「コーネリア・リ・ブリタニア」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[神聖ブリタニア帝国]]第2皇女。[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]の死後、[[エリア11]]の総督となる。
 
[[神聖ブリタニア帝国]]第2皇女。[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]の死後、[[エリア11]]の総督となる。
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高い指揮能力と、[[ナイトメアフレーム|KMF]]操縦技術から「'''ブリタニアの魔女'''」の[[異名]]を持つ女傑で、各地の戦乱を一挙に鎮めた。また、[[生身ユニット|生身]]での戦闘能力も非常に高い。
  
戦場では「'''ブリタニアの魔女'''」の[[異名]]を持つ女傑で、各地の戦乱を一挙に鎮めた。更に一度は[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を敗色にまで追い詰める程の高い指揮能力と、[[ナイトメアフレーム]]操縦技術を併せ持つ。また、[[生身ユニット|生身]]での戦闘能力も非常に高い。
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基本的に皇族は後方で構えており戦場へ赴くことは無いのだが、コーネリアの場合は「世間一般がイメージするブリタニア皇族」とはかけ離れた思想を持ち「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という持論を持つ。これらの要素は幼い頃より[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]らの母である[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]に憧れていたことであり、武門の道へと進んだのも彼女の存在が大きい。
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規律厳しい性格ゆえに「ブリタニア人とナンバーズを区別する」というブリタニアの国是に忠実で人種差別はきっちりしているが、有能な者や忠義に従う者には素直に受け取る等、[[イレヴン]]をそれほど軽蔑しているわけではない。実はスザクの事を早い段階で認めていて、藤堂の処刑係を彼にしたのは誰が見ても分かる功績を立たせてあげよう、という彼女なりの気遣いで踏み絵ではなかった。<ref>DVDマガジン2より。</ref>
  
基本的に皇族は後方で構えており戦場へ赴くことは無いのだが、コーネリアの場合は「世間一般がイメージするブリタニア皇族」とはかけ離れた思想を持ち、「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という持論を持つ。これらの要素は幼い頃より[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]らの母である[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]を敬愛し、尊敬していたことであり、武門の道へと進んだのもマリアンヌの存在が大きい。
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統治はあまり得意ではないらしく、劇中で薬物の密売人が「武人だからこういうことには疎い」と腐敗を招いている描写がある(ただし、軍隊の綱紀粛正を図っていたので一時的にその弊害が出ていたという見方もできる。実際、『月刊ニュータイプ』2008年9月号にて脚本の大河内一楼氏が「政治家としても優秀」「一番能力が高い個人かも」と語っている)コーネリア本人はそういった内部の腐敗を絶対に許さないタイプなので、総督を務める領地であろうと容赦無くメスを入れる事も辞さない。故にクロヴィスの軟弱な政治体制は批判に値するものであった。
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<!-- コーネリアは軍人としても為政者としても一流で政戦両略に優れた人物であるが、思考に『'''融和'''』というものが無く、武断に傾きすぎるきらいがある。一言で言えば『'''頭が固い'''』のが難点で、『'''守成の名君'''』にはなれても『'''革命の旗手'''』にはなれないタイプであるとも言える。 -->
  
