「ダウンロードコンテンツ」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(16人の利用者による、間の29版が非表示)
1行目: 1行目:
== ダウンロードコンテンツ(Download Contents) ==
+
[[パソコン|インターネット]]を通じて配信される、デジタルデータコンテンツのこと。[[略語|略称]]は「DLC」。なお、「ダウンロードコンテンツ」とは和製英語であり、[[英語]]で正確に言うと「Downloadable content」となる。
インターネットを通じて配信される、デジタルデータコンテンツのこと。[[略語|略称]]は「DLC」。なお、「ダウンロードコンテンツ」とは和製英語であり、[[英語]]で正確に言うと「Downloadable content」となる。
 
  
インターネット環境が整備され、ゲームハードの性能も向上した近年では、珍しいものではなくなってきている。既存のゲームソフトに新キャラクターや新ステージなどの要素を追加したり、修正パッチの配信なども含まれる。ただし、通常DLCという場合は、修正パッチは除外して語られる。新キャラクターなどの要素の場合は、既にソフト内にはデータが存在しておりダウンロードコンテンツとして開放するという、アンロック方式の場合もある。
+
インターネット環境が整備され、ゲームハードの性能も向上した2000年代後半から普及した。既存のゲームソフトに新キャラクターや新ステージなどの要素を追加するというもので、修正パッチの配信なども含まれる。ただし、通常DLCという場合は、修正パッチは除外して語られる。新キャラクターなどの要素の場合は、既にソフト内にはデータが存在しておりダウンロードコンテンツとして開放するという、アンロック方式の場合もある。
  
 
スーパーロボット大戦シリーズでは『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』において初めて採用された。
 
スーパーロボット大戦シリーズでは『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』において初めて採用された。
  
== 採用している作品 ==
+
== 内容 ==
 +
予約・早期購入特典や[[攻略本]]のとじ込み付録などで、[[資金]]・[[強化パーツ]]・[[パイロット養成]]関連([[スキルパーツ]]やTacP)が配布される。
 +
 
 +
有料DLCのシナリオでは本編を補完する内容が多く、中には[[ギャグイベント|ギャグ要素の強いもの]]もある。
 +
 
 +
それ以外ではいわゆる[[二軍]]ユニットのみで戦うもの、ミスコンのような流れから女性パイロットのユニットのみで戦うもの、本編では味方にならない敵ユニットを操作できるもの、各作品のボス敵をまとめて相手にするVR戦闘訓練、などが採用される傾向にある。
 +
 
 +
=== キャンペーンマップ・ボーナスシナリオの仕様 ===
 +
本編を決まった話数まで進むことでプレイ可能となり、クリア時に資金・強化パーツ・パイロット養成関連を獲得できる。
 +
 
 +
[[周回プレイ]]時は話数制限が撤廃される。また、初回クリア報酬も周回ごとに再獲得できる。
 +
 
 +
== 採用作品 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
16行目: 27行目:
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 +
『UX』『BX』共にニンテンドー3DSのニンテンドーeショップのサービス終了に伴い2023年3月下旬(後に3月28日9時00分と発表)をもってダウンロードコンテンツの配信、および残高の追加が2022年8月30日に終了が発表された<ref>3DS(及び[[Wii|WiiU]])のニンテンドーeショップからの残高追加が終了となっており、両ハードのアカウントサービスであるニンテンドーネットワークIDを[[Nintendo Switch]]のニンテンドーアカウントに連携し、「残高をまとめる」で双方の残高を統一すれば、9月1日以降もその残高で有料コンテンツを購入可能であり、ニンテンドーアカウントへ追加という形で残高を追加できた。</ref>。
 +
 +
削除後の再ダウンロードはサービス終了後も可能だが、それも「順を追って終了」と公言されており、いつまでも先延ばしにすることはできなくなっている。
 +
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:初のDLC採用作品。アンロック方式。キャンペーンマップや[[ツメスパロボ|ツメスパ]]が有料配信されている。
 
:初のDLC採用作品。アンロック方式。キャンペーンマップや[[ツメスパロボ|ツメスパ]]が有料配信されている。
 +
:3DSのニンテンドーeショップ終了前である2022年10月31日をもって、ソフト本体のダウンロード版販売終了と共にDLCも購入不能となった。
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
:『UX』と同じくアンロック方式。キャンペーンマップには『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』同様ミニシナリオがあり、プレイするには最も早いもので第9話クリア後まで進める必要がある。
 
