「コンパチブルカイザー」の版間の差分
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大破していた謎の人型機動兵器が、[[キサブロー・アズマ]]博士の手によって修復・改造され生まれ変わった姿。別名バトルフォース・ロボ。素体となった機体「コンパチカイザー」は異世界から流れ着いたものであり、[[戦士ロア|ロア]]から博士に託されたものである。 | 大破していた謎の人型機動兵器が、[[キサブロー・アズマ]]博士の手によって修復・改造され生まれ変わった姿。別名バトルフォース・ロボ。素体となった機体「コンパチカイザー」は異世界から流れ着いたものであり、[[戦士ロア|ロア]]から博士に託されたものである。 | ||
2016年5月29日 (日) 13:09時点における版
コンパチブルカイザー(Compatible Kaiser)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:バトルフォース・ロボ
- 全高:56.8 m
- 重量:148.1 t
- 動力:オーバーゲートエンジン(OGエンジン)
- 補助動力:プラズマ・リアクター
- 装甲材質:不明(恐らく他のDGGシリーズと同じ)
- 開発者:キサブロー博士→キサブロー・アズマ
- 所属
- 主なパイロット:ファイター・ロア (戦士ロア→コウタ・アズマ)
- メカニックデザイン
概要
大破していた謎の人型機動兵器が、キサブロー・アズマ博士の手によって修復・改造され生まれ変わった姿。別名バトルフォース・ロボ。素体となった機体「コンパチカイザー」は異世界から流れ着いたものであり、ロアから博士に託されたものである。
改修作業は素体のカイザーが殆ど使い物にならなかったため、修理というよりはパーツを流用した新造と言った方がいいものであった。異世界の技術であったためそれも一筋縄ではいかず、完成までには実に20年以上の歳月が費やされており、エンジンや一部のパーツ以外は「ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(DGG)」の技術で補われている。そのため、フレームはDGGと同一の物が使用されていると推測され、同系機に似たシルエットを持つ機体に仕上がっている(そのためDGGの一機と思われたことも)。なお、胸につけているBFのマークは、オリジナルであるコンパチカイザーが所属していたチームの名前、「バトルフォース」の略である。
こうして修復された本機であったが、起動には戦士ロアに選ばれし者の覚醒と搭乗を必要としており、その選ばれし者が長い事現れていなかったため、BFベースの地下格納庫で眠りについていた。だが、修羅とデュミナス配下の部隊の暴力を目の当たりにし、怒りに燃えたコウタ・アズマが新生ファイター・ロアとして覚醒した事で長い眠りから目覚める事となる。基本的には素体同様に「コンパチカイザー」と略称されて呼ばれることが多い。
本機は動力源として、オーバーゲートエンジン(OGエンジン)と呼ばれる装置を搭載している。ダークブレインの発言や最近のスパロボとの関連性から次元力や因果律の番人に関連するものであろう事は想像に難くないが、詳細は不明。ロアの台詞からすると、次元の扉を開く機能を備えているらしい。事実、カイザー単体でも短距離の空間転移を行い、Gサンダーゲートとの共鳴により異世界への扉を開いている。既存の作品の技術で近いものを上げるとすれば、次元連結システムであろう。何にしても、今後の展開のキーとなる要素だと思われる。OG外伝初期の頃は、このエンジンの稼働率が低かったため、本来の半分の力も出せていなかったが、「Gサンダーゲート」と合体する事により、エンジンが稼働を開始し、本来のものに近い力を引き出す事が可能になった。しかし、これでも真の力を発揮できた訳ではないらしい。
合体形態については「Gコンパチブルカイザー」を参照。
コンパチカイザー
特殊部隊「バトルフォース」が誇るスーパーロボット。コンパチヒーローシリーズの『ザ・グレイトバトルIV』に登場する。
