「ザ・パワー」の版間の差分

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バイオネットのハイブリット・ヒューマンを生み出し、木星探査艦ジュピロス5のメインコンピューター・'''ユピトス'''に自我を与え、数万年の永き眠りについた[[超竜神]]を復活させ、[[幻竜神]]、[[強龍神]]のシンメトリカルドッキングを可能にした。[[獅子王麗雄]]と[[獅子王絆|絆]]夫妻は肉体の死後、その精神が取り込まれている。また、敵である[[機界31原種]]も[[Zマスター]]の復元に利用。『[[勇者王ガオガイガーFINAL|FINAL]]』最終話では、[[GGG]]は[[天海護]]と[[戒道幾巳]]の二人を[[地球]]に帰還させるために使用した。
 
バイオネットのハイブリット・ヒューマンを生み出し、木星探査艦ジュピロス5のメインコンピューター・'''ユピトス'''に自我を与え、数万年の永き眠りについた[[超竜神]]を復活させ、[[幻竜神]]、[[強龍神]]のシンメトリカルドッキングを可能にした。[[獅子王麗雄]]と[[獅子王絆|絆]]夫妻は肉体の死後、その精神が取り込まれている。また、敵である[[機界31原種]]も[[Zマスター]]の復元に利用。『[[勇者王ガオガイガーFINAL|FINAL]]』最終話では、[[GGG]]は[[天海護]]と[[戒道幾巳]]の二人を[[地球]]に帰還させるために使用した。
  
その一方で、ザ・パワーは無限の力ゆえに制御不能なものであり、[[勇者ロボ]]は戦闘後行動不能に陥り、Zマスターは内部で暴走させられ自己崩壊している。また、強大な力だけに[[国連]]はザ・パワーをエネルギー資源として活用しようと推し進めるが、その力を知る[[大河幸太郎|大河]]たちは反対している。結局、GGGの主力が[[三重連太陽系]]へ行った事で反対が押し切られる形になるが、強引な搾取方法が地球を壊滅させる切っ掛けを作る形になる。とされていたが、後日譚である外伝小説ではGGG不在時にザ・パワーの採取は行われず、地球が大打撃を被った原因は木星から発生した異常電磁場に変更された。
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その一方で、ザ・パワーは無限の力ゆえに制御不能なものであり、[[勇者ロボ]]は戦闘後行動不能に陥り、Zマスターは内部で暴走させられ自己崩壊している。また、強大な力だけに[[国連]]はザ・パワーをエネルギー資源として活用しようと推し進めるが、その力を知る[[大河幸太郎|大河]]たちは反対している。結局、GGGの主力が[[三重連太陽系]]へ行った事で反対が押し切られる形になるが、強引な搾取方法が地球を壊滅させる切っ掛けを作る形になる。とされていたが、後日譚である外伝小説ではGGG不在時にザ・パワーの採取は行われず、地球が大打撃を被った原因は木星から発生した異常電磁場に変更された(この強電磁波もザ・パワーの作用に由来するものである)。
  
 
プロジェクトZにおいては、木星内部に潜んでいたザ・パワーの化身・覇界王が姿を現している。
 
プロジェクトZにおいては、木星内部に潜んでいたザ・パワーの化身・覇界王が姿を現している。
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『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン]]』では、その正体は前宇宙がビッグクランチによって滅んだあと再びビッグバンで今の宇宙が生まれるまで間の全宇宙が収縮した時空間「'''オレンジサイト'''」<ref>正確に言えば、まだ宇宙は誕生していない=時間も空間も存在していないため、空間ですらないのだが、それ以上的確に表現できる言葉もない</ref>に満ちるエネルギー・「'''終焉を超えた誓い(オウス・オーバー・オメガ)'''」、略称「'''トリプルゼロ'''」であり、ガオガイガー本編に登場したザ・パワーは、トリプルゼロの極一部が時空を超えて次元の裂け目から未来の宇宙へ漏れ出したものに過ぎない事が語られている<ref>「FINAL」における、ソール11遊星主が行った暗黒物質の回収がその切っ掛けであったと目される</ref>。トリプルゼロは言うなればザ・パワーの原液とも呼べる超エネルギーであり、ひとつの宇宙を構成することになるエネルギーが凝縮されたものであり、ザ・パワーと比べてさえ桁違い(少なくとも数千倍)のエネルギー総量を持つ。[[獅子王麗雄]]博士の魂に語るところによれば、もしそれが完全に放たれてしまえば、現宇宙は誕生から終焉までの歴史を瞬時にたどることになる(=つまり、現宇宙は一瞬で消滅する)だろうとのことである。異常電磁場も覇界王も木星内部にいたわけではなく、トリプルゼロと共に時空を超えてきた。
 
『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン]]』では、その正体は前宇宙がビッグクランチによって滅んだあと再びビッグバンで今の宇宙が生まれるまで間の全宇宙が収縮した時空間「'''オレンジサイト'''」<ref>正確に言えば、まだ宇宙は誕生していない=時間も空間も存在していないため、空間ですらないのだが、それ以上的確に表現できる言葉もない</ref>に満ちるエネルギー・「'''終焉を超えた誓い(オウス・オーバー・オメガ)'''」、略称「'''トリプルゼロ'''」であり、ガオガイガー本編に登場したザ・パワーは、トリプルゼロの極一部が時空を超えて次元の裂け目から未来の宇宙へ漏れ出したものに過ぎない事が語られている<ref>「FINAL」における、ソール11遊星主が行った暗黒物質の回収がその切っ掛けであったと目される</ref>。トリプルゼロは言うなればザ・パワーの原液とも呼べる超エネルギーであり、ひとつの宇宙を構成することになるエネルギーが凝縮されたものであり、ザ・パワーと比べてさえ桁違い(少なくとも数千倍)のエネルギー総量を持つ。[[獅子王麗雄]]博士の魂に語るところによれば、もしそれが完全に放たれてしまえば、現宇宙は誕生から終焉までの歴史を瞬時にたどることになる(=つまり、現宇宙は一瞬で消滅する)だろうとのことである。異常電磁場も覇界王も木星内部にいたわけではなく、トリプルゼロと共に時空を超えてきた。
 
トリプルゼロには「'''全ての存在を無に帰す'''」という自然の摂理が働いており、トリプルゼロに汚染された存在は「'''覇界の眷属'''」と化し、汚染前の意識を保っているがトリプルゼロの摂理のままに全ての存在を無に帰すために行動する。
 
トリプルゼロには「'''全ての存在を無に帰す'''」という自然の摂理が働いており、トリプルゼロに汚染された存在は「'''覇界の眷属'''」と化し、汚染前の意識を保っているがトリプルゼロの摂理のままに全ての存在を無に帰すために行動する。
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作中ではジェネシックオーラの起源であること、地球に来襲した原種達の行動原理にも影響していたことが示唆されている。
  
 
==登場作品==
 
==登場作品==
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では母星を救うための旅路で見つけるものの、使い方を理解できなかったため助けを求め[[太陽系]]に飛来してきた。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では母星を救うための旅路で見つけるものの、使い方を理解できなかったため助けを求め[[太陽系]]に飛来してきた。
 
;覇界王
 
;覇界王
:木星に眠っていたザ・パワーの化身。[[ジェネシックガオガイガー]]をより凶悪にしたような姿をしている。その正体はトリプルゼロに取り込まれたジェネシックガオガイガーの成れの果て。通称「[[覇界王ジェネシック]]」。
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:木星に現れた悪魔のような異形。[[ジェネシックガオガイガー]]をより凶悪にしたような姿をしている。その正体はトリプルゼロに侵食されたジェネシックガオガイガー。通称「[[覇界王ジェネシック]]」。
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:わずかな次元の綻びから漏れ出るザ・パワーを操作し、6年かけて木星を収縮しブラックホール化させオレンジサイトから現宇宙への進出を図った。
 
;トリプルゼロ
 
;トリプルゼロ
 
:ザ・パワーの源泉とも言える総てを光に還す事象。
 
:ザ・パワーの源泉とも言える総てを光に還す事象。

2021年11月19日 (金) 04:19時点における版

ザ・パワー(The Power)とは、『勇者王ガオガイガー』『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場するエネルギー

概要

木星に存在する時空をも超越した謎の無限エネルギー

1994年に木星探査船ジュピロス1が持ち帰った超エネルギー物質ジュピターXはザ・パワーと同質の力の欠片であった。

三重連太陽系においても滅びの力として知られており、ギャレオリア彗星が同質の力を放っていることも観測されていた。

バイオネットのハイブリット・ヒューマンを生み出し、木星探査艦ジュピロス5のメインコンピューター・ユピトスに自我を与え、数万年の永き眠りについた超竜神を復活させ、幻竜神強龍神のシンメトリカルドッキングを可能にした。獅子王麗雄夫妻は肉体の死後、その精神が取り込まれている。また、敵である機界31原種Zマスターの復元に利用。『FINAL』最終話では、GGG天海護戒道幾巳の二人を地球に帰還させるために使用した。

その一方で、ザ・パワーは無限の力ゆえに制御不能なものであり、勇者ロボは戦闘後行動不能に陥り、Zマスターは内部で暴走させられ自己崩壊している。また、強大な力だけに国連はザ・パワーをエネルギー資源として活用しようと推し進めるが、その力を知る大河たちは反対している。結局、GGGの主力が三重連太陽系へ行った事で反対が押し切られる形になるが、強引な搾取方法が地球を壊滅させる切っ掛けを作る形になる。とされていたが、後日譚である外伝小説ではGGG不在時にザ・パワーの採取は行われず、地球が大打撃を被った原因は木星から発生した異常電磁場に変更された(この強電磁波もザ・パワーの作用に由来するものである)。

