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[[Zシリーズ]]に登場する、[[ミドリの星]]を橋頭堡とする星間連合組織。[[ジェミニス]]など制圧した他惑星の残存勢力を隷下に収めている。[[スフィア]]に関する研究は[[アオの星]]よりも遥かに進んでおり、[[次元力]]による事象制御をも可能としている。
 
[[Zシリーズ]]に登場する、[[ミドリの星]]を橋頭堡とする星間連合組織。[[ジェミニス]]など制圧した他惑星の残存勢力を隷下に収めている。[[スフィア]]に関する研究は[[アオの星]]よりも遥かに進んでおり、[[次元力]]による事象制御をも可能としている。
  
スフィアリアクターが隊長を務める部隊名は「鬼宿」「ハイアデス」「アンタレス」となっており、それぞれ蟹座・牡牛座・蠍座を構成する星団や象徴的な星の名前から取られている。兵隊の気質・シンボルカラーなども部隊によって異なる。
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スフィア・リアクターが隊長を務める部隊名は「鬼宿」「ジェミニス」「ハイアデス」「アンタレス」となっており、それぞれ蟹座・双子座・牡牛座・蠍座を構成する星団や象徴的な星の名前から取られている。兵隊の気質・シンボルカラーなども部隊によって異なる。また、副官の乗る機体は隊長機の系譜である一般機のカスタムであり、何かしら名前に付け加えられているのも共通項の一つ(ハイアデスだけは隊長機が一般機のカスタム)。
  
 
時獄篇の時点ではっきりと確定しているのは、以下のことである。
 
時獄篇の時点ではっきりと確定しているのは、以下のことである。
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:初出。なんらかの目的で「[[エタニティ・フラット]]」を作りだし、[[アオの星]]([[地球]])の人類の記憶を改竄していた。今作では[[尸空]]など一部の部隊が登場するのみ。
 
:初出。なんらかの目的で「[[エタニティ・フラット]]」を作りだし、[[アオの星]]([[地球]])の人類の記憶を改竄していた。今作では[[尸空]]など一部の部隊が登場するのみ。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
:[[バルゴラ・グローリー]]を確保し改修したことが明らかとなっている。
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:[[バルゴラ・グローリー]]を確保し改修したことが明らかとなっている。登場するのはアンタレスと鬼宿。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を破ったアオの星に対して本格的な侵攻を開始。開戦からわずか二ヶ月で地球連邦軍を圧倒し、アオの星の74.9%を征服する。<ref>征服した地域を具体的に挙げると、北欧、ロシア、中央アジア、インド、中東、[[アフリカ]]、南米、[[オセアニア]]、[[北極]]、[[南極]]である。</ref>
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:ハイアデスが登場し、壊滅したジェミニスを除く全軍が登場。[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を破ったアオの星に対して本格的な侵攻を開始。開戦からわずか二ヶ月で地球連邦軍を圧倒し、アオの星の74.9%を征服する。<ref>征服した地域を具体的に挙げると、北欧、ロシア、中央アジア、インド、中東、[[アフリカ]]、南米、[[オセアニア]]、[[北極]]、[[南極]]である。</ref>
 
:そして、征服した地域をロシアに設置した「ラースバビロン」を首都として「<ruby><rb>新地球皇国</rb><rt>ガイア・エンパイア</rt></ruby>」として支配下に置くこととなった。<ref>なお、サイデリアルの支配領域外にある地域は、[[日本]]、[[エリア11|新日本]]、中国、東南アジア、北欧を除く[[ヨーロッパ]]、北米、[[オーブ連合首長国|オーブ]]、[[暗黒大陸|新世界大陸]]である。</ref>とにかく数が多く、サイズ差や種類様々な敵の能力も高いので[[次元獣]]以上に鬱陶しい。
 
:そして、征服した地域をロシアに設置した「ラースバビロン」を首都として「<ruby><rb>新地球皇国</rb><rt>ガイア・エンパイア</rt></ruby>」として支配下に置くこととなった。<ref>なお、サイデリアルの支配領域外にある地域は、[[日本]]、[[エリア11|新日本]]、中国、東南アジア、北欧を除く[[ヨーロッパ]]、北米、[[オーブ連合首長国|オーブ]]、[[暗黒大陸|新世界大陸]]である。</ref>とにかく数が多く、サイズ差や種類様々な敵の能力も高いので[[次元獣]]以上に鬱陶しい。
  
