「マイトカイザー」の版間の差分

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{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Might Kaizer]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Might Kaiser]]<ref>[http://www.yusha.net/mightgaine/mechanic.html メカニック紹介]、勇者特急マイトガイン、2022年3月13日閲覧。</ref>
 
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'''マイトカイザー'''は『[[勇者特急マイトガイン]]』の[[登場メカ]]であり、同作の主役メカの一つ。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
元々は[[マイトガイン]]の強化パーツ兼特殊車両として開発されていたドリル特急・カイザー1~カイザー5を、単独で人型に合体できるよう設計を変更し完成したロボット。
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元々は[[マイトガイン]]の強化パーツ兼特殊車両として開発されていたドリル特急・カイザー1~カイザー5を、単独で人型に[[合体]]できるよう設計を変更し完成したロボット。
  
開発経緯から超AIは搭載されておらず、[[旋風寺舞人]]が単独で操縦を行う。舞人以外にも浜田光彦が乗ったこともあったが、操縦経験の無さから苦戦していた。
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開発経緯から超AIは搭載されておらず、[[旋風寺舞人|舞人]]が単独で操縦を行う。舞人以外にも[[浜田満彦]]が乗ったこともあったが、操縦経験の無さから苦戦していた。
  
スペックはマイトガインに匹敵し、[[バトルボンバー]]同様に空中戦に対応できるレベルの飛行能力を備えている。超AIを搭載していないことから、劇中でしばしば行われた機械を狂わせる作戦の元でも支障なく活動できるメリットがある。一方で元々マイトガイン自体強力な火器に乏しかったが、それ以上に火器に乏しい近接特化である事が欠点。
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スペックはマイトガインに匹敵し、その問題点であった空中戦に対応できる高度な飛行能力も備えている。超AIを搭載していないことから、劇中でしばしば行われた機械を狂わせる作戦の元でも支障なく活動できるメリットがある。一方で元々マイトガイン自体が遠距離火力に乏しかったが、それ以上に先鋭化した近接特化である事が欠点。
  
「チェンジマイトカイザー!」の掛け声で合体し「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー!ご期待通りに只今到着!」と名乗りを上げてから戦闘開始する。なお何故か作中では一貫して変形と呼称されている。(ドリル特急は変形している為、間違いでもないが)
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「チェンジマイトカイザー!」の掛け声で合体し「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー!ご期待通りに只今到着!」と名乗りを上げてから戦闘開始する。[[グレートマイトガイン]]登場後は名乗りは、そちらで行うようになった為、名乗りは省略されている。マイトガイン同様にダイヤグラマーのスイッチを押して合体するが、ダイヤグラマーを所持していない浜田が操縦しても合体したことがある。なお何故か作中では合体とは呼ばれず、一貫して変形と呼称されている。(ドリル特急は変形している為、間違いでもないが)。
[[グレートマイトガイン]]登場後は名乗りは、そちらで行うようになった為、名乗りは省略されている。
 
マイトガイン同様にダイヤグラマーのスイッチを押して合体するが、ダイヤグラマーを所持していない浜田が操縦しても合体したことがある。改良されたのか、ただの演出だったのはか不明。
 
  
 
=== カイザージェット ===
 
=== カイザージェット ===
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=== 構成機体 ===
 
=== 構成機体 ===
 
;ドリル特急
 
;ドリル特急
:ロコモライザー同様線路を2路線分使用するトレイン形態。地中移動も可能。
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:ロコモライザー同様線路を2路線分使用するトレイン形態。地中移動も可能。耐久性に関してはマグマに耐えられる程で、第25話に至っては'''[[虎龍王|地球を貫通して反対側まで掘りぬいている]]'''。
 
:;カイザードリル
 
:;カイザードリル
::先端にドリルがついた車両で、カイザーキャリアを牽引する。マイトカイザーの胴体、グレートマイトガインの胸部装甲を構成する。舞人が搭乗するメインコクピットはここに位置する。
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::先端にドリルがついた車両でカイザーキャリアを牽引する。マイトカイザーでは胴体と大腿部とアタッチメントをグレートマイトガインでは胸部装甲を構成する。舞人が搭乗するメインコクピットはここに位置する。
 
