激怒
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激怒は、精神コマンドの一種。
概要
初出は『第2次』。マップ上の敵全機に分身やひらめきなどに影響されることなく必ずランダムダメージを与えるが、本コマンドで撃墜した場合は資金・経験値は入手できない。
一部の作品では後の「挑発」に類似した効果が付随する[1]ため、通常動かないまま一定ターンで撤退するタイプの敵を撃墜するのには必要不可欠だが、敵全機が一斉に行動を開始してしまうためリスクもそれなりに大きい。また、行動開始効果については作中、攻略本共に全く触れられていないため[2]、実際に使用してその真価に気が付かなければ「SP消費量に対して効果がショボイ精神コマンド」でしかないというある意味不遇のコマンドだった。
『第4次(S)』のあるステージでゲア・ガリングを仕留められるほぼ唯一の手段とされる。
『F』で削除されて以降長らく登場していなかったが、『X-Ω』で効果を変更して久々に復活した。
登場作品
- 第2次スーパーロボット大戦(FC版)
- 消費SP150。全ての敵ユニットに1~255のダメージを与える効果。本作では怒りの上位コマンドであり、ダメージの上限では上回るが、下限は同一なので怒りよりもダメージ幅が大きいことになる。
- 第3次スーパーロボット大戦(SFC版)
- 消費SP200。全ての敵ユニットに10~1000のダメージを与え、行動を開始させる効果。
- スーパーロボット大戦EX(SFC版)
- 消費SP70。消費は前作に比べグンと下がったが、全ての敵ユニットに10~1000のダメージを与える効果のみ。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 消費SP70。全ての敵ユニットに10~1000のダメージを与え、行動を開始させる効果。
- ただし2大ボスであるシュウとゼゼーナン、それにギメリアとオージにはダメージを与えられず、誘き出し効果もない(ギメリアは元々最初から移動するユニットだが)。
- また、シナリオ「あしゅら男爵の最期」のあしゅら男爵と、「老兵の挽歌」のミデアには与ダメージ効果のみとなる。
- MAP兵器とは違い、このコマンドでダメージを与えても、未交戦の敵のステータスを閲覧できるようにはならない。
- 習得者はボス・忍・大作の3人と主人公(牡羊座B型)・副主人公のリン。また、忍と大作のどちらかは終盤に必ず仲間から外れる。
- 書籍『一生楽しむ本』では「今回もやっぱり活用度イマイチ」と紹介されており[3]、筆者は『第3次』のも含めて行動開始効果に気付いていない模様。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 忍と大作のどちらも部隊に残るようになったからか、主人公とリンは覚えられなくなった。使用者は3人とも終盤の部隊分けでBチームに所属してしまう。
- 新スーパーロボット大戦
- 消費SP70。全ての敵ユニットに10~1000のダメージを与え、行動を開始させる効果。
- ただし、与ダメージ効果のみの敵もいる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 久々に復活。効果は「一定時間、攻撃力小アップ、クリティカル率アップ、命中率中アップ」という複合系のものになった。対象は自分1機。本作ではデフォルトの所持者は大多数が悪役に偏っているが、パイロットパーツでは悪役以外も覚えられる。
主な使用者
- ボス
- 『第2次』では唯一の使い手だが、「怒り」も習得する。
- 西川大作
- 藤原忍
- 上述した『第4次』や『新』における代表的な習得者の一人。まさしく「灼熱の怒り」。
- 『X-Ω』においても、パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。
- リューネ・ゾルダーク
- 『第3次』と『EX』で所持。「激怒」が削除されたリメイク版では、『第3次』の方では似た効果の「挑発」に置き換わったが、『EX』では何故か「激励」になった。字面は似ているが……。
- リン・マオ
- 『第4次』での修得者のうち彼女のみ『第4次S』で何故か没収された。
- アシュレイ・アシュラ
- フォルテ
- 一方通行
- グリシーヌ・ブルーメール
- 『X-Ω』において、デフォルトで激怒を所持しているキャラクターの中では数少ない悪役でない人物。それだけ彼女の気性の荒さは凄まじいという評価なのだろうか。
- 大十字九郎 / アル・アジフ
- 『X-Ω』でパイロットパーツを装備すると連名で習得。デモンベイン招喚時に常に叫び続け、邪神の計略を砕いた際に今一度叫んだ「正しき怒り」によるものか。
- すしポプ子 / ピピ美
- 連名だが、グリシーヌ同様『X-Ω』においてデフォルトで激怒を所持しているキャラクター。本性がダダ漏れである。
- フェール
- パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。