「THE ビッグオー」の版間の差分

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| 監督 = 片山一良
 
| 監督 = 片山一良
 
| シリーズ構成 = 小中千昭<br />片山一良
 
| シリーズ構成 = 小中千昭<br />片山一良
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| 脚本 = 小中千昭<br />長谷川圭一<br />赤星政尚<br />吉田伸
 
| キャラクターデザイン = さとうけいいち
 
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| メカニックデザイン = さとうけいいち
 
| メカニックデザイン = さとうけいいち
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| その他 =  
 
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『'''THE ビッグオー'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。
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『'''THE ビッグオー'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
記憶を失った街、[[パラダイムシティ]]を中心とした[[ネゴシエイター]]である[[ロジャー・スミス]]を主人公にした作品。アメリカンコミックを彷彿とさせる雰囲気が特徴的。当初1期のみ・未完で終わるはずだったが海外での放送もあり人気が高まり2期([[THE ビッグオー 2nd SEASON|2nd SEASON]])の制作につながったという経緯を持つ。
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記憶を失った街、[[パラダイムシティ]]で活動する[[ネゴシエイター]][[ロジャー・スミス]]を主人公にした作品。アメリカンコミックを彷彿とさせる雰囲気が特徴的で、昭和時代のSF[[漫画]]・特撮を思わせる演出が多々見受けられる。当初1期のみ・未完で終わるはずだったが、アメリカでの放送が成功し2期([[THE ビッグオー 2nd SEASON|2nd SEASON]])の制作につながった<ref>双葉社『THE ビッグオー オフィシャルガイド』37頁。</ref>。
  
尚2002年10月から2003年3月までの地上波UHFや以降のCS(アニマックス)での再放送時には26話ひと纏めとして放映されている。  
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尚2002年10月から2003年3月までの地上波UHFや以降のCS(アニマックス)での再放送時には26話ひと纏めとして放映されている。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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=== ロジャーとその仲間 ===
 
=== ロジャーとその仲間 ===
 
;[[ロジャー・スミス]]
 
;[[ロジャー・スミス]]
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:[[主人公]]。パラダイムシティ1の交渉人([[ネゴシエイター]])。
 
;[[R・ドロシー・ウェインライト]]
 
;[[R・ドロシー・ウェインライト]]
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:ヒロイン。少女型アンドロイド。
 
;[[ノーマン・バーグ]]
 
;[[ノーマン・バーグ]]
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:ロジャーの老執事。
 
;[[ダン・ダストン]]
 
;[[ダン・ダストン]]
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:軍警察の少佐。ロジャーの元上司だが、彼がビッグオーの操縦者であることを知らない。
 
;[[エンジェル]]
 
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:ロジャーの前に時には敵、時には味方として現れる美女。
 
;[[ビッグ・イヤー]]
 
;[[ビッグ・イヤー]]
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:ロジャーと腐れ縁の情報屋。
  
 
=== パラダイム社 ===
 
=== パラダイム社 ===
 
;[[アレックス・ローズウォーター]]
 
;[[アレックス・ローズウォーター]]
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:パラダイム社現社長。
 
;[[ゴードン・ローズウォーター]]
 
;[[ゴードン・ローズウォーター]]
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:パラダイム社初代社長。
  
 
=== その他 ===
 
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;[[ジェイソン・ベック]]
 
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:マヌケな強盗犯。第1話でロジャーにやられてから何度も敵として立ちはだかる。
 
;[[Tボーン]]
 
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:ベックの手下。
 
;[[ダヴ]]
 
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:ベックの手下その2。
 
;[[R・D]]
 
;[[R・D]]
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:メモリーを思い出した若者たちを次々と殺していく謎の処刑人。
 
;[[シュバルツ・バルト]]
 
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:パラダイム・シティを憎む包帯だらけのメガデウス乗り。
  
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
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=== [[メガデウス]] ===
 
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;[[ドロシー1]]
 
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:破損形態も登場(『[[D]]』など)。
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:但し、ロボットでは無く怪獣、いわゆる生物兵器。
 
 
;[[アーキタイプ (ビッグオー)|アーキタイプ]]
 
