時流エンジン
時流エンジン(Time Flow Engine)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- スーパーロボット大戦R
- スーパーロボット大戦K(物語には関係しない)
ラージ・モントーヤの父と、ラウルとフィオナの父らが開発した、エクサランスの動力源となっているエンジン。時粒子(時の流れ)を動力源として稼動する為、燃料を必要としない、いわゆる「永久機関」である。ただし、時の流れが一定である以上生産できるエネルギーは常に一定であり、消費に供給が追いつかなかった場合、エネルギー不足に陥る。これを克服するにはエネルギーの変換効率を上げるしか方法はない。
本来はタイムマシンの動力源として開発されたものであり、臨界点を越えるとタイムスリップを引き起こす性質がある。
登場作品
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- ラー・カイラムの核エンジンまたはナデシコCの相転移エンジンの爆破に巻き込まれタービンが臨界点を突破し過去にタイムスリップ、ここから本編が始まる。
元々このエンジンはタイムマシン用に設計された物であるため、時間転移を引き起こす性質があり、そこに目をつけたデュミナス一派に狙われる。 - スーパーロボット大戦K
- 物語には関係しない。Wスロットシステムによる強化パーツとして登場。ENを1ターンに30%回復させる。
OGシリーズ
- OGs
- 設定が少し変更され、時間だけでなく空間・次元間の転移もできる。但し時間転移同様イレギュラーな現象であり、非常に危険な代物と言える。OG外伝のEDでは前述の理由により、次元転移の危険性と時流エンジンの悪用を恐れたラウル達によって、エクサランスごと解体されてしまった。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ラースエイレムの対抗策として復活。OG外伝以前の時流エンジンは全て解体されており、関連データも全て削除したため、実はこっそりバックアップを取っていたのかと作中と問われるが、ラージは「自身とミズホの頭の中の設計図(つまり記憶を頼りに)を基に再作成した」と答えている。
- 完全に前と同型ではなく、「可逆性タービン」という機構を組み込んだ新型のエンジンとなっている。これは時流子によってタービンを駆動することでエネルギーを得るという性質を逆転し、エネルギーを注入することによって時粒子を加速させるものである(簡単に言えばモーターの性質を応用したもの。モーターは動力を入力することで電力を得られ、逆に電力を入力することで動力を得られる)。これによってラースエイレムの「システムを持たない機体の時粒子の運動速度を極限まで低減する」という性質に対抗することが可能となったが、同時に多少ながら暴走のリスクを孕んでいる。時粒子を意図的に加速できるということは、時間の流れを意図的に加速できるということを意味するため、使い方によっては極めて危険な、今後のOGシリーズにも大きな影響を及ぼし得るアイテムとなった。
関連用語
- システムXN
- ギリアム・イェーガーが開発した「空間・次元転移装置」。ギリアムは存在を知った時点で、システムXNのエネルギー供給源としての可能性を見出していた。
- ラースエイレム
- Jに登場する時の流れを止める装置。OGではこの装置への対抗策として再び日の目を見ることになる。
- ボソンジャンプ
- タイムスリップの一種。共演したRではボソンジャンプ中の機体をエクサランスで連れ戻した他、ボソンジャンプの演算ユニットを用いて時流エンジンの調整が行われたこともあった。
関連人物
- デュミナス
- Rでは過去に跳ぶための、OG外伝では転移の手段として利用価値を見出した。
- ギリアム・イェーガー
- 前述のシステムXNに転用できると可能性を見出していた。
- シャドウミラー
- 時流エンジンをあくまで転移能力に利用価値を見出していた。