「アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン」の版間の差分

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(名台詞)
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:軍隊において下士官には軍上層部の機密に対して質問する権利は当然無い。軍の上官たるカリーニンはよくこのような台詞を使うが、宗介の前に敵として立ち塞がった際もこの台詞で質問を許さなかった。上官であり、父であり、師でもあった男はかつての部下を見下ろし冷たく決別を宣言した。
 
:軍隊において下士官には軍上層部の機密に対して質問する権利は当然無い。軍の上官たるカリーニンはよくこのような台詞を使うが、宗介の前に敵として立ち塞がった際もこの台詞で質問を許さなかった。上官であり、父であり、師でもあった男はかつての部下を見下ろし冷たく決別を宣言した。
 
;「<ミスリル>も似たようなものでしょう。かかげるお題目が少々違う程度だ」<br/>サー・マロリー「いかにも裏切り者らしい言葉だな……!」<br/>「正直な感想です。その五人の理念の方が、開き直っている分まだ潔い」
 
;「<ミスリル>も似たようなものでしょう。かかげるお題目が少々違う程度だ」<br/>サー・マロリー「いかにも裏切り者らしい言葉だな……!」<br/>「正直な感想です。その五人の理念の方が、開き直っている分まだ潔い」
:「ずっとスタンド・バイミー」にて、アマルガムの当初の理想が「人類の未来」であった事ををサー・マロリーと共に聞いて。
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:原作最終巻「ずっとスタンド・バイミー」にて、アマルガムの当初の理想が「人類の未来」であった事をサー・マロリーと共に聞いて。
 
;「レナードたちが望んでいたような理想世界などでなくていい」<br/>「まともにしたい 本来あるべき姿にしたい」<br/>「ただ……それだけだったというのに」
 
;「レナードたちが望んでいたような理想世界などでなくていい」<br/>「まともにしたい 本来あるべき姿にしたい」<br/>「ただ……それだけだったというのに」
 
:漫画版『フルメタル・パニック!Σ』第89話にて。彼がミスリルを――宗介を裏切ってまでアマルガムに加担したのは、宗介を平和な日常に帰し、自身も亡き妻子のところに帰る事。ただ、それだけであった。
 
:漫画版『フルメタル・パニック!Σ』第89話にて。彼がミスリルを――宗介を裏切ってまでアマルガムに加担したのは、宗介を平和な日常に帰し、自身も亡き妻子のところに帰る事。ただ、それだけであった。
 
;「おまえにはいろいろ教えたが、前から思っていたことがある」<br/> 「才能が無い」
 
;「おまえにはいろいろ教えたが、前から思っていたことがある」<br/> 「才能が無い」
:最終決戦時、宗介とナイフでの一騎打ちに臨んでの台詞。宗介の生い立ちを知り生来の基質を知るカリーニン、戦うことに適応しなければ生きられなかった宗介を、「羊が狼のふりをしていただけ」と表現した。
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:最終決戦時、宗介とナイフでの一騎打ちに臨んでの台詞。
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;「おまえは狼の群れの中で育った子羊だ」<br/> 「血に飢えることもないし、肉を貪る必要もないのに、狼のふりをしてきた。そうしなければ生きられなかった」<br/>「これほどいびつで、これほど悲しい生き物がどこにいる?」
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:宗介の生い立ちと生来の優しい気質を知るカリーニン。戦うことに適応しなければ生きられなかった彼を、「羊が狼のふりをしていただけ」と評した。
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;「私を…無敵の男だとでも思っていたのか?」<br/> 宗介「親父というのはそういうものだろう!?」<br/> 「どんな親父も…一皮剥けばこんなものだ。気付けばようやく半人前…」
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:レナードに加担した真意を知った宗助から、「あんた程の男があんな女々しい絵空事に乗ったのか」と問われ、微笑みつつ返した台詞。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では[[DVE]]。
 
;「……イキナサイ」
 
;「……イキナサイ」
 
:最期の台詞。かつての部下であり、敵対者となった宗介に最後の最後で「親父」と言われた彼は、彼の亡き母親の遺言を'''日本語で告げて'''息絶えた。その表情はどこか安らかに満ちたようなものであった。
 
:最期の台詞。かつての部下であり、敵対者となった宗介に最後の最後で「親父」と言われた彼は、彼の亡き母親の遺言を'''日本語で告げて'''息絶えた。その表情はどこか安らかに満ちたようなものであった。
:なお、カリーニン自身はこの言葉を'''「行きなさい」'''とも'''「生きなさい」'''ともとれる深い言葉であると実感していた。[[スーパーロボット大戦V|V]]では[[DVE]]。
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:なお、カリーニン自身はこの言葉を'''「行きなさい」'''とも'''「生きなさい」'''ともとれる深い言葉であると実感していた。上記と同じく『V』ではDVE。
  
