ザ・パワー
ザ・パワーとは、『勇者王ガオガイガー』『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場するエネルギー。
概要
1994年に木星探査船ジュピロス1が持ち帰った超エネルギー物質ジュピターXはザ・パワーと同質の力の欠片であった。
三重連太陽系においても滅びの力として知られており、ギャレオリア彗星が同質の力を放っていることも観測されていた。
バイオネットのハイブリット・ヒューマンを生み出し、木星探査艦ジュピロス5のメインコンピューター・ユピトスに自我を与え、数万年の永き眠りについた超竜神を復活させ、幻竜神、強龍神のシンメトリカルドッキングを可能にした。獅子王麗雄と絆夫妻は肉体の死後、その精神が取り込まれている。また、敵である機界31原種もZマスターの復元に利用。『FINAL』最終話では、GGGは天海護と戒道幾巳の二人を地球に帰還させるために使用した。
その一方で、ザ・パワーは無限の力ゆえに制御不能なものであり、勇者ロボは戦闘後行動不能に陥り、Zマスターは内部で暴走させられ自己崩壊している。また、強大な力だけに国連はザ・パワーをエネルギー資源として活用しようと推し進めるが、その力を知る大河たちは反対している。結局、GGGの主力が三重連太陽系へ行った事で反対が押し切られる形になるが、強引な搾取方法が地球を壊滅させる切っ掛けを作る形になる。そしてプロジェクトZにおいては、木星内部に潜んでいたザ・パワーの化身・覇界王が姿を現している。
とされていたが、『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』ではGGG不在時にザ・パワーの採取は行われず、地球が大打撃を被った原因は木星から発生した異常電磁場に変更された(この強電磁波もザ・パワーの作用に由来するものである)。更にその本質がトリプルゼロと呼ばれるもので、覇界王もトリプルゼロに侵食された存在であることが語られている。詳細はあちらの項目を参照。
登場作品
スーパーロボット大戦シリーズにおいては故人達の意思を伝え、システム的な援護を得られないキャラ達をも奮起させている。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- イデ、ゲッター線、ビムラーと同じ無限力の一つという設定。第42話「超勇者黙示録」のラストで、GGGが天海護と戒道幾巳を地球に帰還させるために使用したのはザ・パワーからゲートに変更されている。後に宇宙怪獣を殲滅するためにこの力を内包した木星をブラックホール爆弾としたことが、最終決戦にて大きな意味を持った。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 第22話「過去からの帰還者」と第25話「木星決戦!超重力の罠」、第26話「勇気ある戦い」のみの特殊能力。勇者ロボのHP、ENが毎ターン全回復、気力上限250。また発動時にイベントで気力が上限と同値になり、精神ポイントも全回復(この効果は勇者ロボ以外も受けられる)。
- スーパーロボット大戦BX
- 本格的に登場するより前にも、超竜神によってもたらされたものがオウストラル島の「馬の鞍」に存在し、多数の勢力での奪い合いとなる。
- その効果の程は「気力300で固定」。その為気力低下を伴う効果を受けても変動することがない[1]。初のお目見えは味方ではなく、敵として最後の戦いを挑んでくるブルーヴィクターであり、気力300による攻撃力をプレイヤーが味わわされる。後は例によって腕原種戦及びZマスター戦で勇者ロボ軍団がこの恩恵を受ける。
- 木星に存在するものも様々な勢力によって利用され、本作後半では「ザ・パワーの力で気力200以上になった敵」との戦闘が多々ある。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 今作では『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』における「聖ワルキューレの火」と同一の存在であるとされている。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 3章Part16にて、バイオネットによって奪取されたジュピターXを腕原種がEI-14に取り込ませたが素体が持たずに崩壊すると共にグレンダイザーUの世界に繋がるゲートを展開、剣鉄也とジュドー・アーシタを飲み込んで消失する。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 超竜神の武装「ザ・パワー(コンボ)」として採用され、同武装使用時に超竜神が発動する。ゲームシステムの都合上、プレイヤーの任意で発動できる。