故に戦場を駆け抜けたコーネリアにとって、クロヴィスの軟弱な政治体制は批判に値するものであった。「ブリタニア人とナンバーズを区別する」というブリタニアの国是に忠実で人種差別はきっちりしているが、有能な者や忠義に従う者には素直に受け取る等、[[イレヴン]]をそれほど軽蔑しているわけではない。統治はあまり得意ではないらしく、劇中でも「薬物の密売人等がクロヴィス統治期と比較して商売がしやすくなった」等々、腐敗を招いている描写も見られる(ただし、軍隊の綱紀粛正を図っていたので一時的にその弊害が出ていたという見方もできる。実際、『月刊ニュータイプ』2008年9月号にて脚本の大河内一楼氏が「政治家としても優秀」「一番能力が高い個人かも」と語っている)コーネリア本人はそういった内部の腐敗を絶対に許さないタイプなので、総督を務める領地であろうと容赦無くメスを入れる事も辞さない。<!-- コーネリアは軍人としても為政者としても一流で政戦両略に優れた人物であるが、思考に『'''融和'''』というものが無く、武断に傾きすぎるきらいがある。一言で言えば『'''頭が固い'''』のが難点で、『'''守成の名君'''』にはなれても『'''革命の旗手'''』にはなれないタイプであるとも言える。 -->
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「私の命令を実行出来ない兵は必要ない」「[[テロリスト]]が自国民を人質に取ろうが無視する」と容赦無く切り捨てる激しさを持ち(後者はルルーシュの考え)敵対勢力には情け容赦がない。テロリストが潜伏していた区画の住民の半数以上がそのテロリストの協力者であった時は老若男女問わずに殺害、白旗を挙げ投降した者を部下に命令して殺害と非情である。自分にも他人にも厳しい反面、身内には甘い所がある。特に同母妹の[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]](ユフィ)は溺愛している。ユフィ程ではないがブリタニア皇族としては珍しく、異母兄弟達にも情を持つ人物でもある。
 
 
「自分の足手まといになる者は部下や自国民であろうとも容赦無く切り捨てる」という激しさを持ち、敵対勢力には情け容赦がなく、[[テロリスト]]が潜伏していた区画の住民の半数以上がそのテロリストの協力者であった時は老若男女問わずに殺害、白旗を挙げ投降した者を部下に命令して殺害と非情である。自分にも他人にも厳しい反面、身内には甘い傾向がある。特に同母妹の[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]](ユフィ)は溺愛している。ユフィ程ではないがブリタニア皇族としては珍しく、異母兄弟達にも情を持つ人物でもある。
 
  
 
[[ブラックリベリオン]]前にユフィが不慮の死を遂げ、一時期唖然と立ち上がれなかったが、直ぐに自らを取り戻すなど[[不屈]]の[[闘争心]]を見せた。エリア11政庁内の戦闘において、その鬼気迫る勢いで機体性能が上であるゼロの[[ガウェイン]]を一対一で追い詰めるが、ゼロのギアスにかけられた腹心のダールトンの不意打ちの一撃により重傷を負う(正気に戻ったダールトンは直後にゼロに殺害される)。その直後、素顔を表したルルーシュ(ゼロ)のギアスによってルルーシュの母マリアンヌが暗殺された経緯について知っている限りのことを語った。
 
[[ブラックリベリオン]]前にユフィが不慮の死を遂げ、一時期唖然と立ち上がれなかったが、直ぐに自らを取り戻すなど[[不屈]]の[[闘争心]]を見せた。エリア11政庁内の戦闘において、その鬼気迫る勢いで機体性能が上であるゼロの[[ガウェイン]]を一対一で追い詰めるが、ゼロのギアスにかけられた腹心のダールトンの不意打ちの一撃により重傷を負う(正気に戻ったダールトンは直後にゼロに殺害される)。その直後、素顔を表したルルーシュ(ゼロ)のギアスによってルルーシュの母マリアンヌが暗殺された経緯について知っている限りのことを語った。
  
ブラックリベリオン後は、ユーフェミアの名誉の回復と[[行政特区日本]]での虐殺事件の真相を探るために単独行動を取っていた。小説版では、ベアトリス・ファランクスの協力を得て極秘に国外に脱出していた(コーネリアの母親も専任騎士のギルフォードも彼女の所在を知らなかったと事実をシュナイゼルがカノンに語っている)。
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ブラックリベリオン後は、ユーフェミアの汚名を雪ぐために単独行動を取っていた。小説版では、ベアトリス・ファランクスの協力を得て極秘に国外に脱出していた。
 
