「獅堂光」の版間の差分
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:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]との特殊戦闘台詞。ハマーンの根底にあるものが'''憎悪'''であることを読み取っている様子や、その感情に囚われている彼女を救い出そうと動く健気さが窺える。 | :[[ハマーン・カーン|ハマーン]]との特殊戦闘台詞。ハマーンの根底にあるものが'''憎悪'''であることを読み取っている様子や、その感情に囚われている彼女を救い出そうと動く健気さが窺える。 |
2021年5月10日 (月) 01:30時点における版
獅堂光 | |
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読み | しどう ひかる |
外国語表記 | Hikaru Shidou |
登場作品 | 魔法騎士レイアース |
声優 | 椎名へきる |
デザイン |
CLAMP(原案) 石田敦子(TVアニメ) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
誕生日 | 8月8日 |
星座 | 獅子座 |
年齢 | 14歳 |
身長 | 145 cm |
髪色 | 赤(原作漫画版は紅色) |
髪型 | くせっ毛で細長い一本の三つ編み |
瞳の色 | 赤 |
血液型 | O型 |
パーソナルカラー | 赤 |
所属 | セフィーロ |
学年 | 中学2年生 |
称号 | 魔法騎士 |
主な搭乗機 | 炎神レイアース |
特技 |
剣道 動物と話せる |
趣味 | 閃光と遊ぶ |
好きな食べ物 | アイスクリーム |
嫌いな食べ物 | からいもの |
大事なもの | 閃光 |
概要
伝説の魔法騎士として召喚された中学2年生の少女。魔法騎士のリーダー格。
3人の兄に守られ育てられた関係で口調はボーイッシュだが一人称は「私」。純粋さゆえに子供っぽいところもあるが、優しく素直でまっすぐな心の持ち主。強い正義感と凛々しい雰囲気を併せ持ち、困った人を放っておけず言い出したら聞かない頑固さも持つ。小学生と勘違いされるほどの小柄な容姿から学校では学年を問わず人気者だが、本人にとってはかなりのコンプレックス[1]。
女子校通いで剣道部に所属。実家が剣道道場で、光自身も幼い頃から剣道を習っており、幼稚園児の頃には父親に勝利した[2]。セフィーロに来て早々に炎の魔法に目覚めるなど、潜在的な素養も高い。プレセアに作ってもらった武器はスタンダードな長剣で、光以外が持とうとすると剣から発せられた炎に身を焼かれてしまう。
愛犬の閃光と心を通わせているためか動物と意思疎通ができ、将来の夢は盲導犬の調教師。
第一章でセフィーロの混乱の黒幕と思われていたザガートを倒した後、自身を召喚したエメロード姫に襲われ困惑するが、柱制度の秘密と一連の真相を明かしたエメロードの良心に死を懇願されて彼女を討ち果たし、茫然自失の状態で東京に帰還する。
後悔とやりきれなさを抱えたまま日常に戻るが、第二章では再び海、風と東京タワーに集まった際に再びセフィーロへ召喚され、今度はオートザム、チゼータ、ファーレンとのセフィーロの柱の座を巡る争いに巻き込まれてしまう。
次第にセフィーロに対する想いを強めていき、柱候補の一人に選ばれる。アニメ版ではもう一人の柱候補だったイーグルの戦死後、セフィーロ全ての人々の想いを受けてデボネアを倒し新たな柱となるが、柱制度の崩壊を願いセフィーロを新生させる。その後ランティスに想いを告げ、東京へ帰還した。
登場作品と役柄
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品。声優の椎名へきる氏は本作でスパロボ初参加。また、CMではナレーションも担当している。エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「命中アップ」。