 
== 人物 ==
 
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;[[アウストラリス]]
 
;[[アウストラリス]]
:新地球皇国の皇帝。
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:新地球皇国の皇帝にしてサイデリアルの統率者。
 
=== 鬼宿 ===
 
=== 鬼宿 ===
 
;[[尸空]](しくう)
 
;[[尸空]](しくう)
:「鬼宿」に属する男。[[尸逝天]]のパイロットであり、「沈黙の巨蟹」のリアクター。
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:「鬼宿」の隊長。「沈黙の巨蟹」のリアクター。
 
;[[尸刻]](しこく)
 
;[[尸刻]](しこく)
:「鬼宿」の副隊長。
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:「鬼宿」の副隊長。常に瞑目している女性。
 
=== ジェミニス ===
 
=== ジェミニス ===
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
:[[ジェミニス]]の[[指揮官]]。「いがみ合う双子」のリアクター。
 
:[[ジェミニス]]の[[指揮官]]。「いがみ合う双子」のリアクター。
 
;[[アンナロッタ・ストールス]]
 
;[[アンナロッタ・ストールス]]
:ジェミニス副長。
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:ジェミニス副長。ジェミナイド最後の女性であり、種族の希望。
 
=== ハイアデス ===
 
=== ハイアデス ===
 
;[[ストラウス]]
 
;[[ストラウス]]
:ハイアデスの隊長にして、新地球皇国攻撃部隊司令官。金色の鎧兜に身を包んでいる。
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:ハイアデスの隊長にして、新地球皇国全軍の司令官。獣のような金色の鎧兜に身を包んでいる。
 
;[[ダバラーン・タウ]]
 
;[[ダバラーン・タウ]]
:ハイアデス副長。ストラウスの片腕を努める男。結構な戦闘狂。
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:ハイアデス副長。ストラウスの片腕を努める男で結構な戦闘狂。
 
=== アンタレス ===
 
=== アンタレス ===
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;[[バルビエル・ザ・ニードル]]
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:アンタレス隊長。一時「オリオン」という名前でセツコらと行動を共にしていた。
 
;[[サルディアス・アクス]]
 
;[[サルディアス・アクス]]
:アンタレス副長。
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:アンタレス副長。飄々としたつかみどころのない性格の男。
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=== その他 ===
 
;[[ギルター・ベローネ]]
 
;[[ギルター・ベローネ]]
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:小隊長。知将を名乗るが詰めが甘い。
 
;[[クラヴィア・アーゴ]]
 
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:スフィアの研究者。
== 兵器 ==
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== 運用兵器 ==
 
=== 共通 ===
 
=== 共通 ===
 
;[[アンゲロイ]]、[[デイモーン]]
 
;[[アンゲロイ]]、[[デイモーン]]
:[[量産型]]機動兵器。
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:[[量産型]]機動兵器。アンゲロイの方は元々別の組織から貸与されたもののデッドコピー。
 
;[[ティアマート]]
 
;[[ティアマート]]
:サイデリアルが保有する機動兵器。無人機。
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:無人攻撃機。
 
;[[エイクロス]]、[[ランボルト]]
 
;[[エイクロス]]、[[ランボルト]]
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:アクシオン財団が設計した兵器群。生産ラインごと乗っ取って使用している。
 
;[[クラーディア]]
 
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:アクシオン財団建造の汎用輸送艦。基本的にはこの戦艦が配備されている。
 
:アクシオン財団建造の汎用輸送艦。基本的にはこの戦艦が配備されている。
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:隊長機。「いがみ合う双子」のスフィアを搭載。
 
:隊長機。「いがみ合う双子」のスフィアを搭載。
 
;[[ディオスク]]
 
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:ジェミニス構成員が搭乗する機動兵器。
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:ジェミニス構成員が搭乗する機動兵器。アンナロッタの専用機として金の装飾が施された「A」が存在。
 