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正史とされる『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスではギアス嚮団に辿り着いた経緯が書かれており、先の戦闘で負った損傷を応急的に処置したグロースターで行動している。ブラックリベリオンでMIAとされた事を利用して「ギアス」を追う。その途中に訪れた中華連邦のとある街が強盗団に襲われていたので撃退。その縁で人々に請われて数週間滞在していた時に、依頼を受けた[[オルフェウス・ジヴォン|オルフェウス]]と出会う。そこで彼の知っているギアスの情報を得るために再び現れた強盗団を共闘して殲滅。KMF操作に左腕のハンデを全く感じさせないらしく戦闘に支障がなかった。
正史とされる『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、ギアス嚮団に辿り着いた経緯が書かれており、先の戦闘で負った損傷を応急的に処置したグロースターで行動している。ブラックリベリオンでMIAとされた事を利用して「ギアス」を追う。その途中に訪れた中華連邦のとある街が強盗団に襲われていたので撃退。その縁で人々に請われて数週間滞在していた時に、依頼を受けたオルフェウスと出会う。そこで彼の知っているギアスの情報を得る代わりに強盗団を倒す協力をした。左腕が不自由な状態だが、ナイトメアの操縦は技量でカバーしており戦闘に支障はなかった。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:ノベライズ版のみ登場する人物。彼女の母親はコーネリアの乳母であり、その関係から幼馴染。士官学校の後輩でもあり、かつてはナイトオブラウンズの「ナイトオブツー」であった。現在は特務局の総監を務めている。彼女の協力の元、R2での単身での隠密活動が可能になっている。コーネリアが黒の騎士団に捕らえられた際に、シュナイゼルに対して救出の協力を得るために彼が興味を持つ情報を部分的に提供し、残りのデータは救出が達成された後に提供するように交渉するなど、シャルルに忠誠を誓う彼女は他の皇族相手には狡猾な取引をする事もある(シュナイゼルの腹心のカノンが憤るほど)。彼女と彼女の弟、妹たちはマリアンヌによるギアス関連の人体実験にかけられた過去があるため、コーネリアは彼女からギアスのことを知ったと思われる(逆に彼女にゼロの正体がルルーシュであることを教えた可能性がある)。
 
:ノベライズ版のみ登場する人物。彼女の母親はコーネリアの乳母であり、その関係から幼馴染。士官学校の後輩でもあり、かつてはナイトオブラウンズの「ナイトオブツー」であった。現在は特務局の総監を務めている。彼女の協力の元、R2での単身での隠密活動が可能になっている。コーネリアが黒の騎士団に捕らえられた際に、シュナイゼルに対して救出の協力を得るために彼が興味を持つ情報を部分的に提供し、残りのデータは救出が達成された後に提供するように交渉するなど、シャルルに忠誠を誓う彼女は他の皇族相手には狡猾な取引をする事もある(シュナイゼルの腹心のカノンが憤るほど)。彼女と彼女の弟、妹たちはマリアンヌによるギアス関連の人体実験にかけられた過去があるため、コーネリアは彼女からギアスのことを知ったと思われる(逆に彼女にゼロの正体がルルーシュであることを教えた可能性がある)。
 
;[[オルフェウス・ジヴォン]]
 
;[[オルフェウス・ジヴォン]]
:『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて出会う。彼と会ったことでギアス嚮団があるとおぼしき位置のおよその座標などを知る。彼はコーネリアの顔を知らず、彼女も偽名を使っていたが、その腕前と物腰から最後には正体を察していた。
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:『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて出会う。彼と出会ったことでギアス嚮団があるとおぼしき位置のおよその座標などを知る。彼はコーネリアの顔を知らず、彼女も偽名を使っていたが、その腕前と物腰から最後には正体を察していた。
 
;[[マリーカ・ソレイシィ]]
 
;[[マリーカ・ソレイシィ]]
 
:ノベライズ版では侍従をしていた時期がある。
 
:ノベライズ版では侍従をしていた時期がある。

2018年4月3日 (火) 01:46時点における版

コーネリア・リ・ブリタニア
外国語表記 Cornelia li Britannia
登場作品

コードギアスシリーズ

声優 皆川純子
デザイン CLAMP(原案)
木村貴宏
異名 ブリタニアの魔女
種族 地球人(ブリタニア人)
性別
生年月日 皇暦1990年1月13日
星座 山羊座
年齢 27歳
身長 180 cm
髪色
髪型 ロングヘアー
血液型 O型
所属 神聖ブリタニア帝国
役職 エリア11総督(2代目)
称号 第2皇女
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概要

