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なお、「セカンド」という名称は、40億年前に[[月]]生成時に起こったとされるジャイアントインパクト(『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の世界観ではこれを'''ファーストインパクト'''と数えている)に次ぐ、2回目の全[[地球]]規模の危機という意味である。 | なお、「セカンド」という名称は、40億年前に[[月]]生成時に起こったとされるジャイアントインパクト(『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の世界観ではこれを'''ファーストインパクト'''と数えている)に次ぐ、2回目の全[[地球]]規模の危機という意味である。 | ||
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2024年5月22日 (水) 19:28時点における最新版
セカンドインパクト(Second Impact)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』で発生した事件。
概要[編集 | ソースを編集]
『新世紀エヴァンゲリオン』の世界において、西暦2000年9月13日に発生した事件。
表向きは隕石の衝突によって発生したとされているが、実際には南極地下に謎の遺跡を発見した葛城博士ら調査隊によって、謎の生命体第1使徒アダムが発見された事が発端となっている。調査中に何者かの手によってアダムからロンギヌスの槍が引き抜かれ、アダムが覚醒。アダムは大爆発を起こし、地球の地軸の狂いによる異常気象や、南極の氷の融解による洪水を起こした。地軸が変化したため日本は一年中が夏の亜熱帯地域となった。また人類も、この出来事が引金にとなって起きた世界規模の紛争などの大きな混乱が原因で半数が死亡している。
なお、「セカンド」という名称は、40億年前に月生成時に起こったとされるジャイアントインパクト(『新世紀エヴァンゲリオン』の世界観ではこれをファーストインパクトと数えている)に次ぐ、2回目の全地球規模の危機という意味である。
葛城調査隊には碇ゲンドウやキール・ローレンツ、葛城ミサトらも参加していたが、ゲンドウとキールは「死海文書」で事件の顛末を知っていたため事件前に現場を離脱していた。事件に直面した人物の中では、葛城ミサトが唯一の生存者である。
新劇場版ではこれ以来海は赤く変色し、海洋生物の大半も死滅している。
SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]
原作では地球全体に相当の被害を及ぼしているものの、スパロボにおいては他作品との世界観の兼ね合いから、そこまで大きな被害はないように改変されている場合が多い(例えば、東京が水没せず、原作での第3新東京市が第2新東京市になっている、等)。宇宙世紀作品と共演した場合の南極条約への言及もそのままなので、爆心地の南極も立ち入りが可能な程度の環境は維持されている模様。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
旧世紀版設定であり、海は赤くない。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『新劇場版』設定。『ヱヴァ』の世界が他の世界と交わらないため、赤い海と青い海が混在している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『新劇場版』設定。ニア・サードインパクトにより序盤で『ヱヴァ』の世界が転移するため、赤い海は出てこない。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦L
- 『新劇場版』設定であるため、一度は海が赤くなりかけたものの、高蓋然性世界からもたらされた技術によって再び海が青く戻ったことが言及されている。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 『新劇場版』設定。宇宙世紀世界では15年前、一年戦争の末期に早乙女の反乱と同時期に発生しており、これの影響で海が赤くなっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX
- 旧世紀版設定。
- スーパーロボット大戦DD
- 『新劇場版』設定。第2世界では15年前の早乙女の反乱の直後に発生しており、これの影響で海が赤くなっている。さらにその機に乗じるように一年戦争が勃発した。この順序なので宇宙世紀の南極条約が存在しないと思われる。南極への立ち入りは現在も制限されているが、南極近海に氷が残っていることは確認できる。
関連用語[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 元ネタは『ふしぎの海のナディア』の南極の「アトランティス基地」と、映画『遊星からの物体X』と言われている。
- 表向きには質量が4.02×1020トン(地球の約15分の1相当)に達し10センチメートルに満たない極小の隕石が光速の95%のスピードで落下したといわれているが、実際にこんな隕石が衝突したら地球が完全に破壊されかねない。なお、この隕石が持つエネルギー量は地球を破壊できる量の3億6千万倍にも及ぶ。参考