「バウンド・ドック」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
51行目: | 51行目: | ||
[[MA]]形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。外見は'''カブトガニ'''に似ている。 | [[MA]]形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。外見は'''カブトガニ'''に似ている。 | ||
− | + | 計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機はコクピットが複座式になっている。 | |
=== MS形態 === | === MS形態 === | ||
59行目: | 59行目: | ||
=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
− | 最初は[[ゲーツ・キャパ]]の1号機と[[ロザミア・バダム]]の2号機が登場し、最終決戦では[[ジェリド・メサ]] | + | 最初は[[ゲーツ・キャパ]]の1号機と[[ロザミア・バダム]]の2号機が登場し、最終決戦では[[ジェリド・メサ]]の3号機が登場しているが、TV版のジェリド機は[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]を2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス<ref>劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。</ref><ref>TV版放送当時に発売された[[サイコガンダムMk-II]]のプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。</ref>とも噂されるが理由は不明。 |
− | ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後に[[ドゴス・ギア]]を撃沈するために現れた[[レコア・ロンド]]の[[パラス・アテネ]] | + | ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後に[[ドゴス・ギア]]を撃沈するために現れた[[レコア・ロンド]]の[[パラス・アテネ]]と交戦するが、その後の行方は不明。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | + | 全体的に起用されるのはロザミア用(赤色)ばかりで、ゲーツ用(灰色)とジェリド用(黄色)はごくまれ。とはいえ、劇中未登場で終わった黄色い本機と戦えるのはSRWならではといえよう。 | |
− | + | その割にジェリドら[[オールドタイプ]]組の搭乗時の方がぐんと印象に残りやすく、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。 | |
− | + | ネームドパイロットが乗る事が多く耐久力も高めだが、この時期のMSにしては射程が短めの傾向がある。特にビームライフルの使えないMA形態で顕著。一部の作品では'''バウンド・ドッグ'''の間違った名前で登場している。 | |
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}} | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}} | ||
:[[MS]]形態が[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。 | :[[MS]]形態が[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。 | ||
− | |||
:;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | :;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | ||
− | ::ジェリドと[[マウアー・ファラオ | + | ::ジェリドと[[マウアー・ファラオ]]がMS形態に乗って登場。[[変形]]はしない。 |
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}} | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}} | ||
− | :MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。後半に登場するMSの中では[[HP]]が高い強敵だが、MA形態なら[[射程]] | + | :MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。後半に登場するMSの中では[[HP]]が高い強敵だが、MA形態なら[[射程]]1の武器しかない。ゲーツやジェリドも赤色に乗っているが、『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|コンプリートボックス]]』版ではちゃんとそれぞれの専用カラーになっている。 |
− | |||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦EX}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦EX}} | ||
− | :[[ | + | :[[隠し要素/EX|隠し要素]]で[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の章でジェリド・[[ライラ・ミラ・ライラ|ライラ]]・[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]のうちいずれか(何故か全員本機に搭乗)を説得すると、3人まとめて寝返り自軍ユニットとして使用可能。拡散メガ粒子砲がそこそこの威力を持ち、変形可能で[[移動力]]もあり、意外と役に立つ。しかし、[[海]]ステージや[[ラストボス|ラスボス]]戦では戦力外。 |
− | : | + | :またシュウの章では他のMSを入手するには難解な[[隠し要素]]を満たす必要があり、かつ全てのMSを集めても'''[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]とジェリド達3人の内、誰か1人はバウンド・ドックに乗らなければならない'''ので、プレイヤーによってはその悪い印象の方が強く残りがち。 |
− | : | + | :『コンプリートボックス』版では洞窟や神殿内での出撃も可能になった他、[[精神コマンド]]「[[挑発]]」の追加により囮役としての有効性は増した。ただし『第3次』と異なりジェリド機も何故か赤のまま。 |
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) | ;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) | ||
− | :MA・MS両形態共に[[ティターンズ]]の戦力として登場する。MA形態は[[ロボット大図鑑]] | + | :MA・MS両形態共に[[ティターンズ]]の戦力として登場する。MA形態は[[ロボット大図鑑]]100%を阻むレアユニット。有名パイロットではゲーツとカクリコンが乗るが、ジェリドとロザミアは乗らない。 |
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ||
− | : | + | :本作で初めてゲーツ用(灰色)とジェリド用(黄色)が登場するが、MA形態が登場するのは一般兵が搭乗する赤色のみ。灰色・黄色の機体は基本性能が強化されている。また、灰色機は宇宙編でしか出て来ない。 |
− | : | + | :いずれの場合もMS形態では最大射程が5、MA形態に至っては1しかないので遠距離攻撃していけば難なく対処できるだろう。 |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}} | ||
− | : | + | :[[ティターンズ]]のMSの中では最強格。ロザミアやジェリドなどが乗ってくる。HPや装甲が高く、ビームライフルが移動後攻撃可能で射程7と非常に長く、拡散メガ粒子砲は移動後攻撃可能で射程6、命中+40%とかなり性能の良い武器を持っている。だがユニット、武器共に地形適応にムラがあり地上戦には弱い。 |
