「デビット・ウェイン」の版間の差分

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第29話「地球氷河期作戦」に登場。[[ブルーフィクサー]]の一員で、[[エラ・クインシュタイン]]の教え子。
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生意気な性格だが、パルサバーンのパイロット候補と呼ばれる程の天才。当初パルサバーン正パイロットである[[マリン・レイガン]]に嫌みを言うなどし、対抗意識をむき出しにしていた。
  
 
だがその矢先、[[アルデバロン軍]]による地球氷河期作戦が発動される。[[木星]]の衛星・[[ガニメデ|ガニメド]]を移動させて日光を遮るという大プロジェクトを前に、ブルーフィクサーはガニメド破壊用ロケット・[[フィクサー1]]で対抗しようとする。だがフィクサー1は技術の限界から、ガニメドに突っ込んだきり戻っては来られない特攻兵器と化していた。そして操縦のためには、パルサバーンを動かせる能力が必要…そう知ったとき、デビッドは死を覚悟するマリンを押しのけ、特攻作戦に志願していた。密かにクインシュタインを慕っており、マリンに対し「オレは地球のためではなく、博士のために死ぬんだ」と言い残した。そしてクインシュタインが自分を受け入れてくれたと確信し出撃、ガニメド爆破作戦を成功させ命を落とした。
 
だがその矢先、[[アルデバロン軍]]による地球氷河期作戦が発動される。[[木星]]の衛星・[[ガニメデ|ガニメド]]を移動させて日光を遮るという大プロジェクトを前に、ブルーフィクサーはガニメド破壊用ロケット・[[フィクサー1]]で対抗しようとする。だがフィクサー1は技術の限界から、ガニメドに突っ込んだきり戻っては来られない特攻兵器と化していた。そして操縦のためには、パルサバーンを動かせる能力が必要…そう知ったとき、デビッドは死を覚悟するマリンを押しのけ、特攻作戦に志願していた。密かにクインシュタインを慕っており、マリンに対し「オレは地球のためではなく、博士のために死ぬんだ」と言い残した。そしてクインシュタインが自分を受け入れてくれたと確信し出撃、ガニメド爆破作戦を成功させ命を落とした。
  
劇場版では[[ジャック・オリバー|オリバー]]や[[北斗雷太|雷太]]の訓練生時代の友人という設定に変更されている。こちらではマリン不在時にパルサバーンで出撃するが、チャージアップに失敗してパイロットを辞退。決戦の時にフィクサー1で駆け付けるが、やはり戦死する。
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劇場版では[[ジャック・オリバー]]や[[北斗雷太]]の訓練生時代の友人という設定に変更されている。こちらではマリン不在時にパルサバーンで出撃するが、チャージアップに失敗してパイロットを辞退。決戦の時にフィクサー1で駆け付けるが、やはり戦死する。
  
 
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
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;「俺のフィクサー1は亜空間飛行が可能な有人式の破壊ロケットなんだよ」<br />「戦争が続けば、こんな馬鹿な兵器が生まれるのさ」<br />「もっともクインシュタイン博士は純粋に亜空間飛行可能な戦闘機として作ったんだろうがな」<br />「こいつの破壊力は絶大だぜ。人工太陽ぐらい木っ端微塵に吹き飛ばす事が出来る程にな!」
 
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:逆にこちらは4ターン以内に人工太陽を撃墜できなかった際に。フィクサー1の本当の目的をここにきて話す。
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:逆にこちらは4ターン以内に人工太陽を撃墜できなかった場合。
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;「よしてくれ…。俺は英雄なんてガラじゃない…」
 
;「よしてくれ…。俺は英雄なんてガラじゃない…」
:『Z』で[[神源五郎]]に「彼の勇気を称えよ」を聞いた際に、この後特攻する。
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:[[神源五郎]]に「彼の勇気を称えよ」という台詞を聞いた際の台詞。この後特攻する。
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;「こちらブルーフィクサーのデビット・ウェインだ。周辺の敵は任せてくれ」<br />マリン「デビット! お前も来ていたのか!」<br />「当然だろ? こいつは俺達の未来のための戦いなんだからな」
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:最終話(黒歴史エンド回避)の前半ステージにて。
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:[[エーデル・ベルナル]]との決戦に入った[[ZEUTH]]の援軍に馳せ参じた際の台詞。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*元々、彼は第29話「地球氷河期作戦」一話限りのゲストキャラクターである。その上、彼を取り巻く状況はまるで彼を死に追いやるかのように設定され、彼自身はミもフタも無い言い方をすれば「死ぬためだけに出てきた」キャラクターでしかない。だが、ハイレベルな脚本・作画によって描かれた彼の運命は多くの視聴を魅了し、ついには劇場版登場、そしてスパロボ登場まで果たすことになった。
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*第29話の脚本を担当した首藤剛志氏による、「1回こっきりで、後を引かない<ref>[http://www.style.fm/as/05_column/shudo30.shtml 第30回 バルディオス「地球氷河期作戦」] 2020年10月4日閲覧。</ref>」ゲストキャラクターである。彼を取り巻く状況はまるで彼を死に追いやるかのように設定され、彼自身はミもフタも無い言い方をすれば「死ぬためだけに出てきた」キャラクターでしかない。だが、ハイレベルな脚本・作画によって描かれた彼の運命は多くの視聴を魅了し、ついには劇場版登場、そしてスパロボ登場まで果たすことになった。
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== 脚注 ==
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2024年1月29日 (月) 17:22時点における最新版

