「ウォーカー・ギャリア」の版間の差分
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[[ギャリィホバー]]が上半身、[[ギャリィウィル]]が下半身を構成しており、ザブングルと同じ[[合体]]とはいえ、その連結は単純。特に、背中に搭載されたローターによって空中戦も行える他、馬力にも優れており、射撃武器がメインのザブングルに比べて力任せの格闘戦闘(どつきあい)が多かった。乗員は上半身と下半身に1名ずつの2名であるが、それぞれが副座を持っているため、最大4名まで乗車可能。<ref>ただし、SRWでは最大2人乗りで統一されている。</ref> | [[ギャリィホバー]]が上半身、[[ギャリィウィル]]が下半身を構成しており、ザブングルと同じ[[合体]]とはいえ、その連結は単純。特に、背中に搭載されたローターによって空中戦も行える他、馬力にも優れており、射撃武器がメインのザブングルに比べて力任せの格闘戦闘(どつきあい)が多かった。乗員は上半身と下半身に1名ずつの2名であるが、それぞれが副座を持っているため、最大4名まで乗車可能。<ref>ただし、SRWでは最大2人乗りで統一されている。</ref> | ||
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+ | **しかし、放送終了から25年を経た2008年に「R3(Real Robot Revolution)シリーズ」として、ウォーカー・ギャリアの100分の1スケールのプラモデル商品がようやく発売された。 | ||
*『[[機動戦士Ζガンダム]]』第13話「シャトル発進」にて、スタッフのお遊びで[[ハヤト・コバヤシ]]が館長をしている戦争博物館の展示品としてウォーカー・ギャリアによく似た機体が登場する。 | *『[[機動戦士Ζガンダム]]』第13話「シャトル発進」にて、スタッフのお遊びで[[ハヤト・コバヤシ]]が館長をしている戦争博物館の展示品としてウォーカー・ギャリアによく似た機体が登場する。 | ||
*TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』の[[劇中劇]]『超電導カンタム・ロボ』に登場する巨大ロボットであるカンタム・ロボには数多くの[[スーパーロボット]]をモチーフにしている(機体名称は[[ガンダム]]のパロディ)ことが伺えるが、全体のシルエットやカラーリングはウォーカー・ギャリアに似ている。 | *TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』の[[劇中劇]]『超電導カンタム・ロボ』に登場する巨大ロボットであるカンタム・ロボには数多くの[[スーパーロボット]]をモチーフにしている(機体名称は[[ガンダム]]のパロディ)ことが伺えるが、全体のシルエットやカラーリングはウォーカー・ギャリアに似ている。 | ||
**なお、カンタム・ロボにはウォーカー・ギャリアと同じくブーメラン型の武器(こちらは、[[マジンカイザー #カイザースクランダーの装備が必要な武装|背部にあるブースター付きのウイングをブーメランとして投擲する]])が存在している。 | **なお、カンタム・ロボにはウォーカー・ギャリアと同じくブーメラン型の武器(こちらは、[[マジンカイザー #カイザースクランダーの装備が必要な武装|背部にあるブースター付きのウイングをブーメランとして投擲する]])が存在している。 | ||
**ちなみに、カンタム・ロボを操縦する人間と同じ[[サイズ]]のロボットであるカンタムの声を担当しているのは、[[ジロン・アモス]]役の[[声優]]の大滝進也氏である。 | **ちなみに、カンタム・ロボを操縦する人間と同じ[[サイズ]]のロボットであるカンタムの声を担当しているのは、[[ジロン・アモス]]役の[[声優]]の大滝進也氏である。 | ||
− | **ついでに言うと、TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』SPECIAL 7「カンタム最後の戦いだゾ」における劇中劇『超電導カンタム・ロボ』の最終回では、「すまない、ジョン君…。'''最終回はアンハッピーエンドになりそうだ…'''」「'''[[パワーアップイベント|パワーアップ]]していくだけの殺し合いは、もう沢山だ!''' | + | **ついでに言うと、TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』SPECIAL 7「カンタム最後の戦いだゾ」における劇中劇『超電導カンタム・ロボ』の最終回では、「すまない、ジョン君…。'''最終回はアンハッピーエンドになりそうだ…'''」「'''[[パワーアップイベント|パワーアップ]]していくだけの殺し合いは、もう沢山だ!''' そこからは何も生まれない!」等の『戦闘メカ ザブングル』を彷彿とさせるメタフィクションが入った名台詞が存在している。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2016年4月2日 (土) 19:39時点における版
ウォーカー・ギャリア(Walker Gallia)
概要
イノセントが開発した新型のウォーカーマシン。略称は「ギャリア」。第25話「捨て身と捨て身の大戦闘」にてザブングル1機を失ったアイアン・ギアー一行が、第26話「イノセント大乱戦」にてイノセント側とのドサクサのさなかに強奪する形で入手した。その後、物語後半のジロンの愛機として最終話「みんな走れ!」まで活躍する。
ギャリィホバーが上半身、ギャリィウィルが下半身を構成しており、ザブングルと同じ合体とはいえ、その連結は単純。特に、背中に搭載されたローターによって空中戦も行える他、馬力にも優れており、射撃武器がメインのザブングルに比べて力任せの格闘戦闘(どつきあい)が多かった。乗員は上半身と下半身に1名ずつの2名であるが、それぞれが副座を持っているため、最大4名まで乗車可能。[1]
また、ウォーカー・ギャリアは他のWMと同様に機体操作はほぼハンドル一本である。だが、到底そうは思えない複雑で人間的な動きを実現している。スマートなザブングルとは正反対のずんぐりむっくりしたシルエットと、専属パイロットのジロンに合わせたコミカルな動きで笑いを誘う。
なお、ウォーカー・ギャリアは、いわゆる「2号ロボ」の先駆けであり、本機以降、様々な作品で中盤・後半での主役機の交代という展開が見られるようになった。
構成機体
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- スーパーロボット大戦シリーズ初登場作品。地上戦闘が多い『α外伝』では強力な機体として登場する。何より二人乗りできる点が強さの秘訣。ザブングルと比べるとホバー装備、バズーカ他射撃武器が充実した一方で、格闘攻撃が射程1のパンチのみになってしまった。
- ザブングル同様フル装備に換装でき、一発限りの「ICBM投げ」を取るか弾数のある「ブーメランイディオム」にするかで迷う所。その「ICBM投げ」は元の威力に加え、距離補正・魂の効果により、今作最強の攻撃力を誇る。
- メインパイロットはやはりジロンが理想だが、後半戦を考えてひらめきを使用できるキャラをサブパイロットにしたい。なお、「ICBM投げ」を敵に避けられた際のモーションは一見の価値有り。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 序盤から登場の高性能機で、ランド編では最後までお世話になる。こちらでも二人乗りが可能。移動後のトライチャージが可能な他、「地上戦では一枚上手」と言うだけあって地上の地形適応がSなので、メインパイロットの地形適応を上げると思った以上の活躍を見せる。
- また、ジロンの能力と相まって機体スペック以上の性能を見せつけ、迅速で凄まじい移動力を誇り、底力により滅法打たれ強い。空・宇の適応の悪さについてはA-アダプターや各種モジュールで補うことが出来る。『α外伝』と異なり、「ブーメランイディオム」は初期装備で終盤「ICBM投げ」も追加。両方備える事が出来る。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- ICBMが入手できなかったせいか「ICBM投げ」は無いが、新技として「サンドラット一斉攻撃」が追加された。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 中盤にてICBMをカミナシティから調達したため、「ICBM投げ」が追加される。なお、ICBMが着弾して爆発するまでの時間が短くなっている。
関連作品
- シャッフルファイト
- 第2章クリア後に参入する「ブルーライトニング」の一員。抵抗虚しくザクバランクロイツによって基地を破壊されてしまった為、彼らの兵器工場攻略に闘志を燃やす。各ステータスが平均値を上回っていない為、中盤以降の活躍は少々厳しい。
- バトルロボット烈伝
- スーパーロボット大戦に先駆けて登場。物語中盤にてラグが持って来る。ゲームの仕様上ジロンの一人乗り。「ICBM投げ」に相当する武器は無く、バズーカが最強武器。
- スーパーロボットスピリッツ
- スーパーロボット大戦に先駆けて登場。パイロットはジロンとチル。原作譲りのコミカルかつ変則的な動きが特徴。
- 主力は弾速・攻撃範囲共に非常に優秀な「ブーメランイディオム投擲」。地上・空中問わず放てるので便利。超必殺技「ミサイル投げ」は準備行動が非常に長く、かなり扱いにくい。また、隠しカラーとしてオレンジ色も収録されている。
- リアルロボット戦線
- 最初からジロンが乗る。ラズロルートとシャアルートではバズーカを装備しておらず、入手したければトロンとの決闘に勝たねばならない。
装備・機能
武装・必殺武器
- パンチ
- 相手に接近して拳で何度も殴りつける。
- 格闘
- 『Z』ではこちら。ライフルの握り部分でぶん殴るようになった。
