「アダマトロン」の版間の差分

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2012年12月29日 (土) 00:09時点における版

-== アダマトロン(Adamatron) ==

鋼龍戦隊に敗れたナシム・ガンエデンを、ユーゼスがラズムナニウムで再生させたAI1を使って乗っ取り、さらにイーグレット・イングを取り込んで変異した「新人祖」。

その姿は、ユーゼス自身がガンエデンに擬態したかのようなもので、3対の天使の羽と一対の悪魔の羽、下半身は蛇を象り、腰の部分にも悪魔の羽のようなものが巻きついている。

胸にはコアであるAI1が埋め込まれ、顔はユーゼスの仮面を巨大にしたようなフォルム。頭部には天使の輪のようにクロスゲートが鎮座しており、ユーゼス曰く「アダマトロンこそクロスゲート・パラダイム・システム」であるという。胸のAI1とその左右にある赤い球体はゾフィーを彷彿させる。

その能力により、クストースや四凶の超機人はおろか、ヴォルクルスをも限りなく本体に近い能力を持った状態で召還することさえも可能。ユーゼス自身はこのアダマトロンを持ってゴッツォ家に関わる者やバルマー本星を滅ぼそうとしていたようである。

鋼龍戦隊をその力で以って追い詰めたが、エア・クリスマスの特攻によってイングに脱出され形勢が逆転。戦隊の猛攻を受け、撃破された。

過去作の大ボスの立ち位置を一気に担ったような姿で、まず真っ先にαのジュデッカ、ユーゼスが超越者となるためのプロセスという点では超神ゼスト、アストラナガン(のデッドコピー)を取り込んだ点ではアウルゲルミル、ゴッツォの者がガンエデンを奪い、自ら作り出した存在と対峙したという点ではシヴァー・ゴッツォの操るゲベル・ガンエデン、となる。

ユーゼス自身はこれによって「自らの運命を超える」ことで、新たな世界を作り上げようとしていたらしい。下手をするとこれによって造られるはずだった世界というのはあの「虚構の世界」だった可能性があるが、皮肉なことにユーゼスがそうしようとすれば必ず失敗する運命が待っている。因果の鎖とはそういった、自らの果たそうとしている事柄から逸脱することの出来ない不変のものなのかもしれない。

登場作品と操縦者

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
ハードルート最終話「古の忌憶」のラスボス機として登場。攻撃力は存外控えめだが、ユーゼスの能力と強烈な特殊効果、そして反則クラスの特殊能力により、歴代でもトップクラスに厄介なボスとして立ちはだかる。唯一の救いはダメージ軽減の特殊能力がないことだが、慰めにもならない。

装備・機能

武装・必殺武器

エデン・ゲルーシュ
翼の基部と胸部左右にある赤い球体を発光させ、無数の黒いレーザーを放って攻撃。MAPW版もあり十字型の範囲で精神使用不可の状態異常付き。ユーゼスはエースボーナスで3回行動して来るため、これを連発されると冗談抜きで全滅が見える。幸いなのは弾数式という点。囮でしのぐべし。
イドオニー・ザアム・カーラー
頭部のクロスゲートからカナフザナヴケレン窮奇王饕餮王応龍皇を呼び出し、一斉攻撃をかける。その後、胸部のAI1の部分から呼び出した者達を巻き込みながら、なぎ払うようにビームを撃つ。
エルヨゥン・イェダ・ドーマー
クロスゲートによって時間と空間を別の世界のそれと交錯させ、敵を異空間に引きずり込んで「古の忌憶」を垣間見せた後、AI1から現出した敵をクロスゲートに飲み込み、バラルの園に落下させたのち空から流体を降らせて追撃をかけ、最後に頭部の仮面にエネルギーを収束・爆裂させて敵を消滅させる。
この「忌憶」の中には「黒き地獄」「黒き天使」「黒き銃神」、ナシムとゲベルの「古き人祖達」のシルエットが映る。
演出はユーゼスとの因縁の深いウルトラマンのOPを彷彿とさせる。

特殊能力

フルブロック
状態変化無効。セオリー通りに「直撃」で抜けばいい、のだが。
エネルギー吸収
被ダメージの1%だけENを回復。EN回復の完全上位互換であり、このおかげでEN切れを狙う方法が使えない。EN回復は手番を回さなければいいのに対し、こちらはHPを削るとENを回復されてしまう。
監視の目
HP10%以下で「必中」がかかる。厄介なのは特殊能力の上に条件がHP減少であるため、防ぎようがないこと。対策らしい対策としては、これがかかったらEPに手番を回さないこと。かからせないようにするには、11%から一気に削りきるしかない。
HP回復(小)

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

LL


機体BGM

「ULTRA ONE」
専用BGM。意訳すれば「全てを超越した唯一の存在」というが、曲名からしてまんま「ウルトラマン(ULTRA MAN)」のもじりである。

対決・名場面など

関連機体

メモ