一斉発射を完全に防ぎきり、さらに落下速度を軽減、衝撃も少なくし無傷でル・カインの前までたどり着かせた。

なお本来の用途は「緊急脱出システム」の枕詞が示すように、危なくなった時に発動し、目の前の障害を破壊しながら安全圏まで全速力で逃げるためのシステムである。 本来は第二世代型SPTの標準装備として開発され、レイズナーに試作型が搭載されたのだが、超高速化に伴うパイロットへの負担の問題(37話でのDr.ニゾンの談によれば「テストパイロットは5人が死亡し、搭乗訓練だけで7人が死んだ」とのこと)が解決しきれておらず、量産のめどは立っていない。

SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]

原作のような時間制限があるのは初出の『新』並びに『スペシャルディスク』だけで、基本的にはスーパーモードのような機体能力の向上効果になっている。

新スーパーロボット大戦
戦意130以上で発動可能に(個別コマンド「V-M」による任意発動)。武装に「体当たり」が追加される(インターミッションでは表示されないので改造できない)。ビームコートも装備されるが、本作のレーザード・ライフルは非ビーム属性のため敵SPTの攻撃の多くを無効化できないという原作と異なる仕様にされている。発動期間は3ターンで効果が切れたターンは一切の行動が不可能な無防備状態となる。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
スーパーロボット大戦リンクバトラー
スペシャルコマンドの一つ。次のターン自分のAPを6に、敵のAPを半分(端数切り捨て)にし、武装「VMAX体当たり」が仕様可能になる。ただしその次のターンでは自分のAPが半分になってしまう。ペナルティ中の再発動も可能。
スーパーロボット大戦64以降
気力120(64のみ130)以上で発動し移動力運動性装甲にボーナス、分身ビームコートが追加される。能力の上昇値は基本的に「V-MAX」→「V-MAXレッドパワー」(敵専用)→「V-MAXIMUM」の順に大きくなる。なお武装の「V-MAX」は同等の気力制限があるだけで、個別改造の64でも直接改造で強化できる。
スーパーロボット大戦GC
分身は追加されない。また「V-MAXレッドパワー」のみ気力110で発動する。
スーパーロボット大戦XO
スーパーロボット大戦J
「V-MAX」と「V-MAXレッドパワー」の中間的性能の「V-MAX強化」が追加。
スーパーロボット大戦Operation Extend
今回は機体能力ではなく武装「V-MAX」の武器特性となっており、使用時に防御・回避の双方を向上させる。
スーパーロボット大戦DD
武装扱い。レイズナーおよびニューレイズナーのSSR必殺技ユニットパーツとして実装され、後者にはマップ兵器版も存在する。

主なユニット[編集 | ソースを編集]

レイズナー
V-MAX発動時は殆ど無敵だが、レイズナーに隠されたもう一つの思考回路「フォロン」がこれを発動する権限を握っていた。
その圧倒的パワーを初めて目の当たりにしたアンナ・ステファニーは「レイズナーに魔物が憑いたような」と評している。
ニューレイズナー
機動性の向上に合わせてV-MAXの限界出力も上昇しており、強化前を上回るパワーを発揮する。
レイズナーMk-II
段階式V-MAX(モードI、モードII)及びその最高段階「モードIII」であるV-MAXIMUMを搭載。レイズナー系統のV-MAXで最も高い出力を発揮可能とされる。
ザカール
レイズナーを基に開発されているためV-MAXを標準装備している他、特殊な強化剤を加えることで従来より15%以上出力を増したV-MAXレッドパワーを実装しておりある意味Mk-II同様に「段階式V-MAX」を採用した機体でもある。
ガッシュラン
外装型V-MAXを与えられ善戦するも、レイズナーとの相討ちを狙うDr.ニゾンの奸計に陥れられ自爆する。
SUN-DRIVE「SPT-LZ-00X レイズナー」
モチーフ元と同じくV-MAXを搭載しているが、発動するにはSUN-DRIVEの最終形態であるマキシマムモードへ移行する必要がある。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 同時期にヤマハからほぼ同名のバイク・VMAXが発売されており、それがネーミングの由来と思われがちだが、SF小説『戦闘妖精・雪風』に登場する同名のシステムが実際のモチーフとされる。この作品における主役機『雪風』は正体不明の異星体との戦争において確実に偵察記録を持ち帰る事を求められている最強の戦闘偵察機であり、V-MAXはあらゆるリミッターを解除した限界駆動状態を指していた。
  • スクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したRPG『サガ・フロンティア』にてV-MAXという直球すぎるコマンドがある。これを使用すると4ターンの間だけ超強化され、必殺技として「コズミックレイヴ」という体当たりも可能(ちなみにもう一つの必殺技は「スターライトシャワー」)。4ターンで効果が終了し全パラメーターが下がる所まで再現されている。
  • 現実にも一部の戦闘機にVMAXスイッチが設けられているようである。ただしこちらと違い劇的な効果があるわけではなく、F-15だと推力の上昇はわずか4%で、一度の使用で持続時間は6分。その引き換えに使用したら必ずエンジンの内視鏡検査を行う、60分使用ごとにエンジンの全整備の必要があるなど、(現実世界では)デメリットが激しく、機体マニュアルにもVmaxスイッチの使用を禁ず。と1行目から書いてあるレベルである。