:『UX』と同じくアンロック方式。キャンペーンマップには『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』同様ミニシナリオがあり、プレイするには最も早いもので第9話クリア後まで進める必要がある。
:『UX』との同様[[ツメスパロボ|ツメスパ]]も有料配信されている他、DLCをまとめたセットも同時に有料配信している。
+
:『第3次Z』とは異なり、キャンペーンマップ毎に資金とスキルパーツが配られ、そのステージ内限定で強化が可能。
 +
:『UX』と同様ツメスパも有料配信された他、DLCをまとめたセットも同時に有料配信されていた。
 +
:3DSのニンテンドーeショップ終了日の3月28日をもって、ソフト本体のダウンロード版ともどもDLCも販売終了となった。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦V]]
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』同様で、ボーナスシナリオを有料配信。内容も第3次Zと同じで、本編の補完シナリオとボスラッシュといったもの。隠しキャラが強制出撃するマップがあるなど、本編の進行次第で難易度が若干左右される。
 +
:また、[[シャルロッテ・ヘイスティング|ロッティ]]と[[ヴェルターブ・テックスト|ヴェルト]]の両名は初回封入特典で加入時に、本来加入してないシナリオでもイベント等に登場する場面もある。スペシャルシナリオ「集結する希望」とボーナスシナリオ「結成、特別編成チーム」は初回封入特典適用時のみプレイ可能なシナリオである。
 +
:『V』発売から約10か月後、『[[スーパーロボット大戦X|X]]』発表記念としてダウンロード版及びDLCの30%OFFキャンペーンが実施された際、新規の有料DLC「[[周回プレイ]]支援パック」が追加されている。
 +
:Switch版、PC版ではDLCは初回特典のみでボーナスシナリオは追加収録されている。
 +
;[[スーパーロボット大戦X]]
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』・『[[スーパーロボット大戦V|V]]』同様、ボーナスシナリオを有料配信。内容も本編の補完シナリオとボスラッシュといったもの。
 +
:『V』同様に本編の隠し要素が反映されるほか、[[ゼルガード|主人公機]]のドグマも本編の状況が反映される。
 +
:早期購入特典「スペシャルスターター・プレゼント」の強化パーツ「バリア・フィールド」が獲得できない不具合が発生し、アップデートで修正され、そのお詫びとして報酬が上乗せされている。
 +
:『V』に引き続き、発売から約3か月後に「周回プレイ支援パック」が配信されているが、再び強化パーツを獲得できない不具合が発生してしまった。
 +
;[[スーパーロボット大戦T]]
 +
:いわゆる縦マルチだった従来作と異なり、SONYと任天堂のマルチプラットフォームの為か、DLCの購入状況は共有されない。[[Nintendo Switch]]版は限定版と通常版でDLCが別枠扱いになるため、ダウンロード番号入力などの際は注意する必要がある。
 +
:ボーナスシナリオでは本編のTACマネージメントが反映される。
 +
:製品アンケートの回答プレゼントとして、DLC「ラブリー・ボーナスT」が用意されている。回答後に、製品に記されたアクセスキーを入力して受け取る形となる。
 +
:ソフトと同日配信のボーナスシナリオ、約二か月後に配信の周回プレイ支援パックに加え、約三か月後に「エキスパンション・パック」を有料配信。クリアデータを反映してプレイする形式となり、内容はエンディングから数か月後を描く後日談「エキスパンション・シナリオ」となっている。また同シナリオでは、『T』本編では[[スポット参戦]]だった[[バンプレストオリジナル|『V』『X』オリジナルキャラとメカ]]が正式参戦する。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:「追加ミッション」と「[[部隊パーツ]]」が有料配信されている。また、[[サイバスター]]使用権も販売されている。詳細な内容は、[[ダウンロードコンテンツ/OE]]の頁を参照。
+
:「追加ミッション」と「部隊パーツ」が有料配信されていた。また、[[サイバスター]]使用権も販売された。2015年12月24日に配信終了。詳細な内容は、[[ダウンロードコンテンツ/OE]]の頁を参照。
 +
;[[スーパーロボット大戦30]]
 +
:従来のボーナスシナリオと同じく本編ストーリーの合間のシナリオが描かれる「ボーナスミッションパック」の他に本作から新たに「プレミアムサウンド&データパック」と追加機体DLCパックが追加された。
 +
:詳細な内容は、[[ダウンロードコンテンツ/30]]の頁を参照。
  
