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2013年5月19日 (日) 01:02時点における版
ウォン・ユンファ(Wong Yunfat)
- 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
- 声優:橋本晃一
- 種族:地球人(ネオ・ホンコン)
- 性別:男
- 年齢:33歳
- 所属:ネオ・ホンコン
- 役職:ネオ・ホンコン首相
- 好物:チョコレート
ネオ・ホンコン首相で、第13回ガンダムファイト開催委員長。第12回ガンダムファイトにて同国は優勝しているため、地球圏全体を統治している人物でもある。漢字で書くと「黄潤發」。
マフィア上がりの首相で、裏社会にも通じる。普段は飄々とした紳士で、丸眼鏡をかけた姿に愛着すら覚える。物腰を柔らかく、ドモン・カッシュとの初対面では堂々としている姿は勇ましい。だが、裏の顔は邪魔な存在を即座に排除する悪党であり、時折怒りを見せるときには眼鏡越しからきつい目頭を立てる。また、チョコレートが好きな甘党であり、ファイト観戦中はグラスにポッキーの如き菓子を入れて食していた。
当初は東方不敗を用心棒の如く「先生」と呼び、ドモンをデビルガンダムのコアにすべく共謀していた。だが、デビルガンダムを研究していくうちに、デビルガンダムのコアに相応しいのは「女」と分かり、アレンビー・ビアズリーに目を付けていた。そしてドモン一派のシャッフル同盟を邪魔者扱いをして、トーナメントで全員をドモンにぶつけ、潰し合いを計るが失敗。ここにきて価値観が違う東方不敗とは亀裂が生じ、ついにランタオ島のデビルガンダムを操り、東方不敗もろともシャッフル同盟を葬り去ろうとするが、デビルガンダムは破壊され、自身もライジングガンダムとウォルターガンダムとの戦闘に巻き込まれ、統治権をも失う。
最後は自らウォルターガンダムに乗りこみDG細胞に感染、グレート・ウォンとしてレイン救出へ向かおうとするドモンに襲い掛かる。しかし本来ガンダムファイターではない彼はドモンの相手ではなく、一蹴され最後はドモンの恋路を邪魔したため風雲再起に蹴られてあっけなく最期を迎える。
コミックボンボンに連載された漫画版では、レインに倒され落下したウォルターガンダムが官邸に直撃し、そのまま死亡する。
余談だが、ウォン役の声優である橋本晃一氏は『聖戦士ダンバイン』でフェイ・チェンカという香港の売れない俳優を演じていた。相手である日本人ショウ・ザマに「日本人に言わせるものかよ! 俺はフェイ・チェンカだぜ!!」と言い返すが、その直後死亡する。売れない俳優を演じたフェイ役の橋本氏が、今度は香港の統治者になるというのはなんの因果か。そしてウォン役でも日本人(なのかは不明)であるドモンに撃たれるというのは両方の作品を見ている人にはちょっと因縁を感じてしまう。なお、『聖戦士ダンバイン』には当時演出家であったGガンダムの総監督今川泰宏氏が参加していた。
名前の由来は武芸者ウォン・ウェイフォンと俳優のチョウ・ユンファから。
登場作品と役柄
地球圏の覇権を握っているネオホンコンの首相という原作の立場上、そのままの登場は難しく、マフィアのボスや行政官など、何らかの形でホンコンのボスという立場になっている。ファイターでもなく黒幕でもないので、ウルベ以上に出番が少ない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ホンコンマフィアのボスという設定で登場。DC・ティターンズ・ロンド・ベルの全てに協力し暗躍する。ロンド・ベルの不要ユニットを買い取ってくれる。その後は原作通りウォルターガンダムに乗って敵として登場。馬に蹴られて地獄に落ちた。買取の仕組みを理解せずにコアブースターやビギナ・ギナなどの有能なMSを処分してしまったプレイヤーは結構居るはず。
- スーパーロボット大戦64
- 地球が帝国に侵略されている関係上、行政官として帝国から香港を預かっているという立場。最後はデビルアクシズの動力炉として再生させられるが所詮は政治屋。大した能力ではない。
- スーパーロボット大戦A
- 今回はきちんとネオホンコンの首相として登場する。そのため立場上は地球連邦側の人間なのだがギガノス帝国のドルチェノフと手を組み、更にはデビルガンダム研究の過程でフォウとロザミアも手駒として操る。今回はウルベが登場しないので、ランタオ島編以降も生き延び、レインをデビルガンダムのコアに据える役所も彼が担っている。グランドマスターガンダムに乗ってくる。
- スーパーロボット大戦MX
- 没キャラ。パイロットデータが存在している。おそらくはウォルターガンダムのパイロット候補だったのであろうが、ミケロやチャップマンと同列に登場するのは違和感があったか?
