「ゲスト」の版間の差分
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2012年7月29日 (日) 19:50時点における版
ゲスト(Guest)
『第4次スーパーロボット大戦』及び『スーパーロボット大戦F』に登場する星間連合国家。ただしこの「ゲスト」という名称は、地球側が「お客さん」や「交渉相手」を意味する言葉として呼称しているだけもので、正式にはゾヴォーグという名称を持つ。実際、『第4次』においてメキボスがロンド・ベルと接触した際は「お客さん? 翻訳機の故障かな」と、説明されるまでゾヴォーグの呼称だと気づかなかった。
『第3次スーパーロボット大戦』で地球に襲来したインスペクターとは同じ政治組織「共和連合」に所属しており、両者の最高意思決定機関として「枢密院」が存在している。なお、これらの組織名はいずれも地球の言葉で強引に訳したもので、正式名称は別に存在する。
表向きにはインスペクターの方が先に地球に接触してきたとされているが、実際にはDC戦争以前から地球に来訪しており、極秘に南極で接触してブラックホール機関やクローン技術などの技術提供などを行っていた。しかし、南極事件の発生で接触は中止されることとなる。
その後、同じ「共和連合」の一員であるインスペクターによる地球侵略が失敗した(インスペクター事件)後、ゲストは「地球文明抑止計画」としてテイニクェット・ゼゼーナンを司令官とした軍を派遣する。ゼゼーナンは一部の地球人や他の異星人勢力との接触を図り、地球の軍事技術や権益の独占を狙った。
ゼゼーナンはかつて地球側に提供したブラックホール機関(グランゾンに搭載される)のブラックボックス内にある特異点に細工を施しており、事象の発生確率を歪めることで(詳しくは特異点参照)地球圏を混乱させ、それに乗じて目的を達成しようとした。
しかし、それを看破し「自身が利用されている」と取ったシュウは、ゼゼーナンを含めたゲスト軍やロンド・ベル、魔装機神らを集め、全員の目の前で特異点を崩壊させ、ゼゼーナンの目論見を全て無に返した。
後に、ゲスト内でもタカ派筆頭であるゼゼーナンの独断行動が問題になり始め、ゾヴォーグの枢密院が停戦命令を出すものの、総司令官のゼゼーナンが拒否したため、止む得ず枢密院特使のメキボスがロンド・ベル隊に情報面で協力を行う等し、地球人達に倒される。
停戦命令が出された時点でゾヴォークは地球との和平を決定していたが、それの障害になっていたのがゼゼーナンであった。ゼゼーナンが倒された事により、晴れて地球と「共和連合」との間に友好条約が結ばれることになった。
第4次スーパーロボット大戦(S)
主な流れは上記と同様。ディバイン・クルセイダーズやポセイダル軍と共同して地球侵攻作戦を展開。しかし、地球人勢力は地球の騒乱を平定。グランゾンが特異点を崩壊させたため「偶然」は止められた。最終的に追い詰められたゼゼーナンを打倒し、友好条約を結ぶことになった。
隠しルートとして、ゼゼーナンの元にシュウ・シラカワが先に辿り着いてしまったルートで、尚且つシュウの話を聞かずにシュウをも相手にしようとすると、ゼゼーナンは倒されるものの、ゲストと友好条約が結ばれる事が無くなり、終わりの無い泥沼の戦争が始まってしまうと言う結末を迎える。
スーパーロボット大戦F(F完結編)
主な流れは第4次と代わらないが、南極での条約にシュウの他に碇ゲンドウやタシロタツミも参加。ゼゼーナンが南極地下の第1使徒アダムを暴走させて条約協定が破られた。インスペクター侵攻が失敗した後に、ゲストも侵攻を開始。しかし、シャピロ・キーツの助言で地球の騒乱を意図的に引き起こすべく、クローン再生されたパプテマス・シロッコ、ギレン・ザビらを台頭させて地球圏を混乱させ、自軍を温存。しかし、グランゾンの特異点の細工もシュウ自身の手で解決され、都合よく「偶然の事象」も起こらなくなった。その結果ポセイダル軍が離反するという予定外の行動が発生。
結末については「DCルート」の場合は『第4次』と同様に。ただし、「恐怖と恐慌の狭間で」においてメキボスを倒すと、第4次でシュウと戦った時と同様のバッドエンドになる。また、3将軍と和解することができるようになった。「ポセイダルルート」の場合は月面でゼゼーナンらゲスト勢力を打ち倒され、残された戦力はシャピロに奪われる形となった。
OGシリーズ
ゲーム・アニメ共に所在は不明だが、ほぼシリーズ共通の流れで進むと思われる。ゼゼーナンらしき人物がアニメ『ディバイン・ウォーズ』に登場し、南極事件もシュウとグランゾンの反乱で失敗している。(既にOGシリーズでインスペクターが登場していたとは言え)DWにゼゼーナンが登場したことで、ゲームでのOGシリーズにゲストが登場する可能性が見出せたと言えるだろう。
主要人物
- テイニクェット・ゼゼーナン
- 「地球文明抑止計画」の総司令官。
- グロフィス・ラクレイン
- 傭兵から指揮官へと上り詰めた人物。元はエリート軍人。
- ゼブリーズ・フルシュワ
- 先代の指揮官の死亡に伴い昇進した人物。
- ジュスティヌ・シャフラワース
- 女性の指揮官。計算し尽くされた行動を取る。