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2015年7月21日 (火) 21:45時点における版
クローン(Clone)
遺伝的に同一である生物や細胞を指す生物学用語で、語源はギリシャ語の「小枝」。また、クローンを制作することをクローニングと呼ぶ。
なお、現実ではフィクションの様に体細胞等を培養して丸々一個体を生み出すのは現時点では不可能であり(例えば、内臓の一部の細胞を培養してもその内臓の一部しか再現できない)、世界的にも有名になったクローン羊「ドリー」の様に卵子にコピー元の遺伝情報を移植したものを代理母の子宮で生み出す手法が現実的であるが、倫理的にも生物学的にも問題となっている他に、正確には完全なクローンとして生まれてくるわけでもない(通常の親子のような遺伝子の違いがある)。なお、クローン個体は先天的な異常を持つ等によってあまり長く生きていけないとされるが、はっきりとした結論も出ていない。 ちなみに身近にあるものでもクローンは存在しており、わかりやすいものでは「芋類」と「サボテン」である。特に後者は種からの栽培は非常に時間を費やす植物である為、切り取ったものを植えて増やす手法が一般的。果樹における「接ぎ木」もクローンの一種である、
『F』の様にクローン技術によって復活した人物もいるが、肉体こそ同一でも中身(魂)だけは現実においても複製しうるかは確認できないので、機械的に記憶を植え付けたなどの設定がない限りは、本人そのものの人格が宿るとは考えにくい。ただし、綾波レイの様に魂が新しい体に移る設定という物もある。
余談だが、スパロボ参戦作品の原作に登場するクローンとそのクローンの元は、物語の途中で死亡する確率が異常に高い。
登場作品
SRWの世界観ではヒトのクローニング技術は進んでいると見られ、主に個人の野望の道具として使われる。ここでは代表的なクローン人間を挙げる。なお、中には「ゼロ」から生み出された「人造人間(バイオノイド)」や、原作ではクローン人間でないものも存在するが、物語上の扱いに準じてクローンとして扱う。
スーパーロボット大戦F完結編
- ギレン・ザビ
- シャピロ・キーツの提案によりゲストの技術で復活した。しかし自我が確立し過ぎていて制御が困難であるため、場合によっては暗殺される。
- キシリア・ザビ
- ゲストにとって害があるようであればギレン・ザビを殺すようプログラムされているが、原作に比べてギレンとの確執が小さいため人格に不具合が生じている。
- ドズル・ザビ
- ミネバとの絡みから、三兄弟では真っ先に自身が偽者であることを悟るも、そのミネバによって己を取り戻した。三兄弟ではまっとうな最期を遂げている。
- パプテマス・シロッコ
- クローンとして復活させられてティターンズに返り咲いた上、そのまたクローンまでいた。DCルートではその「クローンのクローン」がラスボスとして立ち塞がる。
- シャピロ・キーツ
- 最終決戦にあたり自身の複製を大量に用意する。自分自身の複製だからか制御も万全の模様。
スーパーロボット大戦α
- イングラム・プリスケン
- バルシェムシリーズ(ヴィレッタ除く)のオリジナル。当人は『スーパーヒーロー作戦』におけるユーゼスのクローン。
- ヴィレッタ・バディム
- 正確に言うとクローンではなく人造人間、バルシェム女性体のオリジナル。
- ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
- 「ジュデッカ・ゴッツォ」タイプの一人。ユーゼスによって謀殺された一人目のクローン。
スーパーロボット大戦α外伝
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- クォヴレー・ゴードン
- イングラムのクローンであるバルシェムの13号体。
- キャリコ・マクレディ
- バルシェム3号体。指揮能力に特化している。
- スペクトラ・マクレディ
- バルシェム4号体。
- バルシェム
- イングラム、もしくはヴィレッタのクローン。イングラムをオリジネイターとする男性体は『スーパーヒーロー作戦』のユーゼスのクローンとも言える。
- ハザル・ゴッツォ
- シヴァーの手になる人工サイコドライバーの一人。
- エイス・ゴッツォ
- ハザルの予備体。
- エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ
- サルデス・ジュデッカ・ゴッツォ
- ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォ
- ラオデキヤ同様「ジュデッカ・ゴッツォ」の一人。予備体がいくつも存在し、記憶を移し替えることで何度でも蘇生する。
スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2(OGs)
スーパーロボット大戦GC
- UNKNOWN
- ガディソードによってオリジナルを基に「複製」された存在。母体には各勢力の兵士が使用されている。搭乗機も一緒に複製され、無尽蔵に生産される。
- サリー・エーミル、ヴォート・ニコラウス
- 彼らも複製され、搭乗機と共に複製体が「UNKNOWN」として現れる。
- ジャークライジンオー
- 特に説明はないが、同じ扱いを受けているところを見ると上記兵士と同様の処置を受けたジャークライジンオーの複製と思われる。
版権作品
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダムUC
- マリーダ・クルス
- 前述のプルクローンのうちの1人で、12番目の個体である「プルトゥエルブ」。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
- クラックス・ドゥガチ
- 自身の複製を無数に用意しているが、オリジナルのドゥガチもクローンより年老いた姿で存命している。
機動武闘伝Gガンダム
- シュバルツ・ブルーダー
- 厳密な意味ではクローンではなく、DG細胞を用いた生体アンドロイドだが、クローン的な存在。
機動戦士ガンダムSEED
- ラウ・ル・クルーゼ
- アル・ダ・フラガのクローン。テロメアがオリジナルから引き継がれたため短命。現在の所、最も現実に近いクローンと言える。
機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- プレア・レヴェリー
- 空間認識能力を持つ何者かのクローン。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- レイ・ザ・バレル
- クルーゼ同様アルのクローン。
冥王計画ゼオライマー
主要登場人物の殆どが木原マサキによる、もしくは本人のクローンである。
- 秋津マサト
- マサキの「器」として作られた少年。
- 幽羅帝
- もう一人のマサト。マサキにとっては保険。
- 耐爬、シ・アエン、シ・タウ、葎、祗鎗、ロクフェル塞臥
- 八卦衆(幽羅帝含)は同じ受精卵に手を加えた一組(男女)の遺伝子的には全員同一人物とも言えるクローン。
新世紀エヴァンゲリオン
未来ロボ ダルタニアス
- クロッペン
- ハーリン(楯隼人)のクローン。当人は全くその事実を知らず、自身がオリジナルだと思い込んでいた。
- ドルメン大帝
- パルミオン大帝のクローン。『ダルタニアス』のクローンは道具として扱われており、そのために人格が歪んでいる。