「ジェネシックガオガイガー」の版間の差分

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:参入は[[ヴァルザカード]]と同時期(48話「戦いの海に勇気の帆を」)でかなり遅いが、基本攻撃力・防御力とも本作のスーパー系最高峰。[[改造]]段階は[[ガオファイガー]]から引き継がれる。ゴルディオンクラッシャーはラスト数話前で追加される。ゴルディオンクラッシャーの戦闘アニメが携帯機とは思えないほど凄まじい作り込みとなっており、トドメ演出のカットイン連発と合わせプレイヤーの度肝を抜いた。ガオファイガーと完全に互角だった[[パルパレーパ・プラス]]相手に「パワーだけならこちらが上」と言われている。
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:参入は[[ヴァルザカード]]と同時期(48話「戦いの海に勇気の帆を」)でかなり遅いが、基本攻撃力・防御力とも本作のスーパー系最高峰。[[改造]]段階は[[ガオファイガー]]から引き継がれる。ウィルナイフが[[格闘]]に統合されたことで[[切り払い]]がオミットされている。
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:ゴルディオンクラッシャーはラスト数話前で追加される。前作と異なりENの許す限り撃ち続けられる仕様のため、総合的な使い勝手は向上したと言える。また戦闘アニメが携帯機とは思えないほど凄まじい作り込みとなっており、トドメ演出のカットイン連発と合わせプレイヤーの度肝を抜いた。作中ではガオファイガーと完全に互角だった[[パルパレーパ・プラス]]相手に「パワーだけならこちらが上」と言われている。
 
:ちなみに本作ではデビュー戦でいきなり[[Zマスター]]と激突することになる。公式設定の通りなら勝ち目はないが、このZマスターは遊星主によって修正された存在のため機界昇華に関する機能や思考を制限されている可能性がある。
 
:ちなみに本作ではデビュー戦でいきなり[[Zマスター]]と激突することになる。公式設定の通りなら勝ち目はないが、このZマスターは遊星主によって修正された存在のため機界昇華に関する機能や思考を制限されている可能性がある。
  

2016年3月21日 (月) 11:12時点における版

ジェネシックガオガイガー(Genesic Gaogaigar)

ジェネシックガイガーと5体のジェネシックマシンがファイナルフュージョンして誕生するジェネシックメカノイド。

「ジェネシック(Genesic)」は、Genesis(起源、創世記)を形容詞化した造語と思われる(起源の意味でも間違っていないが、カインとアベルは創世記に由来する人名であるため創世記という意味も関連深い)。

開発の経緯

元々は三重連太陽系の滅亡を前にして緑の星赤の星の主張は対立、赤の星の指導者アベルの複製をリーダーとするソール11遊星主の暴走を危惧した緑の星の指導者カインが、そのセーフティ・アンチプログラムとして開発した機体である。そのため遊星主達にとっては天敵とも言える存在。

機界文明の侵攻に対抗するため、Gクリスタルにて対機界昇華用に改装されていたが間に合わず、ギャレオンの改装が終わった時点で緑の星は昇華されてしまった。そのため、カインはギャレオン以外のジェネシックマシンをGクリスタル内に封印し、ギャレオンを我が子ラティオとGストーンと共に、ギャレオリア彗星の彼方にある青の星地球へと送った。地球に辿り着いたギャレオンはラティオを天海夫妻に託した後GGGに回収され、記録されていたテクノロジーはサイボーグ・ガイ、そして地球製ガオーマシンや勇者ロボ軍団誕生の鍵となった。

機体概要

この機体の情報を元にガオガイガーガオファイガーが製作された。すなわちオリジナル・ガオガイガーである。全高は複製機の二体(どちらも全高31.5m)よりも50cm小さい。また複製とは異なり、対象の完全破壊を目的とした兵器でもある。

