デストロイド・モンスター

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HWR-00-Mk.II デストロイド・モンスター(Destroid Monster)

マクロスに搭載されている陸専用機動兵器「デストロイド」の中で最大のサイズと火力を有する陸上非軌道兵器。

デストロイドの歩行システムを応用した陸上戦艦として開発されたが、機動性は劣悪であり、単独での戦闘には不向きである。しかし、その火力は絶大で、戦略爆撃をしのぐ程である。 その有用性を用兵側から疑問視されていた事もあって、マクロス進宙の段階では2機しか生産されていなかった。
しかしTV版の32話ではカムジン率いる部隊との戦いで数十機が登場しており、少なくとも多少の量産は行われた模様である。

なお、本来は操縦士・砲手・管制官の3名の乗員を要するが、SRWでは1人で操縦可能となっている。

マクロスプラスでは旧式化したこの機体が演習の標的として利用されていた。
また、数十年後にはこのモンスターを元にした可変爆撃機「VB-6ケーニッヒモンスター」が製造されている(ゲーム「マクロスVF-X2」が初出、その後「マクロスF」にも登場)。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦α
柿崎が捨て身を覚えたら乗せかえて運用するという使い道も。強化パーツで射程を延ばして戦えば、捨て身のリスクもほぼ無視できる。
スーパーロボット大戦α外伝
ティターンズの戦力として無人機が使用される。終盤難易度「難」の場合、マウンテンサイクルから入手可能。長射程の武装が売りで、パーツスロットとマックスの狙撃をフル活用すれば、脅威の最大射程15になる。
第3次スーパーロボット大戦α
隠しユニットとして入手可能。全体攻撃武器が豊富で威力・射程も優れているが、射程の穴が非常に大きい。強化パーツスロットが4つあるので、運用に当たっては射程と地形適応を強化して、遠距離から攻撃したい。YF-19合体攻撃が単体攻撃という都合上、イサムが適任。パイロットの能力的にはベストとは言いがたいが、敵の大半が3機編成の小隊を組んでいるので、全体攻撃の手数を増やせるのは大きい。『マクロスプラス』では演習の標的になっていた機体に同作の主人公を乗せるというのは中々因果である。ちなみに、能力的に最も相性がいいのは、狙撃を持つガムリンや、回避系の精神コマンドを持たない柿崎ドッカーも悪くないが、熱血が無いのが痛い。強化パーツとフル改造ボーナスと狙撃をフル活用すれば、最大射程はシリーズ最長の18になる。

武装・必殺技

ミサイルランチャー
本機の両腕部に装備されている武装で、正式名称は『LSSN-20G 3連対地ミサイルランチャー』。第3次αでは削除。
ロケット砲
公式設定では存在しない武装だが、第3次αでは上述のミサイルランチャーと同じ砲門から発射されている為、ミサイルランチャーと同義であると思われる。第3次αではPLA兵器。
液体推薬キャノン砲
本機の頭上から突き出る、4門のキャノン砲。正式名称は『液冷式 40cm液体推薬キャノン砲』。スパロボでも超長射程・高火力の武装として再現されている。
全弾発射
本機の全武装を一斉に発射するという、いわゆる『必殺技』である。αではマップ兵器で、第3次αでは全体攻撃

関連機体

プロトタイプモンスター
マクロスゼロ」に登場したデストロイド・モンスターの試作タイプ。全体的な外見はデストロイド・モンスターと同様だが腕にあたる部分が姿勢制御用のアンカーになる爪になっている。マクロスゼロ最終話に登場し鳥の人に対して反応弾を撃ち込んだ。
VB-6 ケーニッヒモンスター
本機の設計思想を元にして製造された可変爆撃機。シャトル状のボマー形態、モンスターに最も近いガウォーク形態、そして人型のバトロイド形態を取る事が可能。その巨体故に機動性は低いが装甲と火力はとても高く、VFシリーズの火力不足を補う存在となっている。
アニメ「マクロスF」にて登場し、カナリア・ベルシュタインの乗機として劇中で幾度も活躍し一躍有名になったが、元々はゲーム「マクロスVF-X2」が初出であった。その際に一応立体化もなされていたが、ゲームのマイナーさ故か人気商品ではなかった。しかしマクロスFに出演したと同時に人気が急上昇、一気に市場から姿を消す事に……。
ジャイアント・モンスター
OVA「超時空要塞マクロスII」(SRW未参戦)に登場した、本機の設計思想を受け継いだ次世代型デストロイド。その名が示す通り少なくとも50メートル近い巨体を誇る、まさに「怪物」である。二脚歩行システムは採用しておらず、脚部のホバーによって移動を行う為見た目よりは俊敏に動く。

話題まとめ