ヅボルバ・ポフ・ミマンサー

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ヅボルバ・ポフ・ミマンサー

『ラーダット王国』ポトミア州の州知事第一秘書を勤めている魔術師の青年。「ポフ」はラーダットで貴族階級出身者のみが名乗れるミドルネーム。高貴な家の出でこそあるが、ミマンサー家の財産は、約30年ほど前にラーダットで行われた貴族層の資産を狙い撃ちした市民層の改革に耐えきれるほどではなく、彼自身は貧しい少年時代を過ごしたと告白している。魔術と政経学に通じて政治家の秘書が務まるに至るまで、多くの辛酸を舐めては耐える克己の道を歩んできたらしいが、それらはあまり詳しく語られない。

アンティラス隊』に所属するテュッティ・ノールバックに対して激しい慕情を寄せる。テュッティが魔装機神操者となった頃からホロでしか姿を観たことのない彼女への募る想いをずっと燻らせていたらしく、シュテドニアス国内で遭遇するや初対面にも関わらず求婚を申し込んでいる。本人はいざ重大な問題に向き合うと結論を出して会話に持ち込んでしまうことが自分の悪癖と語る。こういった強引な言動を時折みせる背景には困窮した少年時代の思い出が関係しているのだろう。

そういった積み重ねがあってか、テュッティと晴れて恋人同士になれたが、現時点でテュッティと恋人同士になった男の殆どが死亡した中で唯一生還した人物だったりする(シュテドニアスルートEDの格言ではテュッティがジンクスを振り切ったことが示唆されているので、「そうなる」可能性は低いと思われる。…そのかわり自身に災難が降りかかるわ、死にかけたりするわで、しかも「テュッティの手料理」というある意味「それ」より大きな問題があったりする)。

登場作品と役柄

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
出番はシュテドニアスルートのみ。スポット参戦は「プロポーズは突然に」と「再会、ヅボルバ」のふたつ。乗機は改造度も低く性能も高くないが、本人のスキルと能力が優秀なため、削りには適している。キャンペーンマップでの出番は「追って追われて戦って」のみ。
作中のシナリオデモでテュッティと心の交流を重ねていく場面が幾つか存在するが、得てして中途半端。理由はその殆どの場面で視点がアクレイドのものに切り替わるためである。テュッティのためなら旧式魔装機で我が身を省みずに戦場に飛び込んでくる戦術MAPでの勇敢な行動はともかくとして、どのような対話で彼女の信頼と愛情を勝ち得たのかという描写が若干弱い(デート時などの彼女へのフォローは完璧)。開発陣で脚本を担当した面々が妙にアクレイドに入れ込んでいるため、テュッティとヅボルバの恋愛模様は丁寧に描写されたと言い難い面がある。ただ、自己犠牲的な要素を持ちやや強引に引っ張っていくところなどはリカルドやフェイルによく似ているので、少なくとも彼はテュッティの好みである可能性は高い。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

精神コマンド

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
集中幸運不屈

特殊技能(特殊スキル)

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
幻影、気配察知、射程延長、百発百中

パイロットBGM

「終わりなき戦い」
汎用戦闘音曲。

人間関係

ガッド
水の高位精霊の一柱。命の恩人。

アンティラス隊

テュッティ・ノールバック
結婚を前提にした交際を申し込んだ相手。入念な下調べが功を奏して心を射止めることに成功する。
ヅボルバのスキル「百発百中」と「幸運」のコマンドが意味深。

神聖ラングラン王国

ダットン・ザン・ブラハルド
『練金学協会』法務部債務調査課の代理人。

ラーダット王国

セウラント・ペイ・ボラキス
援助者の一人。彼には暗示を施されたり、目の前で三文芝居をみせつけられたり、果てには魔装機ガッツォーΣの燃料にされて殺されかけたり…散々な目にあわされている。
しかし、それを逆手に取って「統合増幅装置」を停止し、活を見出すことに成功した。
プオラン・ポフ・ベイトン
ラーダット王国ポトミア州知事。直属の上司にあたる。シュテドニアスルート終盤で起きたセウラントの騒乱に巻き込まれてその職を失っている。

シュテドニアス連合国

アクレイド・バロム
シュテドニアス連合国議会の上院議員。彼もまたテュッティに好意を抱いているが、彼女からみたアクレイドは単なる知り合いと呼べる程度の関係でしかなく、「恋のライバル」と呼ぶには微妙に物足りない。

名台詞

戦闘台詞

「空星魔術・スタァァァフォォォォル」
隕石を呼び込む攻撃魔法。

魔装機神シリーズ

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE

「私と……結婚してください」
テュッティとの初対面時、いきなりのプロポーズである。流石にテュッティには困惑され、本人も唐突過ぎたと謝罪するも、これ以降も積極的にアプローチをしていく。愛する人を立て続けに失い他者を愛することに憶病になっていたテュッティの心を溶かしたのは、この姿勢にも一因があるので、結果的には成功したと言える。