 
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==

2017年3月26日 (日) 01:06時点における版

アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン
外国語表記 Andrey Sergeivitch Kalinin
登場作品

フルメタル・パニックシリーズ

声優 大塚明夫
デザイン 四季童子
種族 地球人(ロシア人)
性別
身長 190cm近く
所属組織 ソビエト連邦軍 → ミスリルアマルガム
所属部隊 スペツナズ → 西太平洋戦隊
役職 陸戦部隊指揮官 → ミスター・K(カリウム)
軍階級 少佐
コールサイン パース1
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概要

ミスリル西太平洋戦隊で陸戦部隊の指揮を執る。戦術面では小細工や奇策を排したセオリー通りの戦術を行う優秀な指揮官だが、作中では奇抜な状況が連続で発生したためその本領が発揮されたのはずいぶん後になる。

かつてはソ連軍に属していたが、妻の医療事故死で祖国に絶望。さらに上層部が敵対勢力へ謀略を謀ったのを機に離脱する。その後相良宗介と共にガウルンを倒してからミスリルに入る。日本大使館に勤めていたことから日本語も理解可能であり、再会した宗介に彼の本名である「相良宗介」と漢字を当て、日本語を教えた。ただし、軍用語の直訳も多いため、若干肩肘を張ったような言葉遣いになる。

亡き妻が作ったボルシチの味を(化学実験じみた)試行錯誤を繰り返して再現しようとしている一面があったが、その完成品に必要な調味料が「ココアパウダーと味噌ペースト」とどう見てもボルシチに入れるにはおかしいものだった(隠し味的に極少量入れるならば問題は無いが、どう見ても味が隠れていない)。ボルシチというには黒ずんだ色であり、さらに調理にストップウォッチを使用し完成までの時間を測り、タイマーにより一定周期でかき混ぜ、リトマス試験紙でphまでも確認しているが酸性。これを口にしたテッサ「形容しがたい甘みで、未知の味」「あったかいドクター・ペッパー」「死ぬかと思いました」と言わしめ(しかも吐いていたことを匂わす描写がある)、宗介は裏返った声で「先約がある」と断った程の強烈な味であった。カリーニンはコレを何の疑問も無く平らげ、あまつさえ「美味い」と思っている。恐らく、軍務で長期間家を空けているカリーニンへの妻のささやかな嫌がらせとして仕込まれた可能性は高いが、任務で過酷な食生活を送っていた本人はコレを美味しく感じていたようだ。

物語中盤、アマルガムメリダ島総攻撃にて行方不明になっていたが、実はアマルガムの一員に寝返っており、レナードと共に世界の変革を成し遂げようと目論んでいた。最終的に自暴自棄になったレナードを殺害、自身も脱出時のヘリの墜落で重傷を負い、宗介と対峙するも彼に看取られて息を引き取った。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
アニメ版のフル再現のため、再現シナリオでの出番は多い。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
原作小説版の展開が再現され、ミスリルを裏切りアマルガムにつく。
今作ではヘリの墜落ではなく、自身のかつての部下であるZ-BLUE陸戦部隊との戦闘により致命傷を負っている(なお、戦闘後にZ-BLUE陸戦部隊側にも複数の戦死者が出ていることが示唆されている)。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
トゥアハー・デ・ダナンのサブパイロット。ただし乗っていないことも多く、スポット参戦なのもあって使える機会はほとんどない。
スーパーロボット大戦W
Jと概ね同じ。なお、エンターブレインの攻略本掲載のパイロットデータでは「次辺りはミスタ・Kとして登場か?」と思いっきり原作のネタバレをされている(後に天獄篇で実現)。

単独作品

スーパーロボット大戦V
大塚明夫氏が別口で新録したせいか声が入った。中断メッセージでは例のボルシチを振舞い、プレイヤーに食べさせようとする。
今作では原作と違い、当初からアマルガムのスパイとして行動している。宗介との対決の末に息を引き取るのは原作通りだが、レナードよりも先に死亡しており彼に致命傷を負わすのは別の人間が担っている。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