:;カイザーキャリア
 
:;カイザーキャリア
::カイザーマシンを搭載し、現場に運ぶための巨大カーゴ。上部に翼が付いているが、飛行はできない。マイトカイザーの胸部エンブレムと翼、グレートマイトガインの頭部エンブレムと翼を構成。
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::カイザーマシンを搭載し、現場に運ぶための貨物車両。カイザーマシン各機を収納できるカーゴとマイトカイザーの胸部エンブレム(グレートマイトガインでは頭部エンブレム)及びウイングで構成される。しかしキャリア単体では飛行はできない。
 
::カーゴ部分は合体時にいつの間にか消えているのはお約束。逆にマイトカイザーからドリル特急に変形しなおすと何時の間にか連結されている。
 
::カーゴ部分は合体時にいつの間にか消えているのはお約束。逆にマイトカイザーからドリル特急に変形しなおすと何時の間にか連結されている。
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::ちなみにカーゴの先端にはコックピット(と思われる部分)が存在しており、エンブレムとウイングを外したこれ単体でも一応マシンとして成立するようになっている。勇者シリーズのロボットは基本的に玩具化前提のデザインであるため、マイトカイザーの玩具を手にした子供が合体時に余剰となる本機をマイトカイザー及びカイザージェットと並べて遊べるように……という配慮からだろう。
 
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;カイザー1
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;カイザーマシン
:小型偵察機。マイトカイザーの胴体前部と頭部、グレートマイトガインのフロントアーマー、頭部シグナルを構成する。
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:無人操縦される小型マシン。超AIは搭載されていない。それぞれ細かいスペックデータが設定されているが、劇中では専らマイトカイザー及びグレートマイトガインの合体要員に徹しており、単体での活躍は全く無かった。
;カイザー2
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:;カイザー1
:地底戦車。マイトカイザーの右腕とグレートマイトガインの左腕装甲を構成する。
+
::小型偵察機。マイトウイング同様の超電導ジェット機。
;カイザー3
+
::マイトカイザーでは胸部と頭部、グレートマイトガインでは腰部フロントアーマーを構成する。
:強力クレーン車。マイトカイザーの左腕とグレートマイトガインの右腕装甲を構成する。
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:;カイザー2
;カイザー4
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::地底戦車。
:海底探査機。マイトカイザーの右足とグレートマイトガインの左足首を構成する。
+
::マイトカイザーでは右腕、グレートマイトガインでは左腕武装を構成する。
;カイザー5
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::グレートマイトガイン合体後には武器として何度か使用されており、カイザーマシンの中では最も出番に恵まれている機体。
:スーパーブルドーザー。マイトカイザーの左足とグレートマイトガインの右足首を構成する。
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:;カイザー3
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::強力クレーン車。
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::マイトカイザーでは左腕、グレートマイトガインでは右腕武装を構成する。
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:;カイザー4
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::海底探査機。貴重な海中用マシンだが特に活躍の場はなかった。
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::マイトカイザーでは右足、グレートマイトガインでは左足首を構成する。
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:;カイザー5
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::スーパーブルドーザー。
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::マイトカイザーでは左足、グレートマイトガインでは右足首を構成する。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
:PV1にて登場。
+
:初登場作品。参戦は西暦世界ルート第28話。マイトガインと入れ替わる形で参入する。
 +
:[[マイトガイン]]と比べて飛行可能になり[[移動力]]も上がるものの、P武器の射程が短かったりと攻撃の柔軟性は下回る。また、サブであるガインが抜けてしまう為加速を始めとする舞人の穴を埋める精神コマンドが使えなくなってしまう。
 +
:第33話で[[グレートマイトガイン]]に[[合体]]する形で離脱する。その為、[[宇宙世紀]]世界ルートを選択すると'''1話どころか話の半分位しか使用できない'''。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
 +
:第27話にてマイトガインの損傷により入れ替わり、創界山ルート第30話にてグレートマイトガインに合体するため、今作でも使える機会は僅か。ただし、前作と違って参入が共通ルートのため、その点では使える機会は増えたと言える。
 +
:[[ダウンロードコンテンツ|DLC]]「[[胡蝶]]の夢」では、短い間ながら[[浜田満彦|浜田君]]がメインパイロットになった本機を使用可能。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
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:今回はユニットとしての出番は無くイベントのみ。登場後すぐグレートマイトガインに合体する。
 +
:別行動中は、浜田君とルンナ、更にはマイトガンナーと協力して遺跡の発掘調査に当たっていた。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;カイザードリル
 
