「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の版間の差分
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− | *同時上映は庵野秀明氏が製作を手掛けた短編作品『巨神兵東京に現わる | + | *同時上映は庵野秀明氏が製作を手掛けた短編作品『巨神兵東京に現わる 劇場版』。1984年3月11日に公開されたスタジオジブリ製作のアニメーション[[映画]]『風の谷のナウシカ』のスピンオフ[[実写]]作品。 |
**庵野氏は『風の谷のナウシカ』に原画スタッフとして参加しており、巨神兵の登場パートの製作を主に担当している。『巨神兵』を製作するに至った経緯は、その縁等によるものである。 | **庵野氏は『風の谷のナウシカ』に原画スタッフとして参加しており、巨神兵の登場パートの製作を主に担当している。『巨神兵』を製作するに至った経緯は、その縁等によるものである。 | ||
*上述の通り、『[[ふしぎの海のナディア]]』からいくつかBGMをアレンジした上で使用している。 | *上述の通り、『[[ふしぎの海のナディア]]』からいくつかBGMをアレンジした上で使用している。 |
2024年5月22日 (水) 20:15時点における版
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q | |
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原作 | 庵野秀明 |
総監督 | 庵野秀明 |
脚本 | 庵野秀明 |
キャラクターデザイン | 貞本義行(主・キャラクターデザイン) |
メカニックデザイン | 山下いくと(主・メカニックデザイン) |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
制作 | スタジオカラー |
公開日 | 2012年11月17日 |
シリーズ | |
前作 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 |
次作 | シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇 |
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』はカラー制作の劇場アニメ作品。
概要
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を再構築した劇場アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の第3作目。副題に「Quickening」が付く場合もある。
『序』『破』までは一部展開の違いこそあるもののTV版の展開をなぞっていたが、本作ではTV版とは全く別のストーリーが展開される。
『破』の14年後を舞台にしており、本作までに世界の激変があったことが匂わされているが、劇中ではほとんど説明が無く、謎が増えただけで次回作『シン』へと続いている。例えるならば、「テレビシリーズで途中の数話分を、あらすじを知らないまますっ飛ばして視聴した状態」に近く、その疑問に対する回答も『シン』の公開を待つ事になった。
DVD・BD版では映像に再調整が加えられたバージョン「3.33」となっている。また、2021年に続編の『シン』公開に合わせて制作されたIMAX版では、全カットの再撮影・再調整が行われたバージョン「3.333」となっている。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
NERV
- 碇シンジ
- 主人公。封印された初号機の中で14年間眠っていた所をミサト達によってサルベージされるが、周囲の変化に困惑する。
- 碇ゲンドウ
- シンジの父親でNERV司令官。シンジにEVA第13号機に乗るよう指示を出す。
- 冬月コウゾウ
- NERV副司令。ネルフの主だった面々がヴィレとして反旗を翻したのに対し、彼だけがゲンドウと行動を共にしている。
- アヤナミレイ (仮称)
- 綾波レイに酷似した少女。旧世紀版の「3人目のレイ」に相当する。EVANGERION Mark.09のパイロット。
- 渚カヲル
- EVA Mark.06のパイロット。後にシンジと共にEVA第13号機に乗る。
ヴィレ
- 葛城ミサト
- 反ネルフ組織「ヴィレ」の総司令。AAA ヴンダーの艦長でもある。
- 赤木リツコ
- ヴィレ副司令。ミサトと共にヴィレを創設。AAA ヴンダーの副長を兼任。
- 式波・アスカ・ラングレー
- 2号機改パイロット。
- 真希波・マリ・イラストリアス
- 8号機パイロット。
- 高雄コウジ
- AAA ヴンダーの機関長。
- 長良スミレ
- AAA ヴンダーの操舵担当。
- 多摩ヒデキ
- AAA ヴンダーの動力・船体担当。
- 北上ミドリ
- AAA ヴンダーの索敵・艤装作業担当。
- 鈴原サクラ
- 鈴原トウジの妹。14年経っているので外見はシンジよりも年上。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- EVANGELION Mark.04
- NERVが所有する非人型のEVA。劇中では「ネーメズィスシリーズ」と呼ばれる。これはヴィレ側の呼称で、コード4A~4Cの3種類が存在している。
