「ネモ (ナディア)」の版間の差分

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:エースボーナス取得後のブルーウォーターの加護と指揮官L4の効果範囲が同じなので、[[強化パーツ]]「コマンダーターミナル」をN-ノーチラス号に装備させれば大体の目安にはなる。
 
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:実の娘。偶然、彼女がノーチラス号に乗船してきたことから、ネオ・アトランティス打倒に心血を注ぐ自身の姿勢に変化を見せる。
 
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**「ネモ」とは、[[ラテン語]]で「何者でもない(英語でのnobodyに相当)」を意味する<ref name="ロマン85">徳間書店『ロマンアルバム ふしぎの海のナディア』85頁。</ref>。
 
**「ネモ」とは、[[ラテン語]]で「何者でもない(英語でのnobodyに相当)」を意味する<ref name="ロマン85">徳間書店『ロマンアルバム ふしぎの海のナディア』85頁。</ref>。
 
*キャラクターの造形は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[ブルーノ・J・グローバル]]がモデルとなっている。
 
*キャラクターの造形は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[ブルーノ・J・グローバル]]がモデルとなっている。
*ネモは第22回終盤で一度物語から退場し、第36回の中盤で再登場するのだが、一年も満たない内にあり得ないほど髪が伸びている。これは担当声優の大塚明夫氏の当時の髪型を参考にした為である。
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*ネモは第22回終盤で一度物語から退場し、第36回の中盤で再登場するのだが、一年も満たない内にあり得ないほど髪が伸びている。これは担当声優の大塚明夫氏の当時の髪型を参考にした為である<ref>徳間書店『ロマンアルバム ふしぎの海のナディア』130頁。</ref>。
 
**性格も本来はもっと冷静なキャラクターの予定だったが、ここでも大塚氏の雰囲気の影響を受け、勢いでいくタイプになった<ref name="ロマン85"/>。
 
**性格も本来はもっと冷静なキャラクターの予定だったが、ここでも大塚氏の雰囲気の影響を受け、勢いでいくタイプになった<ref name="ロマン85"/>。
  

2023年6月29日 (木) 21:25時点における最新版

ネモ
外国語表記 Nemo
登場作品 ふしぎの海のナディア
声優 大塚明夫
デザイン 貞本義行
初登場SRW スーパーロボット大戦X
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
本名 エルシス・ラ・アルウォール
種族 地球人(古代アトランティス人)
性別
年齢 46歳
髪色
髪型 短髪(第22回まで) → 長髪(第36回以降)
所属 ノーチラス号
N-ノーチラス号
役職 船長
海洋生物学者
趣味 パイプオルガン
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ネモは『ふしぎの海のナディア』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ノーチラス号の船長を務める人物で、海洋生物学者でもある。ノーチラス号は軍艦ではないとして「艦長」と呼ばれるのを嫌っており、船のクルーには自らを「船長」と呼ばせている。

性格は寡黙で冷静沈着。時には冷酷な判断を下すことも厭わない人物だったが、偶然、ノーチラス号に乗船してきたナディアとの交流を経て変化を見せ始める。

世界征服を目論むネオ・アトランティスと戦っており、特に総帥ガーゴイルの打倒については人一倍熱い信念を持っている。

その正体は亡国であるタルテソス王国の国王エルシス・ラ・アルウォールであり、ナディアの実の父であった。

最終決戦では重症を負いながらもナディアを救出する事に成功。航行不能になったN-ノーチラス号から船員たちをレッドノア内に係留されていたヱルトリウム級宇宙船(旧ノーチラス号の原型)へ移動させ、自身はN-ノーチラス号の主砲で血路を開き、艦と運命を共にした。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
初登場作品。本作では最初から後期のグラフィックとなっている。愛称は「ネモ」と「ネモ船長」の2つが混在している。
原作と違い多くの味方がいて、自らを犠牲にする状況にはならないので、撃たれて重傷は負ったものの死ぬ事はない。また、タルテソス王国がアル・ワースに存在していたため、アル・ワース出身となっている。
戦闘では、レベル20で修得する決意エクストラオーダーの組み合わせによる凶悪なまでのサポート能力が光る。
主人公であるナディアが非パイロットのためか、主要な敵との戦闘前会話が用意されている(本来は主人公ではないためか、他作品の主人公に比べると対象外の場合も少々ある)。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

X
不屈根性必中決意突撃
一目見ただけでも有益な揃えなのが分かるが、上記の通り実質は「決意」とそれ以外と考えてよい。それ程までに「決意」とExオーダーの組み合わせは凶悪である。
SPアップとSP回復を優先的に確保しておきたいところ。戦闘面は、エレクトラの「」だけでも事足りる。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

