「グレート合体」の版間の差分

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<br />80年代中盤は、[[リアルロボット|リアル系]]ロボットアニメにおける主役機の[[パワーアップイベント]]……つまり新型機や後継機への乗換えによる、新たな主役ロボの登場が確立した時期である。そういった作劇方法を[[スーパーロボット|スーパー系]]ロボットアニメに取り込むことで、所謂『グレート合体』が誕生したと推測される。<del>尤も、主役機交代もグレート合体も、'''より多くの商品を売りたいというスポンサーの意向が直接の誕生要因'''であろうが。</del>
 
<br />80年代中盤は、[[リアルロボット|リアル系]]ロボットアニメにおける主役機の[[パワーアップイベント]]……つまり新型機や後継機への乗換えによる、新たな主役ロボの登場が確立した時期である。そういった作劇方法を[[スーパーロボット|スーパー系]]ロボットアニメに取り込むことで、所謂『グレート合体』が誕生したと推測される。<del>尤も、主役機交代もグレート合体も、'''より多くの商品を売りたいというスポンサーの意向が直接の誕生要因'''であろうが。</del>
  
[[勇者シリーズ]]の各作品では、番組後半にこのような合体方法で主役ロボが強化されることが多く、強化形態となった主役ロボットの名前が「グレ-ト○○○」とつけられることが多かったことから、グレート合体という名称が自然発生的に生まれた。ただし、先述の通り「グレート合体」形式の登場自体は、勇者シリーズの誕生前である。<br />なお2010年9月現在、スパロボでは「グレート合体」という名称の由来となった勇者シリーズ作品は、このような合体を行わない『[[勇者王ガオガイガー]]』『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』以外未参戦である。しかしグレート合体を行うロボットは多少なりとも参戦している。
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[[勇者シリーズ]]の各作品では、番組後半にこのような合体方法で主役ロボが強化されることが多く、強化形態となった主役ロボットの名前が「グレート○○○」とつけられることが多かったことから、グレート合体という名称が自然発生的に生まれた。ただし、先述の通り「グレート合体」形式の登場自体は、勇者シリーズの誕生前である。<br />なお2010年9月現在、スパロボでは「グレート合体」という名称の由来となった勇者シリーズ作品は、このような合体を行わない『[[勇者王ガオガイガー]]』『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』以外未参戦である。しかしグレート合体を行うロボットは多少なりとも参戦している。
  
 
== 関連するユニット ==
 
== 関連するユニット ==

2013年2月5日 (火) 19:32時点における版

グレート合体(Great Unite)

スーパー系のロボットアニメで多く見られる、主役ロボットのパワーアップ合体方法の俗称。「スーパー合体」とも呼ばれる。

複数のロボットが合体して全く新しいロボットに生まれ変わるのではなく、2号機ロボやサポートメカが、主役ロボ(特にすでに合体によって構成されているような)の腕や足、頭部などに装着される強化パーツの形態に変形し、「主役ロボに武具を着せたような強化形態」を合体の完成形とするもののことを言う。
強化パーツに変形する側のロボットが非常に複雑な変形ギミックを持つのが特徴であり、一度バラバラに分解されてから強化パーツ形態に組みなおされるような変形を行うこともある(この際にいわゆる「余剰パーツ」が発生することもしばしばある)。足につけられる強化パーツはまさに「主役ロボに履かせる靴」のような見た目になることもあり、慣用句の「下駄を履かせる」とかけあわせて下駄合体と揶揄されることもある。
スポンサーの主力商品たる男児向け玩具においては、元々デザインや技術の都合で体型を犠牲にしている状態のロボットを多重に合体させるという条件の悪さに加え、2号ロボを身に纏うような合体方法が仇となり、非常にゴテゴテとした不恰好な形状となってしまうことがほとんどである。一方アニメ作品内においてはスマートなプロポーションで描かれる。また、余剰パーツも大人の都合でどこかへ消え失せる。近年では、玩具成形技術やデザインの向上で合体後もプロポーションに優れた物や、逆に「ゴテゴテ感」を極めると言わんばかりの物も登場している。