神聖ブリタニア帝国第2皇女。クロヴィスの死後、エリア11の総督となる。 高い指揮能力と、KMF操縦技術から「ブリタニアの魔女」の異名を持つ女傑で、各地の戦乱を一挙に鎮めた。また、生身での戦闘能力も非常に高い。

基本的に皇族は後方で構えており戦場へ赴くことは無いのだが、コーネリアの場合は「世間一般がイメージするブリタニア皇族」とはかけ離れた思想を持ち「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という持論を持つ。これらの要素は幼い頃よりルルーシュらの母であるマリアンヌに憧れていたことであり、武門の道へと進んだのも彼女の存在が大きい。 規律厳しい性格ゆえに「ブリタニア人とナンバーズを区別する」というブリタニアの国是に忠実で人種差別はきっちりしているが、有能な者や忠義に従う者には素直に受け取る等、イレヴンをそれほど軽蔑しているわけではない。実はスザクの事を早い段階で認めていて、藤堂の処刑係を彼にしたのは誰が見ても分かる功績を立たせてあげよう、という彼女なりの気遣いで踏み絵ではなかった。[1]

統治はあまり得意ではないらしく、劇中で薬物の密売人が「武人だからこういうことには疎い」と腐敗を招いている描写がある(ただし、軍隊の綱紀粛正を図っていたので一時的にその弊害が出ていたという見方もできる。実際、『月刊ニュータイプ』2008年9月号にて脚本の大河内一楼氏が「政治家としても優秀」「一番能力が高い個人かも」と語っている)コーネリア本人はそういった内部の腐敗を絶対に許さないタイプなので、総督を務める領地であろうと容赦無くメスを入れる事も辞さない。故にクロヴィスの軟弱な政治体制は批判に値するものであった。

「私の命令を実行出来ない兵は必要ない」「テロリストが自国民を人質に取ろうが無視する」と容赦無く切り捨てる激しさを持ち(後者はルルーシュの考え)敵対勢力には情け容赦がない。テロリストが潜伏していた区画の住民の半数以上がそのテロリストの協力者であった時は老若男女問わずに殺害、白旗を挙げ投降した者を部下に命令して殺害と非情である。自分にも他人にも厳しい反面、身内には甘い所がある。特に同母妹のユーフェミア(ユフィ)は溺愛している。ユフィ程ではないがブリタニア皇族としては珍しく、異母兄弟達にも情を持つ人物でもある。

ブラックリベリオン前にユフィが不慮の死を遂げ、一時期唖然と立ち上がれなかったが、直ぐに自らを取り戻すなど不屈闘争心を見せた。エリア11政庁内の戦闘において、その鬼気迫る勢いで機体性能が上であるゼロのガウェインを一対一で追い詰めるが、ゼロのギアスにかけられた腹心のダールトンの不意打ちの一撃により重傷を負う(正気に戻ったダールトンは直後にゼロに殺害される)。その直後、素顔を表したルルーシュ(ゼロ)のギアスによってルルーシュの母マリアンヌが暗殺された経緯について知っている限りのことを語った。

