リグ・ザ・ガード

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リグ・ザ・ガード(Rig The Guard)

世界の再構成後にエンドレス・フロンティアで跳梁を開始した謎の組織「アグラッドヘイム」の幹部。

彼の基本的な役目は、アグラッドヘイムの中枢「ヴェルトバオムの樹」を囲む構造物「シュテルベン・シュロス」に至る門を護ることである(英字綴りから、ザ・ガードはこの役割を指しての愛称であると思われる。さしずめ「守護者のリグ」といった意味合いであろう)。しかしエンドレス・フロンティアにおいては実働部隊として各所で転戦を繰り返しており、また次元転移の以前にも、覇龍の塔においてアレディと直接拳を交えた経験があるらしいので、前線で戦闘を行う闘士としての役目も併せて担っているようである。

メカニカルなデザインの仮面を常に身につけており、素顔を始めその素性は不明瞭な部分が多い。また戦闘の中でも魔術を一切使用しないため、アグラッドヘイムが基本的に魔族の国家ではあるものの、彼が魔族であるのかどうかも定かではない。しかし計略を巡らす者の多いアグラッドヘイムの中において、相手の真正面からの戦いを望む正々堂々とした武人である。基本的に他勢力の技術を我が物のように使うアグラッドヘイムの中では、唯一人それを不快に感じていた事が伺える発言もしている。

格闘技を得意としており、その実力は高い。特にアレディとは次元転移の前から死合を演じており、所謂「拳で実力を認め合った好敵手」とでも呼ぶべき間柄となっている。また、波国での戦闘の中で修羅の戦闘技術を習得することにも成功したようで、彼の繰り出す技の一部には修羅の技術が取り入れられている。

モチーフは北欧神話のヘイムダルの別名である「リグ」。また、技名もヘイムダルの関連する物から取られている。

登場作品と役柄

無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
ガンド三兄弟とならび、アグラッドヘイムの実働部隊として数度拳を交えることになる。寡黙な性格の上に素顔も現さないので、人なのか実はメカなのかもよく分からない状態だが、それ故に印象深い相手である。

ステータス設定の傾向

彼はヴァナーと同じく対複数攻撃は一切行わない。しかし高確率で「再動」を使用し、1ターンで複数の味方を沈めてくることもある。反面、再動に当たらなければあっさり勝ててしまう場合もあり、戦闘の展開によってかなり感じ方の変わるキャラクターであろう。

能力値・使用技

ガーディアン・ナックル
連続パンチの後、2連続でアッパーを繰り出す。
シュラ・ナックル
修羅の戦闘技術を盗んで身に付けたと思われる単体攻撃技。見た目からするに、「~剛鉄甲」系の技がベースになっていると思われる。
グルトップ・フォワード
打撃攻撃の後、両腕を前に突き出してエネルギー波を放つ攻撃。名の由来はヘイムダルの愛馬「グルトップ」。
ギャラー・ホーン
彼の最強技。殴る蹴るの乱舞の後に、オーラを纏った上方への蹴りで締める。名の由来はヘイムダルの持つ角笛「ギャラルホルン」。

精神コマンド

熱血」「必中」などの他、HP50%以下で「再動」の使用率が急上昇する。更に「電瞬」も使ってくるため、彼の行動順がターンの最後であった場合、擬似3回行動を喰らう可能性がある。単体攻撃しかしてこないからと高をくくらず、しっかり対策を講じておきたい。

相関関係

『無限のフロンティアEXCEED』以降

アレディ・ナアシュ
次元転移以前から度々拳を交えた、因縁の間柄。その実力は互いに認め合っている。
ロック・アイ
アグラッドヘイムの幹部で、盟友。
ヒルド・ブラン
アグラッドヘイムの幹部。
ガグン・ラウズ
アグラッドヘイムの王にして、彼の主君。
ゲルダ・ミロワール
ヘイムレン・シルバート
アレディらと戦闘を繰り広げていた頃から彼らの戦闘や信念も観察していたようで、アレディと彼らの決戦を前に静観を進言し、魂の回収において漁夫の利を狙った。しかしアレディがゲルダを見逃したことでその目論見は崩れ去り、彼とガンド三兄弟は最後の手段に打って出ることになる。

無限のフロンティア』以前

他作品の人間関係

百夜
アグラッドヘイムの計画の要。戦闘の際には彼が従えているケースが多い。
KOS-MOS
エスピナ城での戦闘において、ヴェルトバオムの芽が彼女の魂に反応したことに対し驚きを見せた。

キャラクターBGM

「紅い阿修羅」
初戦。
「Agrado-heim」
二戦目。
「混沌を望む声」
最終戦。

名台詞

「我が名はリグ。アグラッドヘイムの門を守る…リグ・ザ・ガード」
初対面時の名乗り。
「ぬう…この者の中には…いや、この者自身が…器…?」
ヴェルトバオムに捕縛されたKOS-MOSを見て。見る人が見れば、やっぱりわかるのだろうか。
「…その通りだな。我々は…」
アグラッドヘイムのやり方を咎められての自嘲。正々堂々たる武人である彼としては、必要と分かっていてもやはりどこか割り切れないのだろう。
「戦の笛を聞けい!!」
「ギャラー・ホーン」使用時の台詞。元ネタの「ギャラホルン」は角笛なので。