ガッツォー

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ガッツォー(Gatzo)

狂気の練金学士ゼツ・ラアス・ブラギオが開発した最後の魔装機。搭乗者も当人。ラ・ギアス最強の「剣聖」シュメル・ヒュールの脳が組み込まれており、そのために操縦技能の低いゼツも操縦できる。実質的にはコンピュータドール。

ゲーム内のシステムでは、高レベルの分身(L7)や再攻撃(L8)などの特殊技能を利用できるようになっている。

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE

開発された経緯故か、バゴニア共和国はオリジナル機の特許の申請を見送っていた。そこに目をつけたラーダット王国の政治家が王国の次期主力魔装機として採用するため本機の再設計を検討。こうして真紅の装甲に塗り替えられたガッツォー+が誕生した。ヅボルバは非人道な機構を搭載しない事を条件にセウラントに開発を依頼したが…セウラントは秘めた野望「永年王国」の実現のため、密かに搭乗者の脳と機体を直結する禁忌の機構「ニューロ・カートリッジ」を搭載していた。

本作で機体名「ガッツォー」の由来が明らかにされた。意味は古ラングラン語で報復を表しており、文字通り逆恨みの塊であるゼツを象徴している。

登場作品と操縦者

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ゲーム内ではイスマイルバイラヴァに並ぶ最強の敵魔装機の一つ。これら2機体と違いマップ兵器こそないものの、移動後に射程6の攻撃が可能なウルティウムバスターが脅威。さらに作中最高レベルの再攻撃を組み合わせれば鬼に金棒となる。ただし(イスマイル、バイラヴァも同様だが)相性の関係上、サイバスターにとっては戦いやすい相手。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
量産志向のもと再設計されたアップデート機(+)が登場。
更には精霊と人間を糧(燃料)として喰らい尽くすブーステッド機(Σ)がシュテドニアスルートの最終ボスとして君臨している。その最終ボス版はオリジナルや量産型以上に大型化しており(マップでは4マス占有の大型ユニットとして登場)、6本脚の虫を思わせる下半身に人型の上半身といったデザインになっている。

装備・機能

武装・必殺攻撃

グランドウェーブ
「オリハルコンソード」を地面に突き刺すことによって発生させる強力な衝撃波。
オリハルコンソード
本機が装備する巨大な剣。名前から推測するとオリハルコニウム製だと思われる。
バスターキャノン
両肩に2門装備されているエネルギー砲。
ウルティウムバスター
主力武装。『LOE』の敵ユニットの中で移動後に射程6の攻撃ができるというのは異例。DS版で演出を刷新。遠隔操作型武器で相手を取り囲み魔法陣で動きを封じた後、剣で斬りつける。

ガッツォー+

グランドウェーブ
「オリハルコンソード」を地面に突き刺すことによって発生させる強力な衝撃波。属性はMAP兵器。
連装バスターキャノン
両肩に内臓されている12門の光学兵器。左右それぞれ6門の発射口を備えており破壊光線を一斉に発射する。
ウルティウムクラッシャー

ガッツォー∑

グランドウェーブ
射程は+と同様だが、ユニット自体が大型であるために、実際の影響範囲は広がっている。
また攻撃力も上がっており、改造を施した機体でも瀕死あるいは撃墜に追い込まれるほどの威力を持つ。
ウルティウムドミネーター

特殊能力

剣装備
斬り返しを発動。
HP回復(30%)
分身
シュメルの脳を移植したゼツ機のみの機能。ゲーム上ではゼツの特殊技能として扱われている。

移動タイプ

ゲームシステム上では空適正はない。

関連用語

ニューロ・カートリッジ
+機に用意されたすべての操作を一元化する操縦プログラム。これに繋げられた操者はそのとき脳内にかかる重度の処理負担により廃人と化す(尤も、操者の人格は既に消去されているが)。生命を使い捨てのカートリッジ同然に扱う非人道な機構といえる。

関連機体

機装兵
制御に小動物の脳神経などが用いられている。