「篠原遊馬」の版間の差分
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− | : | + | :TV版第5に登場した陸上自衛隊の試作レイバー。厳密には搭乗機体ではないが、コックピットに乗り込んで起動ディスクを抜き取り停止させている。 |
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2021年4月19日 (月) 22:09時点における版
篠原遊馬 | |
---|---|
読み | しのはら あすま |
外国語表記 | Asuma Shinohara |
登場作品 | |
声優 | 古川登志夫 |
デザイン |
ゆうきまさみ(原案) 高田明美(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
SRWでの分類 | サポートユニット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
出身 | 東京都 |
所属組織 | |
所属部隊 | 第二小隊 |
役職 | 隊員 |
警察階級 | 巡査 |
篠原遊馬は『機動警察パトレイバー』の登場人物。
概要
特車二課第二小隊員の一人で、口が悪くひねくれものの一面もあるクールな性格だが繊細かつ感情的な一面もあり、きっかけ次第ではひとつの物事にとことん突っ走ってしまう部分もある。
実はレイバー製造メーカーで有名な篠原重工の御曹司であり、そのためか隊員たちの中でレイバーシステムなどのコンピューターやソフトウェアの知識に最も詳しい。しかし本人は実父との確執により、実家を話題にされる事を嫌っている。その一方で御曹司の立場を利用して篠原重工に無茶な要求をする事もしばしばある。漫画・アニメともに終ぞ語られることはなかったが、実父との確執の詳細は小説版で明かされた。
TV版、漫画版では野明のバックアップのみ担当をしていたが、『アーリーデイズ』や劇場版では第二小隊全レイバー並び現場での作戦指揮を担当した事もあった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。野明との掛け合い要員として音声が収録されている。担当声優である古川氏はPV2のナレーションも担当。
- ゲーム中での略表記は「篠原」と野明同様こちらも苗字になっている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年11月のイベント「二課とソリスの長い一日」にて期間限定参戦。SSRサポートユニットとして登場。本作では略表記は「遊馬」と下の名前になっている。
ステータス
サポートアビリティ
- 遊馬のバックアップ
- SSR。回避率特大アップ、移動速度大アップ。
人間関係
篠原重工
- 篠原一馬
- 実父。篠原重工の社長で犬猿の仲。
- 篠原一驥
- 実兄。既に故人で、詳細は不明だが自殺だと作中では言及されている。彼の死が父との確執の原因となっている。兄弟仲そのものは親子仲とは違って良好ではあった。
- 篠原雄高
- 祖父。息子や初孫に対してどこか思うところを抱いており、それもあってか遊馬を溺愛していた。
- 実山剛
- 篠原重工の社員。育ての親に等しく「じっちゃん」と呼んで親しんでいる。
特車二課
- 泉野明
- パートナー。次第に好意を持つようになる。
- 太田功
- 同僚だがそりが合わず、よく衝突する。
- 進士幹泰
- 同僚。比較的ウマが合い、『アーリーデイズ』第4話では結託して女湯への覗き行為に及ぶ程の協調性を見せる。
- 香貫花・クランシー
- 同僚。『アーリーデイズ』では彼女に好意を持っている場面が描かれた。
- 山崎ひろみ、熊耳武緒
- 同僚。
- 後藤喜一
- 上司。彼に上手くコントロールされてしまう事もしばしば。
名台詞
アニメ版
- 野明「なーにがぴっけるくんよ。人バカにして…」
遊馬「俺もそう思う」 - 『アーリーデイズ』第1話「第二小隊出動せよ」より。篠原の人間として、そのネーミングセンスには常々含むところがあったようである。
- 遊馬「泣いてる場合か!追え!戦え、野明!君のその嘆きを怒りに変え、あの三脚野郎に正義の鉄拳を叩きつけるのだァ!!」
野明「……お…の……おのれェェェェ~!!!」 - 同じく『アーリーデイズ』第1話。乗機の右腕を千切り飛ばされしょげ返る野明を叱咤激励。…しかしこの後、まさか本当に正義の鉄拳(篠原重工製)を叩きつけることになるなどとは…思っていたかも知れない。
- ニュースアナウンサー「現在占拠されてる建物は、国会議事堂、兜町証券取引所、NHK放送センターなど、数十か所に及ぶものと判明し…」
野明の父「えらいこっちゃあ…」
野明「遊馬行こう!ここでやらなきゃ、レイバー隊の名が廃るよ!?」
遊馬「あっ!!」
「(テレビ画面に『反乱の思想的指導者・甲斐冽輝』のテロップと共に甲斐の写真が表示される)」