この機体は各ステージの通常ボス戦の後にある巨大ボス戦で、ファイター・ロア、V2ガンダム、ウルトラマンパワード、仮面ライダーZOが乗るカイザーマシンが4体合体して完成する戦隊モノのロボのポジションにあった。敵側のスキャンによると出力ポイントは16000でかなりの高出力らしい。
グレバトIVのエンディングではラスボスの悪あがきでニューコンパチネイションめがけて発射された巨大ミサイルを食い止めるためにヒーロー達がコンパチカイザーを発進させたところ、突如脱出装置が勝手に起動。それは最後の戦いの中で自意識を獲得し、共に戦ってきたヒーロー達を巻き込むまいとしたカイザーの意思だった。そのままカイザーは巨大ミサイルに特攻し爆発に飲まれ姿を消す。
OGでは設定が変わっており、戦士ロアの説明によればこちらのコンパチカイザーは、エミィの駆るGサンダーゲートとともにダークブレインを追い詰め、最後の戦いで次元の彼方へ逃走するダークブレインに特攻を仕掛けて大破、残骸同然の状態でOG世界の浅草に漂着したと言う事らしい。
『ザ・グレイトバトルIV』は2人同時プレイ可能なゲームだが、カイザーの操縦は一人でしかできない。もう一人はボタン連打でエネルギーを回復させる役を担う事となる。カイザーは燃費が悪く、この回復が無いと苦戦を強いられる事になる。上述したとおり、OG外伝のコンパチブルカイザーはGサンダーゲートと合体するまでは機能が半分にも満たなかったとされるが、これはこの2人プレイのネタの再現である。
まさかの懐かしの作品からの参戦で古参ファンを狂喜させ、概ね良好に受け入れられたが、対象が古参ファンであるはずなのにバリバリしたマシンへと改修されてしまったため、それに拒否感を持つファンも少なくなく、喜びを中途半端なものとしてしまった感は否めない。大本のコンパチカイザーは元々4機合体のロボットである(しかもその内3機は版権キャラが操縦し、おまけに一人はSDガンダム)ため、合体機構のオミットはOGの都合上仕方のないことではあるが。
ちなみに「コンパチ」は「コンパチブル」、「互換性」のことである。
登場作品と操縦者
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 2.5版で第1話から登場。攻撃役としては素晴らしい能力を持つが、スポット参戦なのが泣き所。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 本格的に登場。OG2.5シナリオでの出番がクロガネ隊共々増え、ユルゲンとの決戦にも登場。コウタが中盤以降の事実上の主役である関係から出番が多いため、活躍する機会が多い。そのため常時改造を加えよう。使い勝手が良いが、コウタに気合が無いのが致命的。とにかく敵を撃墜しよう。本格的な活躍はGコンパチブルカイザー登場後となる。
- 無限のフロンティアEXCEED
- 前日譚であるドラマCDでゲル状の存在が乗っ取っている。ただしファイター・ロアでないと使用できないため、操縦するのではなく稼動していないカイザーを自力で物理的に動かしている状態。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- オープニングデモで遊園地「浅草花やしき」から発進するシーンが描かれた。C武器がないのでこの機体登場後はコウタの連続攻撃はとっとと上書きしてしまおう。
- 性能自体はほぼ据え置きだが、コウタが「アタッカー」を失った関係で火力はやや低下。Gサンダーゲートの存在もあるので、合体するよりは分離したまま戦った方が良い。今作はとにかく敵の数が多いため、火力よりも手数が欲しい。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 最終話で修復途中の状態が描写されている。
単独作品
- スパロボ学園
- 携帯機以外で唯一のバンプレストオリジナルとして登場。動きはOG外伝そのままにアニメーションする。
装備・機能
武装・必殺武器
- オーバー・ビーム
- 額部分から緑色のビームを放射する。
- スパイラルナックル
- 腕を射出して、回転させながら相手にダメージを与える。例の人恒例のドリルプレッシャーパンチ。OG外伝ではコウタの汎用カットインが入る。
- ダブル・スパイラルナックル
- カイザー・トルネードの演出で登場する、両手を撃ち出すスパイラルナックル。Gになってからの同名武器とは違う。
