マイトカイザー
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マイトカイザー | |
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外国語表記 | Might Kaiser[1] |
登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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全長 | 23.5 m |
重量 | 82.4 t |
出力 | 585000馬力 |
最高飛行速度 | 1860.8 km/h(M1.5) |
最高走行速度 | 560 km/h |
ジャンプ力 | 860.8 m |
合体形態 | グレートマイトガイン |
開発者 | 大阪次郎 |
所属 | 勇者特急隊 |
パイロット | 旋風寺舞人 |
マイトカイザーは『勇者特急マイトガイン』の登場メカであり、同作の主役メカの一つ。
概要
元々はマイトガインの強化パーツ兼特殊車両として開発されていたドリル特急・カイザー1~カイザー5を、単独で人型に合体できるよう設計を変更し完成したロボット。
開発経緯から超AIは搭載されておらず、舞人が単独で操縦を行う。舞人以外にも浜田満彦が乗ったこともあったが、操縦経験の無さから苦戦していた。
スペックはマイトガインに匹敵し、その問題点であった空中戦に対応できる高度な飛行能力も備えている。超AIを搭載していないことから、劇中でしばしば行われた機械を狂わせる作戦の元でも支障なく活動できるメリットがある。一方で元々マイトガイン自体が遠距離火力に乏しかったが、それ以上に先鋭化した近接特化である事が欠点。
「チェンジマイトカイザー!」の掛け声で合体し「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー!ご期待通りに只今到着!」と名乗りを上げてから戦闘開始する。グレートマイトガイン登場後は名乗りは、そちらで行うようになった為、名乗りは省略されている。マイトガイン同様にダイヤグラマーのスイッチを押して合体するが、ダイヤグラマーを所持していない浜田が操縦しても合体したことがある。なお何故か作中では合体とは呼ばれず、一貫して変形と呼称されている。(ドリル特急は変形している為、間違いでもないが)。
カイザージェット
合体パターンを変えて構成される超電導ジェット形態。
高速飛行が可能。
構成機体
- ドリル特急
- ロコモライザー同様線路を2路線分使用するトレイン形態。地中移動も可能。耐久性に関してはマグマに耐えられる程で、第25話に至っては地球を貫通して反対側まで掘りぬいている。
- カイザードリル
- 先端にドリルがついた車両で、カイザーキャリアを牽引する。マイトカイザーでは胴体及び大腿部、グレートマイトガインでは胸部装甲を構成する。舞人が搭乗するメインコクピットはここに位置する。
- カイザーキャリア
- カイザーマシンを搭載し、現場に運ぶための貨物車両。カイザーマシン各機を収納できるカーゴと、マイトカイザーの胸部エンブレム(グレートマイトガインでは頭部エンブレム)及びウイングで構成される。しかしキャリア単体では飛行はできない。
- カーゴ部分は合体時にいつの間にか消えているのはお約束。逆にマイトカイザーからドリル特急に変形しなおすと何時の間にか連結されている。
- ちなみにカーゴの先端にはコックピット(と思われる部分)が存在しており、エンブレムとウイングを外したこれ単体でも一応マシンとして成立するようになっている。勇者シリーズのロボットは基本的に玩具化前提のデザインであるため、マイトカイザーの玩具を手にした子供が合体時に余剰となる本機をマイトカイザー及びカイザージェットと並べて遊べるように……という配慮からだろう。
- カイザーマシン
- 無人操縦される小型マシン。超AIは搭載されていない。それぞれ細かいスペックデータが設定されているが、劇中では専らマイトカイザー及びグレートマイトガインの合体要員に徹しており、単体での活躍は全く無かった。
- カイザー1
- 小型偵察機。マイトウイング同様の超電導ジェット機。
- マイトカイザーでは胸部と頭部、グレートマイトガインでは腰部フロントアーマーを構成する。
- カイザー2
- 地底戦車。
- マイトカイザーでは右腕、グレートマイトガインでは左腕武装を構成する。
- グレートマイトガイン合体後には武器として何度か使用されており、カイザーマシンの中では最も出番に恵まれている機体。
- カイザー3
- 強力クレーン車。
- マイトカイザーでは左腕、グレートマイトガインでは右腕武装を構成する。
- カイザー4
- 海底探査機。貴重な海中用マシンだが特に活躍の場はなかった。