プロジェクトZにおいては、木星内部に潜んでいたザ・パワーの化身・覇界王が姿を現している。

覇界王 ガオガイガー対ベターマン』では、その正体は前宇宙がビッグクランチによって滅んだあと再びビッグバンで今の宇宙が生まれるまで間の全宇宙が収縮した時空間「オレンジサイト[1]に満ちるエネルギー・「終焉を超えた誓い(オウス・オーバー・オメガ)」、略称「トリプルゼロ」であり、ガオガイガー本編に登場したザ・パワーは、トリプルゼロの極一部が時空を超えて次元の裂け目から未来の宇宙へ漏れ出したものに過ぎない事が語られている[2]。トリプルゼロは言うなればザ・パワーの原液とも呼べる超エネルギーであり、ひとつの宇宙を構成することになるエネルギーが凝縮されたものであり、ザ・パワーと比べてさえ桁違い(少なくとも数千倍)のエネルギー総量を持つ。獅子王麗雄博士の魂に語るところによれば、もしそれが完全に放たれてしまえば、現宇宙は誕生から終焉までの歴史を瞬時にたどることになる(=つまり、現宇宙は一瞬で消滅する)だろうとのことである。異常電磁場も覇界王も木星内部にいたわけではなく、トリプルゼロと共に時空を超えてきた。 トリプルゼロには「全ての存在を無に帰す」という自然の摂理が働いており、トリプルゼロに汚染された存在は「覇界の眷属」と化し、汚染前の意識を保っているがトリプルゼロの摂理のままに全ての存在を無に帰すために行動する。

作中ではジェネシックオーラの起源であること、地球に来襲した原種達の行動原理にも影響していたことが示唆されている。

登場作品

スーパーロボット大戦シリーズにおいては故人達の意思を伝え、システム的な援護を得られないキャラ達をも奮起させている。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
イデゲッター線ビムラーと同じ無限力の一つという設定。第42話「超勇者黙示録」のラストで、GGG天海護戒道幾巳を地球に帰還させるために使用したのはザ・パワーからゲートに変更されている。後に宇宙怪獣を殲滅するためにこの力を内包した木星ブラックホール爆弾としたことが、最終決戦にて大きな意味を持った。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
第22話「過去からの帰還者」と第25話「木星決戦!超重力の罠」、第26話「勇気ある戦い」のみの特殊能力勇者ロボHPENが毎ターン全回復、気力上限250。また発動時にイベントで気力が上限と同値になり、精神ポイントも全回復(この効果は勇者ロボ以外も受けられる)。
スーパーロボット大戦BX
本格的に登場するより前にも、超竜神によってもたらされたものがオウストラル島の「馬の鞍」に存在し、多数の勢力での奪い合いとなる。
その効果の程は「気力300で固定」。その為気力低下を伴う効果を受けても変動することがない[3]。初のお目見えは味方ではなく、敵として最後の戦いを挑んでくるブルーヴィクターであり、気力300による攻撃力をプレイヤーが味わわされる。後は例によって腕原種戦及びZマスター戦で勇者ロボ軍団がこの恩恵を受ける。
木星に存在するものも様々な勢力によって利用され、本作後半では「ザ・パワーの力で気力200以上になった敵」との戦闘が多々ある。

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
今作では『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』における「聖ワルキューレの火」と同一の存在であるとされている。

関連項目

ゲッター線イデ
第3次α』ではこれらのエネルギーと同じ無限力の一つ。
ELS
BX』では母星を救うための旅路で見つけるものの、使い方を理解できなかったため助けを求め太陽系に飛来してきた。
覇界王
木星に現れた悪魔のような異形。ジェネシックガオガイガーをより凶悪にしたような姿をしている。その正体はトリプルゼロに侵食されたジェネシックガオガイガー。通称「覇界王ジェネシック」。
わずかな次元の綻びから漏れ出るザ・パワーを操作し、6年かけて木星を収縮しブラックホール化させオレンジサイトから現宇宙への進出を図った。
トリプルゼロ
ザ・パワーの源泉とも言える総てを光に還す事象。

脚注

  1. 正確に言えば、まだ宇宙は誕生していない=時間も空間も存在していないため、空間ですらないのだが、それ以上的確に表現できる言葉もない
  2. 「FINAL」における、ソール11遊星主が行った暗黒物質の回収がその切っ掛けであったと目される
  3. 画面上では気力に関係ない効果(「追風」等)を受けたとしても気力が150まで下がる表示が出るが、実際は300のまま。