「ワッシャー・ニールカン」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
103行目: 103行目:
 
:精霊石の見せた幻影の中のワッシャー。彼も悲劇が起こらなければ気難しいが孫には優しいどこにでもいる老人のはずだった。
 
:精霊石の見せた幻影の中のワッシャー。彼も悲劇が起こらなければ気難しいが孫には優しいどこにでもいる老人のはずだった。
 
;「そう……そうじゃ……この思い出こそ、わしが……わしが取り戻したかった幸せじゃ!!ファング……!これを見てもまだ、家族を取り戻したいとは思わんのか!この……家族の幸せな時間を!」
 
;「そう……そうじゃ……この思い出こそ、わしが……わしが取り戻したかった幸せじゃ!!ファング……!これを見てもまだ、家族を取り戻したいとは思わんのか!この……家族の幸せな時間を!」
:精霊石の見せた幻影を見て、自らの野望の正当性をファングに語り掛ける。しかし、ファングは幻影を見て思い出は汚してはならないという真逆の考え持っており2人の道は完全に違えてしまった。
+
:精霊石の見せた幻影を見て、自らの野望の正当性をファングに語り掛ける。しかし、ファングは幻影を見て思い出は汚してはならないという真逆の考えを持っており2人の道は完全に違えてしまった。
 
;「全ては、わしの願いを叶える為!見よ!これがペンタルコスの……グラギオスの力じゃああああ!!」
 
;「全ては、わしの願いを叶える為!見よ!これがペンタルコスの……グラギオスの力じゃああああ!!」
 
:ファングに買い与えた玩具を模した魔装機ペンタルコスに乗り込みグラギオスの力を引き出す。邪神に取り込まれる事なく力を制御したのでシュウも称賛した。
 
:ファングに買い与えた玩具を模した魔装機ペンタルコスに乗り込みグラギオスの力を引き出す。邪神に取り込まれる事なく力を制御したのでシュウも称賛した。

2015年3月29日 (日) 08:37時点における版

ワッシャー・ニールカン

バゴニア出身の学者。創造神グラギオスの数少ない研究者であり、グラギオスの手掛かりを求めてアンティラス隊は彼に接触を図る。最初はネギラス・バエンという偽名を使っていた。
その性格は一言で言うなら研究一筋の偏屈爺さんであり、バゴニアには変なじいさんが多いというジノの言葉に偽りはなかった。

研究成果をヴォルクルス教団に狙われていたために逃亡生活を送っており、そのためアンティラス隊は彼に会うまで一苦労する羽目になった。
後にはヴォルクルス教団から逃れる為、研究を続けても良いという条件下でフリングホルニに乗船する。更に乗船後はファングを研究の助手に要求し、ファングを強引に振り回していくことになる。
尚、これはバゴニアルートでの展開であり、ラングランルートに進んだ場合は研究が続けられないとして強引に船からおりてしまう。シュテドニアスルートではそもそも登場しない。

研究を進めていくうちに、ファングに自分が実の祖父であることを明かし(ワッシャーは初見で見抜いていたが、ファングは最後にあった時に幼かったこともありわからなかった)、この秘密を二人で共有していくことになる。
更に中盤から終盤にかけてはアンティラス隊を罠に嵌め、自身がヴォルクルス教団の司教であることを明かす。
その目的は創造神グラギオスを復活させ、創造神の力でかつて失った家族を蘇らせること。
その目的はファングに否定され、何度もぶつかり合いながら最後までファングへの理解を求めていたが、最終的には決別することとなる。

バゴニアルートのラスボスでこそあるが、その目的は何処までも家族と共にいた時間を取り戻すことにあり、過去の思い出に固執するあまりに暴走した人物として描かれている。

登場作品と役柄

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
バゴニアルート最後の敵。戦闘機会は最終話一つ前と最終話の二回。最終話では一度倒してもグラギオスの力で更に強化され復活してくる。彼の最期はシュテドニアスルートにおけるラスボスであるセウラントとは真逆の展開を見せる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