ブラックリベリオン後は、ユーフェミアの汚名を雪ぐために単独行動を取っていた。小説版では、ベアトリス・ファランクスの協力を得て極秘に国外に脱出していた。 正史とされる『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスではギアス嚮団に辿り着いた経緯が書かれており、先の戦闘で負った損傷を応急的に処置したグロースターで行動している。ブラックリベリオンでMIAとされた事を利用して「ギアス」を追う。その途中に訪れた中華連邦のとある街が強盗団に襲われていたので撃退。その縁で人々に請われて数週間滞在していた時に、依頼を受けたオルフェウスと出会う。そこで彼の知っているギアスの情報を得るために再び現れた強盗団を共闘して殲滅。KMF操作に左腕のハンデを全く感じさせないらしく戦闘に支障がなかった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
担当声優の皆川純子氏は当作品でスパロボ初参加。スパロボ補正故か、原作劇中で見られた苛烈な(負の)一面は見られない。新帝国インペリウム樹立宣言の際には世界の行く末を憂える等、高い見識を見せている。
戦場ではグロースターを駆るが、特殊スキルサイズ差補正無視を持つので、その攻撃力を余すことなく振舞う。基本的にナイトメアフレーム射程が短いが、ルートが黒の騎士団の場合には射程の長いユニットは精々ブラスタスコープドッグぐらいで、ハンデ差は感じられない。
エンディング用の予告ではブラックリベリオンの一部始終が流れるのだが、実はブラックリベリオン用のコーネリアのパイロットデータも用意されていた。当初はブラックリベリオンを『破界篇』の段階でプレイできたものと思われる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今回はプロローグでのみ戦える。第一期版は原作の狂気顔などの顔グラフィックが追加された。終盤のルート選択で黒の騎士団ルートを通るとユーフェミアが生存するため、(ルート次第とはいえ)コーネリアもスパロボ補正で救われた人物の一人といえる…が、『第3次Z』では正史とはならなかった。

パイロットステータス

能力値

殆どの能力値が高水準。成長タイプも全能力がすくすく成長する「万能系・回避型」の為、最終的な能力値も非常に高い。流石と言わざるを得ない。

精神コマンド

第2次Z破界篇
集中(15) ひらめき(10) 必中(20) 突撃(30) 期待(70) 熱血(45)
優秀なラインナップ。直感がない事が惜しいか。
ブラックリベリオン用の没データでは「熱血」が「魂」に代わり、スザク同様に低コスト。「魂」は、やはり妹ユフィを殺された怒りからだろうか。
第2次Z再世篇
集中(15) ひらめき(10) 必中(20) 突撃(30) 期待(70) (45)
前作の没データがそのまま使われているが、出番は1回のみ。

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z破界篇
指揮官L3、見切り/闘争心ガード再攻撃サイズ差補正無視
「見切り」「闘争心」「ガード」「再攻撃」「サイズ差補正無視」と必要なものを揃えている。ユフィ死亡後=ブラックリベリオンではその怒り故か、見切りが「極」へと変貌。
だが、前述の通り『破界篇』のブラックリベリオンは没になった為、真の実力が発揮される事は無い。
第2次Z再世篇
指揮官L3、見切り闘争心ガード再攻撃サイズ差補正無視
「極」が「見切り」へとランクダウンしている他は前作と同じ。
流石にユニットの強化が出来ないプロローグシナリオからの「極」はゲームバランスの問題でまずかったのだろう。後半にも出番があればよかったのだが。