;[[アーキタイプ (ビッグオー)|アーキタイプ]]
:Act:04に登場。[[ビッグオー]]の原型であり、ビッグオーを始めとする[[ザ・ビッグ]]の機体の装甲の下はこのような姿である。[[シュバルツ・バルト]]に発掘された。[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]を求め突如動き出した。装甲は無いがその分素早く動ける。
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:Act:04に登場。[[ビッグオー]]の原型であり、ビッグオーを始めとする[[ザ・ビッグ]]の機体の装甲の下はこのような姿である。[[シュバルツ・バルト]]に発掘された。
;[[ベックビクトリーデラックス]]
 
:正確には「ヘビーメタルユニット」に分類されるロボット。
 
;[[ボナパルト]]
 
:雑魚ユニットとして複数登場(『[[Zシリーズ]]』)。
 
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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;[[イール]]
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:[[怪獣]]、いわゆる生物兵器。
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:「ヘビーメタルユニット」に分類されるロボット。
 
;プレーリードッグ
 
;プレーリードッグ
 
:[[ビッグオー]]を運搬するための専用列車。
 
:[[ビッグオー]]を運搬するための専用列車。
:『[[Z]]』にてマップアイコンで登場。[[シベ鉄]]の線路を勝手に走り、ダイヤを乱している。改造されたのか、線路以外の場所も走れるようだ。
 
  
 
== 用語 ==
 
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;[[メガデウス]]
 
;[[メガデウス]]
 
:作中に登場する現在の技術(メモリー)では完全には作り上げる事のできない巨大ロボット。現在の技術で作り上げられたものはメガデウスとは呼ばれない。ただし、過去のメモリーを思い出し作る物はメガデウスの部類に入る。
 
:作中に登場する現在の技術(メモリー)では完全には作り上げる事のできない巨大ロボット。現在の技術で作り上げられたものはメガデウスとは呼ばれない。ただし、過去のメモリーを思い出し作る物はメガデウスの部類に入る。
;[[ザ・ビッグ]]
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:;[[ザ・ビッグ]]
:作中で最強のメガデウス。他のメガデウスとは一線を隔し、ドミュナス(操縦者)を選び、さらには自らの意思を持っているような描写を見せるなど謎が多い。
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::作中で最強のメガデウス。他のメガデウスとは一線を隔し、ドミュナス(操縦者)を選び、さらには自らの意思を持っているような描写を見せるなど謎が多い。
 
;[[ネゴシエイター]]
 
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:;「BIG-O!」
 
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::作詞・作曲:ブライアン・メイ、歌・訳詞:永井ルイ
 
::作詞・作曲:ブライアン・メイ、歌・訳詞:永井ルイ
::劇中でも一度だけ戦闘曲としても用いられている。
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::劇中でも一度だけ戦闘曲としても用いられている。独特な背景にロジャーやビッグオーなどのシルエットがカットインする、特撮『ウルトラマン』シリーズを思わせるオープニング映像も特徴的。
 
::QUEENの楽曲「フラッシュのテーマ」に酷似している('''フラッシュのテーマっぽく'''と注文したら殆どそのまんまな曲として返ってきたらしい)。なんらかのトラブルがあったのか、現在はQUEENのギタリストであるブライアン・メイ氏が本曲の著作者となっており、元々の作曲者であった永井氏は訳詞者扱いになっている(JASRACのデータベースで確認可能)。
 
::QUEENの楽曲「フラッシュのテーマ」に酷似している('''フラッシュのテーマっぽく'''と注文したら殆どそのまんまな曲として返ってきたらしい)。なんらかのトラブルがあったのか、現在はQUEENのギタリストであるブライアン・メイ氏が本曲の著作者となっており、元々の作曲者であった永井氏は訳詞者扱いになっている(JASRACのデータベースで確認可能)。
 
::この問題との前後関係は不明だが、後の放送や映像ソフトなどでは下記の曲に差し替えられている。スパロボシリーズでも使用されたのは初参戦作品である『[[D]]』のみ。
 
::この問題との前後関係は不明だが、後の放送や映像ソフトなどでは下記の曲に差し替えられている。スパロボシリーズでも使用されたのは初参戦作品である『[[D]]』のみ。
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::作詞・作曲・編曲・歌:永井ルイ
 
::作詞・作曲・編曲・歌:永井ルイ
 
::アニマックスおよびキッズステーション再放送時の新オープニング。first、second共通。
 
::アニマックスおよびキッズステーション再放送時の新オープニング。first、second共通。
::こちらはThe Kinksの楽曲「オール・オブ・ザ・ナイト」に似ているが、「BIG-O!」のような問題は起きていないようである。
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::「BIG-O!」がQUEENの「フラッシュのテーマ」に似すぎているからの差し替えだろうが、QUEENにも「Show Must Go On」という楽曲が存在する中でこの曲タイトルにしたのは何らかの意図があってかだろうか?
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::更にこちらにもThe Kinksの楽曲「オール・オブ・ザ・ナイト」に似ているという要素があるが、現時点では「BIG-O!」のような問題は起きていないようである。
 
