「ザクIII」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
| 読み = ザク スリー | | 読み = ザク スリー | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Zaku III]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Zaku III]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムΖΖ}} | *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムΖΖ}} | ||
34行目: | 34行目: | ||
[[ネオ・ジオン]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。 | [[ネオ・ジオン]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。 | ||
− | [[地球連邦軍]]が中心となって開発された[[ハイザック]]を、[[ザク]] | + | [[地球連邦軍]]が中心となって開発された[[ハイザック]]を、[[ザク]]の正当な後継機と認めなかった[[アクシズ]]の技術者によって完成された機体である。この為、生粋の[[ジオン]]の技術で構成された[[ザクII]]直系の後継機と呼べる存在で、故にその血を継ぐものとして、[[ザクI]]、ザクIIに次ぐ「III」の名が与えられている。 |
− | + | 機体の特性としては、前述の様にザクIIのアッパーバージョンと言えるもので、これのコンセプトをそのままに、技術を現在のレベルにリファインした機体である。その為、本体は汎用性、生産性に重点が置かれており、目立った特性は無く、豊富なオプション装備を携行する事によって、様々な局面に対応できるように設計された。 | |
− | だが、本機が完成した局面では、既にネオ・ジオンには新型機を量産できる余力とそれを扱う豊富な人材はなく、その汎用性を強化するオプション装備を開発する事すらもままならなかった。この事から、本機は決して失敗作ではなかったものの、コンセプトを生かせる状況になく、汎用性を捨てた代わりに火力・機動力を備えた[[ドーベン・ウルフ]]が採用され、量産される事となった<ref>ドーベン・ウルフは元を辿ればガンダムMk- | + | だが、本機が完成した局面では、既にネオ・ジオンには新型機を量産できる余力とそれを扱う豊富な人材はなく、その汎用性を強化するオプション装備を開発する事すらもままならなかった。この事から、本機は決して失敗作ではなかったものの、コンセプトを生かせる状況になく、汎用性を捨てた代わりに火力・機動力を備えた[[ドーベン・ウルフ]]が採用され、量産される事となった<ref>ドーベン・ウルフは元を辿ればガンダムMk-Vであり、ザクの正当な後継機を目指して開発された機体がガンダムの流れを組む機体に負けるという皮肉な結果となった。</ref>。しかし、名機ザクシリーズの秘めたポテンシャル故か、僅かながら生産された数機は[[ラカン・ダカラン]]ら一部の指揮官によって運用され高い戦果を上げた。また、[[マシュマー・セロ]]には彼専用ザクIIIとも言える[[ザクIII改]]が与えられた。 |
− | + | [[ハマーン・カーン]]の死後に[[シャア・アズナブル]]がネオ・ジオンを再興した際、主力機の開発を請け負った[[アナハイム・エレクトロニクス|AE社]]が用意した機体が[[マラサイ]]の流れを汲む[[ギラ・ドーガ]]だったため、純粋な「ザク」の系統はザクIIIで絶えることとなる。 | |
− | [[ハマーン・カーン]] | ||
− | + | 『[[機動戦士ガンダムUC]]』では、白基調のカラーリングに変更され装飾された本機が、ジオン残党組織「[[袖付き]]」の戦力として登場。口部メガ粒子砲や新武装の隠し腕で奮闘するも、味方の[[アンジェロ・ザウパー]]に[[ユニコーンガンダム]]ごと狙われ撃墜されてしまった。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :中盤から登場。ラカン機が一度、ボスユニットとして登場する。 |
− | :; | + | :;[[第2次スーパーロボット大戦G]] |
::中盤に一度[[ガルマ・ザビ]]が乗る。以降は改造されたマシュマー機が一度登場し、雑魚としても出現する。 | ::中盤に一度[[ガルマ・ザビ]]が乗る。以降は改造されたマシュマー機が一度登場し、雑魚としても出現する。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。名のあるパイロットは乗らないが、油断していい相手ではない。 | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場する。名のあるパイロットは乗らないが、油断していい相手ではない。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
− | + | :シュウの章で登場。通常プレイでは一機のみが一度だけの登場、リューネたちと戦うことになった場合には[[フォウ・ムラサメ]]が何故かこれに乗って出撃する(彼女の本作における本来の乗機は[[ザクIII改]]の方)。 | |