エースボーナス

自軍フェイズ開始時、自分を除く味方ユニットの気力+2
第2次Z破界篇』・『第2次Z再世篇』で採用されているが、共に修得しない。

人間関係

ユーフェミア・リ・ブリタニア(ユフィ)
同母妹であり、彼女を溺愛している。しかし、ユフィの人種平等の思想はコーネリアには受け入れがたく、さらにゼロを許すことを彼女が独断で宣言したことで対立してしまう。そして、その行く末はあまりに悲しいものであった。
だが、『第2次Z再世篇』での黒の騎士団ルートでは生存が確認され、コーネリアは彼女やシュナイゼル、ナナリーと共に地球連邦の改革に尽力する。
アンドレアス・ダールトン
副官であり、軍略の師匠。彼からは「姫様」と呼ばれている。コーネリアにとってはある意味父親のような存在であり信頼している。それ故、ギアスに支配された彼から攻撃を受けた際は驚愕の表情を浮かべた。
ギルバート・G・P・ギルフォード
コーネリアの騎士。親衛隊長であり、忠実な部下。後にルルーシュにはその忠誠心を利用されたギアスをかけられた。
枢木スザク
ナンバーズ(イレヴン)であるスザクに対して厳しい態度で接するが、彼の実力は認めている。
ルルーシュ・ランペルージナナリー・ランペルージ
異母弟と異母妹。日本(後のエリア11)にて死亡したと知らせを受けており、彼らのことを思い出し悲しげな表情を見せたこともあった。しかし……。
シュナイゼル・エル・ブリタニア
第2皇子。異母兄。
クロヴィス・ラ・ブリタニア
第3皇子。異母弟だがルルーシュに殺害されてしまう。同じ肉親としてクロヴィスの死は悲しんだ模様。ただし、彼の政治体制に対しては批判的であった。
シャルル・ジ・ブリタニア
皇帝、父親。忠誠を誓っている。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
深く敬愛しており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。しかし、彼女の本性を知ることは無かった。
ゼロ
自身が統治するエリア11のテロリストとして激しく敵意を抱いている。
最初は一方的にゼロを負かしたが、以後は彼の奇策によって幾度も煮え湯を飲まされることになる。多くのブリタニア人を殺したゼロの事を「ブリタニア皇族として決して許してはならない」と決意している。
そして、彼がユフィを殺害したことで憎悪と怒りは彼女の人格が変わるほどにまで高まることになったが、彼の正体を知ったことによってゼロの行動原理を全て理解することとなる。
ギネヴィア・ド・ブリタニア(SRW未登場)
第1皇女。異母姉。『R2』の劇中で一緒に登場する場面はないが、彼女からはコーネリアの軍事能力を頼りにしていることを窺がわせる言葉を口にされたことがある。
クレア・リ・ブリタニア(SRW未登場)
漫画『コードギアス 漆黒の蓮夜』に登場。コーネリアとユーフェミアの遠い先祖にあたる存在。
ノネット・エニアグラム(SRW未登場)
ゲームソフト『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』に登場するオリジナルキャラクター(『R2』第2話にもカメオ出演している)。「ナイトオブナイン」の称号を持つナイトオブラウンズのひとり。コーネリアにとっては、士官学校に通っていた頃の先輩で戦闘指南を受けていた。現在でも交友がある。
ベアトリス・ファランクス(SRW未登場)
ノベライズ版のみ登場する人物。彼女の母親はコーネリアの乳母であり、その関係から幼馴染。士官学校の後輩でもあり、かつてはナイトオブラウンズの「ナイトオブツー」であった。現在は特務局の総監を務めている。彼女の協力の元、R2での単身での隠密活動が可能になっている。コーネリアが黒の騎士団に捕らえられた際に、シュナイゼルに対して救出の協力を得るために彼が興味を持つ情報を部分的に提供し、残りのデータは救出が達成された後に提供するように交渉するなど、シャルルに忠誠を誓う彼女は他の皇族相手には狡猾な取引をする事もある(シュナイゼルの腹心のカノンが憤るほど)。彼女と彼女の弟、妹たちはマリアンヌによるギアス関連の人体実験にかけられた過去があるため、コーネリアは彼女からギアスのことを知ったと思われる(逆に彼女にゼロの正体がルルーシュであることを教えた可能性がある)。
オルフェウス・ジヴォン
『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて出会う。彼と出会ったことでギアス嚮団があるとおぼしき位置のおよその座標などを知る。彼はコーネリアの顔を知らず、彼女も偽名を使っていたが、その腕前と物腰から最後には正体を察していた。
マリーカ・ソレイシィ
ノベライズ版では侍従をしていた時期がある。