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;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
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== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
 
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:音声初収録。初登場と同時にいきなり1期終盤の話が展開される。大いなる力や[[次元力]]などと呼ばれる今作の根幹を成す設定に大きく絡んでおり、[[ザ・ビッグ]]はその力の使徒であるらしい。[[ビッグオー]]は終盤にファイナルステージが追加され、ロジャーがスーパー系では珍しく[[魂]]を覚えるので火力面ではゲーム中でも一・二を争う。だが、原作のラスボスである[[ビッグヴィヌス]]は未登場。
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:音声初収録。初登場と同時にいきなり1期終盤のシナリオが展開される。「大いなる力」や[[次元力]]などと呼ばれる今作の根幹を成す設定に大きく絡んでおり、ビッグオー&ロジャーの性能も合わさって非常に優遇されている。
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:また、ビッグオー専用の運搬列車(改造されたのか線路以外の場所も走れる)もマップアイコンで再現され、[[シベ鉄]]の線路を勝手に走ってダイヤを乱すというクロスオーバーもある。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
 
:他の『Z』からの登場作品の主人公たちと同じく、多少の見せ場はあっても基本的には[[いるだけ参戦]]。
 
:他の『Z』からの登場作品の主人公たちと同じく、多少の見せ場はあっても基本的には[[いるだけ参戦]]。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:『Z』からのスーパー系作品では唯一の継続参戦。参入は中盤だが、物語全体の転機に併せて登場する為非常に印象深い扱いとなっている。
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:『Z』からのスーパー系作品では唯一の継続参戦。参入は中盤だが、物語の転機にキーパーソンとして登場するため印象深い。
:今回は2ndSeasonの一部エピソードの再現が行われており、『Z』に登場しなかったビッグヴィヌスも登場する。
 
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:完全に原作終了後の設定で登場。
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:本作をもって、めでたくZシリーズ皆勤となった。完全に原作終了後の設定。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:初参戦作品。第1期までの展開(『D』はセカンドシーズン完結からわずか4か月後の発売であるため、制作中はセカンドシーズン放送前~放送中だったと思われるので当然ではある)…と言えば聞こえはいいが、[[パラダイムシティ]]の設定が登場しないため、一期の展開すら殆ど再現されず、シュバルツの目的も原型を留めないほどに改編されており、ほぼ[[いるだけ参戦]]。当然ながらセカンドシーズンでの追加武装も登場しない。
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:初参戦作品。制作中はセカンドシーズン放送中だったため第1期のみ参戦<ref>角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。</ref>。
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:パラダイムシティが存在しないのもあって原作再現はほとんどなく、シュバルツの目的も原型を留めないほどに改変されている。しかし、登場人物らの活躍の機会は十二分に設けられており、一概にいるだけ参戦とは言い難い。
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:現状、ドロシー1とイールが登場し、主題歌がBGMとして採用されている唯一のスパロボ。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:2019年6月に期間限定参戦。
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:2019年6月に期間限定参戦。当初はネオディーヴァのエレメント達と甲児、さやかが記憶を奪われパラダイムシティの住民<ref>甲児はロボット工学の権威、アマタは映写技師、カイエンはダストンの部下…といった具合。</ref>として登場するが、今回の舞台となるパラダイムシティは'''[[マジンガーZERO]]が作り出した本来のパラダイムシティとは似て非なる箱庭'''という設定。
  
 
== 余談 ==
 
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== 資料リンク ==
 
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*[http://www.the-big-o.net/ アニメ公式サイト]
 
*[http://www.the-big-o.net/ アニメ公式サイト]
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2023年12月1日 (金) 21:36時点における最新版

THE ビッグオー
原作 矢立肇
監督 片山一良
シリーズ構成 小中千昭
片山一良
脚本 小中千昭
長谷川圭一
赤星政尚
吉田伸
キャラクターデザイン さとうけいいち
メカニックデザイン さとうけいいち
音楽 佐橋俊彦
制作 サンライズ(第6スタジオ)
放送局 WOWOW
放送期間 1999年10月13日 -
2000年1月19日
話数 全13話
次作 THE ビッグオー 2nd SEASON
初登場SRW スーパーロボット大戦D
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THE ビッグオー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

