メール・ビーター

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メール・ビーター(Mar Beater)

ビーター・サービス」の経営者シエロ・ビーターの娘。父が行方不明となって以降はランド・トラビスと共にさすらいの修理屋として、彼と父の残したガンレオンと共に父を探す旅をしている。

勝気でお茶目な性格だが、いささか天然な所があり時々ランドからツッコまれている。またランドの婚約者と自称して、彼のことを「ダーリン」と呼んでいる。仕事は営業と会計、それに業務日誌を兼ねた日記を付けること。日記は後にストーリーの重大な部分に絡むことになる。また日記に貼る写真の腕前も上々とのこと。

10歳前後の容姿だが年齢は16歳。これにはある秘密がある。

実は、本編開始以前にブレーカーの攻撃に遭遇した際に負傷、それがもとで程なく死亡したという経緯を持つ。しかしその際、ガンレオンから飛び出した光の球体が融合し、それによって蘇生した。この球体は、後に判明した事実では「傷だらけの獅子のスフィア」であり、同調者であるランドと共にスフィア・リアクターの片割れとなっていたことになる。

それ以来成長が止まっており、実年齢と肉体年齢が合致しないのはこれが理由。……のはずなのだが、完全安定エンドで再登場した時は髪が伸びた以外、全く変わっていなかった。さらに『第2次Z再世篇』でも全く同じ姿であり、どうも単なる発育不良だったらしいことが判明している。

その経緯ゆえにスフィアの力を引き出すことが出来るが、あくまで彼女はスフィアを起動するのみであり、その力をリアクターとして制御できるのはランドのみとなっている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
担当声優の相沢舞氏は今作でスパロボ初参加。暴走気味のランドを引っ張る。兎にも角にもランドの欠点を補っているといえる。ガンレオンのサブパイロット時は精神コマンド熱血覚醒、サブパイロットにしては珍しく特殊スキルSP回復を備えるが、当初は???扱い。従来の???と異なりイベントによる習得では無くレベル50で習得する。パイロット養成システムが導入されてから味方パイロットはレベルアップにより新たなスキルを習得する事が無くなった現在、自力習得は非常に珍しい例。
第1話でブレーカーから購入(?)したカメラで写真を撮りながら毎日日記(ビーター・サービスの業務日誌)を書いており、それが物語の終盤で大きな意味を持つ。
上手くENDポイントを加算させると、グッドエンディングで「あっと驚く」ことになる。一方でセツコ編では一切登場せず、終始行方知れずである。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
TVCMで声の出演をしている。エクストラステージ「シークレット・エピローグ」での彼女は「歳相応」の姿になった後であるが、髪型は『Z』本編のものに戻している。容姿は『Z』本編とは一切変わらず、本編エンディングでのランドの感想が正しかった事を証明している。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ランドと共に加入。ペイン・シャウターの止め演出では、何と「揺れる」。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
登場はしないものの、世界そのものの絶対時間の停止による滅亡「エタニティ・フラット」の現象を、メールに起きた成長停止現象に酷似していることを、旧ZEUTHのメンバーの口から語られている。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
翠の地球へと転移した際にランドとはぐれてしまっており、転移先のとある街で獅子神の巫女として祀られていた。……『第3次Z天獄篇』で登場する神として祀られるロボットの事を考えると微妙にシャレになっていない状況な気がしないでもない。合流後は従来通りサブパイロットとして活躍。
なお、ガンレオンを直接操縦する場面があるが、そちらの腕は下手な様子(メインの操縦席がランドに合わせたままだった事もある)。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
今回もランドと共に加入。
EDでは父親と再会するが、それ以上に彼女自身が待ちわびていた出来事が待っている。

人間関係

ランド・トラビス
「ビーター・サービス」を切り盛りする「ダーリン」。
シエロ・ビーター
実の父親。ある事件で行方不明となる。
アサキム・ドーウィン
ランドとはぐれた時に出会ったメール曰く「白馬の王子様」。
ツィーネ・エスピオ
アサキムの従者。メールは「おっぱいお化け」と呼び、ツィーネは「ツルベタ」と呼ぶ。CMナレーションでは息のあったコンビを組んでいる。
アドヴェント
連獄篇で出会った直後、直感的に彼の達観した印象などがアサキムのようである、と述べる。