- カイザー・ブーメラン
- 両肩の突起部分を射出・連結し、ブーメラン状にして投げつける。
- カイザー・バースト
- 全体攻撃。胸部から高出力エネルギーを放射し、相手にBFマークを刻む。OGエンジンではなく補機として搭載されているプラズマ・リアクターを用いている。ファイナルではないため、まだ完全ではないと思われる。
- カイザー・トルネード
- 両腕のスパイラルナックルを射出して、カイザー・バーストを放射、止めに右腕で相手に渾身のカイザー・トルネードによる一撃を加える連続コンボ。カイザー・トルネード単体は、コンパチカイザーだった時の主力技。ちなみにカットインで入るカイザーの絵は、OGSとOG外伝で微妙に違う(OG外伝では叫ぶように口が開いている)。
コンパチカイザーの武装・必殺武器
- カイザースキャナー
- スキャン範囲を動かしてボスの弱点を探索可能。OG外伝ではGコンパチブルカイザーがオーバー・カイザー・ソードで使用している。
- ビームシールド
- 敵の攻撃を無効化する。OG外伝ではEフィールドがある。
- リフレクトバリアー
- セットすると敵のビームを反射して攻撃できる。
- カイザーバルカン
- バルカン。
- ナックルボマー
- 手のひらからエネルギーを発射。
- ショルダーキャノン
- ミサイル。スキャンするとホーミング。OG外伝ではGコンパチブルカイザーがビーム兵器として搭載している。
- ファイナルカイザーバースト
- エネルギーが満タンにならなければ使用できない必殺技。胸部から高出力エネルギーを放射し、ボスの体力を半分程削る大ダメージを与える。OGシリーズではファイナルを冠していない。
特殊能力
- エネルギーフィールド(Eフィールド)
- ダメージ1500までを軽減するバリア。コンパチカイザーからの引き継ぎ。反射能力はない。
- 合体
- Gサンダーゲートと合体してGコンパチブルカイザーとなる。ただしこれはイベントの演出で、SRXなどのようにコマンドが表示されるわけではない。第2次OGで正式にコマンドとして追加された。
移動タイプ
サイズ
- L
- コウタの能力もあり、サイズの割に避ける。
カスタムボーナス
- 武器の攻撃力+100
- ただでさえ高い攻撃力がさらに高くなる。
機体BGM
- 「吼えろ! コンパチカイザー」
- 『ザ・グレイトバトルIV』で使用されたコンパチカイザーのテーマのアレンジ。いかにもテーマソングといった曲調だが、残念ながら歌詞はない。
対決・名場面
- バトルフォースロボ、再臨
- 「蘇る炎」より。浅草を襲う機動兵器の集団。それと戦うためにコウタが得た力は、異世界の戦士ファイター・ロアの力。しかし、続けて現れた増援は空を飛んでおり、手が出せない。進退窮まったコウタを一喝したのは、祖父・キサブロー。鎧に宿るロアとの会話が理解できずに混乱するコウタだったが、急かすキサブローに押されるままに「カイザー」というらしい巨人を呼ぶ。その声に答えて姿を現したのは、真紅を纏う鋼の巨人。かつて異世界にて激闘を潜り抜け、この地で生まれ変わった戦士ロアの剣・コンパチブルカイザーだった。乗り込んだコウタはカイザーを起動させ、無人機の集団を迎え撃つ。
関連機体
- コンパチカイザー
- オリジナル機。
- Gサンダーゲート
- コンパチブルカイザーの背部と接続する飛行メカ。
- Gコンパチブルカイザー
- Gサンダーゲートとコンパチブルカイザーが合体した真の姿。
- ダブルGシリーズ
- この系統の技術を用いて修復されている。
- ゴッドフラッシュ
- コンパチヒーローシリーズ『THE GREAT BATTLE VI』に登場した巨大ロボ。ウイングガンダムゼロ、ウルトラマンパワード、仮面ライダーBlackRXの3名が搭乗するフラッシャージェット3機が変形合体して完成する。コンパチカイザー同様巨大ボス戦を担当するが、そちらと違いディフォルメされた体型になっている。
商品情報
資料リンク
- C/Fe別館
- Mがんぢー氏のリファイン前のコンパチカイザーのデザインが公開されている。
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