ファングと同じくPN数値が高い。

精神コマンド

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
集中不屈鉄壁根性狙撃熱血

特殊技能(特殊スキル)

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
技量抑制、闘争本能

パイロットBGM

「巨大な闇」
専用戦闘曲。

人間関係

神聖ラングラン王国

グッデン・ザン・ビシアス
娘の夫。ラングランの戦士。
スラニス・ニールカン
実の娘。結婚後の姓は不明。本編の約15年前に夫とともに事故死している。死因は、ラングランの王室アカデミー(練金学協会)が実験島で行っていた創造神グラギオスの研究。

アンティラス隊

ファング・ザン・ビシアス
実の孫。他者からよく似ていると評される。
セニア・グラニア・ビルセイア
ファングを唆したと思い彼女を嫌っている。

バゴニア連邦共和国

アニリス・ニールカン
亡き妻。詐欺や勧誘に引っかかり易かったらしく莫大な借金を抱えその時の心労が元で亡くなった。

ヴォルクルス教団

ヨーテンナイ
ワッシャーの勧誘に関係したらしく、シュウとの戦闘前会話で触れられている。
ピレイル・ボーラセンロイズ・レクセルズベルガ・メンフィス
彼らを利用してグラギオスの力を取り込むことに成功した。

その他

セウラント・ペイ・ボラキス
ペンタルコスを開発させる。

名台詞

戦闘台詞

「ワシは……ただ……もう一度……スラニス……アニリス……ファング……」
最終話で第二形態が撃墜された時の台詞。

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE

「なっ……!?バカな……なぜ……」
ファングの顔を見て。孫が生きていたとは思っていなかったようである。
「ふむ……そうか……確かに見覚えがある顔だ……名前もそう名乗っていたな……まぁいい、話だけは聞いてやろう。気が変わらんうちに迎えをよこせ」
アンティラス隊の話を聞く条件に以前家を尋ねた隊員の顔を見せろと要求し確認して。この態度に普段温和なワグネルや真面目なシャリアンも辟易していた。
「研究用の助手として、あやつを貸してもらうぞ」
助手にファングを指名して。この時点では彼の意図を理解する者はいなかった。
「……あの本は売っ払ってしまったんじゃった!」
グラギオスに関する大事な資料の隠し場所を記した地図を隠した本のことを思い出して。用意周到なのかうっかり屋なのかよくわからない性格である。
「何が急な用事じゃ!わしには関係の無い事に、首を突っ込んどる時間は無い!」
エランに協力した場合、こう言ってフリングホルニから降りてしまう。
「おお、そうか……!ファング……やはりあの頃のまま、素直でいい子じゃった……!」
自分の言うことを聞いてくれたファングに喜んで。
「確かに、禁忌に指定されてはおるが、しかしそれは、誰もが希う、人類永遠の夢に他ならん!治らぬはずの病気が治り、死んだはずの者が蘇る……それが、どんなに素晴らしい世界か!お主も少しは想像すれば理解できよう。もし、喪ったはずの家族と、もう一度暮らす事ができればと!!」
ファングに彼の両親のなくなったきっかけとなった練金学協会実験島で行われた実験について話し。この発言からファングは彼の真意に気づき始めた。
「ファング!わしを…このわしを裏切るつもりなのか!?」
「おのれ……やはりあの小娘に、そそのかされておったか、ファング!返せ、返せええええええっ!!」
ファングに自分の正体と真意を明かすも精霊石をファングに奪われて。老人とは思えぬ力でファングに食って掛かった。
「わしは……この機体であの頃に戻る。いや、あの頃に戻る為には、この機体でなくてはならん!」
「これで……これでわしの願いは……ふふふ……もう少しじゃ……もう少しで、何もかもが……!全てを目の当たりにすれば、考えも改まるじゃろう……待っているのじゃぞ、ファング……!」