版権作品との人間関係

アナ・メダイユ
最初は同い年と思われてしまった。でも仲の良い友人になる。
ストナー
写真の腕を見込まれ、撮影技術を教わった。
ロジャー・スミス
ZSPD』では彼の単独行動が「デート」だと誤解。尾行するも早々にバレてしまい暫く行動を共にするが、そこで彼の人物像をより深く知る事となる。
R・ドロシー・ウェインライト
『ZSPD』では彼女がロジャーに恋愛感情を抱いていると推測し、「おせっかい」を焼く為にロジャーを尾行する。

名(迷)台詞

「ゴーゴーダーリン! レッツラゴー!」
戦闘中に言う台詞。ネタが古すぎる。
「ぺチャのおかげで助かった…」
ダメージを食らった時の台詞で、胸が無いので怪我をしなかったそうだ。
「ダメ! 燃料だってタダじゃないんだから!」
バリアでダメージを0にした際の特殊台詞。何て事のない台詞のようだが、ガンレオンは「傷だらけの獅子」の力を発揮するスフィア搭載機であるのがポイント。メールのこの台詞を裏返すと、燃料は金がかかる=購入できるもの、ということになる。そして、元々ビーター・サービスのいた世界でかつその行動域にあるのはシルエットマシン、オーバーマン、ウォーカーマシン。シルエットマシンとオーバーマンは構造自体が動力なので、消去法で考えると、ガンレオンの動力はガソリンであるということになる……。
「大変動が起きる前には、そこには大金持ちの機械の巨人がたくさんいて…虎や龍、鯉、ツバメと戦っていたって話よ」
ランド編第4話「それぞれの旅、それぞれの事情」より。「巨人」「虎」「龍」「鯉」「ツバメ」と並べてみればわかる通り、プロ野球のセ・リーグの球団が(ベイスターズ以外)揃っている。
なお、Zシリーズ最終作でも野球ネタを別のキャラが振っていた。スタッフの中に野球好きがいるのだろうか?
「ダーリン! 結婚式は乙女の夢! あんな無理矢理婚、叩き潰すわよ!」
ユウナカガリの政略結婚が気に入らなかった一言。
「あ、悪霊退散!はらいたまえ、清めたまえぇぇぇっ!!」
リーナのコスプレした不動GENの姿を見ての叫び。
「パパが嫌なら子供には何て呼ばせるの!? ねえねえ!」
中盤でタルホが妊娠したイベントの後、「パパ」と呼ばれることに戸惑っていたホランドに対して。
「違う…!」
「ダーリンは、そんな小さい事のために戦ってるんじゃない!ダーリンはダーリンだから、ザ・ヒートなんだ!」
終盤でランドを罪の償いの為だけに生きていると指摘したレーベンに対して。
「打倒ぜい肉!ぽっこりお腹にむちむち太もも!」
ZSPD』ビーター・サービス業務日誌第1話「食べたくて合体」より。アウトサイダー組女子一同に起こった「激太り」という最大のピンチを乗り越えるべく、地獄の「ダイエット作戦」に闘志を燃やすが…。
「だって…痩せる時って胸の肉から落ちていくって言うんだもん…」
「つぐみやミチルさんやパーラはいいけど、あたし…これ以上、減ったらマイナスに突入だよ…」
同上。決意も虚しく僅か一日目でダイエット作戦から脱落した理由。この主張に「そいつはいけねえな」と理解を示したのは、巨乳好きの「隼人だった。
「誰が何を言おうと関係ないもん!あたしのダーリンへの想いは本物だよ!」
ロジャーから、メールのランドに対する想いが「親近感」と「愛情」を履き違えた「錯覚」である事を指摘され、声を荒げて反論する…が、コレは己のポリシーを分かり易く解説する為のロジャー流の少々意地悪な「前フリ」であった。
「初めまして、セツコさん。ダーリンがお世話になりました」
「あたしはメール・ビーター。さすらいの修理屋ビーター・サービスの社長代行…」
「ダーリンのフィアンセでもあります」
スペシャルディスクにて初対面したセツコに自己紹介をした時の台詞。
「ガンレオン、完全無視! 略してガン無視!」
第3次Z天獄篇』宇宙ルート第22話「マーズ・コンタクト」にて、尸空に無視された際に。
「作戦!? クロウにそんなのが立てられるの!?」
『第3次Z天獄篇』中央大陸ルート第29話「猛攻のストラウス」にて自らの延び代に悩んでいるランドを救うべく、作戦を持ってきたと語るクロウに対して。

余談

  • キャラデザインを担当した河野さち子氏は、メールの声を演じる相沢舞のラジオでの素の声をイメージしてメールを描き上げたという。ただし、最初は例によって胸が大きかった為、何度もリテイクを喰らったらしい。

メールのノート