名台詞

第一期

(待っていろ、ゼロ! クロヴィスの仇!)
第5話より。エリア11の総督に就任することになり、その前の最後の戦場での決意の言葉。部下に「愚弟」と言いながらも彼に情があったことを窺わせた。
「抜けている、呆けている、堕落している。ゼロはどうした!! 帝国臣民の敵を捕まえろ!! ゼロを!!」
エリア11に到着した時、歓迎の宴の準備ができていることを告げた文官に剣を突きつけてこの言葉を告げる。
「そんな事に構っている暇は無い」ということであり、クロヴィスの統治体制を明確に否定している言葉でもある。
「脆弱者が!」
コーネリアが弱い相手等を罵倒する時によく言いまわす台詞。
なお、コーネリアが言う「脆弱者」とは「信念も理想も無く、ただその場しのぎに生きている」or「生きているようで死んでいる。己を支えるものが無いから、簡単に朽ちて消える」ような人間のことを指す。
「劇場型の犯罪者」
第7話より。ゼロの犯行をこう表現する。
「日本解放戦線。時に取り残されし者どもが、慈愛を忘れた者どもが、今こそまほろばの夢と共に、朽ちて消え行け」
第10話より。作戦開始時の言葉。
「私をそこらの女と一緒にするなよ」
コーネリアが常に強気で「女傑」であるとわかる台詞である。
「私は投降はせぬ。皇女として、最後まで戦うのみ!」
第11話より。グロースターの両腕を失い窮地に追い込まれようとも屈せず最後まで自分の生き方を貫く姿勢を見せた。
「何だ、これは!?」
ユフィ行政特区日本の設立宣言を知った際の言葉。自分の知らないところで事が進んでいた上に、彼女にとっては憎きテロリストであり、肉親の仇でもあるゼロにまでユフィが参加を呼びかけたことで激怒した。
なお、小説版ではこの時、コンソールパネルを叩き割っている
「ユーフェミア・リ・ブリタニアッ! お前は日本人か。それともブリタニア人か!?」
小説版で「大勢のブリタニア人の血を流したゼロを独断で許す」と宣言したユフィに対して激昂した時の言葉。直前で「日本人の方がかつてはるかに血を流した」事を主張したユフィに対して思わず言った言葉でもある。
「そんな…!」
第23話より。ユフィの死の報告を受けて、それまでに見せたことのない茫然自失の表情を見せた時の言葉。そしてゼロへの憎悪は極限にまで高まることになる。
「どうした?操縦が困難ならば、コクピットブロックだけでも…」
第24話より。負傷し動けないでいる部下を気遣う。その直後、コーネリアは藤堂から攻撃を受けたが部下が自ら盾となった。「私の命令を実行出来ない兵士は必要ない」と堂々と公言する反面、こうした気遣いも出来る故に部下は忠義を尽くすのかもしれない。
「捕まえた!! お前の命は今、まさに私の手の中に!!」
「これが裁きだ!!」
ゼロのガウェインをスラッシュハーケンで捉え、ゼロ距離でアサルトライフルを発射しようとして。ユフィを殺されたことで豹変し、狂気じみた笑みを浮かべながら勝ち誇っていたが…。
「な、何故だ…」
上記の言葉の後、ギアスに支配された腹心のダールトンに不意打ちの一撃を喰らって。自分の幼い頃から支えてきてくれた彼のこの行動に衝撃を受ける。
「そうか…ゼロの正体はお前だったのか…」
「ナ…ナナリーの為に、こんなことを?」
第25話より。ルルーシュが自らゼロの仮面を取り素顔を晒した時の言葉。これまでのゼロの行動原理やユフィが何故ゼロを救おうとしたのかを正体を知ったことで瞬時に理解した。
「そんな世迷言のために殺したのか! クロヴィスを! ユフィまで!!」
ルルーシュが「この世界を破壊し、新しい時代を創る」ために反乱を起こしたことを知っての叫び。今の世界を破壊するために弟が妹達を殺したことは納得できないことであった。この言葉にルルーシュは「姉上こそ、私の母閃光のマリアンヌに憧れていたくせに」と返した。もはや二人が言葉を交わす意味はなかった。