- 魔法騎士3人の中で最大の火力を叩き出すが、フルに活かすには3機分の出撃枠が必要なので、攻撃力よりも出撃枠を優先し、光だけ出撃させるプレイヤーも多いだろう。
- 本作ではエメロード戦以降、彼女の気持ちを知りたいという理由から他者の恋愛事情に興味を示す場面が多く存在し、アニメ以上に恋愛に対して積極的な面を見せている。中断メッセージでは「TVゲームをやったことがない」ことについても拾われている。
- ちなみに、参戦直後のステータスを見ると何故か格闘より射撃の方が高い。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- T
- 魔法騎士、底力L5、闘争心L2、サイズ差補正無視L1
- 魔神にHP回復があるため少々相性は悪いが、中途半端な底力を思い切って最大レベルまで上げると、集中も鉄壁もないハンデをある程度ごまかせる。
- 中距離攻撃が多いため、ヒット&アウェイもあると柔軟に運用できるだろうか。
エースボーナス
- 特殊スキル「魔法騎士」の効果が強化される
- 『T』で採用。
人間関係
- 龍咲海、鳳凰寺風
- 同じくセフィーロに召喚された魔法騎士。偶然、同じ日に東京タワーへ社会見学に来ていたこと以外に接点はなかったが、セフィーロでの冒険を経てかけがえのない親友となる。2人のことは「ちゃん」付けで呼ぶ。
- OVAでは、同じ学校の友人という設定。
- モコナ
- 魔法騎士の旅を助ける謎の生き物。彼(?)に懐かれ、光も彼(?)の喋っていることが理解できる。
- 獅堂覚(さとる)、獅堂優(まさる)、獅堂翔(かける)
- 剣道の道場を営んでいる三人の兄。長兄の覚は落ち着いた性格をしているが、次兄の優と三兄の翔はやや過保護な一面があり、「 光と付き合いたければ剣道の試合で三人全員に勝利し、交換日記から交際」と思い込んでいる。光は彼らをそれぞれ「~兄様」と呼ぶ。
- 閃光(ひかり)
- 愛犬。言葉は通じなくても心を通わせている。エテルナの試練では幻影と戦わされた。
- セガサターン版では召喚獣のような形で炎の魔法となった閃光の幻影を使用できる。
セフィーロ
- クレフ
- セフィーロに来て最初に出会った人物。成長する防具[3]と炎の魔法を授けられる。
- プレセア
- クレフに紹介された創師。調達した鉱物エスクードを剣に加工してもらい[4]、お礼に地球の飴玉を渡している。
- ザガート
- エメロードを攫った敵。当初は倒すべき存在としか認識していなかったが、彼の死後にその真意を知って考えを改める。
- 第二章では彼を手にかけてしまったことを悔やんでおり、アニメではその弟であるランティスへの想いと併せて長く引きずることになる。
- エメロード
- 彼女によって召喚される。ザガートを倒して彼女を救出すればセフィーロは救われ、魔法騎士の使命が果たされると信じていたが、もたらされた真実は光の心を大きく揺るがす。
- ランティス
- ザガートの弟。彼の持つ優しさに少しずつ惹かれていく一方で、「兄のザガートとその愛する人のエメロードを殺した自分を恨んでいるはずだ」と思っていた。ランティス本人には光及び魔法騎士を恨む気は全くなく、最終的に相思相愛になる。
- 原作漫画版では光はランティスとイーグルの両方を大切に思っており、創造主曰くランティスも光とイーグルの両方を大切に思っている。作中でどちらかを選ぶという選択肢は描かれていない。
- アニメ版ではノヴァの存在によって、自身の彼へ抱く感情が恋であると明確に認識しており、最終回にてはっきりとその想いを告げている。
オートザム
- イーグル・ビジョン
- セフィーロを巡った敵同士ではあるが良き友人でもあり、ランティスへの負い目から悩んでいた時に励まされている。アニメ版第二章ラストで自分たちを庇い戦死する。
- 原作漫画版では自分を犠牲にしようとする彼に反対し、『柱』候補から外れて消滅の危機にあった彼を救い出す。全てが終わった後、セフィーロにて療養する彼を見舞っている。光はランティスと同じくらい彼を大切に思っており、最終回ではランティスからのとある問いかけに、ランティスと並んで彼の名前も挙げている。
その他
- ノヴァ