- マイトカイザーでは右足、グレートマイトガインでは左足首を構成する。
- カイザー5
- スーパーブルドーザー。
- マイトカイザーでは左足、グレートマイトガインでは右足首を構成する。
登場作品と操縦者
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。参戦は西暦世界ルート第28話。マイトガインと入れ替わる形で参入する。
- マイトガインと比べて飛行可能になり移動力も上がるものの、P武器の射程が短かったりと攻撃の柔軟性は下回る。また、サブであるガインが抜けてしまう為加速を始めとする舞人の穴を埋める精神コマンドが使えなくなってしまう。
- 第33話でグレートマイトガインに合体する形で離脱する。その為、宇宙世紀世界ルートを選択すると1話どころか話の半分位しか使用できない。
- スーパーロボット大戦X
- 第27話にてマイトガインの損傷により入れ替わり、創界山ルート第30話にてグレートマイトガインに合体するため、今作でも使える機会は僅か。ただし、前作と違って参入が共通ルートのため、その点では使える機会は増えたと言える。
- DLC「胡蝶の夢」では、浜田をメインパイロットとして登場。
- スーパーロボット大戦T
- 今回はユニットとしての出番は無くイベントのみ。登場後すぐグレートマイトガインに合体する。
- 別行動中は、浜田君とルンナ、更にはマイトガンナーと協力して遺跡の発掘調査に当たっていた。
装備・機能
武装・必殺武器
- カイザービーム
- 額のランプから放つビーム砲。『V』では未採用。
- カイザースパイク
- 右肩からドリルを発射する。『V』では未採用。
- カイザーバルカン
- 胸部のプレート下部に格納されている機関砲。
- カイザーハリケーン
- 胸部から突風を起こす。攻撃以外にも熱風を起こして、スノービーに氷漬けにされた、マイトガイン達の氷を溶かすのにも使用した。
- カイザードリル
- 分離していたドリル特急先端のドリルを腕に装備する。トルクはかなり強く、ゴウリュウキャノンすらかき消したり、浜田が射撃武器に対する盾として使用している。グレートマイトガイン時は展開して胸部エンブレムとなる。
- バルカン砲(仮称)
- ドリルの2対の穴から機関砲を連射する。対轟龍戦で使われたが全く通用しなかった。『V』では未採用。
- ドリルクラッシャー
- マイトカイザーの必殺技。カイザードリルで突撃、敵を貫いて撃破する。
- なお舞人はドリルを装着する時点でドリルクラッシャーと叫ぶことも多く、『V』でも「ドリルクラッシャー、装着完了!」という台詞があるため、ドリルクラッシャーという名称自体が武器名のように扱われている。
合体攻撃
- インパルスアタック
- マイトガインとの連携攻撃。同時に跳び蹴りをあびせる。『V』『X』ではマイトガインと共闘ができない関係で未採用。
- ジョイントドラゴンファイヤー
- ドリル特急を先頭に、ロコモライザー、弾丸特急、猛獣特急、レスキュー特急の順に連結し、ドラゴン型の炎に包まれながら突撃する五体連結攻撃。『X』ではブラックマイトガインを加えた六体連結となる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 最大EN+50、移動力+1。「ドリルクラッシャー」の攻撃力+200。
- マイトガイン時代の物の改変版と言える内容。ドリルクラッシャーは必要気力が低いので、このボーナス獲得後はドリル一本槍で戦ってよい。
機体BGM
- 「グレート・ダッシュ!!」
- 『V』で採用。限定版では歌付きになる。原作ではインストアレンジ版がマイトカイザーの合体BGMとなっている。
関連機体
- マイトガイン
- 元々はこの機体の強化パーツ。
- グレートマイトガイン
- 本来の用途。
- ジャークマイトカイザー
- 『新世紀勇者大戦』に登場するマイトカイザーそっくりの邪悪獣。
余談
- 本機登場後も舞人はマイトウィングで出撃することがあり、その場合はマイトウィング下部からシートごとドリル特急に移動するという荒業を披露している。
- 勇者シリーズにおいて、主人公ロボ(ガイン)が合体に関わらない2号ロボであり、なおかつ主人公が直接操縦する人格がないロボットという非常に特殊な立ち位置の機体となっている。前者はシリーズ約半数の2号ロボが該当するが、後者も合わせると他に例がない。またあくまで強化パーツでしかなかったものを急遽2号ロボへと改造した、という設定は勇者シリーズどころかグレート合体に相当するロボが出てくる作品の中でも類稀な要素となっている。
- カイザーキャリアは後に特撮番組『トミカヒーロー レスキューフォース』にてデザインを流用されている。
- 成人向けゲーム『ドリル少女スパイラル・なみ』ではヒロインのメイドロボがカイザードリルそっくりな腕部パーツを装備しており、名乗り台詞もマイトカイザーのパロディになっている。