武器
- 12.7mm機関砲
- ギャリィホバーの銃座の機関砲。ウォーカーギャリアの頭部機銃。
- 『α外伝』では最弱武器だが、砲身が動くカットインが存在。『Z』では未使用。
- 20mm機関砲
- ギャリィウィルの銃座の機関砲。ウォーカー・ギャリアの腰部機銃。
- 『Z』では未使用。
- 専用ライフル
- 速射性に優れた30mmライフルで、ザブングルのライフルとは形状が違うものの弾薬は共通化されている。その秀逸なデザインは出渕裕氏による。
- 『α外伝』では移動後有射程武器。発砲時も足元がしっかりしており、ザブングルと差別化されている。『Z』ではトライチャージ時の武器。
- バズーカ
- トロン・ミランとの勝負で手に入れて以来愛用した市販品の大型バズーカ。発射の反動で仰け反る(ひっくり返る)演出が有名。
- SRWでも長射程高威力で毎回頼りになる武器。
オプション装備
- ブーメランイディオム
- 強奪時にブルメが見つけてきた三日月形のミサイルランチャー。ミサイルを撃ち尽くした後はブーメランの如く相手に投げ付ける。
- 『α外伝』ではフル装備版専用。『Z』では移動後使用可能な全体攻撃で使い勝手が良い。
- ミサイルランチャー
- 背中に追加装備された5連装ミサイル。
- 『α外伝』ではフル装備版専用。設定のみの武装で作中では使われなかったためか、『Z』では未使用。
必殺技
- ウォーカーギャリア・フルパワー
- ウォーカー・ギャリアーの馬力とコミカルでパワフルな演出を前面に押し立てた攻撃。トドメ演出はアイキャッチで用いられたバズーカが正面に入るカットが入る。『Z』から追加。
- ICBM投げ
- ウォーカー・ギャリアの武器ではなく、原作で飛んできたICBMを投げ返したシーンの再現(ジロンの名台詞「死なばもろともー!」はこの時のもの)。
- 威力と爆発はあきらかに核ミサイルであり、キノコ雲が立ち昇る。『スーパーロボットスピリッツ』では「ミサイル投げ」となっていた。
- 『α外伝』では非フル装備版専用(しかも、まるでギャリア自身がICBMを召喚したかのような描かれ方をしている)。
- なお、回避されると背景に命中し(『α外伝』のみ)、『Z』では「敵に当たろうが当たらなかろうが爆発する」というスタッフの遊び心満載である。
召喚攻撃
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
機体BGM
- 「ウォーカー・ギャリア」
- 『α外伝』で採用。
- 「疾風ザブングル」
- 『Z』で採用。
対決・名場面
- VSカプリコ(トロン・ミラン)
- 機体性能では勝るものの、カプリコの操縦に精通したトロンに終始圧倒されていた。
- なお、この戦いは『α外伝』でも再現されており、この時に飛び道具を使うとトロンが仲間にならなくなる。
余談
- ウォーカー・ギャリアは(2代目の)主人公メカでありながら、『戦闘メカ ザブングル』放送当時はウォーカー・ギャリアの100分の1スケールのプラモデル商品が発売中止になってしまったという経緯がある。
- しかし、放送終了から25年を経た2008年に「R3(Real Robot Revolution)シリーズ」として、ウォーカー・ギャリアの100分の1スケールのプラモデル商品がようやく発売された。
- 『機動戦士Ζガンダム』第13話「シャトル発進」にて、スタッフのお遊びでハヤト・コバヤシが館長をしている戦争博物館の展示品としてウォーカー・ギャリアによく似た機体が登場する。
- TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』の劇中劇『超電導カンタム・ロボ』に登場する巨大ロボットであるカンタム・ロボには数多くのスーパーロボットをモチーフにしている(機体名称はガンダムのパロディ)ことが伺えるが、全体のシルエットやカラーリングはウォーカー・ギャリアに似ている。
- なお、カンタム・ロボにはウォーカー・ギャリアと同じくブーメラン型の武器(こちらは、背部にあるブースター付きのウイングをブーメランとして投擲する)が存在している。
- ちなみに、カンタム・ロボを操縦する人間と同じサイズのロボットであるカンタムの声を担当しているのは、ジロン・アモス役の声優の大滝進也氏である。
- ついでに言うと、TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』SPECIAL 7「カンタム最後の戦いだゾ」における劇中劇『超電導カンタム・ロボ』の最終回では、「すまない、ジョン君…。最終回はアンハッピーエンドになりそうだ…」「パワーアップしていくだけの殺し合いは、もう沢山だ! そこからは何も生まれない!」等の『戦闘メカ ザブングル』を彷彿とさせるメタフィクションが入った名台詞が存在している。
脚注
- ↑ ただし、SRWでは最大2人乗りで統一されている。
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