:分離していたドリル特急先端のドリルを腕に装備する。トルクはかなり強く、射撃武器に対する盾としても使用可能。グレートマイトガイン時は展開して胸部エンブレムとなる。
 
:;ドリルクラッシャー
 
::マイトカイザーの必殺技。カイザードリルで突撃、敵を貫いて撃破する。
 
 
;カイザービーム
 
;カイザービーム
:額のランプから放つビーム砲
+
:額のランプから放つビーム砲。
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:第36話ではパンプキンロボの鎌に発射して、拡散反射させることでマイトカイザーを覆うカボチャ蔦の破壊に成功。
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では未採用。
 
;カイザースパイク
 
;カイザースパイク
:右肩からドリルを発射する。
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:右肩からドリルを発射する。『V』では未採用。
;ショルダードリル
 
:ドリルを展開しての体当たり。
 
 
;カイザーバルカン
 
;カイザーバルカン
 
:胸部のプレート下部に格納されている機関砲。
 
:胸部のプレート下部に格納されている機関砲。
 
;カイザーハリケーン
 
;カイザーハリケーン
:胸部から突風を起こす。攻撃以外にも熱風で氷漬けにされた、マイトガイン達の氷を溶かすのにも使用した。
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:胸部から突風を起こす。攻撃以外にも熱風を起こして、[[スノービー]]に氷漬けにされたマイトガインたちの氷を溶かすのにも使用した。
 +
;カイザードリル
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:分離していたドリル特急先端のドリルを腕に装備する。トルクはかなり強く、ゴウリュウキャノンすらかき消したり、浜田が射撃武器に対する盾として使用している。グレートマイトガイン時は展開して胸部エンブレムとなる。
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:;ドリルバルカン
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::ドリルの銃口から機関砲を連射する。対[[轟龍]]戦で使われたが全く通用しなかった。『V』では未採用。
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:;ドリルクラッシャー
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::マイトカイザーの必殺技。カイザードリルで突撃、敵を貫いて撃破する。
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::なお舞人はドリルを装着する時点でドリルクラッシャーと叫ぶことも多く、『V』でも「ドリルクラッシャー、装着完了!」という台詞があるため、ドリルクラッシャーという名称自体が武器名のように扱われている。
  
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;インパルスアタック
 
;インパルスアタック
:マイトガインとの連携攻撃。同時に跳び蹴りをあびせる。
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:マイトガインとの連携攻撃。同時に跳び蹴りをあびせる。『V』『X』ではマイトガインと共闘ができない関係で未採用。
;ジョイント・ドラゴン・ファイヤー
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;ジョイントドラゴンファイヤー
:ドリル特急を先頭に、ロコモライザー、弾丸特急、猛獣特急、レスキュー特急の順に連結し、ドラゴン型の炎に包まれながら突撃する五体連結攻撃。
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:ドリル特急を先頭に、[[マイトガイン|ロコモライザー]]、[[マイトガンナー|弾丸特急]]、[[バトルボンバー|猛獣特急]]、[[ガードダイバー|レスキュー特急]]の順に連結し、ドラゴン型の炎に包まれながら突撃する五体連結攻撃。『X』では[[ブラックマイトガイン]]を加えた六体連結となる。
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=== 移動タイプ ===
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=== カスタムボーナス ===
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;最大EN+50、移動力+1。「ドリルクラッシャー」の攻撃力+200。
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:マイトガイン時代の物の改変版と言える内容。ドリルクラッシャーは必要気力が低いので、このボーナス獲得後はドリル一本槍で戦ってよい。
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== 機体BGM ==
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;「グレート・ダッシュ!!」
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:『V』で採用。限定版では歌付きになる。原作ではインストアレンジ版がマイトカイザーの合体BGMとなっている。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:;[[グレートマイトガイン]]
 