:[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]ではフォウの乗機については修正され、本機はよりレアな機体となった。 | :[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]ではフォウの乗機については修正され、本機はよりレアな機体となった。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
− | :DCの戦力として登場する。最初はラカンが乗っている。後半は[[エリート兵]]搭乗機が雑魚敵として多数登場。[[シールド防御]] | + | :DCの戦力として登場する。最初はラカンが乗っている。後半は[[エリート兵]]搭乗機が雑魚敵として多数登場。[[シールド防御]]によりしぶとい敵に。 |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | :[[イリア・パゾム | + | :[[イリア・パゾム]]、他に[[ジオン軍]]のネームドパイロットがよく乗ってくる。後半は量産されて[[ネオ・ジオン兵]]などが乗る。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] |
− | + | :後半から登場。名有りパイロットは乗らず。 | |
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT]] |
:[[一般兵]]の他、マシュマーが搭乗する。ちなみに[[ザクIII改]]は登場しない。 | :[[一般兵]]の他、マシュマーが搭乗する。ちなみに[[ザクIII改]]は登場しない。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]] |
:終盤[[ジャブロー]]でザコとして登場。[[射程]]に穴があるものの、性能はかなり高い。 | :終盤[[ジャブロー]]でザコとして登場。[[射程]]に穴があるものの、性能はかなり高い。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]] |
:マシュマー機がボスとして登場。終盤までマシュマーが乗り続ける。 | :マシュマー機がボスとして登場。終盤までマシュマーが乗り続ける。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]] |
− | : | + | :やはり今回もマシュマー機としての印象が強い。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] |
:後半に出てくる機体は[[HP]]が8000程度あり最早ザクではないと言っていいほど固い。 | :後半に出てくる機体は[[HP]]が8000程度あり最早ザクではないと言っていいほど固い。 | ||
=== VXT三部作 === | === VXT三部作 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | : | + | :『ΖΖ』と『UC』が同時参戦しているが、今回は『ΖΖ』版で登場。武装がビームライフルしかない。 |
− | + | ;[[スーパーロボット大戦X]] | |
:『ΖΖ』版で登場。今作でも武装はビームライフルのみ。 | :『ΖΖ』版で登場。今作でも武装はビームライフルのみ。 | ||
:[[DLC]]「[[アムロ・レイ]]の夢」では、ドーベン・ウルフとのコンペが、旧ネオ・ジオンのMS開発コンセプトが肥大化の一途を辿り、同時にそれが頂点に達しつつあったことの証明とされている。 | :[[DLC]]「[[アムロ・レイ]]の夢」では、ドーベン・ウルフとのコンペが、旧ネオ・ジオンのMS開発コンセプトが肥大化の一途を辿り、同時にそれが頂点に達しつつあったことの証明とされている。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦T]] |
:『ΖΖ』版で登場。 | :『ΖΖ』版で登場。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) |
− | :ラカンや[[デザート・ロンメル]]がこれに乗る。[[捕獲]]可能。今回もザクIII改は登場しない。自軍で運用する場合、武器が[[ビーム兵器]]ばかりなので[[ヘビーメタル]]など[[対ビームコーティング|ビームコート]] | + | :ラカンや[[デザート・ロンメル]]がこれに乗る。[[捕獲]]可能。今回もザクIII改は登場しない。自軍で運用する場合、武器が[[ビーム兵器]]ばかりなので[[ヘビーメタル]]など[[対ビームコーティング|ビームコート]]持ちとは相性が悪いが、基本的には十分使える機体である。余談だが、[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]を搭乗させると例によって専用の台詞([[ザク]]系[[モビルスーツ]]搭乗時のもの)を喋る。…ザク系モビルスーツとはいえ、さすがにこの機体ならば彼も文句はあるまいが……。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
:『GC』から約9年ぶりの登場。 | :『GC』から約9年ぶりの登場。 | ||
104行目: | 98行目: | ||
;メガ粒子砲 | ;メガ粒子砲 | ||
