真壁一騎
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真壁一騎(Kazuki Makabe)
- 登場作品:蒼穹のファフナー
- 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(SRW未参戦)
- 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
- 声優 / 俳優:石井真(アニメシリーズ) / 田川景一(舞台版)
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 所属:竜宮島・アルヴィス
- 年齢:14歳(TV版)→16歳(劇場版)
- 生年月日:2131年9月21日
- 星座:乙女座
- 血液型:O型
- 身長:169cm
- 体重:56kg
- 好きな物:静かな場所、美味い食事
- キャラクターデザイン:平井久司
アルヴィス司令補佐、真壁史彦の息子でありアルヴィス所属のファフナー・マークエルフのパイロット。
同じパイロット候補生の中でも飛びぬけた適性を持ち、第1話にて急遽マークエルフに搭乗し、竜宮島を襲ったフェストゥムを撃破。その後もアルヴィスの主戦力として活躍する。
一時期、総士の考えを知るために竜宮島を離れるが、後に新たな機体ファフナー・マークザインに乗り込み帰還。マークザインの力は大きな戦力となるが、その分一騎の同化現象を早めることとなり、蒼穹作戦の際には一騎は両目を失明するまでに至る。しかし辛くも島に帰還した後は、同化現象の治療法が確立された。しかし影響が大きかったためか、劇場版ではそれでもいずれ完全に失明することが本人の口から語られていた。そのため、失明しても活動できるように平時は目を瞑っている(未単行本の劇場版小説では目を瞑ったまま島を回れるようになっていた)
明るく優しい心を持ちながら時々熱くなることもある好青年だが、過去の総士との事件から実は自己否定が強い性格であり、ファフナー搭乗時の性格変化が見られない。
また、ファフナー因子による天才症候群の影響で、ずば抜けた体力と運動神経を持つ。その身体能力の高さは同化現象の影響で、杖をついて歩いていた状態でも剣司との決闘(この時は杖を手放している)で彼を圧倒していたほど(流石に一本は取られてしまったが)。
総士と並んでムッツリスケベだと思われ、その手の話題で総士が「何だ!?」と言うと、「何だよ?」と返す。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦K
- ファフナー系のエースで、接近戦よりの能力。マークエルフ、マークザインは射程に死角がなく、総じて回避能力も高いため、総士の持つ精神コマンドと併用すれば、無敵の切り込み役として八面六臂の活躍を見せる。会話シーンでの出番も多い。22話の総士達との会話は笑える。
- スーパーロボット大戦UX
- プロローグで登場するが正式参入は少し先。マークザイン搭乗後は強化された「同化」により、フェストゥムを片っ端から吸収してなぎ払うことが可能。「全体攻撃」があればなおよし。
- 今回はさすがにKほど悲惨な状態には陥らず、劇場版を描く第三部でもマークザインに乗れば見えるようになっている。
パイロットステータスの傾向
能力値
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「ナイトヘーレ開門」
- ファフナー系汎用。
- 「Shangri-La」
- マークザイン戦闘時。
- 「マークザイン」
- UXにおけるマークザイン搭乗時の曲。壮大な曲だがサビが短い上にそこまでが長い。サビのみの繰り返し版があり、ファフナー系のイベント時に流れる。
- 「蒼穹」
- UX第三部、即ち劇場版ストーリー開始後の専用曲。
人間関係
- 皆城総士
- 幼馴染であり、ファフナー部隊の指揮官。過去に因縁がある。一騎は序盤では彼の心情を理解出来なかったが、世界を見てきた後に真矢の言葉もあり、互いの理解と信頼を深めていく。一騎にとって神様に等しい存在。
- 遠見真矢
- 一騎に思いを寄せている。マークジーベンのパイロット。一騎にとっては「一緒にいると安心する」存在。
- 羽佐間翔子
- 一騎に好意を抱いていたが、島を守るため一騎の目の前で自爆した。彼女の思いに気付いていたかは不明。
- 春日井甲洋
- 翔子のことが好きで、一騎にライバル心を抱く。マークフィアーのパイロット。
- カノン・メンフィス
- 国連軍のパイロット。一騎の必死の説得に心を打たれ、仲間になる。一騎のことが少し気になっていたが真矢との関係を気にして身を引く。
- 要咲良
- 近藤剣司
- とある理由で度々一騎に挑む。一騎の方も「逃げると悪いから」と毎回律儀に勝負を受け、一度はある事情から真矢に「負けてあげなよ」と言われたが、その時も手加減しようとした様子はない。ちなみに、剣司が出す決闘状は靴箱に入れられ、さらにピンクの紙だったためか、真矢にはラブレターと思われた事がある。最後は杖をつかなくてはならない状態だったにも関わらず決闘に応じた。
- 小楯衛
- 友人。
- 真壁史彦