右腕の“ブロウクンマグナム”、左腕のバリアシステム“プロテクトシェード”、髪の毛状の“エネルギーアキュメーター”、無限波動であるジェネシックオーラの鎧“ジェネシックアーマー”、グラビティ・ショックウェーブを放つ“ゴルディオンネイル”、そして可変翼の“ガジェットフェザー”を装備、攻防共に絶大な戦闘能力を持ち、更には搭乗者の勇気が向上すれば限界以上のものを発揮する。劇中では「最強の破壊神」「勇気の究極なる姿」「人類がたどり着いた大いなる遺産」とも称される。

純粋な三重連太陽系の技術で造られた『オリジナルのガオガイガー』という肩書きや、実際に本編で発揮した絶大な戦闘能力に反して、『本来は対遊星主に特化した機体であるためゾンダーや原種との相性は地球製ガオガイガーに劣る』という公式設定が存在する。わざわざギャレオンをGクリスタルでチューンしていたのはそれが理由(エヴォリュダーとなった凱が搭乗する事で多少は改善される可能性もあるが、ジェネシックの攻撃力ではコアまで破壊しかねない)。

なお、ジェネシックガイガーは設定上は地球製ガオーマシンともファイナルフュージョンは可能。逆に、ジェネシックマシンはドッキングジョイントの規格そのものが異なる(特にブロウクン・プロテクトガオー)ため、ガイガー及びガオファーとのファイナルフュージョンは不可能である。

構成機体

ジェネシックガイガー
胴体を構成するメカノイド。ガイガーの真の姿。
ガジェットガオー
背部、頭部、前腕部を構成するジェネシックマシン。黒鳥型。
ブロウクンガオー
右肩部、右上腕部を構成するジェネシックマシン。サメ型。
プロテクトガオー
左肩部、左上腕部を構成するジェネシックマシン。イルカ型。
スパイラルガオー
右脚部を構成するジェネシックマシン。雌のモグラ型。
ストレイトガオー
左脚部を構成するジェネシックマシン。雄のモグラ型。

登場作品と操縦者

いずれの作品でもパイロットは獅子王凱

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
シナリオ「超勇者黙示録」にてスパロボ初登場。ガオファイガー改造ステータスが引き継がれるのでそのまま戦闘可能。攻撃力は数多いスーパーロボットの中でも上位に位置する(合体攻撃除く)。ゴルディオンクラッシャーの補正攻撃力は全体攻撃扱いなため低い。使うなら凱に収束攻撃を習得させるか、マップ兵器版に熱血をかけて使おう(通常版も一度しか使えないので熱血を忘れずに)。
初登場マップでは遊星主へ40%ものダメージ補正が入るため、まさに破壊神の名に相応しい圧倒的な強さを体感できる。やろうと思えば単機でのマップクリアも不可能ではない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
参入はヴァルザカードと同時期(48話「戦いの海に勇気の帆を」)でかなり遅いが、基本攻撃力・防御力とも本作のスーパー系最高峰。改造段階はガオファイガーから引き継がれる。ウィルナイフが格闘に統合されたことで切り払いがオミットされている。
ゴルディオンクラッシャーはラスト数話前で追加される。前作と異なりENの許す限り撃ち続けられる仕様のため、総合的な使い勝手は向上したと言える。また戦闘アニメが携帯機とは思えないほど凄まじい作り込みとなっており、トドメ演出のカットイン連発と合わせプレイヤーの度肝を抜いた。作中ではガオファイガーと完全に互角だったパルパレーパ・プラス相手に「パワーだけならこちらが上」と言われている。
ちなみに本作ではデビュー戦でいきなりZマスターと激突することになる。公式設定の通りなら勝ち目はないが、このZマスターは遊星主によって修正された存在のため機界昇華に関する機能や思考を制限されている可能性がある。

単独作品

スパロボ学園
入手し辛いユニットだがかなり強い。相変わらずの高い攻撃力に加え、強力な特殊防御のおかげでダメージを受けずに気力を上げることが出来る。タイプによっては凱が必中を覚えないのと、マップ兵器版ゴルディオンクラッシャーがオミットされているのが数少ない欠点。