:;[[グレートマイトガイン]]
 
::本来の用途。
 
::本来の用途。
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;ジャークマイトカイザー
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:『新世紀勇者大戦』に登場するマイトカイザーそっくりの[[邪悪獣]]。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*勇者シリーズにおいて、主人公ロボ(ガイン)が合体に関わらない2号ロボであり、なおかつ主人公が直接操縦する人格がないロボットという非常に特殊な立ち位置の機体となっている。前者はシリーズ約半数の2号ロボが該当するが、後者も合わせると他に例がない。またあくまで強化パーツでしかなかったものを急遽2号ロボへと改造した、という設定は勇者シリーズどころかグレート合体に相当するロボが出てくる作品の中でも類稀な要素となっている。
 
*勇者シリーズにおいて、主人公ロボ(ガイン)が合体に関わらない2号ロボであり、なおかつ主人公が直接操縦する人格がないロボットという非常に特殊な立ち位置の機体となっている。前者はシリーズ約半数の2号ロボが該当するが、後者も合わせると他に例がない。またあくまで強化パーツでしかなかったものを急遽2号ロボへと改造した、という設定は勇者シリーズどころかグレート合体に相当するロボが出てくる作品の中でも類稀な要素となっている。
 
*カイザーキャリアは後に特撮番組『トミカヒーロー レスキューフォース』にてデザインを流用されている。
 
*カイザーキャリアは後に特撮番組『トミカヒーロー レスキューフォース』にてデザインを流用されている。
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*成人向けゲーム『ドリル少女スパイラル・なみ』ではヒロインのメイドロボがカイザードリルそっくりな腕部パーツを装備しており、名乗り台詞もマイトカイザーのパロディになっている。
  
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== 脚注 ==
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<references />
 
{{DEFAULTSORT:まいとかいさあ}}
 
{{DEFAULTSORT:まいとかいさあ}}
 
[[Category:登場メカま行]]
 
[[Category:登場メカま行]]
 
[[Category:勇者特急マイトガイン]]
 
[[Category:勇者特急マイトガイン]]

2024年10月31日 (木) 19:59時点における最新版

マイトカイザー
外国語表記 Might Kaiser[1]
登場作品 勇者特急マイトガイン
デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦V
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
全長 23.5 m
重量 82.4 t
出力 585000馬力
最高飛行速度 1860.8 km/h(M1.5)
最高走行速度 560 km/h
ジャンプ力 860.8 m
合体形態 グレートマイトガイン
開発者 大阪次郎
所属 勇者特急隊
パイロット 旋風寺舞人
テンプレートを表示

マイトカイザーは『勇者特急マイトガイン』の登場メカであり、同作の主役メカの一つ。

概要[編集 | ソースを編集]

元々はマイトガインの強化パーツ兼特殊車両として開発されていたドリル特急・カイザー1~カイザー5を、単独で人型に合体できるよう設計を変更し完成したロボット。

開発経緯から超AIは搭載されておらず、舞人が単独で操縦を行う。舞人以外にも浜田満彦が乗ったこともあったが、操縦経験の無さから苦戦していた。

スペックはマイトガインに匹敵し、その問題点であった空中戦に対応できる高度な飛行能力も備えている。超AIを搭載していないことから、劇中でしばしば行われた機械を狂わせる作戦の元でも支障なく活動できるメリットがある。一方で元々マイトガイン自体が遠距離火力に乏しかったが、それ以上に先鋭化した近接特化である事が欠点。