記憶を失った街、パラダイムシティで活動するネゴシエイターロジャー・スミスを主人公にした作品。アメリカンコミックを彷彿とさせる雰囲気が特徴的で、昭和時代のSF漫画・特撮を思わせる演出が多々見受けられる。当初1期のみ・未完で終わるはずだったが、アメリカでの放送が成功し2期(2nd SEASON)の制作につながった[1]

尚2002年10月から2003年3月までの地上波UHFや以降のCS(アニマックス)での再放送時には26話ひと纏めとして放映されている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

私の名前はロジャー・スミス、記憶を失ったこの町で必要な仕事をしている。

しかし時には法に縛られぬ無法者も現れる。そんな時は相棒のビッグオーの出番だ。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ロジャーとその仲間[編集 | ソースを編集]

ロジャー・スミス
主人公。パラダイムシティ1の交渉人(ネゴシエイター)。
R・ドロシー・ウェインライト
ヒロイン。少女型アンドロイド。
ノーマン・バーグ
ロジャーの老執事。
ダン・ダストン
軍警察の少佐。ロジャーの元上司だが、彼がビッグオーの操縦者であることを知らない。
エンジェル
ロジャーの前に時には敵、時には味方として現れる美女。
ビッグ・イヤー
ロジャーと腐れ縁の情報屋。

パラダイム社[編集 | ソースを編集]

アレックス・ローズウォーター
パラダイム社現社長。
ゴードン・ローズウォーター
パラダイム社初代社長。

その他[編集 | ソースを編集]

ジェイソン・ベック
マヌケな強盗犯。第1話でロジャーにやられてから何度も敵として立ちはだかる。
Tボーン
ベックの手下。
ダヴ
ベックの手下その2。
R・D
メモリーを思い出した若者たちを次々と殺していく謎の処刑人。
シュバルツ・バルト
パラダイム・シティを憎む包帯だらけのメガデウス乗り。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ザ・ビッグ[編集 | ソースを編集]

ビッグオー
ビッグデュオ
マミー

メガデウス[編集 | ソースを編集]

ドロシー1
破損形態も登場。
アーキタイプ
Act:04に登場。ビッグオーの原型であり、ビッグオーを始めとするザ・ビッグの機体の装甲の下はこのような姿である。シュバルツ・バルトに発掘された。

その他[編集 | ソースを編集]

イール
怪獣、いわゆる生物兵器。
ベックビクトリーデラックス
「ヘビーメタルユニット」に分類されるロボット。
プレーリードッグ
ビッグオーを運搬するための専用列車。

用語[編集 | ソースを編集]

パラダイムシティ
物語の舞台となる場所。設定ではニューヨークのマンハッタンに位置しており、JFK空港など現実に存在する施設なども見られる。過酷な環境から避難するために街の大部分は大小のドームに覆われている。
パラダイム社
パラダイムシティの全てを支配する企業。パラダイムシティに存在する全ての企業や組織の親会社であり、自営業や軍警察と言えどもその例外ではない。
メモリー
作中では記憶の事をこう呼ぶ。特に40年前より過去の記憶を指す場合が多い。それに連動して40年以上前の様々な情報もメモリーと呼ばれる。
40年前に起きた何か
誰も覚えていないので詳細不明だが、何らかのとんでもないカタストロフが起こり、パラダイムシティを除く世界の全ての人々は死に絶え、空は常に雲で覆われるようになる。そして、全ての人々は記憶を失ってしまった。劇中にてザ・ビッグを始めとしたメガデウスによる破壊と虐殺があったのではないかと示唆されている。
2nd SEASON』において、その正体が明かされる事となった。
トマト
40年以上前のメモリーを呼び覚ますためにある施設で育てられたパラダイム社の元老院議員のクローン人間を指す言葉。作中ではヴェラ、アレックスが該当する。
メガデウス
作中に登場する現在の技術(メモリー)では完全には作り上げる事のできない巨大ロボット。現在の技術で作り上げられたものはメガデウスとは呼ばれない。ただし、過去のメモリーを思い出し作る物はメガデウスの部類に入る。
ザ・ビッグ
作中で最強のメガデウス。他のメガデウスとは一線を隔し、ドミュナス(操縦者)を選び、さらには自らの意思を持っているような描写を見せるなど謎が多い。
ネゴシエイター