装備・機能

※ここで挙げたもの以外の装備も持っている。

武装・必殺武器

格闘
Wにて追加。無制限に使用可能な、射程のあるP武器。無消費武器としては基本攻撃力がかなり高く、武器改造や凱へのインファイト習得で更に強化すれば、ザコ戦はほぼこれだけで事足りる。

武装

ゴルディオンネイル
重力衝撃波を発し、対象を光へと変える爪。
後のゴルディオンハンマーの原型だが、ゴルディオンハンマー程の出力はない。
戦闘演出では格闘に含まれている。
ストレイトドリル
左膝に装備されたドリル。錘状構造のドリルで、貫通能力に優れている。
戦闘演出では格闘に含まれている。
スパイラルドリル
右膝に装備されたドリル。螺旋構造のドリルで、破砕能力に優れている。劇中ではパルパレーパ・プラスを一撃で粉砕する攻撃力を見せた。
戦闘演出では格闘に含まれている。
ブロウクンマグナム
右手を射出するロケットパンチ。ガオガイガーと違い、拳のみを回転させて撃ち出す。その威力はブロウクンファントムをも超え、更には相手を破壊しつくすまで何度も追尾して攻撃を仕掛ける。正式名称「ジェネシックマグナム」。
スパロボではマグナムの名称に合わせたのかファントムにあったバリア貫通が外されている事が多い。
プロテクトシェード
左手首から発生させるバリア。ガオガイガーのものと異なり、フィン状の機関を展開・回転することで発生させる。正式名称「ジェネシックシェード」。
パルパレーパ・プラジュナー戦ではこれを破壊されてしまい、ポイズンソリッドの直撃を受けてしまう。
ガジェットツール
ジェネシックガオガイガーの補助ツール。ハイパーツールはこれのデータを元に製造されたが、地球のテクノロジーではガジェットガオーの機能が再現できなかったためオプション武器としての運用となった。
ウィルナイフ
ガジェットツールが変形して、ナイフを形成する。
スピード感は無いが、悠然と動いている為か妙に力強く感じる、癖になる戦闘アニメが特徴。Wではオミット。
ボルティングドライバー
ガジェットツールが変形した後、先端部にジェネシックボルトを装着。広範囲にジェネシックオーラを放射する範囲攻撃を行う。先端部に三種類のボルト(ブロウクンボルト、プロテクトボルト、ジェネシックボルト)のどれを接続するかによって性能が変化するが、劇中で使用したのはジェネシックボルトによる広範囲攻撃のみ。
第3次αでは全体攻撃。Wでは通常攻撃とマップ兵器がある。
ジェネシックボルト
ギャレオンの口部から発射されるボルト。ジェネシックオーラの無限波動を流し込む機能を持つ。
ブロウクンボルト
右肩のブロウクンガオーから発射されるボルト。内部爆発の機能を持つ。
プロテクトボルト
左肩のプロテクトガオーから発射されるボルト。空間湾曲の機能を持つ。ディバイディングドライバーの原型となった。
ギャレオリアロード
ヘルアンドヘブン・アンリミテッド
ガジェットツールがナックルガードとなり、「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・ウィータ!」と唱えながら右手と左手の攻撃と防御エネルギーを織り交ぜ、突撃して相手を砕く。ガオガイガーの使うヘルアンドヘブンがゾンダー核摘出に用いられるのに対し、こちらは純粋に破壊を目的とした技である。呪文の最後に唱えられる「ウィータ」の意味は「命」であり、全身に纏ったエネルギーを拳の一点に集中させ、破壊力を高める効果を持つ。ただし、防御用のジェネシックアーマーが一時的に消えるという弱点があり、パルパレーパ戦ではこれを突かれてケミカルナノマシンを打ち込まれてしまっている(後に書き換えて叩き返した)。
Wではフィニッシュデモが存在し、パルパレーパがジェネシックガオガイガーに対して抱いた「滅びを呼ぶ悪魔」のイメージがカットインする。ちなみにコピーの方は「ヘルアンドヘン」で、微妙に違う。