デビット・ウェイン
登場作品 宇宙戦士バルディオス
声優 井上和彦
デザイン 上條修
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
所属 ブルーフィクサー
テンプレートを表示

デビット・ウェインは『宇宙戦士バルディオス』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

第29話「地球氷河期作戦」に登場。ブルーフィクサーの一員で、エラ・クインシュタインの教え子。

生意気な性格だが、パルサバーンのパイロット候補と呼ばれる程の天才。当初パルサバーン正パイロットであるマリン・レイガンに嫌みを言うなどし、対抗意識をむき出しにしていた。

だがその矢先、アルデバロン軍による地球氷河期作戦が発動される。木星の衛星・ガニメドを移動させて日光を遮るという大プロジェクトを前に、ブルーフィクサーはガニメド破壊用ロケット・フィクサー1で対抗しようとする。だがフィクサー1は技術の限界から、ガニメドに突っ込んだきり戻っては来られない特攻兵器と化していた。そして操縦のためには、パルサバーンを動かせる能力が必要…そう知ったとき、デビッドは死を覚悟するマリンを押しのけ、特攻作戦に志願していた。密かにクインシュタインを慕っており、マリンに対し「オレは地球のためではなく、博士のために死ぬんだ」と言い残した。そしてクインシュタインが自分を受け入れてくれたと確信し出撃、ガニメド爆破作戦を成功させ命を落とした。

劇場版ではジャック・オリバー北斗雷太の訓練生時代の友人という設定に変更されている。こちらではマリン不在時にパルサバーンで出撃するが、チャージアップに失敗してパイロットを辞退。決戦の時にフィクサー1で駆け付けるが、やはり戦死する。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。概ね原作通り。第44話「舞い降りる太陽」にてスポット参戦。彼が生存している状態で人工太陽の破壊に失敗すると、特攻が発生して死亡する。逆に彼が撃墜されている場合で4ターン目を迎えてしまうと、バッドエンド。一方、4ターン以内に人工太陽を破壊してしまえば何事もなく生存する。
スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

Z
加速集中分析不屈気迫

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

Z
底力カウンター見切り

隊長効果[編集 | ソースを編集]

回避率+20%
Z』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

マリン・レイガン
当初異星人であった彼を蔑ろにしていたが、特攻を前に彼だけには自分の博士に対する全てを打ち明けた。
劇場版では出会い頭に彼を挑発するだけで、それ以降の絡みは特に無し。
ジャック・オリバー北斗雷太
横柄に振舞うデビットに不満を持っていたが、彼が特攻すると知り、自棄酒を煽った。そして特攻する彼を援護し、見送る。
劇場版では訓練所時代の同期という設定で、親しげに会話していた。
エラ・クインシュタイン
恩師であり、思いを寄せていた。
劇場版では特に絡み無し。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「俺は地球のため、S-1星に勝つためには死ねない。だが…博士のためなら死ねる」
「そろそろお別れだ、バルディオスの諸君。危険ですから亜空間までお下がりください」
最期まで彼らしい別れの言葉に見送る3人は涙を堪えきれなかった。デビットがなぜ日本の電車の決まり文句を知っているのかは不明。もしかしたらこの手のフレーズは万国共通か。
「女のために死ぬなんて、俺も馬鹿だね…さよなら、俺の…クインシュタイン」
ガニメドに特攻する際に。SRWでは人工太陽に特攻するときの台詞として使われている。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「お前たち…何をする!?」
Z』で4ターン以内に人工太陽を撃墜した際に。
バルディオスが明日をすくうシーンが拝める。
「俺のフィクサー1は亜空間飛行が可能な有人式の破壊ロケットなんだよ」
「戦争が続けば、こんな馬鹿な兵器が生まれるのさ」
「もっともクインシュタイン博士は純粋に亜空間飛行可能な戦闘機として作ったんだろうがな」
「こいつの破壊力は絶大だぜ。人工太陽ぐらい木っ端微塵に吹き飛ばす事が出来る程にな!」
逆にこちらは4ターン以内に人工太陽を撃墜できなかった場合。
フィクサー1の本当の目的をここにきて話す。
「よしてくれ…。俺は英雄なんてガラじゃない…」
神源五郎に「彼の勇気を称えよ」という台詞を聞いた際の台詞。この後特攻する。
「こちらブルーフィクサーのデビット・ウェインだ。周辺の敵は任せてくれ」
マリン「デビット! お前も来ていたのか!」
「当然だろ? こいつは俺達の未来のための戦いなんだからな」
最終話(黒歴史エンド回避)の前半ステージにて。
エーデル・ベルナルとの決戦に入ったZEUTHの援軍に馳せ参じた際の台詞。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

フィクサー1
ガニメド破壊用に作られた亜空間ロケットで、実質的な特攻兵器。
劇場版ではこれと同デザインの機体に乗り最終決戦に駆け付けたが、こちらでは未呼称。またTV版との設定の違いから、性能も同一かは不明である。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 第29話の脚本を担当した首藤剛志氏による、「1回こっきりで、後を引かない[1]」ゲストキャラクターである。彼を取り巻く状況はまるで彼を死に追いやるかのように設定され、彼自身はミもフタも無い言い方をすれば「死ぬためだけに出てきた」キャラクターでしかない。だが、ハイレベルな脚本・作画によって描かれた彼の運命は多くの視聴を魅了し、ついには劇場版登場、そしてスパロボ登場まで果たすことになった。

脚注 [編集 | ソースを編集]