- 光にそっくりな少女。自分と自分の大切な人を殺そうとする彼女の存在に困惑する。
- その正体はエメロードを手にかけてしまった光の心の闇から生まれた影。邪悪な存在というわけではなく、光に否定された悲しみとデボネアに吹き込まれた「罪を背負った光はエメロードのように大切な人と死ぬことでしか幸せになれない」という思い込みで動いている。
- 彼女を通して自分自身の心とも向き合っていくことになり、最終的に彼女を受け入れてひとつの存在に戻った。
- デボネア
- セフィーロを闇の世界へ落とすことを目的としており、その障害となる光ら魔法騎士を滅ぼそうと目論んだ。
他作品との人間関係
- 兜甲児
- 『T』にて共演。世界を救った英雄として尊敬しており、兄達が「コロニー落としで地球に被害がなかったのは彼らとGGGのおかげ」と言っていたため、東京タワーで出会った際にお礼を言う。実は「魔神」を駆る者として思わぬ因縁が存在し、互いに勇気づけていく最先輩と最後輩でもある。
- ショウ・ザマ
- 『T』にて共演を果たす。異世界召喚もの+ロボットものの主人公である彼の薫陶を受けて騎士として成長していく。最終的には偶然の一致とはいえ、彼の「怨念を断つ」構えを使用する。
- シオン・ザバ
- 『T』ではセフィーロとバイストン・ウェルが繋がっているため、彼と同時に加入した。ゴーレムから助けてもらったのが縁で友人となり、援護時の特殊台詞も存在する。彼を魔法騎士に加えようとしたり、ショウとのいがみ合いを仲裁したことも。
- タカヤノリコ
- 『T』における姉貴分。性格の共通点からすぐに意気投合し、お互いの心の強さを認め合いながら切磋琢磨していく。カズミを含めて「お姉さま」と冗談交じりで呼ぶ時もあり、一部のファンからは「炎の三姉妹」と称される。
- ポール・ダルジュ
- 『T』にて、力を持つ者には責任があると伝えるために対峙する。宇宙怪獣に襲われた彼を身を挺して救出し改心させた。
- アンジェラ・バルザック
- 『T』にて共演。幼げな容姿の為に実年齢よりも下に見られがちという共通点を持つ。初対面の際に自分と同年代だと思っていたことを不愉快がられて10歳未満扱いされた為、反論した。
- 獅子王凱
- 『T』における格闘戦のコーチ。前衛に出る機会が多くなると見越した剣鉄也の人選。性格的にもかなり相性が良い。特訓はトッドいわく「ライオン対決」。
- 炎竜
- 『T』で凱や鉄也が用意した魔法用のトレーニング相手。
- アムロ・レイ
- 『T』で彼に「モコナがチャーミングだからさ」と言われたモコナを羨ましがり、お願いして「光がチャーミングだからさ」と言ってもらった。これはCLAMPメンバーのもこなの要望でもある。
- ハマーン・カーン
- 『T』にて彼女の内にあるシャアへの複雑な感情にエメロードと似たものを感じ取る。ストレス解消にモコナを勧めたり、海・風とお茶に誘おうとした。シャアに対する感情を口に出させて整理を促そうとし、彼女相手にまっすぐ切り込む姿はT3の面々を驚かせる。戦闘前会話と戦闘時の特殊台詞も存在。
- シャア・アズナブル
- 『T』では戦闘前会話と戦闘時の特殊台詞がある。ちなみに光でシャアを攻撃すると彼の顔グラフィックが微笑む。
名台詞
アニメ版
- 「うわ~高いな~凄いな~! 社会見学でこんな所に連れて来て貰えるなんて嬉しいな、ねぇ!」
- 第1話より。光の第一声。社会見学で東京タワーに来たことに不満を口にする女生徒がいる中、双眼鏡から見える景色を見てはしゃぐ。
- 「獅堂光14歳、中学2年!」
- セフィーロに召喚され、海、風に元気よく自己紹介する。……が、二人からはその身長の低さから小学生と思われていたため驚かれてしまった。
- 「炎の…矢ーーーっ!!」
- セフィーロに来てすぐ修得した得意魔法。
- 『T』ではDVEとなっている。
- 「大切な友達だ。私が泣いている時、隣にずっと居てくれた。転んだら傷の心配をしてくれた。人間の言葉は話せないけど、でもその代わり、心で分かり合える大切な友達なんだ!」