JW
偵察集中不屈熱血かく乱友情

人間関係

イリーナ
亡き妻。生前はピアニストだったため、西側に潜入するために彼女のコンサートを利用することもあった。妊娠していたが担当医が酒に酔った状態であったため医療事故により母子共々死亡する。これにより祖国に絶望した彼はソ連軍を離反する。
相良宗介
最初は航空機事故で、次は戦場で敵として出会い、そして共闘する内に親子のような関係を築く(その割には名字や肩書で呼ぶ硬い間柄だったが、これはお互いの性格に由来する)。また、彼を養子として引き取り、妻と子と4人で暮らそうとしていた。
一旦別れ別れになった後ミスリルで再会したが、後に敵対する事に。
セイナ
彼女の恩師に似ているらしく、興味を持たれる。
セルゲイ・ハバロフ
「極北からの声」にて登場。K-244の艦長。彼とは同郷出身という事もあってか気安く話し合っていた。カリーニン曰く「将校としての気構えは彼から学んだ面がある」との事。
ガウルン
アフガニスタン以来からの因縁。
レナード・テスタロッサ
彼の「世界変革」の思想に共感しミスリルを裏切るも、最終的に自暴自棄になった彼を射殺する。

名台詞

「君の師――武知征爾は君の中にしかいない。君のふるまいが、彼の真実を決定する。それだけのことだ」
捕虜としてセイナと対面、その際にA21の事情を聞いて。この言葉を聞いた彼女は彼を「聖職者のようだ」と評する。
「君には知る必要はない」
軍隊において下士官には軍上層部の機密に対して質問する権利は当然無い。軍の上官たるカリーニンはよくこのような台詞を使うが、宗介の前に敵として立ち塞がった際もこの台詞で質問を許さなかった。上官であり、父であり、師でもあった男はかつての部下を見下ろし冷たく決別を宣言した。
「<ミスリル>も似たようなものでしょう。かかげるお題目が少々違う程度だ」
サー・マロリー「いかにも裏切り者らしい言葉だな……!」
「正直な感想です。その五人の理念の方が、開き直っている分まだ潔い」
原作最終巻「ずっとスタンド・バイミー」にて、アマルガムの当初の理想が「人類の未来」であった事をサー・マロリーと共に聞いて。
「レナードたちが望んでいたような理想世界などでなくていい」
「まともにしたい 本来あるべき姿にしたい」
「ただ……それだけだったというのに」
漫画版『フルメタル・パニック!Σ』第89話にて。彼がミスリルを――宗介を裏切ってまでアマルガムに加担したのは、宗介を平和な日常に帰し、自身も亡き妻子のところに帰る事。ただ、それだけであった。
「おまえにはいろいろ教えたが、前から思っていたことがある」
「才能が無い」
最終決戦時、宗介とナイフでの一騎打ちに臨んでの台詞。
「おまえは狼の群れの中で育った子羊だ」
「血に飢えることもないし、肉を貪る必要もないのに、狼のふりをしてきた。そうしなければ生きられなかった」
「これほどいびつで、これほど悲しい生き物がどこにいる?」
宗介の生い立ちと生来の優しい気質を知るカリーニン。戦うことに適応しなければ生きられなかった彼を、「羊が狼のふりをしていただけ」と評した。
「私を…無敵の男だとでも思っていたのか?」
宗介「親父というのはそういうものだろう!?」
「どんな親父も…一皮剥けばこんなものだ。気付けばようやく半人前…」
レナードに加担した真意を知った宗助から、「あんた程の男があんな女々しい絵空事に乗ったのか」と問われ、微笑みつつ返した台詞。『V』ではDVE
「……イキナサイ」
最期の台詞。かつての部下であり、敵対者となった宗介に最後の最後で「親父」と言われた彼は、彼の亡き母親の遺言を日本語で告げて息絶えた。その表情はどこか安らかに満ちたようなものであった。
なお、カリーニン自身はこの言葉を「行きなさい」とも「生きなさい」ともとれる深い言葉であると実感していた。上記と同じく『V』ではDVE。

迷台詞

「ココアパウダーと味噌ペーストです」
「はい、ですがボルシチにココアと味噌はかかせません」
「わりとヒマな戦隊長の一日」にて、亡き妻の思い出のボルシチを再現している時にテッサに告げた台詞。カリーニンは出来上がった物を食べて満足していたが、テッサは悶絶した。

スパロボシリーズの名台詞

「クマです。これは断言しても構いません」
Wにてボン太くんを見て。マデューカスとクマかネズミかで言い争いになった際の台詞がこれ。
「歪んだ世界……か」
第3次Z時獄篇第20話「走るワン・ナイト・スタンド」エンドデモにて。何気ない台詞と捉えがちだが、原作読者からすればまさしく「嫌な予感しかしない」類のものである。
「……それでは根本的な解決にならない」
第3次Z天獄篇第15話デモにて。やはり嫌な予感しかしないものだが、どこかで聞いたような言い回しである

搭乗機体・関連機体

トゥアハー・デ・ダナン