「至高神Z」の版間の差分
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*寺田Pのインタビューによると、至高神Zのアイデア自体は[[スーパーロボット大戦Z|Z]]の時点ですでに考えていたとの事。 | *寺田Pのインタビューによると、至高神Zのアイデア自体は[[スーパーロボット大戦Z|Z]]の時点ですでに考えていたとの事。 | ||
+ | *責任感というある意味「痛み」を背負って執行していたドクトリンは「傷だらけの獅子」、楽しければす全てどうでもいいという歪んだ「中立さ」のテンプティは「揺れる天秤」、自己満足ながら深い「絶望」に暮れていたサクリファイは「悲しみの乙女」、消滅するために存在し続けたアサキムと人間を逸脱しながら限りなく人間だったアドヴェントの「相反性」は「いがみ合う双子」と、不足しているスフィアは組み込まれた者たちの性格と割りと合致している。埋め込まれた8つも誰かしらが代替しうるものではあるが、いい感じに抜けていたものである。 | ||
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2015年7月11日 (土) 13:06時点における版
至高神Z(Supreme God Z)
アドヴェントが降臨させた新たなる至高神にして、全ての宇宙の因果を超越した至高にして最強の存在。
砕け散った至高神ソルの残骸から構成された3つの神器(ヘリオース、プロディキウム、黒い太陽)にアサキム・ドーウィンと次元将ヴィルダークが所有していた8つのスフィア、そして残る4つを補う為の生贄として「永遠の命」たるアサキムと他の御使い3人を融合させる事で完成した。「Z」は旧世界の終わりを看取る者という意味でアドヴェントが名付けた。
その全容は、全身が光り輝く巨大な体、6枚の巨大な翼、蛇のような長い首、顔の無い頭部、天使の輪のような複雑な形状の角、鋭い爪を持つ6本の指のある腕、長く伸びた足など、神々しくも禍々しい姿をしている。どことなくヘリオースの特徴や、肩や足の部分にはアサキムごと取り込んだシュロウガに似たパーツがある。だがよく見るとシュロウガの物と違い、四肢にそれぞれ三つずつ配された計12の結晶体の内、右肩の一つ、右脚の一つ、左脚の二つが空白になっている。おそらくこの部位に取り込んだ8つのスフィアが搭載されていると思われる。
「存在しようとする力」と「消滅しようとする力」と言う相反する力を操り、単独で銀河を破壊する事すらも可能とし、真化融合を果たした攻撃でなければ全く通用しない。因果律を逆転させた攻撃、無限を思わせる再生能力、ネオリアクターとフェイクスフィアを搭載したゼル・ビレ二ウムをその場で創造するなど事象制御のレベルもケタ違いである。
アドヴェントはこの至高神Zの力によって1億2千万年に一度訪れる宇宙の大崩壊を乗り越え、すべてが失われたゼロから新たなる世界を創り、その管理者となる事を目論んでいる。 しかし、スフィアの欠けを補うためにアサキムを取り込んだ結果、彼の願いである「死を迎えること」、つまり崩壊への指向性が存在していたため、その願いを至高神が叶えたことで磐石だった組成が崩壊。 最終的にはZ-BLUEに無力化され、超時空修復の手助けに使われた後、吸収した8つのスフィアごと消滅した。
なお、至高神Zの一部となったアサキムによると、命の意味を忘れてしまったアドヴェントは至高神と本当の意味で一つになる事は出来ていないらしい。 また至高神ソルが真化融合の境地に至っていたことや、ソルの感情の中核たる「いがみ合う双子」を取り込んでいない事から、アドヴェントが駆る至高神Zは元々の至高神ソルと同等の力を発揮できていないのではないかと推察する向きもある。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 本作及びZシリーズ全体を通じてのラスボス。4ターン目に登場する(雑魚を全滅させても4ターン目まで待たされる)。WのZマスターや巨大ランカ同様にマップ背景に統合されており、一切移動しない(ちなみに何故か移動力は4)。アドヴェントのエースボーナスも合わせてラスボスに相応しい脅威の4回行動を実現している。
