アイアン・ギアー
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アイアン・ギアー | |
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登場作品 | 戦闘メカ ザブングル |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
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分類 | アイアン・ギアー級ランドシップ |
全長 | 169.7 m |
全高 |
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全備重量 | 49,800 t |
最大出力 | 231,900馬力 |
浮揚機関 | ホバー(LS時のみ) |
最高速度 | 129.6 km/h |
主な搭乗員 |
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アイアン・ギアーは『戦闘メカ ザブングル』の登場メカ。
概要
人型(ウォーカーマシン形態)への変形機構を持つランドシップ。戦艦が変形するロボットではあるが、他作品の同じような構造を持つ戦艦と比べると、ウォーカーマシン並みに動く。
一般には出回っていなかったが、キャリング一家のキャリング・カーゴにテストの意味も込めてザブングルと共に支給された。変形機構を持つために構造が複雑なためか、それともテスト運用を兼ねた新造艦であったためか非常に故障が多く、メカマン兼操舵手のコトセットが劇中で始終文句を言っていた。また、燃費も悪く、変形構造のため積載量も多くはない。
後にビエル司政官によって3連装遅燃性高熱散榴弾砲(通称・ポタン砲)が装備され、さらに攻撃力を向上させるが、ビックマンのデラバスギャランにも同様の装備が支給されており、エルチを驚愕させた。
第25話において同型艦のグレタ・ガリーと戦闘して勝利するも大破。塗装を塗り替えたグレタ・ガリーを修理した上で新たなアイアン・ギアーとして運用している。二代目は初代に比べて主砲の射程距離などが上回っており、機構の不具合もかなり解消されたようで、コトセットの愚痴も多少は減り、また変形しての戦闘もかなり増えている。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。未来編においては最初の母艦となる。スパロボ的には艦長であるエルチがメインパイロットを務めるのが普通だが、シナリオの都合からかコトセットが一貫してメインパイロットを勤める。隠し要素のエルチWMパイロット復帰を満たさなければ、終盤にエルチがサブパイロットとして加わる。エルチがサブになれば補助精神も増えるがソレイユやフリーデンには流石に及ばない。
- 変形可能で、LS形態ではホバー移動と長射程武器を持ち、WM形態では移動、射程が落ちるものの高威力無消費の格闘が追加されるなど、戦艦としては異色の性質を持っているのが特徴。シナリオの進行によって変形解禁、マップ兵器と、WM形態に最強武器の突撃も追加されるが、武装の追加のみでその他の性能は変わらず。遠距離武器の200mm砲がたったの5発しかなく、追加マップ兵器のポタン砲は地形適応が悪く、格闘・突撃は空に攻撃できず、底力が無いため追い込まれると弱いなど、何かと微妙な点が目立つところが悲しい。
- イベント的には目立ち、破嵐万丈の乗るダイターン3と一騎討ちをするというイベント等がある。この一騎打ちの際にはターン制限もあるが、ダイターンが無改造ならば、1ターン目はダイタンクに隣接して待機、以降格闘を使い続ければ、こちらが無改造でも撃破が可能。
- 難ルートでは一時的にホーラに奪われるイベントもあり、その際には精神コマンドを何度も使ってくる他、味方時の改造段階を引き継ぎ、かつ撃墜が必須となるため要注意。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は原作終了後ということもあって離脱がないため、エルチがメインパイロット、コトセットとファットマンがサブパイロットとなる。対空をパーツで補ってやればMAP兵器と艦長能力で資金稼ぎに便利。LS時の移動力は6であるが、WMになると半減してたったの3になってしまう。LS時には移動後攻撃が出来ず、WM時にP属性武器が追加されるものの、強化パーツ無しでは空に攻撃できず射程もたった1の格闘と、必要気力・消費ENが高い大ジャンプ突撃と今ひとつ使いづらいためエルチにヒットアンドアウェイを最優先で習得させたい。残念ながら宇宙ステージには出撃できない。なお、その間は救済措置として、エルチとファットマンがウォーカーマシンのパイロットとして出撃できる。
関連作品
- リアルロボット戦線
- ジロン達の母艦として登場。本ソフトでは艦船はユニット化されていないため、会話シーンに登場するのみ。一応グラフィックはきちんと2形態とも存在する。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 操舵手のコトセットは「手と足は殴り合いの為に付いている」と豪語した。
- 『α外伝』では一歩一歩ゆっくりと歩み寄り、敵を殴り飛ばす。『Z』の地対空版は立ち姿のままふわりとジャンプし、二段パンチを叩き込む。
武装
- 40mmWM機関砲
- 両肩部分に装備された機銃。
- LS形態では移動後射程3なため比較的使い勝手がいい。『Z』では下記の速射砲に統合される形でオミット。
- 76mm速射砲
- 前部腰アーマーに装備された艦の副砲。
- 『α外伝』では移動後可射程1、『Z』では有射程武器。意外と使う機会が多い。
- 200mm砲
- 艦首に装備された主砲。WM形態ではつま先に配置される。
- LS形態の方が射程は長い。『Z』では弾数が増え、全体攻撃になった。
- ポタン砲
- 正式名称は3連装遅燃性高熱散榴弾砲。噛まずに言えたら凄い。ちなみに弾頭には必殺高熱焼夷徹甲弾入時限信管付遅燃性曳光散榴弾なる専用のものが使用されている。こちらはもっと噛みそうな名称である。
- 『Z』での武器選択画面の詳細名称でも『3連装~』ときっちり正式名称が書かれている。
- コトセットは噛むときと噛まない時の台詞が用意されている。地点指定型MAP兵器。演出としては三連装の砲塔から発砲、敵上空から砲弾の雨が降り注ぐ。
必殺技
- 突撃 / 大ジャンプ突撃
- 『α外伝』では前者、『Z』では後者の表記。後述のXポイントのドームを踏みつけた攻撃の再現。何万トンもある巨体が重量を無視した大ジャンプが出来る理由については、コトセットが「アニメだから(TV版だと漫画だから)」とはぐらかしている。
- 『α外伝』では雷をバックに決めポーズ後、背部ウイングからジェットを吹かして大ジャンプ。直立ポーズのまま敵の真上から降ってきて踏み潰す。…のだが、本作でこの技が追加されるのがよりにもよってラット熱イベントの真っ最中で、この技を最初に使用するのがラット熱で暴走状態のコトセットという、ある意味凄まじいお披露目。変顔のコトセットが奇妙な笑い声を上げる中、敵ウォーカーマシンを踏み潰すアイアン・ギアーは抱腹絶倒モノで、『α外伝』屈指のギャグイベントである。
- 『Z』では飛び上がる前のポーズや降って来た後の衝撃などがより迫力あるものになっている。燃費や地形適応にクセのある性能だが威力は高く、エルチもコトセットも援護可能なためボス戦で活躍が期待できる。
特殊能力
移動タイプ
- 陸、ホバー(α外伝、LS形態のみ)
- 『Z』では地上専用ユニットであり、ミノフスキークラフトを装備しても飛行不可能(武装の空適応は改善される)。
サイズ
- 2L(LL)
機体BGM
- 「熱砂の中を」
対決
「対決」と言えば聞こえは良いが、一番最初を除けば要するにド派手な殴り合いである。
- 対グレタ・ガリー
- ロボットアニメ初の同型艦同士の死闘。射程距離のより長いグレタ・ガリーの先制砲撃に苦戦するが、乗員の習熟度の差とジロン・アモスがグレタ・ガリーの変形を阻止している隙の突撃で勝利。しかしアイアン・ギアーは大破してしまったため、まだ損傷の少ないグレタ・ガリーをアイアン・ギアーの残骸で修復、乗っ取ることで旅を続けた。このため、物語後半のアイアン・ギアーやZに登場したアイアン・ギアーは正確には「元グレタ・ガリーの二代目アイアン・ギアー」である。
- 対ギア・ギア
- 今度は両者変形して同型艦同士の殴り合いとなったが、アイアン・ギアー級の扱いの経験に勝るアイアン・ギアーが勝利した。
- 対ダイターン3
- 『α外伝』で現代メンバー不在だったことが災いし、ダイタンクを怪しんで攻撃を仕掛けてしまう。結果変形されての殴り合いとなる。100m級の巨大ロボット同士の夢の対決である。万丈一行は敵の思惑も絡んでいることを理解していたため、逆にこの機を利用し、真の敵を見事に炙り出したことで和解し共闘。万丈一行はプリベンターに合流する。α外伝屈指の名クロスオーバーのひとつ。
- コミカライズ版『鋼の救世主』では、ダイターン3がアイアン・ギアーに卍固めをかけるという凄まじい展開となっている。
名場面
- みんな走れ!
- 大ジャンプにより、カシムのいるXポイントのドームを踏みつけた。
関連機体
艦載機
余談
- 当時のクローバー製の玩具パッケージやCMナレーションでは「宇宙空母」と説明されており、初期設定の名残を伺わせる。
- 主役ロボの乗り換えイベントが初めて描写された「ザブングル」だが、同時に母艦の乗り換えイベントが描写された初めての作品でもある。ただ、母艦の乗り換えは簡単には出来ない為、「ザブングル」以降では「ガンダムZZ」でアーガマからネェル・アーガマへの乗り換えがあったくらいである。
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