X
ブルーウォーターの加護、底力L5、闘争心L2、ガードL2
艦長ではないと自称しているためか、指揮官スキルを持っていないが「ブルーウォーターの加護」が代替として十分機能している。周囲3マスにいる味方の全能力を+10し、サブパイロットを含め、自軍フェイズの開始時のSPが5回復すると言う強力なスキルだが、難点は範囲が表記されない事だろうか。
エースボーナス取得後のブルーウォーターの加護と指揮官L4の効果範囲が同じなので、強化パーツ「コマンダーターミナル」をN-ノーチラス号に装備させれば大体の目安にはなる。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

特殊スキル「ブルーウォーターの加護」の効果範囲+2
X』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ナディア
実の娘。偶然、彼女がノーチラス号に乗船してきたことから、ネオ・アトランティス打倒に心血を注ぐ自身の姿勢に変化を見せる。
ジャン・ロック・ラルティーグ
ナディアと共にノーチラス号に乗船した少年。
マリー・エン・カールスバーグ
ナディア、ジャンと共にノーチラス号に乗船した少女。あまり絡みはないが、ノーチラス号から引艦する際「ちょっと怖い、ちょっと好き」と言われている。
グランディス・グランバァサンソンハンソン
後にナディア達と共に乗艦した3人組。グランディスからは一方的に惚れられる。
メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ
ノーチラス号の副長。同郷出身者であり、祖国崩壊の折に命を救うも、祖国を救わんとしたことで結果的に彼女の弟の死の原因を作ってしまったために複雑な感情を抱かれている。
エーコー・ウィラン機関長操舵長、航海長、水準操作員
ノーチラス号のブリッジクルー達。
デンギル・エッチーノイコリーナ・エッチーノ
ノーチラス号の医師と看護婦。
イリオン
旧友。

ネオ・アトランティス[編集 | ソースを編集]

ガーゴイル
ネオ・アトランティスの首領。彼の打倒を目指している。
タルテソス王国時代は宰相であり、30年来の付き合いだった。
ネオ・イコン・エピファネス
ネオ・アトランティスの皇帝だが、その正体は実の息子のビナシス・ラ・アルウォール。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

ドニエル・トス
X』では同じエクスクロスの指揮官だが、当初は不審な目で見られていた。ネモが全てを話してからは受け入れている。

リアル系[編集 | ソースを編集]

ルルーシュ・ランペルージ
絡み自体は少ないが彼からは敬意を払われており、彼の常日頃の言動を考えれば珍しく敬語で話す事が多い。
また両名とも「かつては王(皇帝)であった」「復讐に人生を捧げて来た」「誰でもないという意味の仮名を用いる」という共通点があり、ドニエルからも「あの二人が組むと何となく不穏な空気を感じる」と評されている。
ナディアの原作、海底二万里のネモ船長は英国支配によって国を追われた王族で、英国に対する各国の反乱を支援しているという設定であるため、両者のモチーフが同じなのかもしれない。
倉光源吾
『X』では同じエクスクロスの指揮官。
ジル
『X』では、タルソテス王国がアル・ワースに存在しており、彼女達によるリベルタスにも裏から協力していた事から旧知の仲。
エンブリヲ
『X』ではアトランティス文明の超科学を手に入れる事と、彼の危険性を見抜き前述のジル達のリベルタスに協力した事への仕返しとして、ガーゴイルに協力してタルソテス王国の滅亡に一枚噛んでいる。
その事でネモのみならずノーチラス号のクルー全員にとっては作品の枠を超えた仇敵となっており、更にはガーゴイルへの手土産も兼ねてナディアをも狙っている事から、王として、復讐者として、そして父親として絶対に許せない存在。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

戦部ワタル
『X』では、先祖であるアトランティス人が神部七龍神と共に闇の勢力と戦っていたことから、神部七龍神に選ばれた救世主である彼に協力する。
アンチスパイラル
『X』ではアトランティス人も彼等と戦っていたため、因縁の相手。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