このような形式の合体は、1988年放映の特撮作品『超獣戦隊ライブマン』に登場した『スーパーライブロボ』及び、同年放映のアニメ作品『トランスフォーマー 超神マスターフォース(スパロボ未参戦)』に登場した『ゴッドジンライ』が最初に行ったとされる。
80年代中盤は、リアル系ロボットアニメにおける主役機のパワーアップイベント……つまり新型機や後継機への乗換えによる、新たな主役ロボの登場が確立した時期である。そういった作劇方法をスーパー系ロボットアニメに取り込むことで、所謂『グレート合体』が誕生したと推測される。尤も、主役機交代もグレート合体も、より多くの商品を売りたいというスポンサーの意向が直接の誕生要因であろうが。

勇者シリーズの各作品では、番組後半にこのような合体方法で主役ロボが強化されることが多く、強化形態となった主役ロボットの名前が「グレート○○○」とつけられることが多かったことから、グレート合体という名称が自然発生的に生まれた。ただし、先述の通り「グレート合体」形式の登場自体は、勇者シリーズの誕生前である。
なお2010年9月現在、スパロボでは「グレート合体」という名称の由来となった勇者シリーズ作品は、このような合体を行わない『勇者王ガオガイガー』『勇者王ガオガイガーFINAL』以外未参戦である。しかしグレート合体を行うロボットは多少なりとも参戦している。

関連するユニット

ゴッドライジンオー
サポートメカのバクリュウオーが強化パーツに分解され、コアとなるライジンオーに装着されることでゴッドライジンオーの形態となる。作中での合体名称は「超無敵合体」。
グレートガンバルガー
サポートメカのリボルガーゲキリュウガーが強化パーツに分解され、コアとなるガンバルガーに装着されることでグレートガンバルガーの形態となる。作中での合体名称は「超ミラクル合体」。
作中ではコア機のガンバルガーにパーツが強引に装着されて合体しているが、玩具ではコア機も部分的に分解して合体させるため、合体後もプロポーションが損なわれていない。その反面、大量の余剰パーツが出る。
キングゴウザウラー
主役メカのゴウザウラーと、サポートメカのマグナザウラーグランザウラーが分解して合体することでキングゴウザウラーの形態となる。3機とも全て分解するためプロポーションは良好で、余剰パーツも最小限に抑えられている。作中での合体名称は「超熱血合体」。
アルティメットグラヴィオン
ゴッドΣグラヴィオンが4つの強化パーツに分解され、ソルグラヴィオンに装着されることでアルティメットグラヴィオンの形態となる。作中での合体名称は「最凶合神」。
ガイキング・ザ・グレート
ガイキングが分解されて腹部だけ残り、そこにライキングのと上半身パーツとバルキングの下半身パーツが装着されてガイキング・ザ・グレートの形態になる。コアとなる主役メカにまで余剰パーツが大量に発生してしまうため厳密にはグレート合体ではないという意見もある。
ダンクーガ
イーグルファイターが頭部パーツに、ランドライガーが右足パーツに、ランドクーガーが左足パーツに変形し、ビッグモスに装着されてダンクーガの形態になる。コアとなるロボットが主役ロボではないのでグレート合体とは呼びがたいが、「下駄を履かせて兜を被せる」という合体シークエンス自体はグレート合体の原型とも言える。
Gコンパチブルカイザー
コンパチブルカイザーの背にGサンダーゲートが連結し、Gコンパチブルカイザーの形態になる。名前のGは「グレート」の意味であり、Gサンダーゲートの元ネタであるコンパチヒーローズシリーズのキャラクター「グレート雷門」からとられているのだが、寺田プロデューサーによると「グレート合体するから」という意味合いもあるという。
スターガオガイガー
元々は2号ロボとのグレート合体の形態となる予定だったが、「1号ロボを大事にしたい」という米たに監督の意向で単純な「ガオガイガーの強化形態」に変更された。このため、『勇者王ガオガイガー』は「主役ロボのグレ-ト合体による強化」が存在しない唯一の勇者シリーズとなった。(続篇の『勇者王ガオガイガーFINAL』ではジェネシックガオガイガーがグレート合体による強化と見なすことができる)

リンク

合体 勇者シリーズ