=== 鬼宿 ===
 
=== 鬼宿 ===
 
;[[尸逝天]]
 
;[[尸逝天]]
:尸空が搭乗する機動兵器。「沈黙の巨蟹」のスフィアを搭載。
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:隊長機。尸空が搭乗する巨大兵器。「沈黙の巨蟹」のスフィアが寄生している。
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;尸冥爪
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:尸逝天の量産型と思われるカニ型の機体。尸刻の専用個体として黒い「絶」が存在。
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=== ハイアデス ===
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;プレイアデス・タウラ
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:ストラウスの操る旗艦で、アルデバルのカスタム型。皇国全軍の旗頭でもあり、兵からの人気が高い。
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:ハイアデスが元来所有している機動戦艦。これ自体が巡洋艦であると同時に母艦でもある。ダバラーンの専用艦として青い「バン」が存在。
 
=== アンタレス ===
 
=== アンタレス ===
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;アン・アーレス
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:隊長機。バルビエルの乗る人型兵器で、ナノマシンを操る。
 
;[[シャウラス]]
 
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:アン・アーレスの設計を元にした量産機。サルディアスの専用機として黒い「リーダー」が存在。
 
== 関連する用語 ==
 
== 関連する用語 ==
 
;[[イドム]]
 
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:尸空が率いている無人機部隊を制御する[[自律回路]]。命を消し去る意志に凝り固まっており、これ自体が人の[[魂]]とも取れる言動が見られる。
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:尸空が率いている無人機部隊を制御する[[自律回路]]、というより霊魂。負の意志に凝り固まっている。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2015年4月12日 (日) 00:47時点における版

星間連合サイデリアル(Interstellar Union of Sidereal)

Zシリーズに登場する、ミドリの星を橋頭堡とする星間連合組織。ジェミニスなど制圧した他惑星の残存勢力を隷下に収めている。スフィアに関する研究はアオの星よりも遥かに進んでおり、次元力による事象制御をも可能としている。

スフィア・リアクターが隊長を務める部隊名は「鬼宿」「ジェミニス」「ハイアデス」「アンタレス」となっており、それぞれ蟹座・双子座・牡牛座・蠍座を構成する星団や象徴的な星の名前から取られている。兵隊の気質・シンボルカラーなども部隊によって異なる。また、副官の乗る機体は隊長機の系譜である一般機のカスタムであり、何かしら名前に付け加えられているのも共通項の一つ(ハイアデスだけは隊長機が一般機のカスタム)。

時獄篇の時点ではっきりと確定しているのは、以下のことである。

  • クロノは下位組織。
  • 新たなスフィア・リアクターを組織に吸収しようとしている。
  • 「神」「テンシ」「根源的な災厄」と関係があると思われる。

登場作品

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初出。なんらかの目的で「エタニティ・フラット」を作りだし、アオの星地球)の人類の記憶を改竄していた。今作では尸空など一部の部隊が登場するのみ。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
バルゴラ・グローリーを確保し改修したことが明らかとなっている。登場するのはアンタレスと鬼宿。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
ハイアデスが登場し、壊滅したジェミニスを除く全軍が登場。時の牢獄を破ったアオの星に対して本格的な侵攻を開始。開戦からわずか二ヶ月で地球連邦軍を圧倒し、アオの星の74.9%を征服する。[1]
そして、征服した地域をロシアに設置した「ラースバビロン」を首都として「新地球皇国ガイア・エンパイア」として支配下に置くこととなった。[2]とにかく数が多く、サイズ差や種類様々な敵の能力も高いので次元獣以上に鬱陶しい。

人物

アウストラリス
新地球皇国の皇帝にしてサイデリアルの統率者。

鬼宿

尸空(しくう)
「鬼宿」の隊長。「沈黙の巨蟹」のリアクター。
尸刻(しこく)
「鬼宿」の副隊長。常に瞑目している女性。

ジェミニス

ガドライト・メオンサム
ジェミニス指揮官。「いがみ合う双子」のリアクター。
アンナロッタ・ストールス
ジェミニス副長。ジェミナイド最後の女性であり、種族の希望。

ハイアデス

ストラウス
ハイアデスの隊長にして、新地球皇国全軍の司令官。獣のような金色の鎧兜に身を包んでいる。
ダバラーン・タウ
ハイアデス副長。ストラウスの片腕を努める男で結構な戦闘狂。