パイロットステータスの傾向
能力値
ガンダムファイターではないため能力値は低め、一応Gガンダムのキャラなので格闘値は高い。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 東方不敗マスター・アジア
- 協力者。
- アレンビー・ビアズリー
- 手駒として操る。
- ミケロ・チャリオット、ジェントル・チャップマン
- 失格になった彼らを特別権限で出場。手駒として操る。
他作品との人間関係
- ジャミトフ・ハイマン
- F完結編ではマフィアのボスとして宇宙に逃れるジャミトフらティターンズを支援した。
- バスク・オム
- F完結編でティターンズを宇宙に逃す手引きをした際、見返りを求めるウォンに激怒した。
- カーンズ
- 64では彼にデビルアクシズのコアにされてしまう。
- アル=イー=クイス
- 64においてウォンが野望を抱いたのには、彼女達の影響もあった。
- ドルチェノフ
- Aでは彼と手を組む。
- フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム
- Aではアレンビー同様彼女達も手駒にして操る。
名台詞
- 「さて、お祭りの始まりです」
- 初台詞。お祭りとは無論、ガンダムファイトのこと。
- 「それではガンダムファイトォ!」
- 決勝大会では、彼のコールにより試合が行われる。この後に選手により、「レディィ!」「ゴー!」と続く。
- 「疑わしき者は裁くのですよ。リングの上でね…」
- デビルガンダムの秘密工場に何者かが侵入した際、実際に拳を交えた東方不敗が「ドモンは犯人ではない」と主張したのに対し、あくまでドモンが犯人だと決めつけての発言。この後ウォンはドモンを幾度となく妨害を仕掛け、ガンダムファイト中の事故に見せかけて抹殺しようとするが、結局ドモンはこれらの妨害を試練としてさらなる成長を遂げることとなり、さらに真犯人であるシュバルツ・ブルーダーに対してはノーマークとなってしまったため情報が洩れ、結果としてウォンのこの判断は完全に裏目に出てしまう。
- 「ええーい!どいつもこいつも茶番を演じおって!なぜドモンを倒せんっ!」
- 第37話より。上記の妨害の一環として、シャッフル同盟との連戦を取り行うウォンだったが、ドモンは勝利し、逆に結束を強めていくことに焦りだし激昂する。この辺りから東方不敗との意見の相違も益々露わとなる。
- 「フフ…東方不敗、老いたり…!」
- 第38話より。アレンビーに目を付け、バーサーカーシステムを発動させたところをマスターに阻止されそうになるが、彼がせき込む様子を見ての一言。いずれ自分を阻む者はいなくなると確信したのだろう。
- 「く、狂ってる…狂ってるぞ…!」
- 第45話より。東方不敗の真意「人類抹殺」を聞かされ、うろたえながら。ちなみにこの台詞、Aでは普通に喋っているが、リメイク作では…?(後述)
- 「た、助けてくれぇぇ~っ!」
- 同じく第45話より。首相官邸上空に突如乱入してきたウォルターガンダムとライジングガンダム。体勢を崩されたウォルターは官邸に突っ込み、ウォンにビームキャノンの銃口を向ける。ウォンは命乞いをしながら逃げようとするが、発射されたビームによって首相官邸は崩壊。ウォンも死んだと思われていたが…?
- 「はっはっはっはっはっはっはっはっ! そうだ、今の私はDG細胞の力を得た、グレート・ウォンだぁぁっ!」
「さあ待っていろデビルガンダム! 今度こそ、今度こそお前の力で、再びネオホンコンの……いや、全宇宙の王となってやるぅぅ!」 - 第46話より。死んだと思われたウォンだったが、撃墜されたウォルターガンダムに乗り込み、DG細胞に感染。宇宙に向かうドモンの行く手をさえぎる。だが…?
- 「どうせお前達は終わりだ…! デビルガンダムの人類抹殺の意志は、生きている…!」
- 最後の台詞。直後、ドモンから「うるさい!」と一蹴され、風雲再起の尽力を得たドモンのゴッドガンダムにより、文字通り「馬に蹴られて地獄に落ちる」ことに…。この際ウォルターガンダムの頭部にウォンの頭がオーバーラップしている。
スパロボシリーズでの名台詞
- 「こ、こいつ、おかしくなっている…!思想が歪んでいるぞ!」
- 前述の原作台詞のAPにおけるテキストがこちら。明らかに回りくどくなっている。「狂っている」と云う表現に問題があったと思われる。