「違う。閃光はこんな事はしない。閃光はいつも優しくて、私を守ってくれた…これは閃光じゃないっ!」 - 第5話より。伝説の泉エテルナにてエスクードを手に入れるための試練において「自分のもっとも大切なもの」と対峙した時の言葉。この言葉と共に幻影を破り、新たな力を手に入れた。
- 「友達に攻撃させるなんて良くできるな! 友達が私達にやっつけられたり、怪我させられたりして平気なのか!?」
「友達が怪我したら悲しいだろ? 友達が危なかったら助けてあげたいって思うだろ? 友達を大切にしなくて何が大事なんだ!」 - 第10話より。海の神殿にて対峙したアスコットの「友達」の魔物カペラを傷つけた事に対する恨み事へ反論。
- 「ごめんなさい……でも……好き…」
- 第37話より。ノヴァに折られたエスクードの剣を蘇らせるべく試練に挑むことになるが、それを邪魔しに現れたノヴァから自分がランティスに心惹かれている事、ザガートのことで負い目がある事を指摘される。
- シエラの助力を受けて剣を再生することには成功したが、ノヴァを振り切る為に戦ったことで精神力を使い果たし気絶してしまう。
- 意識朦朧とする中、異変に気づき駆けつけたランティスに思わず本音を漏らす。
- 「……好きになってもらえないのに、好きになるのは……」
「自分の心に、嘘がつけないからだ! 自分にだけは、嘘をつきたくないから!」 - 第48話より。長きに渡り苛まれ続けた「好きになってもらえないのに、どうして好きになるの?」というノヴァの問いかけに対する光の答え。ザガートを手にかけてしまった罪悪感と自分自身の気持ちの葛藤を遂に乗り越え、彼女は愛する者の名を叫ぶ。
- 「ノヴァ…私の心がわかる?私は、好きな人とは一緒に幸せになりたい。生きて、幸せに……ノヴァ、私は自分を好きになろうと思う。後悔したり、苦しんだり、悲しんだりする心ごと、自分を好きになりたいと思う」
- 第49話より。ノヴァの正体を知り、未熟だった自分の心に折り合いをつけ、ノヴァを受け入れた。
- 「レイアースに力が…!」
海「みんなの心が流れ込んでくる…!」
風「セフィーロの皆さんの心ですわ…!」 - デボネアとの最終決戦、圧倒的な暗黒の力を前に傷つき倒れるが、そこにセフィーロの人々の祈りが届き、レイアースに新たな力を与える。
- (クレフと約束したんだ…もし私に柱の資格があるなら、私の望んでいるセフィーロにしたいと願っていいって…!)
「このセフィーロから柱をなくす!そして、これからのセフィーロは、この国を愛するみんなと作っていってほしい!」 - デボネアを倒し、柱の証を手にした光は悲しい運命を繰り返さぬため、柱システムの崩壊を願う。掲げた閃光の剣が闇に染まった空を貫き、セフィーロに光を取り戻し、長い戦乱は終結を迎えるのだった。
- 「ランティス…これからきっと、セフィーロは平和で美しい国になるよね。エメロード姫がいた頃に負けないくらい」
ランティス「ああ…」
「ランティス……好き……」
ランティス「…俺もだ…」 - 全てを終え、皆の元へ帰還する光はランティスへ想いを告げた…そして…。
- 「もう一度、セフィーロに行きたい。今度は後悔のためじゃない……セフィーロの、新しい物語を知るために」
- 一年後の夏。再び東京タワーに集った三人は窓の外に平和になったセフィーロの姿を幻視し、想いを馳せるのだった。
原作漫画版
- 「火山……? 海……? 空に浮かんだ山……?」
「ここはどこだ!?」 - セフィーロに召喚された直後、空から落ちながら叫ぶ。後にこの3ヶ所で魔神を復活させるため、伏線ともいえる。
- 下のセリフは『2』で再びセフィーロに召喚された際にも言っている。
- 「こんなのって こんなのってないよー!!」
- 第一章ラストにて。魔法騎士レイアースという作品を象徴する台詞として有名。
- 『柱』としての役目を果たせなくなったエメロード姫を討ち東京に帰還した光達だが、その表情に元の世界に帰れた喜びは一欠片もなく、あったのは悲嘆だけであった。
- ザガートとエメロード姫のあまりにも悲しく残酷な運命を知った光の慟哭が東京タワー展望室に木霊する……。
- アニメでは帰還直後ではなく、後にこの場面を回想するシーンで度々口にしている。
- 「…違う…それじゃエメロード姫と同じだよ!」
