不動GEN

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不動GEN
外国語表記 GEN Fudoh
登場作品
声優 石塚運昇
種族 地球人(?)
性別
所属 ディーバ
役職 司令兼教官
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不動GENは『創聖のアクエリオン』の登場人物。

概要

エレメント達の教官を務めるディーバの司令。神出鬼没なため「神速の魔術師」の異名を持つ。

毎回の如く格言名言を言い放つ、端的に言って「すごい人」。過去にアクエリオンを発掘し、ディーバの創設にも関わった。精神集中のための部屋に「茶室」が用意され、日本の戦国武将毛利元就の「三本の矢」の話を持ち込むなど、日本文化に一際詳しい。

過去に堕天翅族との接点があると言われているが、彼の過去については何一つ明らかになっていない。ソフィアからは、一万二千年前にアポロニアスやセリアンと共にアクエリオンで戦った「記録から抹消された第三のエレメント」の正体ではないかと推察されていたが、これはOVA版でそのエレメント・スコルピオスの転生者が麗花であることが判明し、間違いである事が証明されている。

また、第1期OPにおいてアクエリオンと姿が重なった事や、最終回のラストにおける描写等から、「アクエリオン=太陽の翼に宿った魂そのもの」なのではないかという説が、ファンの間で囁かれている。しかし、この「太陽の翼に宿る魂」とは、コアクリスタルに埋葬されたアポロニアスの魂の一部である可能性が濃厚であり、この説も真相かは不明。

続編『EVOL』で判明したその正体は、アポロニアスその人の転生体であり、魂の本体。天翅としての意識はベクターソルに封じられた翅に宿っており、アポロを通じて意志を現していたのはこちら。

彼の在り様は、言い換えればアポロニアスとして生きた12000年前から続いて来た「人という種族の在り方」の体現であり、エレメント達にもそれは形を変えて確実に受け継がれている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
NPCではあるが、初登場にしてDVE付での登場となった。スパロボのストーリー進行上、ディーバに留まることがないので一層「神出鬼没」の人物として登場する。その神速っぷりも、ランドルート7話では、次元(平行世界)間移動すら可能とするほどに磨きが掛かっている(時空転移したアークシティにいたかと思うと、元の世界の司令本部に現れ、さらにまたアークシティに戻っている)。無論、例の「コスプレ」も披露しておりレントンのあごを開かせている。
彼もアサキム・ドーウィンと同様に太極への大罪を犯した罪人であり、「永遠に死なない」「無限に平行世界を彷徨い続ける」存在となっていた。どのような経緯で大罪の烙印を押されるに至ったかは不明だが、1万2000年前に起きたブレイク・ザ・ワールドにもアクエリオン太陽の翼が関与していた件は作中でも示唆されていた。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
カラミティ・バース以後に別の多元世界である本世界に出現。とはいえ、彼の場合それ以前に本世界に現れた可能性もある。アサキムと互いに知り尽くしたような話を交えるなど物語の核心に一歩迫る人物。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
本作では多元世界を渡り歩く能力を駆使して、ZEUTH勢のいた多元世界から救援を呼び出すなどの活躍をしている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
どういうわけか不動ZENから瞬時に姿を変えるが、基本的にはZENの姿で行動している。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
当初はイベントでのみ登場していたが、第4章で他のメンバーと共にストーリーに参戦。相変わらずの謎めいた言動と神出鬼没っぷりを見せつける。
また、2016年10月の進撃イベント「スパクロフェスティバル」では例の「コスプレ」を披露した・・・どころか、なんとその状態でキョウにキスを迫るという(キョウからすればトラウマものの)行動を取った。ちなみに当初のキョウの相手は女装したティエリアだったが、キョウが拒否したためGENが代役となった……合掌。

人間関係

アポロ
ソーラーアクエリオンエレメントに抜擢。GENはアポロの才能を最初に認めた。
ソフィア・ブラン
茶室で彼と対話する良き茶禅の仲間。終盤ではかつての第三のエレメントだと疑われたこともあった(それは別人だったが)。
リーナ・ルーン
彼の真意を理解している預言者。リーナが寝込んでいる隙に彼女になり済ました時は自らばらすまで誰も気づかなかった。ちなみにこの時のエピソードはZで思いきり再現されている上、専用のグラフィックまで用意された。
アポロニアス
過去生の姿。本編では最後まで語られず、続編にてZENの正体に絡める形で明かされている。
不動ZEN
『EVOL』に登場した際の姿。基本スタンスと性格はまるっきり同じだが服装や趣味はずいぶんと変わっている。