「チェンジマイトカイザー!」の掛け声で合体し「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー!ご期待通りに只今到着!」と名乗りを上げてから戦闘開始する。グレートマイトガイン登場後は名乗りは、そちらで行うようになった為、名乗りは省略されている。マイトガイン同様にダイヤグラマーのスイッチを押して合体するが、ダイヤグラマーを所持していない浜田が操縦しても合体したことがある。なお何故か作中では合体とは呼ばれず、一貫して変形と呼称されている。(ドリル特急は変形している為、間違いでもないが)。

カイザージェット[編集 | ソースを編集]

合体パターンを変えて構成される超電導ジェット形態。

高速飛行が可能。

構成機体[編集 | ソースを編集]

ドリル特急
ロコモライザー同様線路を2路線分使用するトレイン形態。地中移動も可能。耐久性に関してはマグマに耐えられる程で、第25話に至っては地球を貫通して反対側まで掘りぬいている
カイザードリル
先端にドリルがついた車両でカイザーキャリアを牽引する。マイトカイザーでは胴体と大腿部とアタッチメントをグレートマイトガインでは胸部装甲を構成する。舞人が搭乗するメインコクピットはここに位置する。
カイザーキャリア
カイザーマシンを搭載し、現場に運ぶための貨物車両。カイザーマシン各機を収納できるカーゴとマイトカイザーの胸部エンブレム(グレートマイトガインでは頭部エンブレム)及びウイングで構成される。しかしキャリア単体では飛行はできない。
カーゴ部分は合体時にいつの間にか消えているのはお約束。逆にマイトカイザーからドリル特急に変形しなおすと何時の間にか連結されている。
ちなみにカーゴの先端にはコックピット(と思われる部分)が存在しており、エンブレムとウイングを外したこれ単体でも一応マシンとして成立するようになっている。勇者シリーズのロボットは基本的に玩具化前提のデザインであるため、マイトカイザーの玩具を手にした子供が合体時に余剰となる本機をマイトカイザー及びカイザージェットと並べて遊べるように……という配慮からだろう。
カイザーマシン
無人操縦される小型マシン。超AIは搭載されていない。それぞれ細かいスペックデータが設定されているが、劇中では専らマイトカイザー及びグレートマイトガインの合体要員に徹しており、単体での活躍は全く無かった。
カイザー1
小型偵察機。マイトウイング同様の超電導ジェット機。
マイトカイザーでは胸部と頭部、グレートマイトガインでは腰部フロントアーマーを構成する。
カイザー2
地底戦車。
マイトカイザーでは右腕、グレートマイトガインでは左腕武装を構成する。
グレートマイトガイン合体後には武器として何度か使用されており、カイザーマシンの中では最も出番に恵まれている機体。
カイザー3
強力クレーン車。
マイトカイザーでは左腕、グレートマイトガインでは右腕武装を構成する。
カイザー4
海底探査機。貴重な海中用マシンだが特に活躍の場はなかった。
マイトカイザーでは右足、グレートマイトガインでは左足首を構成する。
カイザー5
スーパーブルドーザー。
マイトカイザーでは左足、グレートマイトガインでは右足首を構成する。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
初登場作品。参戦は西暦世界ルート第28話。マイトガインと入れ替わる形で参入する。
マイトガインと比べて飛行可能になり移動力も上がるものの、P武器の射程が短かったりと攻撃の柔軟性は下回る。また、サブであるガインが抜けてしまう為加速を始めとする舞人の穴を埋める精神コマンドが使えなくなってしまう。
第33話でグレートマイトガイン合体する形で離脱する。その為、宇宙世紀世界ルートを選択すると1話どころか話の半分位しか使用できない
スーパーロボット大戦X
第27話にてマイトガインの損傷により入れ替わり、創界山ルート第30話にてグレートマイトガインに合体するため、今作でも使える機会は僅か。ただし、前作と違って参入が共通ルートのため、その点では使える機会は増えたと言える。
DLC胡蝶の夢」では、短い間ながら浜田君がメインパイロットになった本機を使用可能。
スーパーロボット大戦T
今回はユニットとしての出番は無くイベントのみ。登場後すぐグレートマイトガインに合体する。
別行動中は、浜田君とルンナ、更にはマイトガンナーと協力して遺跡の発掘調査に当たっていた。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

