イスマイル

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2015年6月27日 (土) 10:25時点におけるオオクラ (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

イスマイル(Ismail)

地底世界ラ・ギアス神聖ラングラン王国で開発された大地系魔装機。「魔装機計画」後期に設計・開発されたものの、16体目の正魔装機として採用されたガルガードをもって計画は終了。本機は未完成のまま放置されていた。

その後、憲法で制定された権利と義務のために魔装機神操者が必ずしもラングランの意向に従うわけではないことを恐れた政府が、王都防衛を目的とした17番目の魔装機として開発の再開を決定。設計者ウェンディ・ラスム・イクナートにも再開発への参画を依頼する。当初はこの決定を拒否したウェンディであったが、潜在意識下で彼女に強い影響を与える姉・テューディの思念がその意思に背く。肉体を持つ者への憎悪で見境をなくしつつあったテューディは、妹の意識に浸食してその前言を翻させてしまうのだった。

妹の意識に強く干渉したテューディの意向で、本機は当初の想定を遥かに上回る最高位の性能を持つ魔装機として完成。改良を仕切ったテューディの意識はこの魔装機に精霊の名をとるラングラン式の命名は行わず(本来の守護名はネーゼリアであった事が『魔装機神F』で明かされる)、ラ・ギアスの神話に登場する復讐の女神(イスマイル)の名を与えた。

その戦闘力は攻防一体。出力面でも超魔装機はおろか魔装機神を凌駕する。最も特筆すべきは自己修復能力にあり、大破直後に機体全身の高速復元がなされるその様を目の当たりにしたマサキとリューネの二人はイスマイルに強い脅威を感じた(完全に再生する事を危惧した2人は上半身と下半身を分けておくことで復元完了を阻止している)。

武装面では死霊装兵と同様の装備を持つなど、ウェンディが引いた設計図とはかなり異なる機体に進化している。

ネーゼリア

外装色を蒼に塗り替えられたイスマイルの後継機。命名もラングラン式。機体各部にダウンサイジングを施された形跡があるほか、顔を覆う仮面には優美さが漂うなど前身機とは細部を異にする。

高い防御力を持つが禁忌を追求するような設計で組み立てられていないため、その復元(再生)能力は常識的な範囲に留まっている。その影響で出力も聖位並から高位相当にまで落ちてしまったが、機体の安全性と信頼性は格段に増した。

登場作品と操縦者

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第二章後半で登場。大抵のシナリオでラスボス機となる。確かに強いのだが、同作は後半、攻撃力がインフレ気味になるので、気力さえ溜めて後ろさえ取れれば「熱血」込みの最強攻撃で瞬殺する事が可能。何より、大地系故にサイバスターに弱いという点が瞬殺の傾向に拍車をかけている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
リメイク前と同様の扱いだが、敵味方含めて「2回行動」習得時のレベルが上昇したため、ステージによってはかなり苦労させられることも。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
味方機としてネーゼリアが登場。

装備・機能

武装・必殺技

イスマイル

プラグマティックブレード
実体剣。左腕の手甲に収納しているハルバード状のブレード。
カーズ
魔術兵器。手のひらに発生したふたつの暗黒系の魔法陣を相手に投げ放つ。
ビッグバンウェーブ
マップ兵器。衝撃波を発生させていると思われる。エウリードが装備しているものと同様の性能。
バスターキャノン
光学兵器。両肩にあるランチャーパック(2門)から放たれる。
オメガブラスト
光学兵器。手のひらに生みだした二色の魔法陣(金色と紫に輝く大地系魔方陣)を「バスターキャノン」の発射口に重ねて2発の光弾を発射。光弾は互いに交差しながら増進、目標に着弾する。

ネーゼリア

メガビームキャノン
銃剣に搭載された光学兵器。刀身部を開いて銃口を展開する。
プラグマティックブレード
銃剣に光を纏わせた両刃の斬撃。
カーズ
魔術兵器。手のひらに発生した暗黒系の魔法陣を相手に投げ放つ。本機はブレードで近接戦闘を仕掛ける際、牽制射撃に用いる。
バスターキャノン
光学兵器。イスマイルと同様に両肩のランチャーパックから破壊光線を放射する。
ファンタズマブラスト
天空と地中から呼び込んだ霊魂を用いる必殺技。

特殊能力

剣装備
斬り返し」防御可。
HP回復(大)
大地系魔装機の特殊能力。
MG回復(大)
魔装機神シリーズの特殊能力。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M
クルセイドで判明。ちなみに、ラングラン正魔装機は平均的にかなり大きいので、Mサイズであっても30 mを超す可能性はある。

余談

  • 16体しか存在しないはずの正魔装機、まさかの「17体目」。……だったのだが、続編で正魔装機の予備機や後継機が続々と登場、17のインパクトはだいぶ薄れてしまった。