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+ | 『'''ゾイド -ZOIDS-'''』はXEBECが制作したテレビアニメ。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
[[ゾイドシリーズ]]のアニメ化第1作。 | [[ゾイドシリーズ]]のアニメ化第1作。 | ||
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本作の原作となっているのは、同時に展開されていたゾイド玩具のバックストーリー「ゾイド バトルストーリー」であるが、アニメにおいては展開が改変されている部分も多々ある(プロイツェンの扱いが特に顕著)。逆に主要キャラのゾイドにはアニメ版設定が玩具側に逆輸入されたものもある。 | 本作の原作となっているのは、同時に展開されていたゾイド玩具のバックストーリー「ゾイド バトルストーリー」であるが、アニメにおいては展開が改変されている部分も多々ある(プロイツェンの扱いが特に顕著)。逆に主要キャラのゾイドにはアニメ版設定が玩具側に逆輸入されたものもある。 | ||
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よく「初代」と呼称され、この作品を期にゾイドを知ったファンが多い為誤解されがちだが、本作は1983年から展開していた玩具シリーズ『メカ生体ゾイド』(俗に言う「旧ゾイド」)に新設定を加えて再構築したリメイクと言える作品であり、旧来のゾイドファンにはこのアニメ版が「初代」と呼ばれる事に反発する向きも少なくない(無論、TVアニメシリーズとしては1作目であるため、その意味では間違ってはいない)。立ち位置的には[[ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU]]や[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]のそれに近い。またコロコロコミックの玩具コンテンツでいえば「ミニ四駆」や「ベイブレード」のように所謂「過去玩具のリブートによって再び人気が出た」シリーズの一つである。 | よく「初代」と呼称され、この作品を期にゾイドを知ったファンが多い為誤解されがちだが、本作は1983年から展開していた玩具シリーズ『メカ生体ゾイド』(俗に言う「旧ゾイド」)に新設定を加えて再構築したリメイクと言える作品であり、旧来のゾイドファンにはこのアニメ版が「初代」と呼ばれる事に反発する向きも少なくない(無論、TVアニメシリーズとしては1作目であるため、その意味では間違ってはいない)。立ち位置的には[[ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU]]や[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]のそれに近い。またコロコロコミックの玩具コンテンツでいえば「ミニ四駆」や「ベイブレード」のように所謂「過去玩具のリブートによって再び人気が出た」シリーズの一つである。 | ||
ただし玩具的にはリメイクだが、ストーリー的には(漫画版共々)『公式ファンブック』のパラレルワールドであり、旧ゾイドの40年後が舞台の続編である<ref>ただし40年前と後で共通する人物はルイーズ・エレナ・キャムフォードとガイロスI世のみである。更には二人ともアニメ版では設定が変わっている(「エレナ→[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード|テレサ]]([[ロブ・ハーマン|子供は共通]])」「ガイロスI世→ツェッペリンII世([[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世|孫は共通]])」)。</ref>。 | ただし玩具的にはリメイクだが、ストーリー的には(漫画版共々)『公式ファンブック』のパラレルワールドであり、旧ゾイドの40年後が舞台の続編である<ref>ただし40年前と後で共通する人物はルイーズ・エレナ・キャムフォードとガイロスI世のみである。更には二人ともアニメ版では設定が変わっている(「エレナ→[[ルイーズ・テレサ・キャムフォード|テレサ]]([[ロブ・ハーマン|子供は共通]])」「ガイロスI世→ツェッペリンII世([[ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世|孫は共通]])」)。</ref>。 | ||
− | + | また登場するゾイドも元のバトルストーリーの設定からかなり変更がされた設定や描写になっている(ウルトラザウルスやデスザウラーを始めとした巨大ゾイド。一部ゾイドの武装やスペック等)。 | |
劇中で登場する全てのゾイドはトゥーンレンダリングによる3DCGで描写されているのが特徴。放送当時3DCGはまだ発展途上の新技術でスタッフも悪戦苦闘していたが制作が進むにつれスムーズに描けるようになったという逸話がある。生物と機械の中間のようなゾイドと3DCGは相性が良く、放送から15年近く経過していた[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]配信当時でも充分見応えのあるクオリティであった。 | 劇中で登場する全てのゾイドはトゥーンレンダリングによる3DCGで描写されているのが特徴。放送当時3DCGはまだ発展途上の新技術でスタッフも悪戦苦闘していたが制作が進むにつれスムーズに描けるようになったという逸話がある。生物と機械の中間のようなゾイドと3DCGは相性が良く、放送から15年近く経過していた[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]配信当時でも充分見応えのあるクオリティであった。 | ||