ホープス
『X』にて彼から異界人召喚の真相を聞く。
魔従教団
『X』にて、ガーゴイルの手によるタルテソス王国崩壊の際にガーゴイルに協力していたことから、彼らに対し強い不信感を抱いている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「私を艦長とは呼ぶな。この船は軍艦ではない」
第9回より。ジャンにネモ艦長と言われ、訂正した際の発言。
「みんな、見てくれは悪いが、こりゃ結構いけるぞ」
第11回より。グランディスの料理「チョウチンアンコウのグランディス風ラブコール」を食べた際の感想。あまりの見た目に寡黙なネモも震えていたが、グランディスの後押しに観念して食べた際に気に入ったらしく、他のクルーにも声をかけて食べさせる。食卓は賑わったものの、端で見ていたグランディスは微妙な顔をしていた。
ネモ「…全艦、発進準備!」
エレクトラ「全艦、発進準備!」
機関長「機関、始動!」
エーコー「補助機関、問題無し!」
機関長「出力安定!」
ネモ「縮退炉へ接続!」
機関長「縮退炉内、圧力正常。臨界を突破!」
航海長「ジャイロ正常!」
操舵長「半重力推進及び、推進器へ動力伝達!」
エーコー「半径60k以内に障害物無し!」
エレクトラ「各部問題無し。全て離水位置!」
ネモ「行くぞ! N-ノーチラス号、発進!!」
第37回より。ジャンから受け取った帽子を被り、決意を新たに発進の指示を飛ばす。ガーゴイルが待つレッドノアに向けてN-ノーチラス号がパリの空を飛翔する。
ネモ「…電磁バリアーを展開。圧力最大!」
エレクトラ「しかし、この艦のバリアーは1分しか保ちません!」
ネモ「構わん! 全速で奴に突っ込め! バリアーに勝てるのはバリアーだけだ!」
第38回より。レッドノアに乗り込もうと試みたが、一億ボルトの電磁バリアーに阻まれてしまう。千日手の状況を打開すべく、ネモは一か八かの強行突破という大博打に打って出る。
ちなみに窮地を脱するためのネモの博打をエレクトラが止めようとするも「「構わん!」で押し切るのは作中で何度も出る場面。
ネモ「私はここでいい…Νーノーチラスで発進口を破壊し君達の血路を開く!」
ナディア「船長!」
ネモ「…ナディア、父親としてお前にしてやれる事はこれだけだ! …すまん」
「グランディスさん……子供たちを、頼みます」
「エレクトラ…いや、メディナ。後の事は…頼む」
「……ナディア!! どんな事があっても…生きろぉぉ!!」
最終回より。グランディス、エレクトラ、ナディアへ向けた最期の言葉。この直後、主砲を発射すると同時に爆発に呑まれた。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「…すまんッ」
ナディアおまけ劇場・その7『ナディア超百科の巻』にて、『我が儘に育った娘・ナディアをどう思っているのか』というインタビューに対しての返答。
これを受けてのナレーターの反応は「実に無責任なものである」「子は親の鏡とはこの事なのであろう」とバッサリ。ごもっともです。
「構わん、脱ぎたまえ」
ドラマCD『Bye Bye Blue Water』より。エレクトラの誕生パーティで「成長した証を見せるため、服を脱げ」と迫るクルーに言い寄られ困るエレクトラに出した指令。なお、この時のネモはボトルが数本空になるくらい酔っていた。
「何だか近頃気持ちの休まる暇がないな…」
「ぁああぁぁはぁぁっ…!!」
カセットコレクション『やったらこうなっちゃったナディア』「エレクトラがグランディスで、グランディスがエレクトラだったら」より。
エレクトラに代わってグランディスがノーチラス号の副長になるが、公私共にグランディスに纏わりつかれ、2行目は寝室で思わず上げた悲鳴。この後、心身の疲労により医務室で眠るのだが、グランディスの毒牙が迫っていた…。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「この艦は軍艦ではありません。よって、私を艦長と呼ぶのはやめていただきたい」
X』第13話「ナディアの家出」より。ドニエルから「ネモ艦長」と言われての定番の返しの一言。
ネモ「そうだ…。もうこの世に純粋なアトランティス人は二人しかいない…。ネメシス・ラ・アルゴール…。君は人間だ」
ガーゴイル「私が…人間…。私の中に…人間の血が入っていた…。それでは…私のやっていた事は全て…」
ネモ「幻だったのだよ。だが、それでいい…。アトランティスの血は人間と混じり、そして、次の世代にその遺伝子は引き継がれていく…。それこそが我々の祖先が望んだ永遠の平穏だ」
ガーゴイル「ネモ君…。無様な私を…笑うがいい…」
『X』第47話「星を継ぐ者」のエンドデモより。より発言の本質を明確化する形で変更されている。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ノーチラス号、N-ノーチラス号
船長として指揮を執る。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前の由来は、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』に登場する同名の人物から。
    • 「ネモ」とは、ラテン語で「何者でもない(英語でのnobodyに相当)」を意味する[1]
  • キャラクターの造形は『超時空要塞マクロス』のブルーノ・J・グローバルがモデルとなっている。
  • ネモは第22回終盤で一度物語から退場し、第36回の中盤で再登場するのだが、一年も満たない内にあり得ないほど髪が伸びている。これは担当声優の大塚明夫氏の当時の髪型を参考にした為である[2]
    • 性格も本来はもっと冷静なキャラクターの予定だったが、ここでも大塚氏の雰囲気の影響を受け、勢いでいくタイプになった[1]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 徳間書店『ロマンアルバム ふしぎの海のナディア』85頁。
  2. 徳間書店『ロマンアルバム ふしぎの海のナディア』130頁。