秋山源八郎
秋山源八郎(Genpachiro Akiyama)
木連の軍人。作中ではかんなづきの艦長であり、デンジンのパイロット。豪快さと思慮深さを併せ持つ切れ者だが、諺を間違って引用する一面がある。部下の三郎太と共にナデシコ撃破を図る。白鳥、月臣とは友人関係でもある。後に月臣と熱血クーデターに参加した。
劇場版では連合宇宙軍に参加。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- TV版設定。デンジンだけでなくかんなづきにも乗ってくる。担当声優の松本保典氏は今作でスパロボ初参加。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- TV版設定。性格が普通で特殊技能も無いので大して強くはない。ルート選択次第では戦うことすらない。
- スーパーロボット大戦R
- TV版設定。
- スーパーロボット大戦J
- TV版設定。後半まで敵対するが、終盤に三郎太、月臣と共にスポット参戦する。
- スーパーロボット大戦W
- 第1部はTV版設定。敵として交戦する機会こそないが、地球と木連の和平のために色々と奔走しており、火星極冠遺跡での戦いでは九十九と共に草壁の不正を公表した。第2部は劇場版設定。連合軍に参画しているが、かつての身内である火星の後継者の蜂起や、軍内部の腐敗に頭を痛めていた。
- スーパーロボット大戦BX
- TV版設定で参戦しているため、それに準拠している。本作でかんなづきに搭乗している。本作では木連とヴェイガンが結託しているため、彼らと共に出撃する場合が多い。
- 通常は41話のスポット参戦止まりだが、条件を満たせばブライティクスに同行、スパロボシリーズで初めて正式に使用できるようになった。
- 原作における木連時代の彼の階級は少佐だが、本作では登場時から少将となっている。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 劇場版設定。ミスマル提督が出てくるときは大抵出てくる。物語終盤では極東方面軍司令部の不可解な人事異動を察知。経歴不詳の森戸圭一少将なる人物にキナ臭さを感じ、プロスペクターと月臣に周辺を探るよう指示を出す。一色からの嘲笑に激怒するジュンを、やんわりと嗜める一幕も。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊スキル
人間関係
- 高杉三郎太
- 木連時代の部下。
- ミスマル・ユリカ
- 一度ナデシコと交戦した際、彼女の采配に感服して「快男児」と称賛した。
- ミスマル・コウイチロウ
- 劇場版では連合宇宙軍での上司。
- アオイ・ジュン
- 劇場版では連合宇宙軍での部下。女子高生に手玉に取られる彼の甲斐性のなさを、ミスマル提督、ムネタケ・ヨシサダ参謀らを交えた3人で酷評していた。
他作品の人間関係
- キラー・ザ・ブッチャー
- IMPACTで火星宙域にてナデシコを追い詰めた際、図らずも彼と共闘する形になってしまった。
- リリーナ・ドーリアン
- Wでは彼女が木連に向けて発信した際にわざとらしいまでに驚いてみせ、兵の注目を引いた。
- ブレスフィールド・アーディガン
- Wのルート選択によっては彼を言いくるめ、その手腕に唸らせる場面がある。
名台詞
- 「甘いな、あの判断の早さのせいで跳躍砲の第三射が外れたのだ……敵艦長の能力は侮れん」
- TV版第20話において、逃げ出したという早計な判断を出した三郎太に対して。三郎太からは「買い被り」と言われたが、この時の源八郎の判断はかなり鋭い。
- 「どうせ跳躍砲には防御など効かん、それよりも危険なのは我々だ」
「当艦は今現在各機関が全開、マッシブセンサーでも敵艦には丸見えだ、調子こくと痛い目見るぜ」 - 同話でナデシコの奇策に対して。この奇策に三郎太は余裕の態度であったが、源八郎は敵艦の行動を読んで慎重な判断をしている。
- 「いつまでも同じ位置に居ると思うか?このままうかうかと追いかければ、我々はミサイル網の中心に突入する事になる」
「そこで敵艦の重力波砲を浴びれば、大量のミサイルが誘爆して……流石に本艦の時空歪曲場ももたんだろう」 - ミサイルの奇襲に焦る三郎太を落ちつかせ、分かりやすく解説している。だが、ナデシコ側の本当の切り札は……。
- 「すぐ回収してやれ、全くどうしようもないな、うちの副長殿は……フハハハ」
- 無断で持ち出したデンジンを撃墜されて脱出した三郎太に対して。艦を守るために緊急跳躍した三郎太には流石の源八郎も驚いていた。
- 「ま、よく言うではないか。獅子は兎を倒すのにも虎穴に入る」
- 秋山の間違った諺その1。
- 「二兎を追うものはアブハチ取らず!」
- 秋山の間違った諺その2。TV版最終話においてナデシコよりカキツバタの方を優先して撃沈する方が有効と判断している。
- 「うーん……正義を愛する熱血漢、理想の為なら死ねる男、ただ問題なのは自分の中の理想こそが人にとっても理想であると固く信じている所ですかな」
- 劇場版においてミスマル提督から聞かれた草壁への評価。問題点が致命的すぎる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…機会があれば、あの二人が結ばれるきっかけとなったラーメンを、私も食べてみたいもんですな」
- 『MX』第53話(『PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」より。ミスマル提督へアキトがマグネイト・テンと合流したことを報告した際に発した台詞。提督からは「あれは旨いぞ」と、その味を保証された。
- 「なんと! あれが噂に聞く平和を唱える地球の聖女殿か! おお…なんと神々しい美しさだ!」
- 『W』第1部第23話「終わらない円舞曲・終幕」より。木連に向けて発信したリリーナに対しての反応。彼女に元サンクキングダム王女という背景があるとはいえ仰々しい物言いだが、「聖女」と言うフレーズは木連兵には覿面に響き、一気に注目を寄せるに至った。
- 「…了解した。若き命が真っ赤に燃えさからん事を!」
- 『BX』第40話「それぞれにとって大事なモノ」より。元ネタはゲッターロボOPの一節。
- 「年貢の納め時ですな、草壁中将。あなたの正義は『みんな』の正義ではなかったのですよ」
- 『BX』第41話「君の中の英雄」より。かぐらづきを撃沈寸前まで追い込まれてもなお、『真の正義』を遂行するべく足掻こうとするが、最早戦おうとしているのが自分一人だけであるという現実に愕然とする草壁に告げた言葉。この言葉と月臣の説得もあり、とうとう草壁は投降する事となる。
- 「はっはっはっは!これぞ『可愛い子には憎まれ口』、ですな」
- 同話エンドデモにて、ヴェイガンへの憎しみが氷解し、「変わった」とオットーに評されてムッとするフリットのやり取りに好反応する。おなじみの間違った諺である。