アンタレス

バルビエル・ザ・ニードル
アンタレス隊長。一時「オリオン」という名前でセツコらと行動を共にしていた。
サルディアス・アクス
アンタレス副長。飄々としたつかみどころのない性格の男。

その他

ギルター・ベローネ
小隊長。知将を名乗るが詰めが甘い。
クラヴィア・アーゴ
スフィアの研究者。

運用兵器

共通

アンゲロイデイモーン
量産型機動兵器。アンゲロイの方は元々別の組織から貸与されたもののデッドコピー。
ティアマート
無人攻撃機。
エイクロスランボルト
アクシオン財団が設計した兵器群。生産ラインごと乗っ取って使用している。
クラーディア
アクシオン財団建造の汎用輸送艦。基本的にはこの戦艦が配備されている。
アドラティオ
汎用戦艦。主に艦隊であるハイアデスに配備されている。

ジェミニス

ジェミニア
隊長機。「いがみ合う双子」のスフィアを搭載。
ディオスク
ジェミニス構成員が搭乗する機動兵器。アンナロッタの専用機として金の装飾が施された「A」が存在。

鬼宿

尸逝天
隊長機。尸空が搭乗する巨大兵器。「沈黙の巨蟹」のスフィアが寄生している。
尸冥爪
尸逝天の量産型と思われるカニ型の機体。尸刻の専用個体として黒い「絶」が存在。

ハイアデス

プレイアデス・タウラ
ストラウスの操る旗艦で、アルデバルのカスタム型。皇国全軍の旗頭でもあり、兵からの人気が高い。
アルデバル
ハイアデスが元来所有している機動戦艦。これ自体が巡洋艦であると同時に母艦でもある。ダバラーンの専用艦として青い「バン」が存在。

アンタレス

アン・アーレス
隊長機。バルビエルの乗る人型兵器で、ナノマシンを操る。
シャウラス
アン・アーレスの設計を元にした量産機。サルディアスの専用機として黒い「リーダー」が存在。

関連する用語

イドム
尸空が率いている無人機部隊を制御する自律回路、というより霊魂。負の意志に凝り固まっている。

余談

  • サイデリアルとはバビロニア・インド占星術で使われる方式の一つで、黄道十二星座の属する天球上の領域(十二宮)の二つある分け方の片方のことであり、通常の星占いなどに使われているのは「トロピカル方式」と呼ばれる方法。サイデリアル方式での分け方はトロピカル方式とは異なり、太陽を基準点に、十二星座にそれぞれ30度ずつの角度を割り当てる形が取られる。このため、トロピカル方式に比べると太陽が宮に存在する期間とのずれはかなり小さい。
    • 占星術ではその人の生まれを「○○座生まれ」というが、原義ではその人が生まれたとき、太陽がどの宮にあったかを示している。たとえば4/14~5/14の間に生まれた人は、その期間は太陽が白羊宮にあるため白羊宮生まれ、となる。日本では分かりやすくするために宮に対応する星座を用い「おひつじ座生まれ」としているが、十二星座と十二宮は元来異なるものであり、歳差によりどんどんずれていくため正確ではない。たとえば現在だと、処女宮の期間はトロピカル方式では8/23~9/22であるが、太陽は9/17頃まで獅子宮にある。
    • ちなみに、尸空の属する「鬼宿」は天の赤道を28に分類した天文学の単語「二十八宿」の一つ。一つの宿は西端の明るい星を「距星」とし、隣の宿の東端の距星までの距離が広さとなる。

脚注

  1. 征服した地域を具体的に挙げると、北欧、ロシア、中央アジア、インド、中東、アフリカ、南米、オセアニア北極南極である。
  2. なお、サイデリアルの支配領域外にある地域は、日本新日本、中国、東南アジア、北欧を除くヨーロッパ、北米、オーブ新世界大陸である。