カイザービーム
額のランプから放つビーム砲。
第36話ではパンプキンロボの鎌に発射して、拡散反射させることでマイトカイザーを覆うカボチャ蔦の破壊に成功。
V』では未採用。
カイザースパイク
右肩からドリルを発射する。『V』では未採用。
カイザーバルカン
胸部のプレート下部に格納されている機関砲。
カイザーハリケーン
胸部から突風を起こす。攻撃以外にも熱風を起こして、スノービーに氷漬けにされたマイトガインたちの氷を溶かすのにも使用した。
カイザードリル
分離していたドリル特急先端のドリルを腕に装備する。トルクはかなり強く、ゴウリュウキャノンすらかき消したり、浜田が射撃武器に対する盾として使用している。グレートマイトガイン時は展開して胸部エンブレムとなる。
ドリルバルカン
ドリルの銃口から機関砲を連射する。対轟龍戦で使われたが全く通用しなかった。『V』では未採用。
ドリルクラッシャー
マイトカイザーの必殺技。カイザードリルで突撃、敵を貫いて撃破する。
なお舞人はドリルを装着する時点でドリルクラッシャーと叫ぶことも多く、『V』でも「ドリルクラッシャー、装着完了!」という台詞があるため、ドリルクラッシャーという名称自体が武器名のように扱われている。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

インパルスアタック
マイトガインとの連携攻撃。同時に跳び蹴りをあびせる。『V』『X』ではマイトガインと共闘ができない関係で未採用。
ジョイントドラゴンファイヤー
ドリル特急を先頭に、ロコモライザー弾丸特急猛獣特急レスキュー特急の順に連結し、ドラゴン型の炎に包まれながら突撃する五体連結攻撃。『X』ではブラックマイトガインを加えた六体連結となる。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

最大EN+50、移動力+1。「ドリルクラッシャー」の攻撃力+200。
マイトガイン時代の物の改変版と言える内容。ドリルクラッシャーは必要気力が低いので、このボーナス獲得後はドリル一本槍で戦ってよい。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「グレート・ダッシュ!!」
『V』で採用。限定版では歌付きになる。原作ではインストアレンジ版がマイトカイザーの合体BGMとなっている。

関連機体[編集 | ソースを編集]

マイトガイン
元々はこの機体の強化パーツ。
グレートマイトガイン
本来の用途。
ジャークマイトカイザー
『新世紀勇者大戦』に登場するマイトカイザーそっくりの邪悪獣

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本機登場後も舞人はマイトウィングで出撃することがあり、その場合はマイトウィング下部からシートごとドリル特急に移動するという荒業を披露している。
  • 勇者シリーズにおいて、主人公ロボ(ガイン)が合体に関わらない2号ロボであり、なおかつ主人公が直接操縦する人格がないロボットという非常に特殊な立ち位置の機体となっている。前者はシリーズ約半数の2号ロボが該当するが、後者も合わせると他に例がない。またあくまで強化パーツでしかなかったものを急遽2号ロボへと改造した、という設定は勇者シリーズどころかグレート合体に相当するロボが出てくる作品の中でも類稀な要素となっている。
  • カイザーキャリアは後に特撮番組『トミカヒーロー レスキューフォース』にてデザインを流用されている。
  • 成人向けゲーム『ドリル少女スパイラル・なみ』ではヒロインのメイドロボがカイザードリルそっくりな腕部パーツを装備しており、名乗り台詞もマイトカイザーのパロディになっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. メカニック紹介、勇者特急マイトガイン、2022年3月13日閲覧。