リディ・マーセナス

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2014年7月30日 (水) 21:34時点におけるケニー (トーク | 投稿記録)による版 (リディのニュータイプ嫌いは、小説版では当初からのものだったと思うんですけど…)
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リディ・マーセナス(Riddhe Marcenas)

地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロット。『機動戦士ガンダムUC』における、もう1人の主人公
連邦政府初代首相でラプラス事件で非業の死を遂げたリカルド・マーセナスの後裔であり、連邦議会の大物ローナン・マーセナスの嫡男。

父ローナンとマーセナス家に反発し、連邦軍に入った。家の七光りではなく、自分の腕だけで名をあげようとパイロットになるも、いつもついてまわる家の影響に辟易している。
内心はモビルスーツよりも航空機に憧れを抱いており、常に伝説的なエースパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンが搭乗していた複葉機のプラモデルを持ち歩ている。OVA版では透明な容器に小さな複葉機が入った「お守り」を左腕に付けているという設定に変更している。

高いニュータイプの素質を持つが、宇宙世紀の物語にはニュータイプとして覚醒した現実を受け入れて順応する人物が多い中、リディはニュータイプを災厄のように忌み嫌い、自分自身がニュータイプである現実さえも全力で否定しようとした数少ない人物である。彼のこの態度はラプラスの箱の秘密を父から知らされたことが起因している。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。最初はリゼル(Cタイプ)に乗るが、途中でデルタプラスに乗り換える。
ただ、今のところニュータイプ技能が無く、アムロカミーユといったNTのエース達と比べると見劣りしてしまうのが難点。それ故、愛機のデルタプラスが序盤の乗機が貧弱すぎるアムロやカミーユに取られてしまう事も……
ストーリー面でも当初こそ友好的な軍人として自軍に溶け込んでいるものの、原作再現が半端なところで終わるため最悪な精神状態の一歩手前でストーリーが完結するという扱いを受ける(エピローグでは一人だけ険悪な表情で場の明るい空気をぶち壊す)。どことなくUX九条美海を連想する扱いだが、前後篇という関係かあちらと違って改善されないまま終わる。しかもダカールでの戦闘ではロニを説得しに来たカークスを撃墜するなど、原作以上に汚れ役を担ってしまい、加えてマーセナス家とクロノの関係など、原作よりも重荷を抱えながら天獄篇に突入することになる。
こんな精神状態のため、プレイヤーからはよく「どうやってアンチスパイラルの多元宇宙迷宮を突破できたのか」と指摘される事も。

人間関係

ローナン・マーセナス
父親。連邦政府中央議会議員、移民問題評議会議長。第3次Z時獄篇ではローナンからマーセナス家が代々クロノ13人評議会の一員を務めてきたことを知らされ、家に深く失望する。
バナージ・リンクス
当初は信頼関係を築くが、やがてオードリーとの関係や意見の相違によって憎しみを抱く。
オードリー・バーン
自身と同じく血の呪縛に囚われている彼女に対して好意を寄せるが、拒絶される。
ブライト・ノア
ラー・カイラムに着任した際「自分を特別扱いしないでほしい」と伝えるも、「それ自体が自分を特別扱いしている証拠だ」と一喝されている。
アルベルト・ビスト
終盤には共犯関係じみた繋がりになる。

他作品の人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
DLC「新世代とニュータイプ」では彼から「(ニュータイプの)素質はあるが、頭のほうはオールドタイプ」と評される。奇しくもこの評価、原作後半のリディそのまんまである。
カミーユ・ビダン
第3次Zでは同じロンド・ベルに配属されている。当初は先輩と後輩としてフランクな関係を築いていたものの、リディがバナージに対して負の感情を抱き始めた事にカミーユは気付いてしまう。
カツ・コバヤシ
第3次Zでは同じロンド・ベルに配属されている。リディとは(劇場版での)声優が同じ。
ハサウェイ・ノア
ブライトの息子。

その他のガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ
第3次Zのネオ・ジオン調査ルートでは彼より女心を分かっていると自慢する(直後にデュオから比較対象が低過ぎると突っ込まれた)。
シン・アスカ
第3次Zのネオ・ジオン静観ルートだとルナマリアへの連絡を忘れていた彼と比較して女心を分かっていると主張する。
こちらはまだ説得力がある。

スーパー系

シュレード・エラン

バンプレストオリジナル

AG
第3次Zにて、デルタプラスに乗ることになった事に対して「知らない事はいい事だ」と呟いた。

名台詞

「そうさ…囚われているんだよ、逃れられない血の呪縛にな……」
父の恨みを晴らすべく破壊活動を行うロニに対して。自身と照らし合わせた台詞。
「可能性に殺されるぞ! そんな物、捨てちまえぇ!!」
ロニが乗るシャンブロの撃破を躊躇うバナージに対して。この台詞を言ったのはまさに撃ち合う直前の状況なので、街の被害やロニの救出以前の問題である。しかし、この直後にシャンブロのリフレクタービットが……
(お前さえ居なければ、こんな事にはならなかったんだ……)
結局、奪ったビームマグナムで自らシャンブロを撃破した後にバナージに降りるよう命令しながら心中で漏らした独白。バナージが「撃てなかった」ことで心中に秘めていた憎悪や嫉妬を爆発させる。
時獄篇でも再現されているが、プレイヤーの選択次第ではよりにもよってバナージがロニを死なせずに止めてみせた直後に言う。
「バナァァジィィィ!!」
ep6ラスト、戦場に現れたバナージを見て。
「親が子の生き方を決める権利はない! 子は自分で自分の生き道を決めていくもんだ!」
『真・ガンダム無双』オリジナルシナリオ「空中の救出作戦!」の最終戦シナリオパートにより。オードリーを救出し、ジオン側の騒動首謀者が倒され、それでも「ミネバを泣かす奴を叩く」ために地球侵攻をやめないドズルに対しての非難。後述の迷台詞(ボイス付き)の方は印象的かもしれないが、この事態と家庭事情に関してはリディの方が適任のなだめ役だと言える。(この会話に参加した仲間はバナージとジュドーだけ)

迷台詞

「お父様!自分が援護します!」
(ドズル「なんだ、貴様はぁ!俺はお前にお父様などと呼ばれる筋合いは…」)
「バナァジィィィ!!!」
『真・ガンダム無双』により。バナージ(とオードリー)が親バカ爆発のドズルに襲われたミッションが発生した後、リディがドズルに加勢した時の会話。ギャグイベントで原作後半の叫びが登場とは、シリアス一遍の原作よりはマシかもしれないが……
ちなみにあの叫びはDLCシナリオ「虹の彼方に」でも使用する。

スパロボシリーズの名台詞

「音楽が…聞こえる…?」
第3次Z時獄篇より、シュレードへの援護攻撃における台詞。
「嘘だろ!? どう見てもティーンエイジャーじゃないか!!」
第20話にて、テッサを見ての驚愕。顔グラも凄い事になっている。
「そんな風にうまくいけばいいと思うけどな」
バナージ「リディ少尉…」
「俺は現実を言ったまでだ」
エピローグにて、地球とコロニーの問題がひとまず解決した事で明るい雰囲気になるハサウェイ達に対して、一人険しい表情で言い放った。
カミーユの言葉で引き下がってはいたものの、彼の心の闇は晴れぬままだった。果たして、天獄篇ではどう動くのか…。

搭乗機体・関連機体

リゼル
本編では一般機に搭乗するが、第3次Z時獄篇ではCタイプ(隊長機)に搭乗する。
デルタプラス
EP3以降の乗機。
バンシィ(バンシィ・ノルン)