タイダー
タイダー(Tider)
- 登場作品:エルドランシリーズ
- 声優:吉村よう、辻村真人(39話以降)
- 種族:五次元人
- 性別:男
- 所属:ジャーク帝国三次元前線方面軍副官
- 主な搭乗機:ジャークサタン(サブパイロット)
- キャラクターデザイン:武内啓
ベルゼブの忠実な副官。アークダーマ探知機で発見した邪悪獣の育成と調教が主な任務。邪悪獣を求めて日夜地上を徘徊している。
五次元にいた頃は、冷静で頭脳優秀なエリート軍人であったが、三次元侵略で次元の壁を越えた際に生じた衝撃波で本来の人格を破壊され、三次元では間抜けな小悪党に成り下がってしまったことがノベライズにて判明。しかし、上司への忠誠心だけは、最後まで変わることはなかった。
望遠鏡にも変形するサングラスや口髭も体の一部らしく、全身を自在に変形させることができる。
7話「酔っぱらいにはご用心」で味を覚えた酒が好物で、40話「ベルゼブ大接近」でもただの酔漢になり、度々怒りを買っていた。また、煽てに弱い性格のようである。
46話「タイダー地球人になる」でベルゼブと衝突。地球人になる決意をし、職務を一時的に放棄。日向ストアーでアルバイトをするが、その際、アークダーマの機密を防衛組の仁に漏洩。ベルゼブの地球侵略計画を間接的に破綻させる原因を作ってしまった。その責任を感じて失敗をフォローしようと、48話「変身ブラックタイダー」では、防衛隊の基地倉庫に集められたアークダーマを奪還しに向かうが、体内に吸収した結果、ゴッドライジンオーすら凌駕するブラックタイダーに変貌。しかし、日向夫妻の活躍で元に戻った。
最終決戦では、自分の死を覚悟したベルゼブによってグレートジャークサタンから強制放逐され、後は三次元人として、日向ストアーに住み込みアルバイトとして就職。仁の家族の一員となった。主に隣接する青空町一帯への配達を担当しているらしい。そのため、次回作である元気爆発ガンバルガーでは時折群集の中にモブキャラとして登場しているのが確認できる(台詞などはない)。
長い三次元での生活で、五次元人としての能力の大部分を喪失したことが、OVA3巻で明らかになっている。
因みに、OVA1巻では、ハツコーイを誕生させている。
また、OVA2巻では、邪悪党の党員、鯛田亜(タイダー)として登場。町には既に手配書が出回っており、党首の弁留瀬文(ベルゼブ)共々、奉行所に追われる役であった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 初登場作品だが今回は声なし。
- スーパーロボット大戦XO
- スーパーロボット大戦NEO
- 初めて声が付いた。中断メッセージでプレイヤーにとって最も迷惑なものを聞こうとするも時間がなく頓挫。成功していたらNPC版のブラックサレナや飛影みたいな邪悪獣が生まれていたのだろうか…
戦闘開始時のSPが30とやや多い。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
人間関係
- ベルゼブ
- 直属の上司その1。
- ファルゼブ
- 直属の上司その2。
- 日向仁
- ベルゼブから「地球人にでもなってしまえ!」と叱責されて飛び出した際、彼の実家が募集していた住み込みのバイト募集を見て、彼の家に世話になる。ワルーサが倒れた後は、再び住み込みの従業員として彼の家で暮らす。
- 星山吼児、栗木容子
- 防衛組の基地の場所を聞き出すために誘拐した。
他作品との人間関係
- 小島尊子
- NEOでは、ザウラーズの面々と喧嘩して飛び出した彼女を、エルドランロボの基地を聞き出すために誘拐した。
- エンジン王、ギルターボ
- NEOでは直接的な絡みはないが、機械化城での機械化帝国との最終決戦において機械でありながら人間の心を理解し、捨て身の覚悟と行動で地球を守りそして散っていった彼らに、感動した。
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「もし、機械化帝国の生き残りがいたら試してみるといいダ。きっとうまくいくはずですダ」
- NEO36話にて、イオニア一行が機械神を打ち倒し機械化帝国に勝利したあと、人間の心を理解し自らの命と引き換えに地球を守って散っていったエンジン王とギルターボの行動に、ジャーク帝国の五次元人でありながらも、最後は防衛組と和解できた自分達と同じものを感じて、彼らの生き様に感銘を受けザウラーズに彼らとの和平を提言した言葉。やはり、種族が違っても内なる心が宿るものは決して分かり合えないわけではないのだ…コミカルなキャラであるタイダーとしては、非常に重みがあるが未来への希望も感じさせる素晴らしい言葉である。
搭乗機体・関連機体
- ジャークサタン
- サブパイロット。
- 邪悪獣
- 原作においてジャークサタンが「超次元融合」した際には、そのままスーパー邪悪獣のサブパイロットとなる。