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:第1章ではクリア後のサブミッション「惑星Ziの少年」にバンたちが登場。また、追加ミッション「白き騎士」にはシュバルツ少佐が登場している。本格参戦は第2章から。 | :第1章ではクリア後のサブミッション「惑星Ziの少年」にバンたちが登場。また、追加ミッション「白き騎士」にはシュバルツ少佐が登場している。本格参戦は第2章から。 | ||
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:流石に[[宇宙]]でのゾイド戦は無理だが、原作で[[ブレードライガー]]が水中戦をしたように気密性はあるらしく、足場のある宇宙マップになら出撃は可能。 | :流石に[[宇宙]]でのゾイド戦は無理だが、原作で[[ブレードライガー]]が水中戦をしたように気密性はあるらしく、足場のある宇宙マップになら出撃は可能。 | ||
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2018年12月2日 (日) 10:34時点における版
ゾイド -ZOIDS- | |
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原作 | トミー(現:タカラトミー) |
監督 | 加戸誉夫 |
シリーズ構成 | 隅沢克之 |
キャラクターデザイン | 坂崎忠 |
音楽 |
Robert Etoll 杉内信介 |
制作 | XEBEC |
放送局 | MBS・TBS系列 |
放送期間 |
1999年9月4日 - 2000年12月23日 |
話数 | 全67話 |
シリーズ | ゾイドシリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦OperationExtend |
『ゾイド -ZOIDS-』はXEBECが制作したテレビアニメ。
概要
ゾイドシリーズのアニメ化第1作。
本作の原作となっているのは、同時に展開されていたゾイド玩具のバックストーリー「ゾイド バトルストーリー」であるが、アニメにおいては展開が改変されている部分も多々ある(プロイツェンの扱いが特に顕著)。逆に主要キャラのゾイドにはアニメ版設定が玩具側に逆輸入されたものもある。
少年期のバンを描いた第1部と青年期のバンを描いた第2部・GF(ガーディアンフォース)編の2部構成で1部の設定などの原案を『月刊コロコロコミック』にて連載された漫画版『機獣新世紀ZOIDS』の作者である上山道郎氏が執筆した為、人間関係など異なっている部分もあるものの基本的に漫画版を踏襲した展開になっているが、GF編は完全にアニメ独自の展開となり漫画版も独自の路線に進むことになる。
よく「初代」と呼称され、この作品を期にゾイドを知ったファンが多い為誤解されがちだが、本作は1983年から展開していた玩具シリーズ『メカ生体ゾイド』(俗に言う「旧ゾイド」)に新設定を加えて再構築したリメイクと言える作品であり、旧来のゾイドファンにはこのアニメ版が「初代」と呼ばれる事に反発する向きも少なくない(無論、TVアニメシリーズとしては1作目であるため、その意味では間違ってはいない)。立ち位置的にはガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYUや宇宙の騎士テッカマンブレードのそれに近い。またコロコロコミックの玩具コンテンツでいえば「ミニ四駆」や「ベイブレード」のように所謂「過去玩具のリブートによって再び人気が出た」シリーズの一つである。
ただし玩具的にはリメイクだが、ストーリー的には(漫画版共々)『公式ファンブック』のパラレルワールドであり、旧ゾイドの40年後が舞台の続編である[1]。 また登場するゾイドも元のバトルストーリーの設定からかなり変更がされた設定や描写になっている(ウルトラザウルスやデスザウラーを始めとした巨大ゾイド。一部ゾイドの武装やスペック等)。
劇中で登場する全てのゾイドはトゥーンレンダリングによる3DCGで描写されているのが特徴。放送当時3DCGはまだ発展途上の新技術でスタッフも悪戦苦闘していたが制作が進むにつれスムーズに描けるようになったという逸話がある。生物と機械の中間のようなゾイドと3DCGは相性が良く、放送から15年近く経過していたOE配信当時でも充分見応えのあるクオリティであった。
ストーリー
ヘリック共和国とガイロス帝国の争いが続く惑星Zi。辺境の村に住む少年・バン・フライハイトは盗賊団に襲われる最中、遺跡に二基の謎のカプセルを見つけ、調べてみると中から小型のゾイドが誕生する。バンはそのゾイドに亡き父と同じ相棒の名前である「ジーク」と名づけ、脱出を試みるが盗賊の執拗な追求を受ける。直後、ジークは朽ち果てたシールドライガーに乗り移り、ライガーを復活。盗賊団を撃退する。
そして、もう片方のカプセルには謎の少女・フィーネが眠っていた。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物