他作品との人間関係

クライン・サンドマン
Z』では親友。互いの真の年齢を考えても、サンドマンが地球に流れ着いた1000年以上前からの知り合いと思われる。なお多元世界誕生前はそれぞれ違う世界の出身なのだが、上述の設定のこともあって特に矛盾はない。
剣鉄也
『Z』では武蔵の死に責任を感じて山篭りしていたところで不動司令と出会い、意気投合したらしい。
風見博士
『Z』の後半に非道に走った彼を咎める。後に彼の裏切りに真っ先に気付く。スカルムーン基地(もしくはサンジェルマン城)での戦いの際は世迷言を言い続ける彼に一喝した。
レントン・サーストン
『Z』では「魂のコスプレイヤー」のエピソードでリーナ・ルーンのコスプレ姿の不動GENにあごを開かせてしまった。
モーリス
『Z』の「魂のコスプレイヤー」でのリーナのコスプレ姿の不動GENを見て泣き出してしまった。
アサキム・ドーウィン
パラダイムシティでの会話において、『Z』世界の不動司令は彼と同じ「罪人」である事が判明する。第2次Z 破界篇にて知り合い、彼を客人としてDIVAのメンバーに紹介する。
ゼロ (コードギアス)
Another Century's Episode:R』では、最終決戦でのとあるセリフから、彼の正体に感づいていた節がある。

名台詞

原作では、「司令の今週の名言」といった感があるほど、毎回意味深な名台詞を吐いていたことでも有名。

「これぞ…創聖合体…!!」
アポロという不可欠の要素を得、アクエリオンが一旦の覚醒を見た際の台詞。『Z』ではDVE。
「闇から生まれる光、宇宙を生み出す創聖の光!」
『Z』ではランド編の時空崩壊時にDVEで収録。
「空を見上げ、地を見渡せ! アクエリオン!」
「無限交差拳」発動時の名言。
「合体は、爆発だ!」
つぐみが初合体に成功した際の名言。元ネタは岡本太郎。
「女は男には、永遠に理解できん」
第12話「琥珀の時」にて。そういうものです。
「友を想わぬ者はディーバには要らん!即刻立ち去れ!」
第13話「一万二千年のラブレター」にて。堕天翅に連れ去られた友であるバロンの命を救いたいが為に基地周辺を守っていた結界を破ってしまったアポロに対し、自分達の都合しか考えず彼を非難するディーバのメンバー達に対し、不動はこの言葉で一喝した。
「二つの魂が一つとなる。それはさらにまた二つに別れて……そして、三つの魂がアクエリオンとなる……」
「人が生まれで決まるなら夢など要らん!! 夢を掴むことで、人は生まれを乗り越えられる! それでこそ人、それでこそ夢!!」
23話「翼、儚く」における不動名言中の名言の一つ。ちなみにこれは本人ではなく、アポロが代わりに言っている。
「両の手を叩き合わせた、その間に何がある?  右手と左手、天翅と人、男と女、陰と陽……。その間に何がある!!」
原作の最終局面で述べた台詞。
なお、『Z』ではこの格言が混沌とした多元世界観の意味を成す。分からない人は最終シナリオまで進めよう。涼やかに納得がいく答えが提示される。
ちなみにOVAではこれに関するエピソードとして、アポロニアスがセリアンと食事を共にした際、右手を食物、左手を自身に例え、合わせることで共に在り続ける「輪廻と感謝」を表していると教えられ、彼は初めて生きることへの感謝と尊さを学んだ、という逸話がある。
「離れていると思うから遠い。距離も時間も、人の心が生み出す幻にすぎぬ」
アポロの「無限拳」習得時の台詞。『Z』のEDでも引用された名言。
「私に挑戦しようとは、一万二千年早いわ!!」
ステージドラマ「不動を探せ!」にてエレメント達に言い放った一言。ただのネタなのか正体の伏線か、結局謎のまま。
しかし…

スパロボシリーズの名台詞

「鉄は熱いうちに打て! 飯は熱いうちに食え!」
ランド編のバザーで納豆を買った時に。元ネタは『W』のトレイラー心得。割と珍しい「他のスパロボネタ」。
「なんの、まだまだヒヨコのようなものです」
「百鬼の挑戦状」にてエレメント達を表して曰く。「飛ぶにはまだ早い」と続けているが、この後シンから「ヒヨコはニワトリの子供だから、成長しても飛べない」と正論で返されて黙り込むハメに。
「ならば、止めてみせろ」
「黒歴史の亡霊…世界が背負った過去の痛みをな」
ZSPDで「進化の為の破壊と再生」の是非についてアポロに問うも、これを断固として拒絶する彼の意志を受け漏らした意味深な台詞。この時点で、XAN-斬-の「真意」を看破していた模様である。
(サムライよ……修羅の道を往くか……)
『スペシャルディスク』最終話「黒い歴史を越えて」より、己が使命に殉じようとするXAN-斬-を見て。
「さて、無事に帰れるかな」
『再世篇』EDにて、元の世界へ帰還するエターナルに唐突に現れての一言。アサキムの言を信じるなら無事に帰れる可能性はほぼないのだが……。実際、『時獄篇』においては帰ることは帰ったが、直後に新世時空震動で世界が融合した(世界が一つになったため「元の世界」という概念自体が無意味になった)。

余談

  • モデルとなったのは、河森監督が今まで出会ってきた「人間の常識(味覚、嗅覚、直感等)を超えた人々」を一つに集合させたもの。