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
:キャンペーンマップが有料配信されている。PS3版とPS Vita版両方のデータがセットになっているので、例え両方の機種で魔装機神IIIを購入していても、同一のキャンペーンマップを購入する必要は無い。
+
:キャンペーンマップが有料配信されている。PS3版とPS Vita版両方のデータがセットになっているので、例え両方の機種で『魔装機神III』を購入していても、同一のキャンペーンマップを購入する必要は無い。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references/>
  
 
{{DEFAULTSORT:たうんろおとこんてんつ}}
 
{{DEFAULTSORT:たうんろおとこんてんつ}}
 
[[Category:資料]]
 
[[Category:資料]]

2023年3月29日 (水) 09:05時点における最新版

インターネットを通じて配信される、デジタルデータコンテンツのこと。略称は「DLC」。なお、「ダウンロードコンテンツ」とは和製英語であり、英語で正確に言うと「Downloadable content」となる。

インターネット環境が整備され、ゲームハードの性能も向上した2000年代後半から普及した。既存のゲームソフトに新キャラクターや新ステージなどの要素を追加するというもので、修正パッチの配信なども含まれる。ただし、通常DLCという場合は、修正パッチは除外して語られる。新キャラクターなどの要素の場合は、既にソフト内にはデータが存在しておりダウンロードコンテンツとして開放するという、アンロック方式の場合もある。

スーパーロボット大戦シリーズでは『UX』において初めて採用された。

内容[編集 | ソースを編集]

予約・早期購入特典や攻略本のとじ込み付録などで、資金強化パーツパイロット養成関連(スキルパーツやTacP)が配布される。

有料DLCのシナリオでは本編を補完する内容が多く、中にはギャグ要素の強いものもある。

それ以外ではいわゆる二軍ユニットのみで戦うもの、ミスコンのような流れから女性パイロットのユニットのみで戦うもの、本編では味方にならない敵ユニットを操作できるもの、各作品のボス敵をまとめて相手にするVR戦闘訓練、などが採用される傾向にある。

キャンペーンマップ・ボーナスシナリオの仕様[編集 | ソースを編集]

本編を決まった話数まで進むことでプレイ可能となり、クリア時に資金・強化パーツ・パイロット養成関連を獲得できる。

周回プレイ時は話数制限が撤廃される。また、初回クリア報酬も周回ごとに再獲得できる。

採用作品[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
ボーナスシナリオを有料で配信。本編で語られなかった部分を知ることができる短編や、ギャグ要素の強いものもある。資金強化パーツなどのボーナスがもらえる。
基本的にクリアボーナス以外は本編に反映されない仕様のため、パイロットの育成および機体の改造等ができず、事典および図鑑登録もされない。
なお、バンダイチャンネルなどの外部サイトや攻略本で入手できるプロダクトコードも存在しており、通常は複数周回プレイしないと入手できない特殊なパーツ等を一足先に入手することができる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
基本的には前作の『第3次Z時獄篇』と同じだが、予約特典のプロダクトコードにより入手できる『第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇』が本作独自のDLCと言えなくもない。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

『UX』『BX』共にニンテンドー3DSのニンテンドーeショップのサービス終了に伴い2023年3月下旬(後に3月28日9時00分と発表)をもってダウンロードコンテンツの配信、および残高の追加が2022年8月30日に終了が発表された[1]