- バン・フライハイト
- 主人公。天真爛漫な熱血少年。
- ジーク
- 「オーガノイド」と呼ばれる小型ゾイド。
- フィーネ・エレシーヌ・リネ
- ヒロイン。遺跡の中に眠っていた謎の少女。
- アーバイン
- 賞金稼ぎ。当初はジークを狙っていたが成り行きでバンの仲間になっていく。
- ムンベイ
- 荒野の運び屋。
ヘリック共和国
- ロブ・ハーマン
- 共和国軍大尉。
- ドクター・ディ
- 元共和国軍所属の科学者。
- ルイーズ・テレサ・キャムフォード
- 共和国大統領。
- クルーガー(SRW未登場)
- 共和国軍大佐。
- フォード(SRW未登場)
- 共和国軍中佐。
- オコーネル(SRW未登場)
- 共和国軍中尉。
ガイロス帝国
- レイヴン
- 帝国最強と謳われるゾイド乗りの少年。
- シャドー
- ジークと同様の黒いオーガノイド。
- カール・リヒテン・シュバルツ
- 帝国軍少佐(後のGF編では大佐)。
- ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世
- 帝国皇帝。
- ギュンター・プロイツェン
- 帝国摂政。
GF(ガーディアンフォース)
- トーマ・リヒャルト・シュバルツ
- GF編より登場。シュバルツ大佐の実弟。
その他
- ロッソ
- 盗賊団デザルト・アルコバレーノの隊長。
- ヴィオーラ
- 盗賊団の副隊長でロッソの恋人。
- ヒルツ
- GF編より登場。赤いオーガノイド・アンビエントを従える赤髪の青年。
- リーゼ(SRW未登場)
- GF編より登場。青いオーガノイド・スペキュラー(SRW未登場)を連れた青髪の少女。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
共和国製ゾイド
- シールドライガー
- ブレードライガー
- ジークの力により進化したシールドライガー。
- コマンドウルフ
- 通常機は白色だが、アーバイン機は黒く塗装されている。
- グスタフ
- ムンベイ機は甲羅部分が赤く塗装されており「グスタフMS(ムンベイスペシャル)」と呼ばれる。
- プテラス
- ゴドス
- ゴジュラス
- カノントータス
- ストームソーダー
- ガンスナイパー
- ディバイソン
- 『GF編』から登場するバッファロー型ゾイド。次作『/ZERO』でもリノンの初期の愛機として登場する。
- ウルトラザウルス
- ガーディアンフォースの旗艦となる超大型ゾイド。
帝国製ゾイド
- モルガ
- レッドホーン
- ダークホーン
- アイアンコング
- シュバルツ少佐用にカスタムされたアイアンコングSSが存在する。
- バリエーションとしてアイアンコングMk-IIが存在。
- レドラー
- レブラプター
- セイバータイガー
- ジェノザウラー
- デスザウラー
- ジェノブレイカー
- ホエールキング
用語
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「Wild Flowers」
- ストーリーの進行に合わせてアニメーションが変化していくのが特徴。バン役の岸尾だいすけ氏も自身のデビューアルバム「BIRTHDAY」で歌っている。
- 『OE』ではゾイド系味方ユニットの戦闘BGMに採用。
- エンディングテーマ
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- 「Song for...」(1話~20話)
- 「CHASE」(21話~37話)
- 「イントゥユアセルフ【INTO YOURSELF】」(38話~55話)
- 「Your song」(56話~最終話)
- 劇中BGM
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- 「Wild Flowers (off vocal ver)」
- 文字通り「Wild Flowers」のインストゥルメンタル。
- 『OE』で採用。
- 「鋼鉄の慟哭」
- 『OE』ではゾイド系敵ユニットの戦闘BGMに採用。
- 「復活の胎動」
- 『OE』では連携攻撃などのBGMに採用。
- 「挑発」
- 『OE』ではブレードライガーの必殺技BGMに採用。
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。同じゾイドシリーズである『ゾイドジェネシス』と同時参戦。また、『ZOIDS新世紀/ZERO』も追加参戦している。
- 第1章ではクリア後のサブミッション「惑星Ziの少年」にバンたちが登場。また、追加ミッション「白き騎士」にはシュバルツ少佐が登場している。本格参戦は第2章から。
- 『OE』は事前に「ストーリーは簡潔、キャラはメインキャラ周辺くらい」とアナウンスされていたが、初参戦作品であるだけに他の参戦作品と比較して登場人物やユニットが多めで、ストーリー再現もあり、GF編も再現されている。
- 流石に宇宙でのゾイド戦は無理だが、原作でブレードライガーが水中戦をしたように気密性はあるらしく、足場のある宇宙マップになら出撃は可能。
- 他作品の人型機に対する反応は『K』とは違い、ゾイドと勘違いするのは上述の追加ミッションでいきなり惑星Ziに飛ばされてきたスザクのランスロットに対してぐらいで、以降はシナリオの間で先に惑星Zi外の勢力からの接触があったことが示されており、異星の機動兵器が人型であることが認知されている様子が伺える。
商品情報