アディーナム

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アディーナム(Adienam)

シュウ達を付け狙う少年。「崇使」という称号を持ち、ラングランの神話に残る赫き瞳の英雄と同じ名を持つ。顔の左側を覆うように、赤い仮面を付けているのが特徴。 残虐な性格で、人間を「玩具」と呼んで破壊することに慶びを覚える。マグゥーキを使い、行く先々で惨事を引き起こす。

その素性は、ヴォルクルス教団のトップである預言者ヨーテンナイ直属の配下で、彼女の目的である「静死の柩」遂行の為に動いていた。アディーナムの担当は結界の外だったが、内界を担当する同僚のヴァールニーヤとは異なり、任務は任務で続行しつつも、自分の欲求を優先して動いていた。

シュテドニアスの首都においては、奪還戦に挑んだ部隊を一蹴し、ロヨラを撃破。レッフェンを捕縛し、彼の持つ未来への希望を生贄としてギゾース・グラギオスを復活させることに成功する。

しかし、部隊に参加していたサキト・アサギがロヨラとレッフェン、犠牲になった多くの人達の霊の力を受けたことで、一撃の元に撃退される。その後、ラングランにおいてシュウ一行を迎え撃ったが、レッフェンの弟子であるサンドリーブ姉妹によって引導を渡されることとなった。

登場作品と役柄

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
初登場作品。田村睦心氏は本作でシリーズ初出演。

パイロットBGM

「迫り来る敵」

人間関係

ヨーテンナイ
主君。
ヴァールニーヤ
同僚。
ガエン
同僚となるはずだった「出来そこない」。
シュウ・シラカワ
彼の主に逆らう背教者。
レッフェン・ダスドレーシュ
捕えた彼をグラギオスの生け贄にした。
ニコ・サンドリーブリコ・サンドリーブ
彼女達の連携技「奥義・氷炎隻影陣」によって討ち取られる。

名台詞

「……まさかこのくらいで壊れちゃうなんてなあ。力の加減が難しいや」
初登場時、エウリードIIを一撃で破壊して。この時点で彼の残虐性が現れている。
「フフフ、どうなのかな? 大事な部下を目の前で次々壊されていく気分ってのはさぁ!?」
「さて、残ってる玩具は君一人になったよ。命乞いはしないのかな? 自分だけは助かりたいとか、そうは思わないかい?」
突入部隊を抹殺した後、一人残ったレッフェンに対して。当然のごとく、レッフェンはいつか必ずお前達を倒す者が現れる、と叛意を露にする。が……。
「…………フ……フフ……アハハハハハ!! やっぱりか! 君ならきっと、そう答えてくれると思っていたよ!」
「これだけ追い詰められてるのに消えない希望……君にはやっぱりそれがあった! それこそが僕の求めていた最高のおもちゃだ! アハ、アハハハハハハ!!」
「君が知る必要はないよ。せいぜい、その希望ってものを頭一杯に思い浮かべながら……死ね」
レッフェンの心に灯る希望に哄笑を上げる。未来へ紡がれる希望、それを生贄に、ついに最後の邪神がその姿を現す……。
「どういうことだ……グラギオスの力が……僕の知らないおもちゃなんて、そんな……いや、そうか。シュウが用意した仕掛けなんだね? 面白いじゃないか……だけど、そんなもの!!」
グラギオスに向かい、その力を吸収するレイブレードを見て。その力がシュウの仕込みによるものだと推察し、その上で破壊すべくゾードクヲンで襲い掛かる。しかし……。
「なっ、ゾードクヲンが……っ!? それに、今のは……どういう、仕掛けを……!!」
レッフェン、ロヨラ、そして多くの霊となった人々の力を借りたサキトとレイブレードの前に、一撃で致命傷をこうむり撤退を余儀なくされる。これ以降、アディーナムはサキトを付けねらうようになる。

搭乗機体・関連機体

ゾードクヲン