「エメロード姫は自分を犠牲にして大好きな人たちを守ってくれたけど 残された人たちはどうすればいいんだ!?」
「姫のことが大好きで 姫を何よりもたいせつに思っている人たちの心はどうなるんだ!?」 - 共に『柱』候補に選ばれたイーグルとの一騎打ちにて。ランティスに『柱』の残酷さを教えられていたイーグルは、ランティスが自身の命と引き換えに『柱』制度を終わらせようとしていることに気づく。イーグルはランティスを死なせたくなかった為に、死期が近い自分が『柱』となることでセフィーロを閉じ、『柱』の悲劇を終わらせるつもりでいた。
- それを聞いた光は、自分一人だけを犠牲にしようとするイーグルの姿をエメロード姫に重ね、エメロード姫の死以降ずっと心に抱えていた想いをぶつける。
- 「もう誰かを悲しませるのはいやだ 愛する人を失って泣く人たちを見るのはいやだ」
「そして…後悔するのは…」
「ぜったいに いやだ!!」 - セフィーロの『柱』を巡る戦いの中で、様々な人物が大切な人を想い悲しんでいることを知り、培われた光の想い。
- この何よりも切実な想いは世界を揺るがし、『柱』へ続く新たな『道』を作ることになる。
- 「『信じる心が力になる』この『世界』の理は素敵だと思う でも……一人の肩にこの『国』のすべてを背負うのは …重すぎる」
「だから…いっしょに戦ってきた海ちゃんや風ちゃん このセフィーロで出会えたたいせつな人たち そしてオートザムやチゼータ ファーレン…この世界の別の国の人たちと……この国にはなにが必要なのか 幸せになるにはこれからどうすればいいのか ゆっくり考えていきたいと思う」
(省略)
「もう二度と誰も犠牲にしたくない 大好きな人たちみんなと生きて幸せになりたい この『セフィーロ』で!」 - 新たな『柱』に選ばれた光。最初に願ったのは、全ての悲劇の始まりであった『柱』制度の撤廃であった。
- これを受けてモコナは『光たちは愛する者を信じている』ことを理解し、セフィーロの行く末を彼らに委ねると、魔神と共に別次元へと去っていく。
- こうしてセフィーロは本当の意味で『信じる心が力になる』世界へと変わっていく……。
- 「新しい国の名まえはあなたがつけて! 私たちをずっと見守ってくれた あなたが!!」
- 生まれ変わったセフィーロは、その名前も変えることが決まっていた。
- いい名前を思いつけない光が、自分たちの動向をずっと追っていた読者である『あなた』へ尋ねたところで、この物語は終了する。
- このシーンのページには、読者が自由に国の名前を書き込めるスペースが用意されている。
迷台詞
良くも悪くも天然な言動が多い。
アニメ版
- 「! うわぁぁああっ!」
「双眼鏡、切れた」 - 第1話より。双眼鏡[5]を見ていた際、突如悲鳴を上げ、友人の女生徒2人が心配する中、こう伝え、ずっこけさせた。
- この後、使用を継続しようと硬貨を探していたところ、風が通りがかる。
- 「閃光に会いたーーーい!!」
- 第7話より。風がフェリオから貰った願いが叶うオーブ(通信用のマジックアイテム)に叫んだ願い事。あまりの大声に風とモコナは吹っ飛び、海からは「耳が飛んでっちゃうかと思ったわよ!」と言われる。
原作漫画版
- 「いこう! 海ちゃん!」
「いいから、いこう!!」
「だいじょうぶだっ海ちゃん!」 - 第1巻のオマケ漫画より。台詞だけならまともだが、このときの光は、ほぼ眠ったままで海を叩き起こすと手を引っ張って外に出ようとしており、それを海が止めようとしている状態だったりする。そこへ、やはり眠ったままの風がやって来て海の脇腹をくすぐりだすというカオスな状況に。翌朝、海が寝不足でフラフラになったのは言うまでもない。
- 「ランティスとイーグル!」
- 『2』最終回にて地球の言葉で光に告白しようとしたランティスに、光は『結婚』のことを教える。そしてランティスから「ケッコンしたいやつはいるのか?」と聞かれると、屈託のない笑顔でこう返答した。原作の光は『大好きなみんなの中の一人』という意識が強い為か、自分の彼への想いが『恋』だと自覚している場面はなく、アニメに比べると恋愛がよくわかっていないことからこう発言したと思われる。ランティスはこれを聞き一瞬固まるが、皆を心から大切に思う光を見て微笑み返している。