:口吻部に内蔵されている武装。口からビームというモビルスーツらしからぬ個性的な武装<ref>とはいえ、[[一年戦争]]の時点で[[ジオング]]が同様の武装を装備している。</ref>だが、『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』ではまともな使用シーンがない。『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』では逆に頻繁に使われ、両腕を失った後もこの武装で奮戦していた。小型であるため出力はビームライフルより低い。 | :口吻部に内蔵されている武装。口からビームというモビルスーツらしからぬ個性的な武装<ref>とはいえ、[[一年戦争]]の時点で[[ジオング]]が同様の武装を装備している。</ref>だが、『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』ではまともな使用シーンがない。『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』では逆に頻繁に使われ、両腕を失った後もこの武装で奮戦していた。小型であるため出力はビームライフルより低い。 | ||
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では装弾数15で威力、射程とも優れるため、積極的に使ってくる。 |
;ビームキャノン | ;ビームキャノン | ||
:フロントアーマー左右に一門ずつ内蔵されている。アーマー側面からグリップを展開し、それを保持して発射する。 | :フロントアーマー左右に一門ずつ内蔵されている。アーマー側面からグリップを展開し、それを保持して発射する。 | ||
− | :; | + | :;ビームサーベル |
::近接戦闘用の武装。ビームキャノンの砲身を兼ねている。 | ::近接戦闘用の武装。ビームキャノンの砲身を兼ねている。 | ||
− | : | + | : |
;ビームサーベル | ;ビームサーベル | ||
:通常タイプのビームサーベル。シールドの内側に収納。 | :通常タイプのビームサーベル。シールドの内側に収納。 | ||
118行目: | 112行目: | ||
;バズーカ | ;バズーカ | ||
:設定上存在する脇部分のラッチに接続可能なバズーカ。 | :設定上存在する脇部分のラッチに接続可能なバズーカ。 | ||
− | ; | + | ;[[ビームライフル]] |
:[[R・ジャジャ]]の装備している物と同型。汎用性を意識した思想がみられる。なお、開発が遅れているために流用しているだけで専用の物もあるという設定である。 | :[[R・ジャジャ]]の装備している物と同型。汎用性を意識した思想がみられる。なお、開発が遅れているために流用しているだけで専用の物もあるという設定である。 | ||
;[[ビームサーベル]] | ;[[ビームサーベル]] | ||
126行目: | 120行目: | ||
;隠し腕 | ;隠し腕 | ||
:袖付き所属機がビームキャノンから換装して使用。 | :袖付き所属機がビームキャノンから換装して使用。 | ||
− | |||
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
152行目: | 145行目: | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
;[[ザクIII改]] | ;[[ザクIII改]] | ||
− | :高機動戦用装備に換装したバージョン。[[マシュマー・セロ]] | + | :高機動戦用装備に換装したバージョン。[[マシュマー・セロ]]が搭乗。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[ザク|ザクII]] | ;[[ザク|ザクII]] | ||
:本機の基となった機体。 | :本機の基となった機体。 | ||
162行目: | 151行目: | ||
:開発に際して本機も参考になっている。 | :開発に際して本機も参考になっている。 | ||
;[[ハイザック]] | ;[[ハイザック]] | ||
− | :本機の開発者にとっては、[[地球連邦軍]] | + | :本機の開発者にとっては、[[地球連邦軍]]の手に落ちたザクのパチモン。しかしザクIIの面影(見た目だけでなく機体のコンセプトなども含む)はむしろハイザックの方に強く残っている。 |
− | |||
;[[ドーベン・ウルフ]] | ;[[ドーベン・ウルフ]] | ||
:トライアルの相手となった[[モビルスーツ]]。その源流はガンダムMk-Vであり、ガンダムの亜種ともいえる機体である。 | :トライアルの相手となった[[モビルスーツ]]。その源流はガンダムMk-Vであり、ガンダムの亜種ともいえる機体である。 | ||
− | |||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *実はスラスター推力はドーベン・ウルフより高いが、高すぎて一般兵には扱えなかったのが、トライアルに負けた真の理由だと言われている([[ジ・O]] | + | *実はスラスター推力はドーベン・ウルフより高いが、高すぎて一般兵には扱えなかったのが、トライアルに負けた真の理由だと言われている(シロッコ専用の[[ジ・O]]より推進力が高い)。 |
− | **...... | + | **......もっとも、ドーベン・ウルフの方は武装が多すぎて、これまた一般兵には扱いきれなかったのだが。 |
− | |||
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |