ギゾース・グラギオス
ギゾース・グラギオス
「破壊神サーヴァ=ヴォルクルス」、「調和神ルザムノ=ラスフィトート」と並ぶラ・ギアスの『三邪神』。人々の「希望」を原動力に復活するとされる、「創造」を司る邪神。無限とも言える再生力を持つのが特徴であり、その回復速度はヴォルクルスやラスフィトートと比較にならない。ヴォルクルスとグランゾンの間にあった霊的痕跡の再生までも可能としており、単純な物質の再生だけではなく、失われた死者の蘇生すらできるのではないかと考える者までいた。
なお、希望を糧にする事に関してシュウ曰く「希望という強い光は、同時に最も深い絶望の源ともなる」との事。また、ヴォルクルスが絶望(負の感情)、ラスフィトートが無念(虚無の感情)を糧とするならば、残るグラギオスが希望(正の感情)を糧とするのは至極もっともだとも言っている。希望をトリガーとするため、世界に絶望して破壊を望むヴォルクルス教団にとって最も復活が難しい存在であり、死を前にしてなお希望を持ち続られるという稀有な人間を生贄にしないといけないことも拍車をかけている。
魔装機神が一体もおらず再生を止める宛さえないという絶望的状況で復活。その予感を察したシュウも最悪の事態を想定した程だが、暴走状態に陥ったレイブレードによって自身を構成する怨霊を攻め取られて再生能力が低下し、一度は追い込まれる。それでもなお復活するというもはや驚異どころではない再生能力を見せるも、さらに怨霊を吸収し続けたレイブレードが臨界を突破、過剰エネルギーの放射によって周囲のマグゥーキごと消し飛ばされるという結末になった。
グラギオスの行動原理は旧き世界を破壊し、新たな世界を創造することである。多少は他の神と違うようにも見えるが、はっきりと今のラ・ギアスを破壊する事を宣言しており、根本的な行動は全く一緒と言っても良い。一旦更地にしないと力が発揮できない、創造する権能しか存在しないということと思われる。
登場作品と役柄
魔装機神シリーズ
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 今回ついに分身体が復活。最初に復活したステージ以外では必ず三邪神そろって登場する。
装備・機能
- 始原たるもの
- 森羅万創(しんらばんそう)
- 周囲のユニットを空中に展開してゲートを開き、そこから降って来た機体や建物の残骸を本体周囲の柱状のパーツに集約してエネルギーに変換、ビームとして射出する。
- なお、この技で降って来る残骸はペンタルコスのもの。前作でワッシャーがグラギオスの力を取り込んだからであろうか。
特殊能力
- HP回復(小)~(大)
- MG回復(小)~(大)
- 行動不能無効
移動タイプ
属性
- 無
- 属性なし。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
- 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 「精神コマンド」と「特殊技能」を保持していない。
BGM
- 「決戦」
相対関係
- 破壊神サーヴァ=ヴォルクルス
- 同列の邪神の一柱。
- 調和神ルザムノ=ラスフィトート
- 同列の邪神の一柱。
人間関係
- レッフェン・ダスドレーシュ
- COEでは彼が持つ若者達が切り開く未来への希望を糧として復活した。
- ワッシャー・ニールカン
- POJにて、過去に亡くした家族の蘇生を求めてグラギオスを復活させようとした人物。失った過去への執着は希望という感情とは合致しなかったのか、グラギオスの力を引き出すのみにとどまった。そうでなくとも、騙され欺かれて生贄にされたピレイルたちの無念と絶望が宿っているであろう秘石を使用していることも相当足を引っ張っていると思われる。
名台詞
魔装機神F COFFIN OF THE END
- 「……私は復活した。旧き世界を取り除き、新たな世界を……創造する」
- 第26話 「託す者、託される者」より。レッフェン将軍の希望を礎に復活を果たす。
- 「天地……陰陽……因果律……」
- 「世界は、生み出される」
- 「流転こそが真理」
- 「万物創造……そして、希望……」
- 森羅万創の台詞
- 「創造なき世に……光は……」
- 「私も……改まる……」
- 撃墜時の台詞
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