- ファンに「伝説の二股エンド」と呼ばれるトンデモ発言。しかし、原作者のCLAMPが「幸せは人それぞれで周りに合わせる必要はない」という価値観を持っている(それを象徴するように、CLAMPの執筆した別作品『カードキャプターさくら』では、好意を寄せあう高校生、教師と小学生のカップルなど、同性愛や年の離れた恋などの描写が出てくる)こと、三人の男女が互いを同等に思い、守り合っている光とランティスとイーグルの特殊な関係性からも、光が純粋に三人で一組の伴侶だと思っているがゆえの正真正銘の三人婚宣言と読み取ることも可能。
- もっとも「ケッコンとは二人とするものなのか?」というランティスの問いには首を横に振っている為、結婚は二人でするものとは分かっているらしい。『もし結婚するならどんな人が理想か』という答えとして返した可能性もある[6]。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「シャア・アズナブル…! あなたの悲しみを受け止めてあげたいけど…!」
- シャアとの特殊戦闘台詞。余談ながら、光は「クェスと同じ年頃の少女(正確には光が1歳上)」「強い精神力を持ち、純真まっすぐで母性が強い」「イメージカラーが赤色」という、シャアが好みそうな要素を兼ね備えており、この台詞だけ抜き取ると光がシャアを振っているように見えてしまう。
- 「憎しみの心を解き放って、ハマーン・カーン!」
- ハマーンとの特殊戦闘台詞。ハマーンの根底にあるものが憎悪であることを読み取っている様子や、その感情に囚われている彼女を救い出そうと動く健気さが窺える。
- 余談だが、椎名へきる氏は自身の番組である「おいでよパーティ!へきルーム417」(2018年11月23日配信)にて、上記の台詞と共に収録したと公言していた。
- 「ラバーン・ザラマンド…!お前を怨念から解放する!」
- ラバーンとの特殊戦闘台詞。聖戦士としての資質や能力に長けていながら、自身の根底に宿る怨念に縛られるが侭生き進む様子の彼に対し「魔法騎士の一人である自分が止めなければ、惨事を防ぐことができない」使命感を燃やしている様子が現れている。
- 「人の心を忘れたお前達が進化した姿であるものか!」
- コーウェン&スティンガーとの特殊戦闘台詞。インベーダーに寄生されて変貌した身とはいえ、人間であることや心身を自ら棄て去った上に最後は巨大インベーダーに変わり果て、本能のままに全ての生命を滅ぼしに掛かったのだから、光自身子供であっても「生命の進化」云々と彼らから言われて納得できる筈はない。
- 「人の生命を奪ってきた奴の言葉なんて信じられるものか!」
- カギ爪の男との特殊戦闘台詞。自分の意に沿わない人物を悉く屠り、尚且つ強烈なエゴを示し続けるカギ爪の男へ対する怒りがこの一言に凝縮されている。また、彼によって大切な人を奪われたヴァンへの共感もあり、先述の台詞とは別でヴァンの思いを汲み取っている戦闘台詞が存在する。
シナリオデモ
- 「じゃあ、自己紹介するね! 私、獅堂光! 8月8日生まれ、中学二年生! 身長145センチ、血液型はO型! 大事なものは友達の海ちゃんと風ちゃんと犬の閃光(ひかり)だよ!」
- 『T』エーストークより。上記の自己紹介のスパロボ版。大事なものに海と風の2人が追加されている。
- 「努力と根性…。それは何にも負けない強い意志…」
「私も戦おう!努力と根性で!」 - 『T』第21話「小さな火を胸に」より。コウイチロウやユングらとノリコの戦場での遣り取りにおいて、コウイチロウがノリコへ向けて放った一言は結果として、光が自身の闘志を再度奮い立たせる流れにも繋がった。
- その瞬間、彼女自身の新たな力が覚醒することとなる…。
スパロボシリーズの迷台詞
戦闘台詞
- 「何なんだ、あんた達は…!?」
- UND(カンパニー)との特殊戦闘台詞。確かに、得体の知れない相手を目にすれば「何なんだ」の一言がとっさに出ることがあるが、濃ゆい面々のチームに加わっている影響なのかボーイッシュ口調が砕け過ぎた感を強めている。
