マキシマムブレイク
『第2次スーパーロボット大戦OG』から採用された攻撃方法。4ユニットによる同時連続攻撃を行う。
概要
発動させると、4ユニットが敵機の反撃を挟まずに次々と攻撃を叩き込む。それらはシステム上1回の攻撃と見做されるため、採用されている作品では、1回の攻撃で敵機に与えることができるダメージが従来と比べ飛躍的に上昇した。発動条件は非常に厳しいが、撤退条件の厳しいボスユニットの撃破や、1回の攻撃で10万以上のダメージを与えた場合に得られるトロフィーの取得を狙う場合に非常に有効な攻撃方法である。
基本の流れは同様だが、初めに導入されたOGシリーズと輸入された『第3次スーパーロボット大戦Z』では発動要件がまったく違うため、以下に別記する。
OGシリーズ
発動要件
以下の条件をすべて満たしたときに発動可能となる。
- 攻撃を実行する機体のメインパイロットが以下の特殊スキルを持つ。詳細は後述する「#統率・MB発動」を参照。
- ツインユニット同士が隣接しており、両ツインユニット内の全ユニットが以下の条件を満たす。以下、マキシマムブレイクを実行するツインユニットを「実行側」、それに隣接しているツインユニットのことを「援護側」と呼ぶことにする。
攻撃の流れ
以下の順序で攻撃を行う。
- 全ユニットが支援武器によって一斉攻撃。
- 実行側メインユニットの個別攻撃。
- 実行側サブユニットの個別攻撃。
- 援護側メインユニットの個別攻撃。
- 援護側サブユニットの個別攻撃。
特記事項
- マキシマムブレイクの終了後、実行側のメインユニットのパイロットの気力が10低下する。
- すべての攻撃が「バリア無効」の特殊効果を持つ。
- 一斉攻撃は、敵機が「ひらめき」を使用していない限り必ず命中する。
- 一斉攻撃のダメージは、各機体の「支援武器による攻撃の最終ダメージ×0.5」の合計となる。クリティカルは発生しない。ダメージを上昇させる精神コマンドも適用されない。
- 援護側では「熱血」あるいは「魂」は適用されない。「闘志」は適用される。
- 特殊スキル「連携攻撃」は適用されない。「集束攻撃」、アビリティ「援攻↑」、エースボーナス「援護攻撃の攻撃力+10%」といったその他のダメージを上昇させる効果は適用される。
統率・MB発動
マキシマムブレイクの発動には特殊スキルが必要である。
『第2次OG』と『OGDP』では、発動に「統率」が必要。これは先天技能であり、習得者は限られていた。
『OGMD』では、発動に「MB発動」が必要となった。こちらは養成可能であり、スキルさえ習得させれば戦艦以外の全ユニットで発動可能になった。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 「統率」の習得者はヴィレッタ・アヤ・キョウスケ・カイ・カチーナ。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 「統率」の習得者はシュウのみ。
統率・MB発動の習得者
隊長格のパイロットが習得する。なお、使用後に気力が減少するため、火力向上を兼ねて気力限界突破を養成するとさらに使い勝手が上がる。
自力で合体攻撃を実行可能
以下の3名は、マキシマムブレイクの際に自身が合体攻撃を使用することで、同時に4発の合体攻撃を行うことが可能。
- ヴィレッタ・バディム
- SRXチーム隊長。
- アヤ・コバヤシ
- SRXチームの実質なリーダー。
- キョウスケ・ナンブ
- ATXチーム隊長。
「魂」を所持
自身で合体攻撃は行えないが、OGシリーズでは貴重な「魂」で火力を補うことが可能。
- カイ・キタムラ
- 特殊戦技教導隊隊長。「アタッカー」を併せ持っているのでさらにダメージが上がる。
- カチーナ・タラスク
- オクトパス小隊隊長。「アタッカー」は習得せず与えられるダメージはカイに劣るものの、ツイン精神に「気迫」を持つので相方の気力も上げられる。よって発動準備が他の統率習得者より容易という長所がある。
その他
- シュウ・シラカワ
- OGDPでは彼専用の技能として所持する。同作ではいかにして彼を起点に発動させるかが重要となる。
- イルムガルト・カザハラ
- OGMDにて新生PTXチームを結成し隊長となったことで、初期習得している。
第3次スーパーロボット大戦Z
発動要件
発動要件は以下のとおり。特殊スキルは不要。
効果
- ダメージ1.2倍、バリア貫通追加、カウンター並びに援護防御を無視。サブユニットは射程、移動後使用の可/不可を無視してマップ兵器を除く全ての武器で攻撃可能。
- 時獄篇では敵がタッグを組んでいた場合、メインユニットの攻撃で相手タッグのメインユニットを撃墜した際にはサブユニット→敵サブユニットの攻撃が無効されていたが、天獄篇では有効になった。
余談
- 第3次Z時獄篇で初登場したシステムであるため、序盤のガウルン搭乗のヴェノムとの戦闘においてかなめが(バリアを破るのに)「マキシマムなブレイクをぶちかませ!」とチュートリアル的なメタな台詞を言っている。