ロック・アイ

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ロック・アイ(Lok Eye)

世界の再構成後にエンドレス・フロンティアで跳梁を開始した謎の組織「アグラッドヘイム」の幹部。容貌は美形だがその正体は魔族であり、頭には二本の角を生やし、また所謂悪魔の尻尾も生えている。

アグラッドヘイムでは参謀的な立場にあり、王に対し戦略の進捗を説明するのは基本的に彼の役割である。また魔術にも秀でており、特に異世界からの召喚術が得意。その召喚術により沙夜百夜を物質界から召喚することに成功し、百夜の力を使って「ヴェルトバオムの樹」に魂を集める計画を実行に移した。更に、彼の召喚術の効率を高める手段、またアグラッドヘイムの再転移を果たすための手段として、エンドレス・フロンティアの各所に存在するクロスゲートにも強い関心を抱いていたようである。

一見知性的なキャラであり、物語中一度もその不遜な態度を崩す事が無いために解りづらいが、召喚した魔獣(沙夜小牟)がいずれも自分に従わなかったり、口が滑って作戦目的を主役側に漏らすなど、少々間の抜けた面を有している。口の軽さについては、同様にしばしば口を滑らせるキュオン・フーリオンにすら馬鹿にされていたりする。

単体での戦闘能力は非常に高く、「鎖」をモチーフとした数々の攻撃用魔術を使いこなす。

モチーフは名前や技名からして北欧神話の神「ロキ」だろう。

登場作品と役柄

無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
今回の主要敵勢力の大幹部としての登場。アグラッドヘイムでの策謀シーンでは彼によくスポットが当たるので、強く印象に残る。
戦闘能力も非常に高く、同僚のヒルドや主君のガグンらに比べて一段上の性能を誇る強烈な全体攻撃技を駆使して味方を苦しめる。

ステータス設定の傾向

能力値・使用技

トリック・スターズ
背後に出現させたエネルギー球からレーザーを放つ基本攻撃。反撃攻撃にも使用。
技名の由来はロキが北欧神話のトリックスター(神話の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物)と称される事からだろう。
スライ・ツイスター
相手の足もとから竜巻を発生させ、敵を浮かせつつダメージを与える攻撃。
ダーティ・インサルト
魔力により呪印のようなものを発生させ、敵を拘束してダメージを与える攻撃。
技名の由来は北欧神話においてロキが神々の罪や欠点を暴露し侮辱した「ロキの口論」だろう。
プリズナーム・ベノム
鎖によって対象を封じつつ攻撃を加える、単体向けの最強技。名前の通り毒効果付き。
技名の由来は北欧神話においてロキがバルドルを死に追いやり、神々を侮辱した事から神々に捕われ、毒を垂らされ続ける刑罰を受けたとされる「ロキの捕縛」だろう。
ラグナ・ロック
彼の最大の特徴とも言える全体攻撃で、味方全員を激しい光で包み、ダメージと共に状態異常に陥れる技。威力こそ低いが、全ての状態異常をそれぞれ確率で付加するという、ヴァールシャインの「ハーデス・ライン」並みに凶悪な効果を持つ。状態異常は少なくとも2~3種類、場合によっては全ての種類がかかる可能性があり、その中には気絶や麻痺も当然に含まれるため非常に危険。喰らってから回復するのでなく、信念結界により事前に防御措置を講じておくことが必須。可能なら状態異常耐性のある装備品を付けておくとよい。
技名の由来は北欧神話においてロキとその子供たちが起こすとされる終末戦争「ラグナロク」だろう。

精神コマンド

必中」「熱血」などの攻撃用コマンド、「閃き」「電瞬」などの補助用コマンドをバランスよく使い分けてくる。

人間関係

『無限のフロンティアEXCEED』以降

リグ・ザ・ガード
アグラッドヘイムの幹部。彼の同僚にして盟友といった間柄。
ヒルド・ブラン
アグラッドヘイムの幹部。
ヴァナー・ガンドヘラ・ガンドジョーム・ガンド
部下。
ガグン・ラウズ
アグラッドヘイムの王にして、彼の主君。

無限のフロンティア』以前

他作品との人間関係

百夜
物質界から三基を召喚。ヴェルトバオムに魂を送る計画の要として活用される。
沙夜
同じく物質界から召喚。何らかの目論見があることを知りつつ、百夜の制御を完全なものとするために受け入れ、泳がせていた。
小牟
同じく物質界から召喚。クロスゲートの機能を活用しての召喚術のお披露目の際、獣の妖怪という指定をかけたら彼女が出てきてしまい、案の定反発される。ちょっと抜けたエピソードであると同時に、彼の召喚術が必ずしも役立つものではないことを実証する描写となった。
毒牛頭毒馬頭
百夜の制御用パスワードを変更しておかなかったので、彼らに一基を持ち逃げされてしまう。

名台詞

「ふむ、強い魔力を持っているようだが……こちらの言う事を聞かないのでは意味がない。」
「クロスゲート……まだ研究の余地があるか。」
小牟を召喚したあとの台詞。問題があるのはお前の能力じゃないのか、とツッコみたくなる台詞である。