- また、言い回しがどことなく彼を彷彿とさせなくもない。
- 「悪い会社はつぶれちゃえ!」
- UND(カンパニー)との特殊戦闘台詞その2。確かにUNDはブラック企業気質の組織だが「悪い会社」と形容出来うる存在であるのか微妙な面が垣間見えるので、その通りとは言い難い。
シナリオデモ
- 「これからはよろしくね、トッドさん。でも私達を裏切ったら許さないから」
- 『T』第20話(治安維持隊ルート)のサイドプランシナリオにおいて。トッドがT3に加わることになった際に彼へ発した一言だが、この時の彼女は笑顔を浮かべながらキツイことをサラッと言っているため、風並みとは行かないものの末恐ろしい一面を見せている。その一言に対しトッド本人は「わかった、わかった。お嬢ちゃんに怒られたくはないしな」と返しているが、彼自身は内心でどう思っていたのだろうか。
- なお、普段の彼女の言動からは中々見られない貴重なシーンでもある。
- 「もしかして、私達の事…役立たずだと思ってる!?」
- 『T』第20話(自由遊撃部隊ルート)のミッションクリア後シナリオデモにおいて。各部隊合流時に新規メンバーの一人として顔合わせを行なった際、同行していた部隊の面々がその経緯を説明している中でトビアが放った一言「しかし、そんなすごい戦いの連続の中、魔法騎士は何をしてたんだ?」に対しての抗議である。
- 確かに、魔法騎士の試練やザガート一派との戦いで「何もしていなかった」かのような見られ方は自分たちに対する侮辱や軽視としか捉えられないだろう。しかし、彼の発言に対する抗議の一言もやはり光自身の性格が現れているためか、プレイヤーによっては思わず仄々しさを感じてしまう面が出てしまっている。
- 「カ、カズミさんや風ちゃんがちんちくりんになってる!」
「海ちゃんまでモコナみたいになってる!」 - 『T』ボーナスシナリオ「呪いのスーパーデフォルメ」より。カズミらが突然SD化してしまった上に性格まで一変していたことからパニックになり放った一言。
- ノリコも同様に混乱するが、特に海と風の性格の変貌に対しては流石のノリコも驚きと不安と疑問を隠せなかった模様。
搭乗機体
- 炎神レイアース
- 搭乗機。
余談
- 3頭身の描写になると、猫の耳と尻尾が現れることがある。
- 原作漫画版ではアニメと違い、制服のリボンにワンポイントがある。
- 原作漫画版ではセフィーロの創造主によってイーグルと共に時間の静止した東京へ飛ばされ、一騎打ちの末に新たな柱となるが創造主に柱システムの欠陥を諭し、柱システムの崩壊を願う。その後は地球とセフィーロを行き来する生活を送っており、ランティスからプロポーズまがいの言葉を送られているが……(迷台詞参照)。
- OVAでは、ミッション系の中学3年生であり、新体操部に所属している。
- OVA版では本編とは逆に最も早く魔神レクサスを覚醒させた。アルシオーネを倒した直後、ザガートの魔神の攻撃を食らいレクサスを消失。ランティスから復活の試練を受けさせられていた為、後半まで戦線離脱している。本編同様ランティスと両想いになるが、ランティスは自らの肉体と魔神を犠牲にレイアースの武器となり、最終決戦後に消滅してしまい。結ばれることはなかった。
商品情報
脚注
- ↑ 海と風から「小学生かと思った」と言われた時に少しムッとしている。
- ↑ 父親はその時のショックで修行の旅に出ており、長い間家には帰っていない。
- ↑ 着用する魔法騎士の心の成長に応じて三段階に形状を変化させる。手の甲の宝玉部分には剣を収納できる。
- ↑ 魔法騎士専用となるエスクード製の武器は持ち主の心の成長に応じて形状を変化させる。劇中では二段階に変形した。
- ↑ 東京タワーの展望台に設置されている「有料で一定の時間だけ使用できる双眼鏡」のこと。使用時間を過ぎるとすぐに視界が閉ざされ、目の前が真っ暗になる。光が驚いたのはこのため。
- ↑ その後全員が好きな人と答えているが、結婚することは家族になるということでもあるため、「好きな人みんなと家族になりたい」という意味で言ったのかもしれない。