「無限のリヴァイアス」の版間の差分

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*本作のシリーズ構成を務めた黒田洋介氏は「'''遂に俺も[[ガンダムシリーズ|ガンダム]]を書かせてもらえることになったか'''と意気込んでいたが、勘違いであった」というエピソードがある。
 
*本作のシリーズ構成を務めた黒田洋介氏は「'''遂に俺も[[ガンダムシリーズ|ガンダム]]を書かせてもらえることになったか'''と意気込んでいたが、勘違いであった」というエピソードがある。
 
**なお、黒田氏のガンダムへの参加は、この[[機動戦士ガンダム00|7年後]]に実現することとなる。
 
**なお、黒田氏のガンダムへの参加は、この[[機動戦士ガンダム00|7年後]]に実現することとなる。
*この番組の30分後に放送されていた『ビーストウォーズメタルス』において'''「夕方に小難しい話をしていられるか」'''と、この番組のことを揶揄するかのような台詞が出ているが、これは本来はシリアスな設定である原典版と子供達に親しみやすいようユーモラスな翻訳やアドリブを行った日本語版の違いに愚痴を漏らしたキャラに対しての発言である。
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*この番組の30分後に放送されていた『ビーストウォーズメタルス』において'''「夕方に小難しい話をしていられるか」'''と、この番組のことを揶揄するかのような台詞が出ているが、これは本来はシリアスな設定である原典を子供達に親しみやすいようユーモラスな翻訳やアドリブを行った日本語版についての発言である。
 
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2017年12月10日 (日) 19:14時点における版

概要

後に『ガン×ソード』『コードギアスシリーズ』を手がける谷口悟朗氏のTVシリーズ初監督作品。

極限状態に置かれた少年・少女達の心の動きを描いたSFサバイバルアニメ。

なお、本作の登場人物の一部には衝撃的な過去や裏設定を持つ者がおり、それは公式サイトで閲覧出来るが、本編のネタバレとなるものもあるので注意が必要である。

ストーリー

西暦2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲「ゲドゥルトの海」に黄道面を境に太陽系の南半分が覆いつくされた。この「ゲドゥルト・フェノメーン」によって滅亡の危機に追いやられた人類は、ヴァイア艦による外宇宙進出を目的とした「ヴァイア計画」を秘密裏に発動した。

西暦2225年、相葉昴治が通う航宙士養成所「リーベ・デルタ」がテロリストの襲撃によって制御不能になり、圧壊し始め、教官達は全員殉職してしまった。その時、リーベ・デルタ内部に隠されていたヴァイア艦「黒のリヴァイアス」が起動。リヴァイアスに避難した昴治達487人の子供達は、救助が来るまでの間リヴァイアスでの生活を開始する。

ところが、子供達を救助するはずの軌道保安庁はリヴァイアスに対し攻撃を開始。これを退けた事により、リヴァイアスは逆にテロリスト扱いを受け、追われる身となってしまう。

昴治達は自分達の受け入れ先を求めて逃避行を続けていくが、それにより艦内は不穏な空気に包まれていき、混沌と化していく…。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

メインキャラクター

相葉昴治
本作の主人公。
相葉祐希
昴治の弟。
蓬仙あおい
相葉兄弟の幼なじみ。
尾瀬イクミ
昴治の親友。
和泉こずえ
あおいの友人。
ファイナ・S・篠崎
チタニア出身の少女。
ネーヤ
黒のリヴァイアスのスフィクス。

ツヴァイ

正式名称は「操船科二期生」。士官候補生で構成されたエリートチーム。

ユイリィ・バハナ
ツヴァイのまとめ役。
ルクスン・北条
ツヴァイの自称リーダー。
シュタイン・ヘイガー
アインス・クロフォード
ケヴィン・グリーン
チック・クラート
クライス・モラーテ
チャーリー(グッド・タートルランド3世)
ラン・ラックモルデ
カラボナ・ギニー
ブライアン・ブラブ・ジュニア
グラン・マクダニエル

チーム・ブルー

土星圏出身のアウトロー集団。

エアーズ・ブルー
チーム・ブルーのリーダー。
フー・ナムチャイ
リュウ・ギイル
クリフ・ケイ
ミシェル・ケイ
ソン・ドッポ

その他の乗員

パトリック・キャンベル
カレン・ルシオラ
ニックス・チャイプラパット
雅明弘
市川レイコ
エマーソン・エルビィ
リリッシュ・フラゥ
ジョンソン・コール
シャーロット・ラキュナス
キブレ・キッキ
ラダン

ヴァイア計画関連人物

コンラッド・ヴィスケス
セルゲイ・ベルコビッチ
下村由吉
矩継真琴
ギッター・ペインティアム
アリス・アスターシャ
アンナ・ド・ポンパドゥール

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ヴァイア艦

黒のリヴァイアス
生徒たちが乗り込んだ黒いヴァイア艦。スフィクスはネーヤ。
蒼のインプルス
ギッターが艦長を務める青いヴァイア艦。スフィクスは巻貝型。
深紅のディカスティア
アリスとアンナが艦長を務める赤いヴァイア艦。スフィクスは蜘蛛型。
灰のゲシュペンスト
コンラッドが艦長を務める灰色のヴァイア艦。スフィクスはマーヤ。
深緑のヴァイスハイト
第23話の冒頭にてシルエットの状態のみ登場したヴァイア艦。
山吹のディプロマーター
本編未登場のヴァイア艦。

