「ダミープラグ」の版間の差分
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2021年4月11日 (日) 18:56時点における版
ダミープラグ | |
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外国語表記 | Dummy Plug |
登場作品 | |
声優 | 林原めぐみ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | パイロット |
スペック | |
---|---|
分類 | プログラム |
ダミープラグは「エヴァンゲリオンシリーズ」に登場するシステムの名称。
概要
その性質ゆえ希少なEVAパイロットのバックアップシステム。
エヴァに「そこにパイロットがいる」と思い込ませシンクロさせることが可能だが、あくまで擬似的なものに過ぎない。赤木リツコ博士いわく「人間のマネをするただの機械」。ネルフ本部の手動により本来の搭乗者から操縦が切り替わる。原始的な拳による戦闘を行い、容赦ない殺戮レベルで敵を殲滅する。言ってみれば、人工的かつ任意で起こせる暴走の様なもの。初号機のものは綾波レイのクローンボディ、量産機のものは渚カヲルが基になっている。なお、有人タイプのEVAで使用された場合はパイロット側からはEVAの行動停止やシステム発動の阻止は不可能(ただし、プラグ内にあるシステム機器を破壊すれば阻止できる可能性はある)。
また、初号機は一度はダミーシステムが問題なく発動したが、シンジ不在によるダミープラグでの起動の際、機体側からダミープラグを拒否する反応を示し、新劇場版では本当に初号機が嫌がるような動きをしている。
プラグは通常のエントリープラグと違い赤色。また、REI-00型とKAWORU型もデザインの細部が違う。
新劇場版では普通のエントリープラグと形状が異なり、システム起動時は特殊なインターフェースがパイロットを覆う他にメインモニターが遮断される(要するに外の様子がわからない)。
新劇場版ではこのシステムに類似するものとして、パイロットから任意で発動できる裏コード「ザ・ビースト」が登場する。こちらはパイロットにかなりの負担が掛かるものの、パイロット自身の意思で操縦可能となっている。2号機(弐号機)での発動がマリによって行われているが、全機に搭載されているかは明らかになっていない。
また、これとは全く逆の停止信号を出し続けて封印する目的のプラグが零号機暴走後の凍結の際に登場しており、こちらもダミープラグの一種と思われる。
登場作品と役柄
SRWではEVA初号機 (暴走)のパイロットとしても登場している。本来、碇シンジの危機に発動する暴走初号機の人格とは違うのだが、SRWでは『第3次α』を除いてダミープラグがパイロット扱いされている。この間違いはスタッフも承知しており、『F』のキャラクター事典で「ダミープラグという表現は正しくないかもしれないが、これで統一しておく」と言及している。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。キャラクター図鑑には担当声優が記載されている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。5回暴走させることがバッドルート条件の一つ。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(DC)
- EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。原作同様に第13使徒バルディエル戦で強制使用される可能性がある。
- EVA量産機のパイロットがこれ(KAWORU型)であるが、表記はEVA量産機。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 暴走初号機の操縦者=ダミープラグという誤設定が改められ、EVA初号機(パイロット)と区別された。
- ゲンドウの用意した偽初号機のパイロットとして登場。EVA量産機については『α』と同様。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 「ダミーシステム」表記。第47話「生命の選択」で暴走初号機のパイロットとして登場。
- 通常の暴走時と微妙にエースボーナスと獲得経験値に違いがある。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 攻略本によると、EVA量産機に搭載されている模様。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 名称のみ登場。原作同様に第9の使徒との戦闘で起動させようとするも、失敗に終わっている。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。原作同様に第13使徒バルディエル戦で使用されるが、ラーゼフォンの介入により沈静化する。
- EVA量産機については『α』と同様。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力
- 命中率+20%
- 『第3次α』で採用。
エースボーナス
- 常時気力170
- 『第3次Z時獄篇』で採用。
パイロットBGM
- 「THE BEAST」
- 「THE BEAST II」
- SRWではこれが使用されることが多い。本来は初号機が暴走・覚醒した時に使用された曲で、ダミーシステム発動時に使われた曲ではない。
- 「NORMAL BLOOD」
- SRWでは未使用。第13使徒バルディエル戦でのダミーシステム発動時に使われた。「THE BEAST II」のアップテンポ版。
- 「今日の日はさようなら」
人間関係
搭乗機体
- EVA初号機 (暴走)
- EVA量産機
- KAWORU型が使用されている。
余談
- ダミープラグの声は普通に聞いただけではとても林原めぐみ氏の声とは思えないが、倍速(早回し)再生にすると林原氏の声になる。
- 現実においてダミーと付くパーツは「本来の機能は持たせずに端子保護等の目的で装着」するものである。スマートフォンで使われているイヤホン端子に差し込むタイプのアクセサリーがそれである。機器を騙すというニュアンスとしては、無線機器の調整で出力するが周りに影響を出さないように電波を熱に変換する「ダミーロード」が近いと思われる。
- 複数のユニットで構成されるシステム上で、すべてのユニットが存在しない状態で稼働させて部分的な挙動を観察する際、不在ユニットとやり取りするはずの信号を決まった通りに返すだけの簡単なユニットをダミーと呼ぶ場合がある。ダミープラグの挙動も同様であるため、おそらくこれが由来。例えば、パイロット存在シグナルが「有」であるとともに意識シグナルが「無」であった場合、エヴァは「パイロットが意識不明に陥る緊急事態が起きた」と判断する、という形と思われる(無論、もっと複雑に信号のやり取りをしているだろうが)。