- コード4Aは、従来のエヴァの頭部を円盤に脚を刃物に置き換えた形をした飛行物体である。コード4Bは、紙箱を切り開いたようなペラペラの物体とその上を滑る独楽のような物体から成っている。コード4Cは、深海生物を彷彿させる異形の物体である。
- EVANGERION Mark.09
- NERVが所有するEVA9号機。アヤナミレイ (仮称)が搭乗する。外観は零号機に酷似している。
- EVA第13号機
- NERVが所有する複座型の機体。シンジとカヲルが搭乗する。外観は初号機に酷似している。
- EVA改2号機
- ヴィレが所有するEVA2号機を改修した機体。アスカが搭乗する。
- EVA8号機
- ヴィレが所有する新しいEVA。マリが搭乗する。
- AAA ヴンダー
- ヴィレが所有する戦艦。EVA初号機を主機として組み込んでいる。
- 第12の使徒
- EVANGERION Mark.06として偽装されていた使徒。
用語
- ニア・サードインパクト
- 『破』の終盤においてEVA初号機が第10の使徒との戦いにて疑似シン化第1覚醒形態に移行し、綾波レイの魂を取り込んだ事で発生したサードインパクトとは異なるもう一つの災厄で、EVA Mark.06のカシウスの槍で初号機が貫かれた事で最小限に収まった。
- フォースインパクト
- EVA第13号機が第2の使徒とEVA Mark.06に刺さっていたそれぞれのロンギヌスの槍を抜き、Mark.06に偽装されていた第12の使徒に取り込まれた事で第13号機が引き起こした災厄。
- ヴィレ
- NERVに対抗するためにミサトとリツコが結成した反NERV組織。所属メンバーの大半がシンジに対して強い憎悪を抱き、彼の存在そのものを否定しているどころか、いざとなれば彼の抹殺も平気で行おうとする。
- DSSチョーカー
- ヴィレがシンジが再びニア・サードインパクトと同規模、またはそれ以上の災厄を引き起こそうとした際に彼を抹殺するために首につけた首輪型爆弾。
- カシウスの槍
- ロンギヌスの槍とは対となる槍であり、カシウスとロンギヌスの2つの槍を手にすれば世界をやり直せるという。
楽曲
- 主題歌
-
- 「桜流し」
- 作詞・作曲・歌:宇多田ヒカル
- 劇中BGM
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- 「Sin From Genesis」
- 旧世紀版の「THE BEAST II」に当たる。『第3次Z天獄篇』『V』で採用。
- 「Gods Message」
- 旧世紀版制作のGAINAXが過去に手がけたアニメーション作品『ふしぎの海のナディア』のBGM「バベルの光」のアレンジ。
- 『第3次Z天獄篇』で採用。『V』限定版では原曲を収録。
登場作と扱われ方
スパロボでは機体とパイロットのみが登場するいるだけ参戦に留まっている。これは『Q』のスパロボ参戦を打診された原作サイドから「(打診された時点で)『シン』でどういう結末になるかわからないため、新劇場版完結まではスパロボでは『Q』のストーリーは扱わないでほしい」と要望を受けたため。[1]
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初参戦作品。
- 序盤での第10の使徒戦でのニア・サードインパクトによって蒼の地球から「ヱヴァの世界」が切り離されるが、その後のプレイアデス・タウラとガンレオン・マグナのスフィアの共鳴によってシンジ達がこちらに再転移される展開となった。
- 『L』同様、原作が完結していない状態での参戦かつ原作サイドの要望によりオリジナル展開で決着が描かれる事も無い[2]ため、存在感こそ大きいものの無理に本作の設定を組み込んだことでシナリオ上での扱いは中途半端になってしまった。
- 更に、エヴァのパイロット達や転移前の世界で起こっている問題(『Q』のストーリー)に関しても、アスカ達が「自分たちの世界の問題だから」という配慮によって他作品のキャラ達には知らせない展開なので、こちらも中途半端に放置してしまっている。
- 全機に言えることとして全体攻撃が一切なく、メインユニットとしては使いにくい。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 機体のみ参戦。8号機と隠し機体として13号機が参戦。またシンジとマリのグラフィックが『破』と『Q』仕様で別に用意されており、隠しキャラクターとしてカヲルが参戦する。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 第3期参戦作品の第3弾として2017年7月に追加参戦。
余談
- 同時上映は庵野秀明氏が製作を手掛けた短編作品『巨神兵東京に現わる 劇場版』。1984年3月11日に公開されたスタジオジブリ製作のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』のスピンオフ実写作品。
- 庵野氏は『風の谷のナウシカ』に原画スタッフとして参加しており、巨神兵の登場パートの製作を主に担当している。『巨神兵』を製作するに至った経緯は、その縁等によるものである。
- 上述の通り、『ふしぎの海のナディア』からいくつかBGMをアレンジした上で使用している。
商品情報
リンク
脚注
- ↑ スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第789回より。
- ↑ これについては寺田貴信氏も原作サイドの要望を受けて「原作側が完結してないのにこちらで勝手に終わらせるわけにはいかない」と納得したとのこと。