- 父親。アルヴィス司令。
他作品との人間関係
名台詞
- 「俺達はどこへ行くんだ?」
- 第1話において初めてファフナーでフェストゥムと戦闘して、総士にこの言葉で問いかける。混乱する一騎に対して総士はこう答える。「楽園だよ」と。
- 「このお米…研いでないだろ!?」
- 第2話において父・史彦が米を研がずに炊いたご飯を食べた時のセリフ。真壁家の家事が一騎に任せっきりだということを象徴しているセリフである。
- 「なんで、俺がやったって言わなかったんだ、総士。そのせいで俺はずっと、お前に謝ることさえできず、ずっと…」
「その傷のせいで、お前はファフナーに乗れないんだろ!?だったら、なんで俺を責めないんだ!」
「なんで俺がやったって言ってくれなかった! 俺が逃げたからか! あの時、お前をおいて逃げたからか!」 - 第15話において。
- 「…怖かったんだ。お前を傷つけた自分が怖かったんだよ。だから逃げたんだ!」
「お前は、俺を怒ってるんだろ。俺を憎んでるんだろ。だから俺に、戦って死ねって言いたいんだろ、総士!」 - 「…ずっと、いなくなりたかった。俺なんか、いなくなればいいって…。でもせめて、お前に謝りたくて…」
- 幼少時に総士を傷つけた罪悪感に苦しむあまり、自分なんかいなくなりたいと己を否定する考えを抱いてしまったことを吐露した。これが常に強い自己否定に陥ってしまい、ファフナーに乗っても違う自分になれなかった要因でもあった。
- しかし、一騎は総士とその事について謝り、もう一度触れ合いたいという願いが心の片隅にあった。そして、「蒼穹のファフナー」という物語の大きなターニングポイントである一人の少女が一騎の所に現れた…。
- 「俺はただ…総士ともう一度、話がしたいだけだ」
- 彼は一人の少女に「あなたはそこにいる? それともいなくなりたい?」という問いかけに対して。そしてこれが、新たなファフナーマークザインに新たな変容を与えたのであった。
- 「総士、お前はこの島だけが楽園だったって言った」
「俺はその意味も…お前が考えている事も分からないまま、ただお前の言うとおりに戦った」
「だけど今は、少しだけ…分かった気がする。お前が、苦しんでいたことが」
「俺達が何も知らないときから…お前は島を守ろうとしてくれた」
「翔子の時も、甲洋の時も…お前一人で痛みを背負ってた。お前は決して…」 - 第16話においてマークザインと共に竜宮島、そして総士達のところに戻って。当初は総士の真意を知らぬまま言いなりになったが、竜宮島を…そして友人を守るためにあえて冷徹に振る舞い、人知れず苦しんだ事を知った。それを聞いた総士は過去の事件で失明した筈の左眼から涙を流した…。
- 「総士! …似合うか?」
- 銭湯で衛から取り上げたゴウバインヘルメットを被ってみて。しかし、当の総士からは連れない返事をされてしまい…。
- 「お前っ似合うなぁ!」
- で、連れない返事をした総士に無理やりヘルメットを被らせたときのセリフがこれ。ヘルメットを被らされた総士は一騎だけでなく、剣司や道生の評判は上々であった(無論、当の総士は迷惑がっていたが)。
- 「返せ! 総士を返せぇっ! 返せぇぇぇぇっ!!」
- 第24話にて総士を奪ったマークニヒトを死に物狂いで追撃するも…。
- 「総士…俺はここにいる。ここでお前を、待っている……」
- 「なんでお前たちなんだ…なんで総士じゃない!」
- 「HEAVEN AND EARTH」にて、マークザインに乗り込み、再び島に現れたフェストゥムに向かって放ったセリフ。この時は憤激していたが…。
- 「来主。お前はそこにいるのか?」
- 「HEAVEN AND EARTH」にて、来主操に対するセリフ。フェストゥムである操に対して存在の有無を問いかける。
スパロボシリーズの名台詞
- (俺は自分が嫌いで…自分なんかいなくなればいいと思った事もあるけど…)
「知らない間に自分の心を他人に支配されるなんて…そんなのは納得できない!」 - Kでカギ爪の男が「幸せの時」と称する計画を実行しようとしたことに対して。
- 「俺達がそれだけつらい思いを重ねてここまでたどり着いたかわかるか?戦いがどれだけ悲しく、虚しい物かお前にわかるか!?」
- Kのダイモンとの決戦において、ダイモンに対して言い放った台詞。展開にもよるが、ここに至るまでに一騎の仲間達が多く犠牲になって、戦いの悲しさと虚しさが一番嫌というほど身に沁みている一騎達の境遇が現れている。しかし、自分「達」以外の全てを虫ケラの如く見下すダイモンはそんな一騎の気持ちを意に介すはずもなく、彼を「慰めを求める者」と称し、「抜け殻」と嘲笑う。
- 「やめろ、剣司! 遠見を怒鳴ったって何にもならな…うぐっ!」
「きゅ、急に頭が痛みだして…ううっ…!」 - Kの通常EDにて、同化現象の治療が一向に良くならない事に苛立つ剣司を抑えようとするが容態が急変してしまい、父に連れ添ってメディカルルームのところまで行った…。原作と異なり、同化がかなり進んだ上に治療法が確立されてないのか、ファフナー勢のパイロットはいつ死んでもおかしくない状態まで悪化するという後味の悪い結末を迎えてしまう…。原作において一騎が頭痛を催すシーンは存在せず、この場合でいけば完全に失明するはずである。