削除後の再ダウンロードはサービス終了後も可能だが、それも「順を追って終了」と公言されており、いつまでも先延ばしにすることはできなくなっている。

スーパーロボット大戦UX
初のDLC採用作品。アンロック方式。キャンペーンマップやツメスパが有料配信されている。
3DSのニンテンドーeショップ終了前である2022年10月31日をもって、ソフト本体のダウンロード版販売終了と共にDLCも購入不能となった。
スーパーロボット大戦BX
『UX』と同じくアンロック方式。キャンペーンマップには『第3次Z』同様ミニシナリオがあり、プレイするには最も早いもので第9話クリア後まで進める必要がある。
『第3次Z』とは異なり、キャンペーンマップ毎に資金とスキルパーツが配られ、そのステージ内限定で強化が可能。
『UX』と同様ツメスパも有料配信された他、DLCをまとめたセットも同時に有料配信されていた。
3DSのニンテンドーeショップ終了日の3月28日をもって、ソフト本体のダウンロード版ともどもDLCも販売終了となった。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
第3次Z』同様で、ボーナスシナリオを有料配信。内容も第3次Zと同じで、本編の補完シナリオとボスラッシュといったもの。隠しキャラが強制出撃するマップがあるなど、本編の進行次第で難易度が若干左右される。
また、ロッティヴェルトの両名は初回封入特典で加入時に、本来加入してないシナリオでもイベント等に登場する場面もある。スペシャルシナリオ「集結する希望」とボーナスシナリオ「結成、特別編成チーム」は初回封入特典適用時のみプレイ可能なシナリオである。
『V』発売から約10か月後、『X』発表記念としてダウンロード版及びDLCの30%OFFキャンペーンが実施された際、新規の有料DLC「周回プレイ支援パック」が追加されている。
Switch版、PC版ではDLCは初回特典のみでボーナスシナリオは追加収録されている。
スーパーロボット大戦X
第3次Z』・『V』同様、ボーナスシナリオを有料配信。内容も本編の補完シナリオとボスラッシュといったもの。
『V』同様に本編の隠し要素が反映されるほか、主人公機のドグマも本編の状況が反映される。
早期購入特典「スペシャルスターター・プレゼント」の強化パーツ「バリア・フィールド」が獲得できない不具合が発生し、アップデートで修正され、そのお詫びとして報酬が上乗せされている。
『V』に引き続き、発売から約3か月後に「周回プレイ支援パック」が配信されているが、再び強化パーツを獲得できない不具合が発生してしまった。
スーパーロボット大戦T
いわゆる縦マルチだった従来作と異なり、SONYと任天堂のマルチプラットフォームの為か、DLCの購入状況は共有されない。Nintendo Switch版は限定版と通常版でDLCが別枠扱いになるため、ダウンロード番号入力などの際は注意する必要がある。
ボーナスシナリオでは本編のTACマネージメントが反映される。
製品アンケートの回答プレゼントとして、DLC「ラブリー・ボーナスT」が用意されている。回答後に、製品に記されたアクセスキーを入力して受け取る形となる。
ソフトと同日配信のボーナスシナリオ、約二か月後に配信の周回プレイ支援パックに加え、約三か月後に「エキスパンション・パック」を有料配信。クリアデータを反映してプレイする形式となり、内容はエンディングから数か月後を描く後日談「エキスパンション・シナリオ」となっている。また同シナリオでは、『T』本編ではスポット参戦だった『V』『X』オリジナルキャラとメカが正式参戦する。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Operation Extend
「追加ミッション」と「部隊パーツ」が有料配信されていた。また、サイバスター使用権も販売された。2015年12月24日に配信終了。詳細な内容は、ダウンロードコンテンツ/OEの頁を参照。
スーパーロボット大戦30
従来のボーナスシナリオと同じく本編ストーリーの合間のシナリオが描かれる「ボーナスミッションパック」の他に本作から新たに「プレミアムサウンド&データパック」と追加機体DLCパックが追加された。
詳細な内容は、ダウンロードコンテンツ/30の頁を参照。

魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
キャンペーンマップが有料配信されている。PS3版とPS Vita版両方のデータがセットになっているので、例え両方の機種で『魔装機神III』を購入していても、同一のキャンペーンマップを購入する必要は無い。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 3DS(及びWiiU)のニンテンドーeショップからの残高追加が終了となっており、両ハードのアカウントサービスであるニンテンドーネットワークIDをNintendo Switchのニンテンドーアカウントに連携し、「残高をまとめる」で双方の残高を統一すれば、9月1日以降もその残高で有料コンテンツを購入可能であり、ニンテンドーアカウントへ追加という形で残高を追加できた。