セウラントに機体をファングに買い与えた玩具に似せるよう頼んで。その姿は狂気も感じさせる。
「やれやれ、元気なのはいいが、もう少し勉強もだな……」
「わ、分かっとるわい。しかしな、ファングは素質があるぞ。剣だけでなく、学問もな。なにしろ、わしとお前の孫なんじゃからな」
「なんじゃと?それはいかん!ファングよ、今度怒られたら、お爺ちゃんの家に来い。そしたら、小遣いもやるぞ」
「なんじゃい、ファングは叱って欲しいのか?だったらわしも……」
精霊石の見せた幻影の中のワッシャー。彼も悲劇が起こらなければ気難しいが孫には優しいどこにでもいる老人のはずだった。
「そう……そうじゃ……この思い出こそ、わしが……わしが取り戻したかった幸せじゃ!!ファング……!これを見てもまだ、家族を取り戻したいとは思わんのか!この……家族の幸せな時間を!」
精霊石の見せた幻影を見て、自らの野望の正当性をファングに語り掛ける。しかし、ファングは幻影を見て思い出は汚してはならないという真逆の考えを持っており2人の道は完全に違えてしまった。
「全ては、わしの願いを叶える為!見よ!これがペンタルコスの……グラギオスの力じゃああああ!!」
ファングに買い与えた玩具を模した魔装機ペンタルコスに乗り込みグラギオスの力を引き出す。邪神に取り込まれる事なく力を制御したのでシュウも称賛した。
「!!ぐっ、ごほっ、がはぁっ!?むう……人の身体とは不便なものじゃ……じゃが、それも今日までの事。グラギオスの力さえあれば……ふふふ……そうじゃ……グラギオスの力があれば、何もかも……何もかもが上手く……」
ペンタルコスにグラギオスの力が溜まっていくのを身をもって感じていたが彼の体にも限界が迫っていた。苦しみながらも自分の野望を叶えようとする姿にバシュリエは並々ならぬ執念を感じていた。
「な、何を言うか!一度や二度の失敗、研究にはつきもの!クローンなど、何度でも作り直せる!」
「無論だ!わしは家族を取り戻す!それが、わしの全てじゃ!それをここでやめてしまっては、わしは、何の為に生きていたのか……まるで……まるで分らんではないか!!」
家族の蘇生に失敗してファングに蘇生は不可能と言われて。クローンだが家族の体を何度でも作り直せると言い、さらにその理由が自分の為と言ったワッシャーの姿にファングはさらに怒りを燃やす。
「くっ……ふっ……フははははは!!素晴ラしい!素晴らシイぞグラギオスの力はあっ!!」
「身体に活力がみなぎる……なんと、ナンという愉悦!!」
「ぐっ……ぐぐぐっ……ぐっふェフゃひゃっふぁアアアッ!イノチィィ、命のチからアッハァッ!!」
ペンタルコスが撃墜されてファングからの説得を受け心が動かされるがグラギオスの力が暴走し乗っ取られてしまう。ペンタルコスは禍々しい姿となりワッシャーも目の色が真っ赤になり言動もおかしくなってしまった。
「ううっ……?おっ……おお……!!成功じゃ……成功……したんじゃ!!」
「みんな……みんないるぞぉ……アニリス……スラニス……グッデン……そして、ファングも……何もかも……何もかも……わしの……思い出の通りに……!」
「ああ……わしは、これで、もう……死を……恐れずに、済むんじゃ……みんな……ずっと一緒……に……」
「ああ……いい子じゃな……ファング……これでわしは……ずっと、ずっと…………ありがとう、ファング」
アンティラス隊に敗れて。彼の目の前には一番の思い出が広がっていた。ペンタルコスが精霊石と同じ状態になっていた為、精霊石の崩壊現象が起こっていたのである。こうしてワッシャーは想い出にのまれて死亡した。しかし、最後のファングへの感謝の言葉は思い出にではなくファング本人に対してだったのかもしれない。

搭乗機体・関連機体

ペンタルコス
セウラントに頼んで完成した超魔装機。この機体自体が精霊石の代わりとなる。見た目や名前はファングに買い与えた玩具からとられている。グラギオスの力に飲まれてからは禍々しい姿に変わっている。