- ラスボスとしては珍しくターン制限が設けられており、9ターン目以内に倒さなければ(実質5ターンしか猶予がない)ゲームオーバー。出現に猶予があるので事前に包囲しておきたいところだが、出現に伴って強制的に下に移動させられるので位置取りには注意が必要。
- HPが半分以下になるか、7ターン目を迎えると一度だけ全回復する為、前者を狙う場合実質的なHPは75万以上となる。さらに「真化融合を果たした攻撃でなければ全く通用しない」という文字通り、難易度ノーマルの初期数値の時点で4200と言うゲーム中最高の装甲値を保有している。おまけにパイロットのアドヴェントのレベルは99。極を持っていないのが救い。
- 出現時はアドヴェントが気力120(ハードだと150)で出現する為、ノーマルではエースボーナス発動に猶予があるもののハードでは発動済み。しかも敵ターンが回る度に自軍の一部が強制的にダメージを受ける為早めにイベントを起こしてしまうのが吉。幸いイベント発動前はアドヴェントは底力を所持していない。但しイベント後にSPは回復しない為この時点での精神コマンドの乱用は厳禁。
- イベントで全回復した際にアドヴェントの気力が108まで引き下がる。同時にアドヴェントのSP回復が底力レベル4になってしまう。幸い際立って高いわけではない為1ターン撃破も不可能ではないのだが、自信がないならばそのターンは手を出さずダメージ覚悟で1ターン凌ぐしかない。
装備・機能
武装・必殺武器
- 超天死神雷(ウルティウム・デウス・トニトゥルス)
- 自機を中心とした広範囲を攻撃するMAP兵器。自軍ユニットがいても容赦なく使ってくるが、この時点の敵ユニットは装甲値4000や5000が当たり前のレベルなので巻き添えを食っても10ダメージしか発生せず、寧ろ被弾により味方の気力を上昇させる一種の支援攻撃になっている。弾数も12発と比較的多めで4回行動中に撃ち込まれるのが最悪の展開。
- 超天死神光(ウルティウム・デウス・イニティウム)
- 唯一の通常武器で全体攻撃。
- 天使の輪の部分からオリジン・ローを抽出し、球体状にして敵対するものに放つ。虚空の輪廻を垣間見せた後、アドヴェント自身が無数の剣を突き刺して敵を消滅させ、至高神Zが光を吸収する。
- 射程1~12に加えて消費ENは僅か10。気力制限もなし。至高神Zは最大ENが800(ハードだと860)に加えてEN回復(大)まで所持しているので、戦闘する以上この技による攻撃・反撃から逃れる術は無い(避ける術はアクエリオンの無限拳しかない)。
- 虚空の輪廻の中では、不気味で巨大な髑髏、降り注ぐ火の玉、雷がほとばしる空に浮かぶ眼のようなもの、黒い液体を吹き出す得体の知れない謎の生物、荒野に立ってこちらを向く何かの影、重なり合う銀河らしきもの、核兵器らしき爆風、一瞬にして骨となる人々、羽ばたいた直後に不気味な骨だけの姿になる鳥、頭蓋骨が架かった大地に刺さる剣に留まる鳥、天空で6枚の翼を広げ輝く至高神Zらしきもの等、それらの場面が何度もループして繰り返される。
特殊能力
- HP回復(中)
- 無尽蔵のオリジンローによる回復力の表現。中レベルを持つ敵はそこそこいるがHPの多さに比例し、回復量も凄まじい。ターン制限を考えると躊躇する余裕は無い。
- EN回復(大)
- 無尽蔵のオリジンローを生み出す力ゆえか所持。そもそも燃費が良すぎて殆どあって無いようなものだが。
- オールキャンセラー
- 全ての状態異常を防ぐ。
移動タイプ
サイズ
- 3L
- 王道シリーズでは初の3Lのラスボス。7000越えの装甲値と合わせて圧倒的な硬さを持つ。
機体BGM
- 「終焉を看取る神」
- 「決戦 The Final Round」
関連機体
余談
- 寺田Pのインタビューによると、至高神Zのアイデア自体はZの時点ですでに考えていたとの事。
- 責任感というある意味「痛み」を背負って執行していたドクトリンは「傷だらけの獅子」、楽しければす全てどうでもいいという歪んだ「中立さ」のテンプティは「揺れる天秤」、自己満足ながら深い「絶望」に暮れていたサクリファイは「悲しみの乙女」、消滅するために存在し続けたアサキムと人間を逸脱しながら限りなく人間だったアドヴェントの「相反性」は「いがみ合う双子」と、不足しているスフィアは組み込まれた者たちの性格と割りと合致している。埋め込まれた8つも誰かしらが代替しうるものではあるが、いい感じに抜けていたものである。