ハイパーツール

ゴルディオンクラッシャー
元々は、Zマスター級(=惑星規模)の超大型敵性体に対抗する為ガオファイガー用に開発されたGGG最大最強のツール。正式名称は『グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール』。ジェネシックガオガイガーとは規格が合わないが、コネクターを破壊して無理やり接続した後、凱のエヴォリュダー能力でシステムをハッキング、プログラムを書き換えて強引に起動している。ディビジョンフリートの「タケハヤ」「ツクヨミ」「ヒルメ」が合体して完成し、形成した全長1kmに及ぶ巨大な金槌型ツールがさらに10km×10km×20km(2000立方km)のエネルギーフィールドを形成し、そこから発生させる莫大な重力衝撃波を以て目標を光子レベルにまで分解する(ディビジョンフリートの乗組員は「タケハヤ」にある脱出艇「クシナダ」へ移り、脱出する)。想定されている対象物は惑星サイズであったが、実際の使用時には恒星サイズのピサ・ソールをも完全に光にせしめた。
起動には国連事務総長の承認と、大河幸太郎スワン・ホワイトの起動キーが必要。また、展開時間は長く初撃を放った後ジェイアークのESミサイルでピサ・ソール内部に潜り込んで二撃目を放っている。
スパロボでは通常兵器版とマップ兵器版の2種が存在。第3次αではゴルディーマーグとの合体攻撃で1MAPにつき1回しか使用できないが、Wでは召喚攻撃扱いでジェネシック単機で使用可能な上、ENが許す限り使える。第3次αで15段階改造可能になると、攻撃力が1万まで表示される。
Wではトドメ演出として連続カットインがあるが、この順番は大河→戒道→J→火麻→氷竜→炎竜→雷牙→ボルフォッグ→雷龍→風龍→スワン→光竜→闇竜→牛山→マイク→猿頭寺→ルネ→トモロ→スタリオン→パピヨン→護(浄解モード)→ゴルディマーグ→命。トドメ演出以外でも起動キーによる承認までを全てカットインで再現すると言う気合の入った演出となっている。

特殊能力

特殊能力としての分離は持っていない。

剣装備(第3次αのみ)
切り払いを発動する。
ジェネシックアーマー
特殊装甲。全属性ダメージを一定値軽減する。
プロテクトシェード
バリア。全属性ダメージを一定値まで無効化する。ガオガイガーのそれと同名だが、性能はプロテクトウォールよりも高いという代物。ジェネシックアーマーとは同時発動する為、それによって軽減されたダメージを更に軽減→無効化する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「勇者王誕生! 神話(マイソロジー)バージョン」
第3次αで採用されたデフォルトBGM。ゲームでは一番をベースにしており、サビの部分で『ガガガ! ファイティング・ガオガイガー!』と叫んでいる為、本機のBGMとしては少々妙な事になる。
「勇者王誕生! 集大成神話バージョン」
Wで上記曲に代わり採用されたデフォルトBGM。神話バージョンとの違いは後ろにコーラスが入っていること。
「ジェネシック・ヘルアンドヘヴン」
ヘル・アンド・ヘヴン使用時のBGM。
「ゴルディオンクラッシャー」
ゴルディオンクラッシャー使用時のBGM。

対決・名場面

ピサ・ソール
仲間が遊星主を足止めしている間にガッツでゴルディオンクラッシャーとクラッシャーコネクトし、皆の魂の後押しを受けて最後の一撃を繰り出した。

関連機体

ガオガイガー
地球製デッドコピー。ギャレオンが本体である点と獅子を象った豪快なシルエットは同じ。ちなみに対ゾンダー特化であるため、遊星主へのアドバンテージは無い。
覇界王
木星から姿を現した、ザ・パワーを纏う謎の機体。ジェネシックに酷似した姿を持っている。『FINAL GGG』DVD-BOX特典ディスク「ディスクZ」に登場。

商品情報