ヴァイタル・ガーダー

ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト
黒のリヴァイアスに搭載されているヴァイタル・ガーダー。
ヴァイタル・ガーダー・回転衝角
蒼のインプルスに搭載されているヴァイタル・ガーダー。
ヴァイタル・ガーダー・エイステラール
深紅のディカスティアに搭載されているヴァイタル・ガーダー。
ヴァイタル・ガーダー・ガイスト
灰のゲシュペンストに搭載されているヴァイタル・ガーダー。

用語

ゲドゥルト・フェノメーン
異常噴出した太陽フレアにより太陽系全域が超重力とプラズマの渦巻く「ゲドゥルトの海」に覆われた現象。
地球も南半球がゲドゥルトに晒され、17億もの人類が失われた。将来的には太陽系の惑星全てがゲドゥルトに沈む事が予測されていることから、「ヴァイア計画」が開始される。
大災害である一方で、ゲドゥルトのプラズマエネルギーは、リーベ・デルタのような宇宙ステーションのエネルギーを充電するのにも用いられる等、人類の生活に欠かせないものにもなっている。
なお、ゲドゥルトの海はその深度をシアー(sere)という単位で表され、深度が深いほど環境は過酷になっていく。また、本作の物語の各話数を表す単位としてもsereが使われている。
ヴァイア計画
来たる第2のゲドゥルト・フェノメーンに備えた、ヴァイア艦による外宇宙進出計画。
ヴァイア艦
ヴァイア計画の核となる存在。重力制御能力を持ち、ゲドゥルト最深部へも潜航可能な航宙可潜艦。名称の由来は「ヴァイア」と呼ばれる宇宙生物を重力制御源としている事から。
ヴァイタル・ガーダー
ヴァイア艦の対たる存在である機動兵器。艦の要たるヴァイアを核としているため、搭載は各艦に1機のみ。パイロットは搭乗せず艦内から遠隔操縦される。操縦は「ソリッド」と呼ばれる行動プログラムをリアルタイムで組み立てながら行う。
スフィクス
ヴァイア艦の中枢となる存在で、スフィクスの死=ヴァイア艦の機能停止を意味する。

楽曲

オープニングテーマ
「dis-」
エンディングテーマ
「夢を過ぎても」

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2017年3月10日配信の『生スパロボチャンネル』にて第2期参戦作品の第13弾として発表され、2017年4月に追加参戦。
初登場の強敵イベント「じぶんらしくあるために」ではリヴァイアスに『ドラグナー』のケーンタップライトの三人や劇場版ナデシコアキトが乗り込み、クロスオーバーが行われる。第21話(Sere21)以降のイクミ政権と灰のゲシュペンスト戦のエピソードが再現されている。
その一方で、ブリッジクルーをケーン達が兼任する等、リヴァイアス側の登場人物は抑え目である。
参戦へのネックの一つとされていたゲドゥルトの問題に関しては異常重力に耐えられる重装甲の機体バリアを使用する機体によって、この問題を回避している。
2017年8月のイベント「信じる心」では、惑星アーストにとばされ、その際にクルーが分断される。特に尾瀬イクミと和泉こずえにスポットが当たっており、機甲界ガリアンや同じくとばされてきた天元突破グレンラガンのメンバーに励まされながら、答えを出していくストーリーになっている。

主要スタッフ

制作
サンライズ(第9スタジオ)
監督
谷口悟朗
シリーズ構成
黒田洋介
キャラクターデザイン
平井久司
メカニックデザイン
山根公利
音楽
服部克久
M.I.D.

余談

  • 未参戦作品/一覧の項で述べられている通り、本作はその作中設定やシチュエーションの特殊性からスパロボ参戦が困難な作品の一つとされていた。
    • 他方、そのようなファンサイドの懸念とは裏腹に監督を務めた谷口悟朗氏は本作のスパロボ参戦を熱望しており、本作の制作中にお遊びでスタッフにメインロボットであるヴァイタル・ガーダーのスパロボ風のグラフィックを描かせていた事がムック等で明かされている。
  • 本作のシリーズ構成を務めた黒田洋介氏は「遂に俺もガンダムを書かせてもらえることになったかと意気込んでいたが、勘違いであった」というエピソードがある。
    • なお、黒田氏のガンダムへの参加は、この7年後に実現することとなる。
  • この番組の30分後に放送されていた『ビーストウォーズメタルス』において「夕方に小難しい話をしていられるか」と、この番組のことを揶揄するかのような台詞が出ているが、これは本来はシリアスな設定である原典を子供達に親しみやすいようユーモラスな翻訳やアドリブを行った日本語版についての発言である。