R2

「捉えたぞ、ギアスの尻尾を。日の当たる所に引きずり出してユフィの汚名を雪いでやる!」
第12話より。ギアス教団にたどり着いた時の言葉。彼女がどうやってギアスについて知り得たかについては、『小説版』と『双貌のオズSIDE:オルフェウス』で異なるが、正史とされるのは後者である。
「ユフィの仇―そこで滅せよ!」
ルルーシュ「ギアスの」
「「源!!」」
黒の騎士団ジークフリートとの戦いに介入。共にV.V.を打倒する。
「ルルーシュ、おまえはその呪われた力で何を求める?」
第16話より。命令によってはその者の尊厳を踏みにじり汚名さえ着せてしまう力への嫌悪が見て取れる。
「兄上はそうやって人を操るのですか」
第23話より。嘘も方便だとナナリーに都合の悪いことは教えないシュナイゼルに対して。人を操るという点ではギアスとなんら変わりなく、受け入れがたいものだった。
「違います! 強制的な平和など、それは!」
フレイヤによる恐怖政治で世界を恒久平和にする目論見を口にしたシュナイゼルに対して反論して剣を抜く。直後、銃撃がコーネリアを襲うが…。
小説版ではシュナイゼルは「元々我がブリタニアも(ナンバーズに)同じことをしてきたじゃないか」と発言しており、彼にとってはフレイヤの恐怖も人類全体に対する「矯正」もブリタニア流の支配態勢の延長線上に過ぎない程度の認識だったのであろう(「強大過ぎる武力を誇示し、敵対者に容赦のない弾圧を行うことで反抗心を削ぐ」という手法は、ブリタニアの苛烈なナンバーズ統治政策もフレイヤも同じである)。
むしろ、何よりもブリタニアを至上主義としてブリタニアの利益の為に侵略・圧政・虐殺を行ってきたコーネリアが「己自身がナンバーズ対して行ってきた苛烈な統治もまた、シュナイゼルと同様の恐怖政治に過ぎない」という理解が根本的に乏しかったのかもしれない。
ちなみに小説版ではこの後の場面でシュナイゼルは「コーネリアは存外に覚悟が足りない」とバッサリ切り捨てており、ある種の平等主義者であるシュナイゼルからしてみれば、「自分達が行う圧政は正しく、自分達に押し付けられる圧政は間違っている」と我儘を言っている様にしか思えなかったのかもしれない。
「結局、兄上は私を殺さなかった…。兄上には執着すべき欲が無い。世が世なら、卓越する王であったものを…。そこを読み切れなかった私は、愚かなのだろうな」
第24話より。結局シュナイゼルはコーネリアを殺さなかった。そして、コーネリアはシュナイゼルが空虚な人物である事に気付かなかった自分を悔やんだ。
「魔王・ルルーシュは死んだぞ!人質を解放しろ!!」
最終話にて。反ルルーシュを掲げるレジスタンス組織を指揮し、ルルーシュの死によってゼロレクイエムは完遂。好機と判断して、囚われた黒の騎士団やナナリーらを救出する。

スパロボシリーズの名台詞

「まだまだだね…!」
コーネリア専用のグロースターが回避時や軽度のダメージを受けた際に発生する台詞。
元ネタはコーネリア役の皆川純子氏が初めて主演を務めたアニメ『テニスの王子様』の主人公・越前リョーマの決め台詞であり、いわゆる声優ネタである。
第2次Z』でのコーネリアは敵キャラなので、ある意味では聞きたくない台詞だが、『UX』で皆川氏が演じた味方キャラも同じタイプの台詞を言っている。
「世界は変わる…下手をすれば、地獄へとな…!」
第2次Z破界篇』中盤でシオニー・レジスが発した新帝国インペリウム樹立宣言を受け、国家・法・秩序の全てが世界的レベルで崩壊する事態を危惧する。
(ユフィとナナリーの事は私に任せて、早く行け、枢木。そして、ルルーシュ)
第2次Z再世篇』第52話黒の騎士団ルート「決死のエンドゲーム」より。
ダモクレス要塞にてルルーシュとスザクの覚悟を見届けて、生きていたユフィと共に、彼女の言葉に追従しスザクの追放を宣告しつつも、心中で二人の覚悟を後押しする。
原作と違いユフィが無事に生存していた事もあり、コーネリアとルルーシュの確執が解けた瞬間でもある。
「今だ、インベーダー諸共一気に黒の騎士団を叩け!」
CC』第5話「その名はゼロ」より。黒の騎士団とインベーダーの戦闘に介入して。

搭乗機体

グロースター
専用にカスタマイズされた機体に搭乗。エース級の操縦技量を誇る彼女だが、意外にもKMFを駆っての戦闘はこれを用いていた第一期のみであった。

余談

R2』におけるキャラデザが服装以外も第一期と異なる(髪型と口紅の色)ため、一部の視聴者から第一期』の時より若返っていると言われることもある。

商品情報

  1. DVDマガジン2より。