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「BIG-O!」
作詞・作曲:ブライアン・メイ、歌・訳詞:永井ルイ
劇中でも一度だけ戦闘曲としても用いられている。独特な背景にロジャーやビッグオーなどのシルエットがカットインする、特撮『ウルトラマン』シリーズを思わせるオープニング映像も特徴的。
QUEENの楽曲「フラッシュのテーマ」に酷似している(フラッシュのテーマっぽくと注文したら殆どそのまんまな曲として返ってきたらしい)。なんらかのトラブルがあったのか、現在はQUEENのギタリストであるブライアン・メイ氏が本曲の著作者となっており、元々の作曲者であった永井氏は訳詞者扱いになっている(JASRACのデータベースで確認可能)。
この問題との前後関係は不明だが、後の放送や映像ソフトなどでは下記の曲に差し替えられている。スパロボシリーズでも使用されたのは初参戦作品である『D』のみ。
「Big-O! Show Must Go On」
作詞・作曲・編曲・歌:永井ルイ
アニマックスおよびキッズステーション再放送時の新オープニング。first、second共通。
「BIG-O!」がQUEENの「フラッシュのテーマ」に似すぎているからの差し替えだろうが、QUEENにも「Show Must Go On」という楽曲が存在する中でこの曲タイトルにしたのは何らかの意図があってかだろうか?
更にこちらにもThe Kinksの楽曲「オール・オブ・ザ・ナイト」に似ているという要素があるが、現時点では「BIG-O!」のような問題は起きていないようである。
エンディングテーマ
「and FOREVER…」
作詞:Chie、作曲・編曲:島健、歌:ROBBIE DANZIE with 高尾直樹
劇中BGM
「SURE PROMISE」
『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』の戦闘曲として採用。劇中の戦闘曲では「STAND A CHANCE」と並んで最もよく使われた。
「THE GREAT」
『Z』で採用。敵出現音楽という印象が強く、『Z』でもビッグオー系の敵の出現の際に流れる。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
音声初収録。初登場と同時にいきなり1期終盤のシナリオが展開される。「大いなる力」や次元力などと呼ばれる今作の根幹を成す設定に大きく絡んでおり、ビッグオー&ロジャーの性能も合わさって非常に優遇されている。
また、ビッグオー専用の運搬列車(改造されたのか線路以外の場所も走れる)もマップアイコンで再現され、シベ鉄の線路を勝手に走ってダイヤを乱すというクロスオーバーもある。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇/再世篇
他の『Z』からの登場作品の主人公たちと同じく、多少の見せ場はあっても基本的にはいるだけ参戦
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
『Z』からのスーパー系作品では唯一の継続参戦。参入は中盤だが、物語の転機にキーパーソンとして登場するため印象深い。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
本作をもって、めでたくZシリーズ皆勤となった。完全に原作終了後の設定。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初参戦作品。制作中はセカンドシーズン放送中だったため第1期のみ参戦[2]
パラダイムシティが存在しないのもあって原作再現はほとんどなく、シュバルツの目的も原型を留めないほどに改変されている。しかし、登場人物らの活躍の機会は十二分に設けられており、一概にいるだけ参戦とは言い難い。
現状、ドロシー1とイールが登場し、主題歌がBGMとして採用されている唯一のスパロボ。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年6月に期間限定参戦。当初はネオディーヴァのエレメント達と甲児、さやかが記憶を奪われパラダイムシティの住民[3]として登場するが、今回の舞台となるパラダイムシティはマジンガーZEROが作り出した本来のパラダイムシティとは似て非なる箱庭という設定。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 放送当時、一部の放送局では番組開始前に必ずJINDOUの曲「WILD CHALLENGER」のCMが入っていたが、ビッグオーの世界観と違いすぎる曲調にインパクトのある歌詞は視聴者に強い印象を残し、「この曲がビッグオーの真のOPだ」などとネタにされることもあった。そのインパクト故か、同曲は後にTVアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』のOPテーマとして採用されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

動画配信[編集 | ソースを編集]

サイト名 取扱いの有無 備考
Amazonビデオ
GYAO! ストア 配信期限あり( - 2019年3月29日)
バンダイチャンネル

資料リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 双葉社『THE ビッグオー オフィシャルガイド』37頁。
  2. 角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。
  3. 甲児はロボット工学の権威、アマタは映写技師、カイエンはダストンの部下…といった具合。