遊馬「野明、東京へ行くぞ!!」 - 『アーリーデイズ』第5話のラストその5。同話のラストは、甲斐冽輝率いるクーデター部隊の決起によって東京が制圧された事を受け、川井憲次氏作曲の「二課の一番長い日」をBGMに第二小隊のメンバーが東京へ向かうシーンが描かれてスタッフロールが流れる演出となっている。遊馬は休暇の際、実家で実父の篠原一馬と大ゲンカをして飛び出し、進士、香貫花の家を転々とした後、野明の故郷である北海道の苫小牧に身を寄せていた。その際、苫小牧駅構内にある立ち食いそば屋で、かけそばにネギ抜きで唐辛子をガンガンかけて立ち喰いのプロみたいな喰い様を見せる甲斐を目撃しており、ニュース画面に甲斐の写真が表示された際に激しく驚いていた。そして決意を固めた野明と遊馬は東京へと向かう。
- (東京で俺達を待っていたのは…「戦争」だった……)
- 同じく『アーリーデイズ』第5話。野明と共に帰京する夜行列車内で呟いたモノローグ。短いセンテンスの中に、「戦争」を知らぬ世代の喩えようの無い不安が凝縮された独白を以って、第5話は幕を閉じる。
- 「お前は俺のパートナーだからな、知っていてほしかった」
- OVA第2期最終回より。野明に対して、兄の墓参りに来た際の一言で、漫画版とはまた違った印象を感じる。
- 遊馬「そんな馬鹿な!? じゃ篠原重工の責任はどうなるんです? 俺だけ処分されて向こうはおとがめなしなんて、喧嘩両成敗ってのが筋ってもんでしょうが!!」
課長「貴様ぁ! 警察を一体何だと心得とる! 捜査活動は親子喧嘩の手段ではない!」
遊馬「偉そうなこと言いやがって! 自分たちだって真相を知りながら、そっちの勝手な都合で裏取引しやがったくせに!!」
課長「だいたい捜査権ももたぬ警備部の人間が、上司の許可も得ず勝手に捜査活動を行なうなど言語道断!」 - 劇場版で、突然自宅謹慎を言い渡されてその本当の理由を聞かされ、物凄い顔芸を見せながら激怒しての、福島課長との言い争い。ちなみに自宅謹慎の理由は、表向きは前日のバイクでの飲酒運転等の違反行為だが、本当は篠原重工が政府に対して圧力をかけたためである。
- 遊馬「俺や野明がどんな思いを。青春の光と影を弄びやがって、あのクソ中年……」
野明「遊馬、カワイソー」
遊馬「呪ってやるーーーーーー!!!!」 - 劇場版で、前述の課長との言い争いの後で実は後藤にいいように利用されていた事を知って激昂する。こちらも遊馬は物凄い顔芸を披露している。
漫画版
- 「俺に銃を撃たせろー」
「そう言って命令を無視してリボルバーマグナムをぶっ放す国家公務員がいるって話さ」 - 警察にけじめがないという太田に対しての皮肉、無論彼と喧嘩になった。
- 「レイバー使ってケンカ始める奴も非常識だけど…止めに入った警官がもっと非常識とは…ケンカしてた奴らも災難だったよな」
- 漫画版の序盤、熊耳の指示で工事現場でレイバーに乗り込んでケンカをしていた労働者たちの仲裁をしていた太田が結局、すぐに怒って力づくで取り押さえたことを聞いた時の台詞。遊馬は楽しそうに話していたが熊耳に首根っこを押さえられていらいらしている太田からは柔道の練習の際にこの言葉の報復をすると言われて冷や汗をかいた。
- 余談だが、TV版でこの事件が登場した時は第1小隊がレイバーで説得に当たったが、拳銃を発砲するという太田以上に過激な手段で納めた。
- 野明「な、名前が思い出せない…」
遊馬「シンプルな名前だと思いましたよ。ザクとかドムとか…そんな感じの…」
後藤「なんだよそりゃ?」 - 「グリフォン」事件の参考人・内海と一緒にいた天才ゲーム少年が、人身売買の被害者の生き残りではないかという可能性が浮上して。とはいえ数か月前に偶然一度会った程度の相手の名前を正確に覚えているわけもなく、見当違いな名前を上げてしまっている。後に「バドだ!」と思い出せはしたものの、それだけでは捜査の大した進展にはならなかった。
- 野明「だってわるいことだよ!どうしてあんなあっけらかんといえる訳?」
遊馬「そりゃあ…悪いことだと思っていないからじゃねえか?」
野明「えー!?」 - 漫画版でバドが自分がグリフォンのパイロットであることを明かし、これまでの破壊活動を楽しそうに話していることを現実だと思えない野明に対して言った言葉。確かに遊馬の言うとおり人身売買の商品にされたバドが一般的な善悪の区別など教わっている訳はなく(なにしろ接している大人たちが犯罪者であり)、野明よりは異常な事態に対して柔軟な思考を持っていることが覗える。
- 「ま、そんときゃおれが…」
- 漫画版最終回にて、野明の嫁の貰い手が無い、こうなったら魔性の女になるかという発言に対して。まごうことなき愛の告白だが、本人としては意図せずに思わず口をついて出てしまった台詞らしく、野明から聞き返されるとごまかしていた。
番外編
- 「98式AV、通称イングラム…全高8.02m、重量6.02t、動力、SCB、駆動系に、SCLMを採用…37mmリボルバーカノン、スタンスティックなどのオプション装備を自在に操る器用さと、抜群の運動性能を誇る…見るものに与える心理的影響まで考慮して設計された、警察用、パトロールレイバーである…」
- テレビ版第13話~第34話冒頭のアバンでのナレーション。厳密には遊馬の台詞ではないが、遊馬役の古川登志夫氏がナレーションを担当している。