− | : | + | :MA形態はHP・EN以外が上がりさらにタフになるが、移動後の射程は6に減少。やはり地上戦は弱い。 |
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}} | :;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}} | ||
− | :: | + | ::攻撃力がアップし射程の長いP兵器のビームライフルが脅威。新規EDルートではジェリドの他ブランやカクリコンまでこれに乗ってくるのだが、対して強くないため経験値稼ぎのいいカモである。 |
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} | ||
− | : | + | :前半はティターンズ機として、後半は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』のムットゥー(SRW未登場)の代わりに[[ムーンレィス]]の戦力として登場。『α』程のユニット能力は無いものの序盤のMSとしてはHPが高め。だがそれ以上に厄介なのが拡散メガ粒子砲が基本性能はほぼそのままに、地形適応が空陸CからAに上がったためかなり強力になった。 |
− | : | + | :MA形態はHP・EN以外が全て上昇。拡散メガ粒子砲が相変わらず強力。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
115行目: | 107行目: | ||
:ジェリドやマウアー、[[ティターンズ兵]]が乗ってくる。また、ロザミアを説得して仲間にすると1機入手できる。 | :ジェリドやマウアー、[[ティターンズ兵]]が乗ってくる。また、ロザミアを説得して仲間にすると1機入手できる。 | ||
:射程が短いので活躍は期待できないが、よく見るとMA形態時の装甲値が目を疑うほど高いのが特徴。[[超合金ニューZ]]でできてるのだろうか? | :射程が短いので活躍は期待できないが、よく見るとMA形態時の装甲値が目を疑うほど高いのが特徴。[[超合金ニューZ]]でできてるのだろうか? | ||
− | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2}} |
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部|第1部]]』ではMS・MA両形態が登場するが、『[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|第2部]]』はMS形態、『[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部|第3部]]』はMA形態のみ。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}} | ||
:地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。HPは高めだが最大射程が4と短いため『αシリーズ』より対処は楽。 | :地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。HPは高めだが最大射程が4と短いため『αシリーズ』より対処は楽。 | ||
133行目: | 121行目: | ||
=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
− | ;[[ヒーロー戦記 | + | ;[[ヒーロー戦記]] |
:ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。 | :ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。 | ||
:戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。 | :戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。 | ||
− | |||
− | |||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
− | ; | + | ;クロー・アーム |
:MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。 | :MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。 | ||
− | : | + | :『Z』では両形態のクローで順番に攻撃する連続攻撃。 |
;拡散メガ粒子砲 | ;拡散メガ粒子砲 | ||
:ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。 | :ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。 | ||
− | : | + | :SRWでは『旧シリーズ』の頃から有射程P武器。攻撃範囲の広さ故に命中補正は高めで『Z』では全体攻撃。 |
;ビーム・ライフル | ;ビーム・ライフル | ||
− | : | + | :小型のライフル。左腕で使用する。 |
− | : | + | :『旧シリーズ』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『αシリーズ』では長射程P属性になり手強くなった。 |
;ビーム・サーベル | ;ビーム・サーベル | ||
− | : | + | :ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。SRWでの採用率は低め。 |
− | |||
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
189行目: | 174行目: | ||
***またこのモンスターの存在から、逆説的に'''スダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくり'''という設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。 | ***またこのモンスターの存在から、逆説的に'''スダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくり'''という設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。 | ||
***さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師<ref>背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。</ref>として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。 | ***さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師<ref>背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。</ref>として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。 | ||
− | **一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ'''「弾犬」'''<ref>これで「ばうんどどっく」と読む。'''サンライズ公式設定である'''。</ref>。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」<ref>こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。</ref> | + | **一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ'''「弾犬」'''<ref>これで「ばうんどどっく」と読む。'''サンライズ公式設定である'''。</ref>。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」<ref>こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。</ref>として登場。 |
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |